横浜映画サークル

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映画『凶悪』残虐性シリーズ(その4-27)尼崎監禁殺人(15)猪俣家2/2

2016-07-09 22:56:27 | 映画凶悪・戦争のサイコパス残虐性シリーズ

(その4-26)の続き。

(ⅲ)I家の人は葬儀後約1ヵ月真白後期になった。

I家の人が言われるままに賃貸マンションへ移ったのは、I家母宅での約1か月で真白後期になったことを示している。真白後期ではサイコパスの言うことに逆らわない。

*7情報元朝日12/11/29朝刊、朝日12/10/21朝刊、神戸新聞2012/11/10夕刊:「家族会議」の様子は次の通り。

(ⅳ)尼崎賃貸マンションの監禁の様子:I家の人は疑似サイコパス前期へ移行していく。

現場にいたI家甥によるとは「謝罪はどうするんや」など「議題」を示しては話し合いを迫った。「問題が解決するまで、ここにおれ」と何日も帰さない。車座になっての会議は連日未明まで続き、休んだり、居眠りしたりすると、が激高。議論が行き詰まると、「誰が悪いんや」と怒り、「悪者」を決めさせて「お前が悪い」と激しい口調で罵倒した【最下位の犠牲者を作り虐待を集中する。いじめ集団が最も弱いものを集中していじめるのと類似】。味方になる人はほめそやし、逆に刃向かうと徹底的に攻撃した【逆らうものと逆らわないものを序列化し、サイコパスまんじゅうの階層構造ができ始める。川村家と同様「話し合いが必要や」は「家族会議が必要や」との表現が変わり、「家族会議」は、虐待される下層と虐待から逃れる上層とに分化する。他者の悪口を言うものが虐待を逃れるサイコ告げ口システムも形成され、家族会議サイコパスまんじゅうそのものになる。I家の人はを「姉さん」と呼んでご機嫌を取ったは、最初はサイコ3大手法(サイコ強弁、長時間拘束、眠らさない)を使いI家の人を屈服させた。屈服させた後はさらに暴力、水や食べ物を与えない、長時間正座や直立不動、トイレに行かせない、風呂に入らせないなど、生存欲求の破壊を強めた。例13の松永同様に、食事、トイレ、外出、風呂などをの許可制にした。心の交流を破壊されるためI家の人は社会との関わりが一切なくなっている虐待のすべてが健常者のサイコパス化をもたらす

*8:高知の親族の話:京都八幡市のI家4男宅に高知の親族が呼ばれると、I家4男家族や鉄工所関係者やと暴力団風の男たちが集まっており、「家族会議」が行われた。が「鉄工所の経営が危ない。金が必要」と切り出した。「どないするんや」と怒鳴るなど執拗に金を要求。壁には借金額と金融機関名を書いた表が貼ってあった。高知親族に「この子(4男家族)らを助ける気があるのか。金を工面しろ」とすごんだ。2日間監禁。高知親族が、事前に電話で金が必要と聞いて用意していた現金100万円をその場でに渡した。〔情報元神戸新聞12/10/25夕刊、毎日12/10/28朝刊〕

*9:高知親族は京都八幡市から高知へ帰るときに一緒にI家4男一家を連れ出した。すぐにら数人も高知に押しかけてきて約2週間居座った。口答えした女性が丸刈りに。貯金などで2百数十万円を作りI家4男一家を引き取ることを条件に渡したが、はI家4男の3男徹也(16歳)を「自分の養子にする」と言い出した上、I家4男一家を連れて高知から姿を消した。その後も数回にわたり生命保険を解約するなどして計千数百万円を取られた〔神戸新聞12/10/25夕刊〕。I家4男一家はの賃貸マンションに以前と同様に監禁状態へ。

*10情報元朝日12/10/21朝刊

*11情報元読売2012/10/18朝刊:葬儀から4か月後(98/6月頃)

*12:情報元毎日12/11/6朝刊。【自宅売却のため住民票を移した。映画『凶悪』原作の三上静男が犠牲者の自宅を奪い取るときに、まず自分の事務所などに住まわせ、次に住所籍を移させ、その後売却するのと同じ手法】

