ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

マルタ島には砂はなかった!

2006年06月04日 | サッカー
いつ頃だっかもやは定かではないけど、私が高校生か大学生の頃で、今を去ることウン十年前に「マルタ島の砂」という曲が流行ったことがあった。演奏はハーブ・アルパート(Herb Alpert)とティファナ・ブラスでしたっけ?トランペットの軽快なメロディが耳に心地よくてよくラジオからも流れていたっけ。

で、この曲に乗せられて「マルタ島ってどんなところ?」と、興味津々で行って見たのは、かれこれ15年くらい前か・・。こんな曲が出来るくらいだから、さぞかし、白い砂浜があるきれいでロマンチックな島だろう・・と思っていたら、な~~んと!マルタ島に砂はなかった!!

ビーチに砂はなく、ほとんど岩場ばかりの島だった。白い砂浜に寝そべって本でも読んでゴロゴロするという休暇計画じゃなくって本当に良かった。マルタ島では2週間過ごしたのだけど、ビーチでトドになってゴロゴロするだけではあまりに芸がないので、私は、2週間だけ午前中は英語学校の授業に出るという語学休暇にしたのだった。マルタ島はその昔、イギリス領だったこともあり、一応英語が公用語になっているのだった、イギリス本国に比べるとかなり訛ってはいたけれど。

日頃ほとんどドイツ語しか使ってないんでたまに英語をしゃべりつつ復習しつつ、暑いアイランド・ライフもいいもんだった。これで白い砂浜があれば言うことなかったんだけどね。しかし、午後の日差しは激しかった。何しろシチリア島より南にあるんだもんね。暑いのなんのって・・! あ~あ、今となってはあの厳しい暑さがなつかしい。なつかしいよ~~。

一体今年のドイツの天気はどうなってるんだい、全く!
今朝もウォーキングに行って来たけど寒いのよ。手袋でもしていけばよかったってくらいの寒さ。 マルタ島のチームにはこの寒さはきついかもね・・。

午前10時を過ぎて少~し、お日様が出たり入ったりしてきたが・・、あと5日で本番だっちゅうのに、この天気はひどすぎる。

ひどいと言えば、本日のマルタ島との親善試合、聞くところによると日本サッカー協会がマルタ島チームとその関係者の総費用丸抱えで、日本との試合のためにここまで招待しているらしい。 そこまでしないと日本と試合してくれる相手国が見つからなかったわけ? 日本チームが見くびられているのか、日本サッカー協会に交渉能力、外交力がなにのか・・。「金払ってお願いだから相手になって下さい。」とまでしないとだめなわけ・・情けないったりゃありゃあしない。

そう言えば、ドイツのクリンスマン監督も先日の試合の前後に「本当は日本とは試合なんてしたくなかったんだけど(つまり、もっと強いチームとしたかったと匂わせて・・)、日本がどうしてもしたいというので断れなかった。」などと抜かしておったな。 他チームからお願いだから相手になってと言われるように試合で実力示して実績作るっきゃないんでしょうけど・・。

・・・と、ここまで書いて日本対マルタ戦を観戦に行き帰ってきたところ。

なあ~~んと、まるでこの試合に合わせたように天気が良くなり、20度くらいには上がったようだ。



寒いだろうと厚着をしてたらこの陽気。その上私の席は日向側だったこともあり、あまりの暑さで熱射病になるかと思ったわ。おまけに、キレのない全くおもしろくない試合運びだったもんで途中で眠くなってしまったわ。格下だなどと馬鹿にしてる場合じゃない。こんな試合内容で本番は大丈夫なんだろうか、ちょっと心配。

日本側にも何度かチャンスがあったけど、どいつもこいつもシュートの精度が悪すぎる。もっと真面目にやれ~~!
本日の唯一の収穫?は主審判が結構イケテいて格好よかったことぐらい(笑)。

スタジアムの外では日本の「サムライブルー2006」の旗を被ったドイツ人の若いのが集団で騒いでたけど、これってどこかのテレビ局のヤラセか?「日本を応援するドイツ人たち」なんてキャプションで放送するんだろうか?