アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

「世界遺産熊野参詣道小辺路を歩く」NO3 大股から伯母子岳往復 Part1大股登山口から檜峠へ

2013-12-31 23:16:50 | 世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く
NO3 大股から伯母子岳往復 Part1大股登山口から檜峠へ



今まで歩いた小辺路は林道歩きが多かったが、いよいよ山岳地帯に入る。

小辺路で最高峰の「伯母子岳1344m」である。

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ピンクのラインが 今回歩く予定のコース。

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早朝高野山の街中を抜ける。気温マイナス3度、路面はバリバリに凍っている。

この駐車場は「金剛峰寺駐車場」で第一回目にここに止めて水ヶ峰まで歩いた。

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高野山を抜けて 高野龍神スカイラインに入ると、道路は完全に

アイスバーンだ。

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前回のスタート地点「水ヶ峰入り口」の看板に見覚えがある。

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スカイラインからの山並みの眺め。一面真っ白な山々だ。

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標識に従い「野迫川温泉」方面へ曲がる。

とたんに道の雪はすごいことになっている。

ほとんど除雪されていない。数日前にしたままだ。

車のわだちを選んで走る。

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どうもこの道路は前回「水ヶ峰」から「大股」へ延々と歩かされた

林道のようだ。この左側の案内標識で気が付いた。

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大股到着。この集落内はさすがに除雪してある。

気温マイナス3度。支度をして歩き始めたのが午前9時15分。

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前回確認した登山口だ。ここから歩き始める。

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大股集落の家々の間を抜けて行く。

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はじめのうちはジグザクの道を折り返しながら登っていく。

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道沿いのツララがすごい。気温が低いので凍ったままだ。

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次第に雪が深くなる。先行者の足跡はかなりある。

沢山の人が歩いていったのだろう。

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時々見える遠くの山々は真っ白だ。このあたりはほとんど植林地帯だ。

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萱小屋到着。歩き出して約1時間だ。

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小屋の内部は新しくてとてもきれいだ。

ストーブや薪、調理用の囲炉裏もある。一人か二人程度なら寝れそうだ。

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庇の下のベンチで少し休憩する。周りの景色もとてもきれいだ。

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再び歩き出す。足跡は減り二人だけだ。

ほかの人は雪が深いので引き返したようだ。

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アップダウンを繰り返して歩いていく。

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足跡は一人のようだが、先行者の足跡に後続者が合わせているのがよく分かる。

微妙にずれている。私も合わせて歩くほうが楽なので合わせて歩く。

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先行者がいて非常に助かる。かなり楽に歩ける。

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植林帯の隙間から時々見える遠くの山で判断するとかなり高度を上げたようだ。

先ほど休憩した萱小屋で標高950mだったのでもう千メートルは超えている。

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谷向こうの山々は竜神スカイラインの峰峰か。

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周りの景色もとてもきれいだ。

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アップダウンを繰り返しながら次第に登っていく。

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迂回指示が出ているので左のまき道へ進む。

しかし歩きながら上から見下ろすと何も崩れや危険は無さそうだった。

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また迂回指示が出てきたけど今度は無視して進む。

局なんの危険もなかったので帰りにこのロープは邪魔で危険なので外した。

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前方になんか標識が見えてきた。

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檜峠到着。歩き出して2時間だ。

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Part2 「檜峠から伯母子峠へ」に続く。

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雪降る岩湧 2013年12月18日

2013-12-30 21:21:36 | 冬の山歩き
久しぶりに自宅裏山の岩湧の森を歩いた。
大阪府河内長野市岩湧山は標高約900mの里山だ。

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バイクを止めた登山口付近は、雨がそぼ降り冷たい空気だった。

登るにつれて道が白くなり、雨が霙になった。

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急坂の道を行く。道は雨と雪でぐちゃぐちゃだ。

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あたりはかなり白くなってきた。

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ダイトレ出会いに来た。

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ダイトレ(ダイヤモンドトレイル)は誰も歩いた跡がない。

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ダイトレを歩く。雪の縞模様がきれいだ。

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東峰を下り山頂直下に来た。

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最後の階段を登る。道はシャーベット状でよく滑る。

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山頂付近の萱の穂は霙でシャーベット状の雫が垂れる。

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界遺産「大峰奥駆道」のビューポイントに到着。

こから奥駆を見るのが楽しみだが今日は何も見えない。

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霙はいつの間にか雪に変わった。

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かなり雪が降ってきた。

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山頂広場は横殴りの雪だ。

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周りは何も見えない。

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次第に雪が深くなる。

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萱はあっという間に白くなる。

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明日の朝にはかなり積もるかもしれない。

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山から下りると登山口付近や岩湧寺は雨だった。

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今夜雪がたくさん降れば、明日の朝が楽しみだ。

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追加  あくる日の様子
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今日(12月19日)の山頂付近は暖かい雨で雪はほとんど消えた。