*13情報元日経12/11/13、神戸新聞2012/11/4朝刊

*14情報元神戸新聞12/10/27朝刊:I家長男の息子(24歳)が恋人宅へ押しかけた様子は真白後期をよく示している。

(ⅴ)I長男息子真白後期:自分を失った状態がよくわかる。偏桃体が機能停止すると自分を失う

「I家長男息子(24歳)は、何度も恋人宅を訪れた。家族が不在を告げると家の前に一日中座り込んで動かない。『(恋人をのもとへ)連れて帰らないと、僕が困るんです』。ただその言葉を繰り返すばかりで、時折、携帯電話が鳴ると、電話口で指示された通りに動いた。恋人は『人格から顔つきまですべて変わってしまった。ショックだった。洗脳されて完全にロボットだった』と話す。夜になると、暴力団のような男たちがやってきて周辺を大声で騒いで歩き回った。家族の通報で駆けつけた警察官には『おなかには子どもがいる。別れさせるわけにはいかないから、話をさせてほしい』とうその説明をした。男たちは恋人の父親の職場にも来た。恋人の勤め先にも不審な電話がかかってくる。恋人の家族はたちの影におびえる。恋人は仕事を辞め、自宅から遠く離れた場所に逃れ、生存。『私ももう少しで取り込まれるところだった。仕事も大切な人も失ってしまった。もう彼を救えない』と話した」〔神戸新聞12/10/27朝刊12/11/21朝刊【I家長男息子はサイコパス化した親族により集合住宅の部屋から飛び降りさせられ死亡99/2月。I家長男息子は偏桃体機能停止で死ぬことが怖くない状態になっていた】

*15情報元神戸新聞12/10/27朝刊:【I家長男息子(24歳)との賃貸マンションの橋本兄弟がいた部屋に他の親族とともに押し込められ監禁状態になった】

*16:情報元日経12/11/13:I家長男は彦根市の勤め先自動車部品製造会社に退職金の前借りを頼んだが会社に断られる。その直後に自宅・土地売却。転居の際、が数人の男に指図しテレビなど家財をトラックで運び出す姿が近所に目撃されている。I家長男息子も彦根市内の別の会社に勤務していたが、同じころに退職。退職金に取られたと考えられる。

*17情報元日経12/11/13:I家3男退職金の前借りを会社に申し出て断られ、まもなく逃走。逃走レベル3。会社に数人の男が所在の確認に訪れ、「いないのか」とわめき散らした。後にI家3男は捕まり退職金を取られたと考えられる

*18情報元神戸新聞2012/11/10夕刊:98/6月、I家4男が京都自宅の近所に引っ越しを告げた。知人は「やつれて元気がなく、何かあったのかと思った」と振り返る。

*19情報元神戸新聞2012/11/4朝刊

*20情報元神戸新聞2012/11/4朝刊、神戸新聞2012/11/10夕刊、朝日12/11/29朝刊がI家のすべて(3組)を離婚させたが、その理由は下記。

(ⅵ)離婚させるの理由:逆転愛情欲求がよく表れている。

 「いちゃつきやがって。気持ちが悪い〔朝日12/11/29朝刊〕これが理由である(カラ理由)。この同じ言葉を複数の夫婦に使い責め立てて「あんたらは別れろ」(サイコ強弁)と次々離婚させた。【サイコ強弁はカラ理由(中身のない表面的な理由)に虐待の強制力が付いたもの】【互いに支えあう人の心をサイコパスは「気持ちが悪い」と感じるとともに、強い破壊衝動(逆転愛情欲求)が生じる】川村家の川村夫妻を離婚させる時も「お前には、あの女が合わない」とのカラ理由で離婚させた。

