ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

たけのこご飯

2011年05月22日 | ごはん
今日はたけのこご飯。
季節は初夏となりちょっと遅い春の味覚だけど、作ってみました。



実は、先日の筑前煮を作ったときにたけのこの瓶詰めを開けたので、いつまでも冷蔵庫に保管しとくわけにもいかず、使おうと思ったわけ。

このたけのこは京都西山産のもの。
ここで育った私は、幼い頃から春先になると毎年連日山ほど筍料理を食べてました。
筍ご飯に若竹煮、若竹汁、木の芽和え、それから筍のおつくり。
筍がおいしいってあたり前だと思っていたけど、そりゃあ、日本一とも称される西山の筍だもの。
美味しいに決まってました。

で、この瓶詰めは、両親の代から懇意にしていただいている大枝の農園のもの。
大切に取っといたものをこの前開けたから早く食べたいんだけど、普通に炒め物とかひじき煮とかに使っちゃうのはもったいなくて。
だから、たけのこご飯にしてみました。

細かく刻んだたけのこと、細く切ったお揚げ。
お揚げは京都「とようけや」さんのもの。
なんで横浜で「とようけや」?・・・実は、近所の阪急百貨店では毎週末限定で棚に並ぶんです。
このお揚げがあるだけで、めっちゃおいしくなります。

お米は洗ってざるに上げしばらく吸水させ、水加減はお水と同量。
お酒と薄口醤油はお米1合につき大さじ1杯の割合、比率は同量。お塩をひとつまみ。
昆布はキッチンバサミでちょきちょき細かくして入れてしまいます。
こうすると、ほんのちょっとの量で済むし、炊き上がったあと「これどうするの~」ということにもならず、全部食べてしまえます。
もちろん、ときおり黒いものがご飯に混じりますが。
家で食べるご飯だもの。気にしない気にしない!!


さて、いいにおいが漂って炊き上がりました。
あー、やっぱりおいしい。


でも、でも、何かがちがう。

何か物足りないのです。
おいしいけど、あの、ゆがいて炊き込んだときのちょっとアクが舌に触る感じがしない。
それに気持ちも楽しさが何か足りない。
筍をゆがくのは気持ちに余裕がないとできないし、むいた大量の皮とぬかの混じったゆがき汁であとが結構めんどくさい。
でも、あの香りの中で調理しいただく筍料理は、作っていてそれだけでごちそうと思えるものだと思います。

それと、もうひとつ。
「春は苦味を盛れ」というように、筍をはじめえぐみやアクのある山菜類は、冬の間にたまった老廃物を出してくれるもの。
でも、季節は初夏、もう梅雨入りしたところもあるようす。
春のその時期に食べるのと今とでは体の受け入れ方もちがい、おいしさの感じ方もちがうのでしょう。

やはり、旬を大切にしながら食べることの大切さを感じた、今日のごはんでした。

娘に話したら、「そうだね。おいしいけど、あっさりしてた」
その通り。やっぱりあの独特の風味がないと物足りないね。


ところで、ご飯の上にのせた山椒の葉。
今年はいつもより遅めで山椒の実が出だして、葉はもう売ってないと思っていたら、ららぽーとのこだわりやさんにありました。
1パック、なんと90円!!
えらい安いなーと買ってたので、のせてみましたが、これも香りがいまいち・・・。
やっぱ、新芽でないと香りは薄いんですね。
まあ写真を撮るにはいいんだけど、お店ならまだしも、家ではなんだかとってつけたよう。
うーん、1パックもあるけど、どうしようかな・・・と今悩んでいるところです。




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