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山頂には雪はまったくない。見事なくらい消えてしまった。

は雪が降っているというのに 大阪はきっと暖かいのだろう。

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雨に煙る大阪平野はか住んでほとんど見えない。近くの山に雲が

湧き上がっているのが見えるだけだ。

昨日の吹雪が嘘のようだ。

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あくる日の12月20日には、再び雪が降った。

夕方岩湧の森 「杉木立の道」を散歩した。


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道を登るにつれて 次第に雪が現れた。

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ここらあたりが「杉木立」の雰囲気だ。

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この道はもともと関西電力の送電鉄塔点検路をかねている。

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一人の先行者の足跡がついている。

上り口の第6駐車場に止めてあったバイクの昆虫写真家の白髭さんの足跡だ。

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途中の展望岩からは 谷向こうのダイヤモンドトレイルがよく見える。

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ダイトレの尾根道の下に見えているのは、岩湧寺だ。

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編み笠山直下まで来た。「杉木立の道」もそろそろ終点だ。

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お寺に行き、林道を歩いて戻る方法もあるが

ここらあたりでそのまま来た道を引き返そう。

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葉っぱを落とした枝に積もった雪がきれいだ。

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四季彩館の屋根も真っ白だ。

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岩湧山頂の萱の原も見えている。

さあ急いで降りないと日が暮れて、猪に出くわしそうだ。

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年の瀬の岩湧散歩 2013年12月26日、29日

2013-12-28 18:44:40 | 岩湧の森の四季の風景

0 

年の瀬に岩湧の森をいろいろと散歩した。

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12月26日 明るい日が振り注ぐ冬晴れの日に、ブルーのラインで

岩湧を散歩した。加賀田横谷林道を入ってすぐ右手の登山口から

一徳坊山 514m、編み笠山635mを乗り越えてぐるっと一周する。

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2 

約40分で一徳坊山に到着。右の山は金剛山(1125m)、左は

大和葛城山(980m)。それぞれ山頂は雪で白い。

二つの山の間の谷間は「水越峠」だ。

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4 

東側に見える金剛葛城から南へ90度目を移すと 岩湧山。

の山の山頂も雪で薄く白い。

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48 

一徳坊からそのまま尾根道を縦走すると 約40分で「西タツガ岩」

に到着する。ここからは一徳坊西側の「滝畑横谷」の山々がみえる。

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501 

更に10分ほど歩くと「東タツガ岩」に到着する。

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63 

東タツガ岩の正面には関空島が見える。

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76 

岩湧山にもかなり近づいてきた。

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912 

更に10分ほどで編み笠山に到着。この散歩道の最高地点で 

標高635メートルだ。残念ながら回りは植林だらけで、

眺望はまったく効かない。

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1081 

編み笠山から南へ少し下ると関電送電鉄塔81番に出る。

鉄塔の向こうには岩湧山が正面に見える。

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118 

そこからは林道に出ず、岩湧の森遊歩道「杉木立の道」を降りる。

ここからも、正面に金剛山と大和葛城山 が見える。

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12812 

杉木立の道を下りながら振り返ると、先ほどの送電鉄塔81番と

その左側に岩湧山が見える。

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138 

杉木立の道を20分ほど歩くとここに出る。「岩湧の森第6駐車場」の

すぐ上の「杉木立の道入り口」だ。

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142 

見慣れたモニュメントを通り過ぎる。

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153 

林道を少し歩くと農家の庭先には南天の実がたわわに実っている。

この実は天日干ししたあと、「南天のど飴」の材料に売られていく。

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別の日に散歩で立ち寄った「岩湧の森四季彩館」でお正月の

準備イベント「門松作り」が行われていた。

                         2013年12月22日

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25 

皆さん忙しそうだ。

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29 

松、竹、南天、裏白などの材料が積み上げられている。

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真剣に門松を作る参加者。

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朝自宅の窓を開けると岩湧山が真っ白だったので、さっそく出かけた。