*21:情報元未確認 

*22情報元神戸新聞2012/11/4朝刊がI家内部やと養子縁組をさせる理由は下記の通り。

()養子縁組をさせるの理由:逆転愛情欲求がどういうものか分かる。

I家甥の話「が『あんたらは別れて、あんたはこっちの養子になれ』と言い、親族たちは言われる通りにした。」

養子縁組に理由はない。の逆転愛情欲求の衝動だけがある。理由があるとすればこの衝動が理由である。【人間関係を破壊するだけでなく、支え合う愛情のない、心の交流がない関係を作ることにまんじゅうサイコパスの特徴がある。子供を奪い、離婚させるだけでなく、養子縁組をし、形だけの結婚をさせる。支え合う愛情のないロボットの関係を作ること。すなわち人間関係ぐちゃぐちゃな関係に作り替えることにの激しい衝動がある。ぐちゃぐちゃにした後は順次虐殺して、逆転生存欲求を満足させる】

弁護人の一人は「子供の頃に持てなかった『本当の家族』を作ろうとしたのではないか」〔毎日2012/11/29朝刊と健常者が自分の延長上での行為を何とか理解しようとして誤るサイコパスは健常者の延長上には居ないということを理解しないと、この弁護士のように、誤った見方になる。は『本当の家族』ではなく『サイコパスの集団』『サイコパスまんじゅう』を作り、その中で逆転欲求満足を追求している。

()徹也を改名させるの理由:逆転愛情欲求そのもの。

三2回:弁護人「養子縁組で名前も変えられた。理由は」徹也()「に『親からもらった名前を捨てろ』と言われました」【親からもらった名前だから捨てろ、これ以外に理由はない。すなわち親との心の交流を破壊することに主要な理由がある。逆転愛情欲求そのもの。の子の優太郎と似た健太郎に改名して2人を俳優にするとが話していたが、これはカラ理由。後には2人には角田家のためにいつか死んでくれと話している。これがサイコパスの本音、欲求】

*23情報元週刊朝日 2013年5月24日号:I家は監禁から抜け出し兵庫県警甲子園署に計3回駆け込んでは窮状を訴えたが、「事故か、事件か」「事件になるまで介入できない」「民事不介入や」と突き放された。【谷本まり子が免許センターでに捕まった時に友人が警察に駆け込んで救出を求めた時の警察対応と同じ】。I家「最初はとの関係に始まり、これまでのことを2~3時間かけて説明しました。しかし相手の警察官はシラけた様子。諦めて帰る前に、今日私が来てこういう話をしたことだけは記録しておいてくれと言うと、その警察官は『わかった』と答えました」。2カ月ほど後再び訪れると、前回の記録は残っておらずまたイチから説明を繰り返し、警察の対応に嘆いた。「その時も私に話をさせるだけさせて、諦めて帰るのを待っているような感じでした。案の定、『親族間の争いごとについては民事不介入やから』と断られ、私は1回目と同じく、今日のことは記録に残しておいてほしいと言い置きました」が、その願いも空振り。3度目も、またまたイチから説明することになった。「話しながら、これはあかんやろうなと思いました。私はヤケクソな気分になり、帰り際に警察官に、『困ってる人間の話であんたらが出動するためには、事件化せなあかんねんな。ほな、事件にしたるわ』と捨てゼリフを吐いて甲子園署を後にしました」【この警察の対応の問題は後の谷本家の谷本明が血だらけになり、耳がちぎれかかって警察に駆け込んだ時にも「民事不介入」で警察は動かなかった時のことと合わせてまとめて検討する。の警察駆け込みは、逃走レベル3に相当。はその後父を虐待するなど行っており疑似サイコパス前期に至ってしまった】

*24情報元読売2012/10/18朝刊、朝日12/11/29朝刊は監禁部屋をが住む尼崎の賃貸マンションからI家の住む西宮集合住宅の2部屋へ移した。監禁人数がI家の子供たちが加わり多くなり2部屋になっている。は橋本久芳殺害の時のように自分は離れたところにいて手を出さずに、サイコパス化した人に「遠在の空気』」で実行させるが、ここでもが不在の状態で3人が殺されたと推察できる。は尼崎の自宅から西宮の監禁部屋に通った。監禁の様子は次の通り。

