浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

文明崩壊

2006-01-28 16:57:01 | 読書
ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊-滅亡と存続の命運を分けるもの」のレビューをアップしました。環境問題は原因と結果の因果関係には長い文脈がある。それ故その内容に関する部分はやや読みにくくなりがちではあったが、前著「銃・病原菌・鉄」以上に示唆に富んだ内容になっていました。是非手にされる事をお勧めします。
http://members.jcom.home.ne.jp/y-yseki2002/dokusho2005-4.htm#ジャレド・ダイアモンド

本書の中で、何故石油産業は環境に対する配慮が行き届いているのに同じ様に地下資源にたよる鉱業はそうならなかったのかというくだりと、今日ニュースで流れているライブドア事件で、堀江貴文と一緒に踊ったテレビのマスコミに対して「何故同じメディアなのにテレビ放送は反省がないか」という問題は、相同であると感じた。

それはテレビ番組に金を払っているのが企業だから、テレビ番組の作り手としては、一般市民は関係なくて、企業に都合の良いものを作っているからなのだ。

口あけてぼさっとテレビを観ている連中が将来どうなろうと、知ったこっちゃない訳だ。そもそも反省する必要など感じている訳ないのだ。

反省するのは企業から文句を言われたり、逃げられそうになった時だけだ。彼らに反省させるには、一般市民がくだらない番組のスポンサーになって金を出している企業の商品・サービスを受けない・買わないようにする事が一番だという事だ。

文明が崩壊しないためにも、その番組のスポンサーが誰なのか。今後はもっと気を付けて見て行きたいと思った次第だ。特にあの下品な古館の番組は忘れんぞ。

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2 コメント

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これは、おいらもそのうち読もうと (Guarby)
2006-01-28 22:01:43
思ってました。
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Unknown (yooou)
2006-01-29 07:40:07
人類として、崩壊しない・破綻しないかもね。という意味で、読んでおいて「損は無い」本ですぞ。そしてしかも非常に面白いのよ。読んでみてくだされ。
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