一番上の地図のピンクラインが歩いたコース。 2013年12月29日

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111 

四季彩館の周りはまっ白だ。

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28 

大きな雪だるまが作ってある。四季彩館は今日から正月休みだから、

誰が作ったのだろう。

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36 

お弁当広場でソリ遊びをする親子連れ。

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59 

岩湧寺境内も真っ白だ。

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62 

急坂の道を登る。

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761 

山頂付近は雪が激しく降っている。

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82 

山頂では沢山の人がお弁当を食べている。

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95 

そのまま山頂の向こう側の平野へ降りる。

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109 

ここらで少し休憩する。

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112 

正面には三国山のレーダーサイトが見える。

大阪湾のほうから 再び黒い雪雲が来そうだ。

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123 

突然雪が止んで晴れた。そのまま山頂へ引き返して下山する。

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1356 

岩湧山東峰からダイトレ(ダイヤモンドトレイル)を歩き、

見晴らしの道で下山した。沢山の足跡が紀見峠方面から付いていた。

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猛烈地吹雪の大山 2013年12月12日 Part3 山頂へそして下山

2013-12-28 18:33:03 | 冬の山歩き
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食事休憩後弥山山頂へ行き、そして下山。

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弥山山頂、頭のすぐ上に雲が勢いよく流れる。風も凄い。

ストックなしではまっすぐに立っていられない。

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すぐ下の避難小屋は氷の塊に見える。

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剣が峰が少し見えるようになってきたけど、このナイフリッジの氷の尾根を

強風に負けないで歩くことは非常に難しい。

もともと弥山から先へは 立ち入り禁止なので ここで引き返し

直ちに下山することにした。それにあまりにも寒く、汗ばんだ手袋の

中の手がキリキリと痛む。

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下山開始。地吹雪で足跡が消されているが、ところどころのポールが

道案内してくれて、非常に助かる。

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歩いていると、突然黒い雪雲がやってきて雪を激しく撒き散らす。

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危険ポイントだ。元谷への急斜面で春スキーのシーズンには

沢山の山スキーヤーがここから元谷へ飛び降りている。

慎重に一歩ずつ降りる。

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吹雪になると道が見えない。木道の上の雪はカチカチに凍っている。

非常に危険だ。アイゼンを装着する。

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弥山、剣が峰は再び吹雪いているようだ。全く見えない。

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突然雲が取れて、下界が遠くまで見えた。

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新雪の上を滑りながらどんどん降りる。早い早い。

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あっという間に、三鈷峰の高さを下回った。

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この急斜面も転ばぬように慎重に降りる。

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樹氷のトンネルを滑りながら降りる。

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時々立ち止まり、周りの景色を楽しむ余裕も出来た。

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あっという間に三合目まで降りた。

周りはいつしか大きな樹林帯だ。

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駐車場に帰着したら宅配便の車が止まっていた。

二台ともゴム製のキャタピラを履いている。

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コースタイムは 登り3時間、休憩30分。下りは1時間15分。

駐車場は12月24日から有料で千円取られる。

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「ブログ四季の大山を歩く」トップページはこちら
http://www17.ocn.ne.jp/~hase-you/shimanetotori/index.html

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猛烈地吹雪の大山 2013年12月12日 Part2 6合目から山頂小屋へ

2013-12-26 16:53:29 | 冬の山歩き
Part2 6合目から山頂小屋へ

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行者別れに着いた。

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元谷を覗き込むと、吹雪で何も見えない。

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登りながら左の元谷を見ると 依然として吹雪いている。

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後方の雲が 一瞬途切れて下界が覗く。

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樹氷のトンネルに入った。

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六合目避難小屋到着。

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出発して2時間弱、ここで少し休憩する

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三鈷峰とその横の「ユートピア小屋」が見える。

しかしそれより上のほうは 雪雲に覆われている。

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次々に押し寄せる黒い雪雲。

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時々日本海が見えるが、大きな白波が立っているのが見える。

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北壁は依然として雲に覆われたままだ。

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またも吹雪になった。今度は遮る物がないのでまともに雪が

叩きつけてくる。

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標識が雪に埋もれている。道を外れると腰のあたりまで雪に埋まる。