(ⅸ)西宮集合住宅の監禁の様子:I家の人は疑似サイコパス後期へ移行していき、殺人を実行した。

読売2012/10/18朝刊:現場にいたI家の話:「言いつけに従わない」などと因縁をつけては全員で車座になり、親族が親族の一人を責め立てた。は見ているだけで決して暴行に加わらない。が「私がこんなに頭にきてんのに、あんたらは何もせんのか」という言葉を合図に、親族が対象の親族一人に対し殴る蹴るの集団暴行が始まった。【暴行の理由は川村家の親族間の暴行のように、飴を食べたなど、なんでも理由にする。理由そのものに意味はなく「因縁」の類】。I家も父がに口答えすると、父に暴力を振るった。かつ、も標的にされた。【は、憎しみ合い、虐待し合い、ぐちゃぐちゃな関係になることを見て、逆転愛情欲求の逆転快ドーパミンを味わっている】。「悪口を言っていた」と告げ口する者は優遇された。【サイコ告げ口システムが西宮でも形成されサイコパスまんじゅうの階層構造が強固に確立

神戸新聞12/10/25夕刊:I家4男妻の話:家族間で暴力を強要され「(ほかの家族の)息子や娘が親を殴る姿を見せられると、怖くて逃げられない」「取りまきに殴られてつらい」と高知親族に電話している。

子が親を虐待するだけでなく、親が子を虐待する。I家4男息子(徹也後の)は母から虐待された。2回公判の証言:弁護人「突然暴力を振るうようになった人もいた」「母です。突然部屋に連れて行かれ、理由なく殴られました母から殴られたり、耳を引っ張られたり横にいて『もっと殴れ』『思い切り引っ張れ』とか言っていました」【耳は血が出てちぎれ始まるまで引っ張る。母のこの段階はそばにがいるので、疑似サイコパス前期である、この後母は逃走した。逃走レベル4】

朝日2012/11/29朝刊:徹也の6歳年上の明るい野球少年だった兄は暴力をふるうよう指示され、親族の男性を殴ってあごを骨折させた。この指示を出したのは親族の可能性がある【指示があるので兄は疑似サイコパス前期。この兄もレベル4の逃走をした。

I家の人は疑似サイコパス後期に至ったは尼崎の賃貸マンションに住んでおり、通って西宮集合住宅の監禁部屋に来る。【がいない時でも虐待が起こっており、自律傍系サイコパスまんじゅうが形成されていた。I家長男息子24歳はがいないところでも虐待を受けていた。I家に疑似サイコパス後期の虐待を自律的に行うまでに至った人がいる。最後まで西宮集合住宅にいたI家次男3男疑似サイコパス後期に至った可能性が大。I家母の虐殺やI家長男息子飛降り強要や高知一家の息子の自殺強要に直接かかわった可能性がある。この2人のマスコミ報道はほとんどなく、呪縛解放に問題を生じた可能性がある】。妻子を連れて逃走したI家は「あのままなら誰かを殺すか、自分が殺されていた〔読売2012/10/18朝刊と話した。I家甥はレベル4の逃走。

西宮集合住宅からの逃走:I家の大半が逃走を試みたが、残った親族が連れ戻した〔読売2012/10/18朝刊〕【連れ戻す中心になったのは疑似サイコパス後期になったI家次男3男ではないかと推察する。I家が集団窃盗を警察に話し、が逮捕される頃に逃走したI家4男一家やI家長男は連れ戻されることがなく、2012現在でも行方不明となった。これらは逃走レベル4。

*25情報元毎日12/11/6朝刊:〔健2回証言〕:親族に「お前死ねんのか」と責め立てられ飛び降り死亡。は、直接にはタッチしない。診断上は病死【飛び降りた人がなぜ病死の診断になっているのかは不明、警察が事件化できずに無理に病気を作り上げた可能性がある。実態は橋本久芳を沖縄万座毛で飛び降りさせたのと同様、の「遠在の空気』】で親族が実行したと考えられ、本来、久芳と類似の殺人罪が成立する】

*26情報元朝日12/11/29朝刊、神戸12/11/4朝刊、神戸12/11/10夕刊、毎日12/11/6朝刊:I家次男の長女は02年に養子縁組を解消した。解消の経緯は情報がないが、の中学卒業をめぐり校長に退職届を出させた時期と李正則(マサ)の家族を破壊した(マサを離婚させ、子供から切り離した)時期で、の興味がI家から離れていたために解消が可能だったと推測できる。一方I家4男3男徹也は両親や兄が逃走し、引き取る動きをする人がいないために解消の条件はあったが養子縁組を継続した可能性がある。