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周りの樹木の背がダイブ低くなってきた。

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元谷はまだ吹雪いている。

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標高1500mで左向こうに見えている「三鈷峰」とほぼ同じ

高さになってきた。標識はほとんど雪で埋まっている。

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突然雲が切れて日が差してきた。

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日が当たるとなかなかいい眺めだ。

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西のほう、かなり遠くまで見えるようになってきた。

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まわりの低木には「海老の尻尾」と呼ばれる氷が張り付いている。

風が強く非常に寒い。氷点下10度以下に感じる。

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標識や看板も凍り付いて、氷のオブジェのようだ。

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ところどころに青空が見えてきた。

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八合目を過ぎて尾根道に出ると、風が物凄い。

しっかりと踏ん張りながらゆっくり歩かないと、風で倒されそうだ。

巻き上げられた雪の地吹雪も凄い。

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「大山キャラボク」の原生林だ。

ホワイトアウトに巻き込まれてこの中に転落し、命を落とされた

ベテランの方もいらっしゃる。

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ようやく山頂が見えてきた。

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山頂避難小屋に入り、休憩と食事だ。

時刻は午後1時30分。スタートしてちょうど3時間だ。

小屋の温度計はマイナス12度だ。

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Part3 「山頂へ そして下山」へ続く
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猛烈地吹雪の大山 2013年12月12日 Part1登山口から6合目行者別れへ

2013-12-24 21:37:37 | 冬の山歩き
久しぶりに鳥取県の大山を歩いた。

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ちょうど日本列島を発達しながら前線が通過しているときだったが、無理して

出かけたのだが、山頂付近は 気温マイナス12度。

台風並みの猛烈な風で凄い地吹雪だったが 凍りついた樹氷や海老の尻尾

などのすばらしい景色を見ることが出来た。

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南光河原に着いたのは御前10時、気温マイナス3度。

風はほとんどなく、支度をして午前10時半にスタートした。

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ゆっくりと夏山登山道を歩き始める。雪は20cmくらいだ。

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すぐに上から人が降りてきた。聞くと「風と吹雪が凄いので

途中から引き返してきた。」ということだ。その後二組も降りてきた。

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まだこのあたりは、樹林帯なので風もほとんどない。穏やかだ。

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まわりの樹氷がとてもきれいだ。

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依然として静かな森を歩いていく。

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雪は少し増えてきた。道を外れると膝までめり込む。

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樹氷の間から、ようやく三鈷峰が見えてきた。

※三鈷峰は大山山塊の北のはずれの山で標高1550m。

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ようやく五合目に到着。

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「山ノ神」さんを拝んでから 登り続ける。

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周りの木々の背が少し低くなったあたりで、真っ黒な雪雲が

押し寄せてきた。

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行者別れに着いた。

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世界文化遺産熊野参詣道小辺路を歩く NO2 水ヶ峰から大股往復 2013年11月30日 Part2平辻から大股

2013-12-23 22:44:22 | 世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く
Part2平辻から大股
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今度の山道はかなり距離もある。トレランの人の足跡も雪の上に

はっきりとついている。

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お地蔵さんも立っていて、いい雰囲気になってきた。

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ここへ来てやっと林道ではなく、本来の山道を歩ける。

どんどん高度が下がり、日当たりもよく、雪はなくなる。

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杉や檜の植林地帯ではないので、自然の森が美しい山道だ。

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しばらく歩くと一旦道路に出るが、

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すぐに標識が出た。赤い矢印は林道をまっすぐ行けと書いてある。

しかしその上に黒いマジックインクで「KOHECHI LEFT」

と書いてあったので それに従う。さすが 世界遺産の道だ。

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山道はどんどん高度が下がる。膝が がくがくするような急坂だ。

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やがて木々の間に集落が見え始めた。

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集落入り口の石仏。長い月日の風雨でお顔の彫がきれいになくなっている。

しかし新しい高野槙とかお供え物がしてある。

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大股の集落らしい。ひっそりとして人気がない。

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しばらく集落の中を歩くと「伯母子岳登山口」の標識があった。

次回はいよいよ小辺路最高峰伯母子岳超えだ。

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見えているあの山の向こう側から下りてきて、再びあの山を登るのだ。

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北股川と紅葉を眺めながら、集落の広場でお弁当を食べた。

食後の珈琲を飲んでいると、ポカポカとしてついウトウトしてくる。

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食後、今度はあの急坂を登り返す。手元のGPSで確認すると

一気に400m以上登り返していた。

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このあたりの森は木の葉が全て落ちて丸裸になり、足元に雪が

積もっていた。冬景色だ。

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あのつまらない道路歩きを繰り返して次第に高度を上げる。

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駐車場に止めた車がようやく見えてきた。

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歩いた距離がながいのか、一枚に表わせなかった歩いた記録。

実際に歩いた記録は 結局3枚になった。

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歩行距離は17キロ、高度差は500mだった。

大股へ降りる最後の山歩きが凄い坂だったことが分かる。

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世界文化遺産の「高野町石道」や「熊野参詣道小辺路」を歩いて感じたのは

和歌山県職員の文化レベルの低さにあきれるばかりだった。

世界遺産の参詣道を ゴルフ場の中を通したり、みちをズタズタに

壊してアスファルト道路にしたり、ひどすぎた。


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しかし奈良県へ入っても小辺路の状況は同じか、もっとひどかった。

私の好きな世界遺産大峰奥駈道の荒廃ぶりに心を痛めた「葉衣会」

や「新宮山彦ぐるーぷ」の方たちが、道を整備したり、山小屋を建てようと

しても、奈良県や十津川村は最初猛反対したという。

前財務大臣「塩爺」の働きで、やっと奈良県や十津川村も参詣道の整備に

同意したという。親しくなったボランティアの方たちから直接聞いた話だ。


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小辺路の今日歩いた区間も、その気になれば林道とは別に 山道を整備して

つなげば、昔の参詣道の雰囲気を再現することは可能なのに、入れそうな

山道にはことごとく「入るな」の意思表示がしてあり、残念だった。

まあこの区間はもう二度と 歩くことは無いだろうし、外国の方に対しても

恥ずかしい区間だった。


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世界文化遺産熊野参詣道小辺路を歩く NO2 水ヶ峰から大股往復 Part1 2013年11月30日

2013-12-20 09:28:57 | 世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く

前回は高野山から水ヶ峰を往復したが
この日は その続きで 水ヶ峰から大股を往復した。

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Part1水ヶ峰から平辻まで

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高野龍神スカイライン(国道371号線)の「水が峰入り口」付近の道路わきに

車3台分の駐車スペースがあったので そこに止めて出発した。

※地図は世界遺産熊野参詣道ルートマップ 山と渓谷社

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水が峰入り口には 小辺路の案内看板が建ててありすぐ分かった。

この日スカイライン入り口には「高野龍神スカイラインは凍結、積雪の為

チェーン規制」とたて看板が出ていた。

実際道路は 所々凍結や積雪がありかなり危険な状態であった。

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この看板が小辺路誘導標識。この先この間版が随所に立っていた。

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午前10時少し前に着いて支度をしていると、高野山方面から

走ってきた人がいた。お話しすると高野山を午前8時に出発して

今日は十津川温泉「昴の湯」まで走りぬけ、明日熊野本宮大社に

着く予定とのことだった。やはりトレランは早くて凄いけど

私には真似の出来ないことだ。元気にニコニコと走り去っていった。

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水が峰へは ジグザグに山道を登っていく。

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峠に着く。このあたりが水ヶ峰
らしい。

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このあたりが集落跡だそうだ。大股まで8キロ弱だ。

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集落のはずれに真新しい道標が立っているが、お墓がいくつか

置き去りにされていた。

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しばらく歩いて行くと、右上から道路が降りてくる。

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ここで道路に合流するが、この道路が曲者で 結局この小辺路区間は

大半がこの林道を歩かされた。

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林道の眺めは良い。高い山は雪で白くなっている。

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かなり遠くの高い山は、世界遺産大峰奥駈道か、かなり雪で白い。

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思わせぶりな標識だ。やっと林道から左の山道へ入れると思いきや

「小辺路はこのまままっすぐ林道を歩いてね」と言う意味だ。

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御丁寧に赤いテープで×印があり、進入禁止の意味か。

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こういう看板が 幾つも出てきて、その都度がっかりする。

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立派な休憩所があるが、「こんなもの造るより、ちゃんとした熊野古道を

復元せよ」と言いたい。

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「いい加減にしてくれ」と言いたくなるほど、アスファルト道路は続く。