()養子縁組のの目的:I家甥は目的を「祖父母の年金や父母の保険金と思った」と健常者の延長上で一面的な判断をしている。まんじゅうサイコパスが金品を奪う寄生的生活表面的な目的本質は「相手が困る精神的な虐待の逆転快ドーパミン」にある。そのことは金品を奪いつくした後の虐待ではっきりする。本シリーズ(その4-17)「(H)は橋本久芳を自ら飛び降りさせる:太平洋戦争の特攻に酷似」参照。逆転快ドーパミンについては本シリーズ(その4-3)「4)(a)サイコパスの「痛み」が快感になるメカニズム」参照。

*27情報元神戸新聞2012/11/22朝刊、神戸新聞12/11/4朝刊:I家母の死は「暴行の跡はない」「病死の診断」と捜査関係者。【実態はの「遠在の空気』」により親族が実行した虐待死に違いない。川村家親族が母和子を殺したように】

*28情報元週刊朝日2013年5月24日号:I家の話「監禁されていたA【高知一家の息子(20代)と思われる】の目つきが尋常でなかったので、妻子を連れてその日のうちに団地から逃げ出し、兵庫県内のある街に潜伏しました」

*29情報元週刊朝日2013年5月24日号:警察はA【高知一家の息子(20代)と思われる】を自殺と判断。【筆者はI家長男息子やI家母と同様に親族に殺されたと推測する】

(ⅺ)自殺と病死に係わるサイコパス:警察はAを自殺と判断した。自殺者は全国で毎年3万人以上(2005:3万2552人:警察庁統計)いる。筆者は自殺者数半数以上サイコパスが何らかの係わりを持つと思う。正常な人間はどんなに苦しい現実があっても周りに支える人がいれば自殺することはなく人生を全うする。問題は周りにサイコパスがいるときである。また、I家長男息子やI家母は病死と扱われたが、病死と扱われる場合も割合は少ないであろうがサイコパスが係わっている可能性がある。映画『凶悪』原作のカーテン屋ははじめ警察は病死としたが、後藤良次の告発でサイコパス三上静男などにより殺されたことが判明した】

*30情報元朝日12/11/29朝刊、神戸新聞2012/11/10夕刊、神戸新聞12/10/25夕刊、毎日12/10/28朝刊:I家4男妻から「家族バラバラで逃げ出せた」と親族に連絡。2012現在I家長男とその長男は行方不明。警察では何らかの手段で生存を確認しているらしい。

*31情報元週刊朝日2013年5月24日号:I家甥は警察へ3回を捕まえてほしいと訴えたが相手にされず(前の*22参照)。I家を事件に巻き込み逮捕してもらおうと画策した。仕事で立ち寄った警備が甘い倉庫での窃盗を提案した。はすぐ乗り気になり、や親族で窃盗を重ねた。I家は妻子を連れて逃走に成功したため、その時は警察に行かなかった。だが駐車違反の通知が転送依頼をしていた潜伏先に送られてきて、警察の話からA【高知一家の息子(20代)と思われる】が死んだことを知り、I家は集団窃盗の出頭を決意した。西宮集合住宅の部屋から多数の盗品が出てきて、とI家親族が00/2月に逮捕。

*32神戸新聞2012/11/20朝刊、週刊朝日2013年5月24日号:I家の自供に基づき、検察はがI家の男性らに窃盗をやらせた主犯で、暴力支配をしていたとみて、起訴した。しかし、I家の人が口をそろえて「おばちゃん()は良い人」と言い、裁判所は家族を「乗っ取られた」とのI家証言などを疑問視。結局、検察側の「が主導的立場にあった」との主張は認められず、殺人が行われたにもかかわらずは執行猶予付きの軽い判決(懲役3年執行猶予5年)

(d)I家のサイコパス崇拝が判決を誤らせた:甥がようやくを窃盗で逮捕させたとき、警察はI家長男の息子の飛降り死亡、I家母の不審死を事件化しようとした。だが、監禁状態のI家の人が口をそろえて「おばちゃん()は良い人」と言い、暴行や自殺強要などを話すことはなかった。本当の事件は追及されないまま、窃盗だけで幕引き。捜査関係者は「悔しすぎてあの女のことを忘れるはずがない」と唇をかんだ〔神戸新聞2013/5/16朝刊本事件取材班〕I家の人はサイコパス化が進み、サイコパス崇拝にまで至っていたと考えられる。そのためを悪く言う人はいない。を悪く言えば後でどうなるか『空気』で感じ取り、悪く言わなかったのでなく、西宮集合住宅での監禁は1年近く続いて、複数の人が疑似サイコパス後期に至って完全なサイコパスまんじゅう、すなわち自律傍系イコパスまんじゅうが形成されたと考えられる。そのためを崇拝すること、すなわちサイコパス崇拝日常化していたと考えられる】【旧日本軍疑似サイコパス化が進んだ兵隊は、餓死状態や玉砕などの皆殺しの目にあいながら、サイコパスの軍幹部を悪く言う者は少なかった。これらの兵隊はサイコパス崇拝にまで至ったと考えられる。I家の人がを悪く言わないのと同じ状態。そのため太平洋戦争の多くの戦争犯罪が一部しか表に出ていない。その後時間がたち呪縛解放が進んだ兵隊には事実を話すことができる人が出ている】サイコパス崇拝については本シリーズ(その4-5)「(d)(ⅰ)サイコパス化過程の4段階」の表の「注*1:疑似サイコパスのサイコパス崇拝」を参照

(e)男6人以上が居ながら、なぜ女性に逆らえなかったのか

本シリーズ(その4-9)「(F)(a)元警察官主也がなぜ小柄な松永に屈し、家族を殺し、自らが殺されることになったのか(b)主也の対応の誤りまとめとサイコパス対策の基本」で述べたことがそのまま当てはまるので参照してほしいが、少し説明する。I家の人はサイコパスにこれまで会ったことがなく、理解不能になることが根本原因。「暴力装置」として暴力団のような男が数人いたことだけが理由ではない。「西宮集合住宅に約10人が監禁されていたとき、耐えかねた親族の1人がに殴りかかりそうになったことがあった。その時は『あんた、私を殺さん限り、いつまでもいくで。殺す覚悟がなかったらするな』とどう喝し、さらに支配力を強めていった」〔神戸新聞2013/5/16朝刊。健常者は正常な状態では人を殺すことはできないので躊躇する。サイコパスは平気で人を殺す、というより積極的に人を殺すので手加減をしない。また、サイコパスは死ぬことが怖くないので簡単に死を賭けた喧嘩ができる。いずれも健常者には理解できず、その恐ろしさに震え上がる。健常者がサイコパスに従属するのは腕力の問題ではないこと及びサイコパスの底知れぬ恐ろしさについては本シリーズ(その4-9)の前述の項目を参照】

(f)用語表現:乗っ取られた家族の誤り:マスコミなどで盛んに使われたこの表現は、の行為の理解を誤らせる。サイコパスは、はじめは主に他者に寄生し真白化して金品財産を奪い、次に人間関係をぐちゃぐちゃにして心を破壊して疑似サイコパスを作る、次に疑似サイコパスに順次犠牲者を虐殺させて完全なサイコパスにすると共に犠牲者の肉体を破壊する。これらが一体となってサイコパスの逆転欲求満足を得る行為である。もし表現しようとすれば「サイコパスに寄生され、心と肉体が壊された家族」となる。「乗っ取られた」という生やさしい状態ではない。まとめて表現しようとすれば「サイコパスに寄生された家族」である。「サイコパス」の社会的認知を必要とする表現になるがこれ以外に良い言葉は見つからない。「乗っ取られた」は具体的に何を言っているかわからず、「サイコパス崇拝」とともに裁判所の判断を誤らせた原因の一つではないかと思う。【太平洋戦争の旧日本軍は「サイコパスに寄生された軍隊」の面が強い。後の項「(3)戦時下のサイコパス」参照】

(その4-28)へ続く。

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