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世界遺産の参詣道を散々ズタズタに壊しておいて こんな下らん記念碑を

立てて喜んでいる。まったく世界遺産があきれるわ。

どっかの村長さんの自己満足のサインまである。

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ここで小辺路は右下に降りよという標識に喜んで降りる。

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久々の山道に喜んで歩く。しかし前を行くトレランのお兄さんの足跡が

雪の上に全く無いのが気になる。

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少し歩いただけで 林道に逆戻り。トレランの人は最初から

林道を走ったようだ。がっかりして もう小辺路のこの区間はあきらめて

引き返すかどうか立ち止まってかんがえる。

しばらく休憩して気を取り直して再び歩き出す。

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かなり長い距離の林道歩きしたあと、「つまらんからもう引き返そうかなあ」

と思い始めた頃、山道標識が現れた。「平辻」の標識がある。

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世界文化遺産熊野参詣道小辺路を歩く NO1高野山から水ヶ峰 Part2

2013-12-18 17:34:37 | 世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く
Part2 「新家から竜神スカイラインへ、そして帰路の高野女人道」

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休憩の後、集落を後にして再び歩き出す。

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しばらくは山道を進む。

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この路で とんでもない鉄人に出会う。

山道を歩いていると、向こうから大きなリュックを背負った人がやってきた。

しばらく立ち話をしているとこの人が大変な人だと言うことが分かった。

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この人は奈良県吉野町を出発して、世界遺産大峰奥駈道184キロを

歩き通したのだ。通常7泊8日と言われる 標高1500mから2000mの

尾根道コースを たった3泊4日で歩き、しかもそのまま「熊野本宮大社」で

ユーターンして 今度は世界遺産熊野参詣道小辺路を歩き もうすぐ高野山

にゴールするのだ。通常3泊4日と言われる小辺路を2日半で歩き通した

のだからこれも凄い。

当初計画では、高野山から 更に世界遺産の「高野山町石道(ちょういしみち)」を歩いて 高野山麓の慈尊院まで降りてから、電車に乗る計画だとか。

高野山町石道は 空海のご母堂の眠る高野山麓の九度山町慈尊院から

空海の眠る高野山奥の院までの参詣道で、180町約20kmの山道だ。

「もう食料を使い果たしたので、山歩きを続けるか考えています。」

と笑顔でおっしゃっていた。

スタート時点では 背中の荷物の総重量は子35キロを超えていたと言う。

まさに鉄人だ。こんな凄い人に出会ったのは初めてなので 写真を

撮らせていただいた。


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鉄人と別れてしばらく歩くと 「竜神スカイライン」に出た。

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竜神スカイラインにも小辺路の標識が立ててある。

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しばらくは竜神スカイラインを歩く。

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スカイラインはヘアピンカーブを繰り返しながら、どんどん高度を下げていく

ようだ。それに大型観光バス、ダンプカー、トラック、乗用車、大型バイク

などが びゅんびゅん走り抜けていく。

全く面白くないので ここらで引き返すことにした。

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新家集落まで戻ってきた。これが最終の民家だ。

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新家休憩所で 10人くらいのグループにすれ違う。大半が女性で

先頭のおじさんが 法螺貝を吹きながら歩いていった。

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左端の建物が公共トイレだ。右の民家のオバちゃんが洗面所のタオルの

取替えをしていた。しばらく山家の生活のお話を伺う。

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御殿川橋へ向かって急坂を再びどんどん下りていく。

民家が潰れていた。往路では気が付かなかった。

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御殿川橋に戻ってきた。これを渡ると再び急坂が待っている。

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高野槙植林帯の集落跡を登っていく。数軒の民家跡がある。

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薄峠への急坂の登り返しだ。

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薄峠(すすきとうげ)から林道を歩き 真別処に着いた。

ここで右分岐して 「高野七口女人道」へ入る。

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女人道をどんどん降りる。標識が整備されているので迷うことは無い。

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円通寺に出た。このお地蔵さんも見覚えがある。

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昔の女性たちが 歩きながらお祈りしたという お堂もある。

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東口女人堂跡に出た。かって七つあった女人堂は 今は一つだけ

残っているに過ぎない。

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せっかく世界文化遺産に指定されたのだから、和歌山県も

女人堂の復元をしたらいいのに、世界遺産の参詣道(町石道)をゴルフ場の

中を通すような 知識教養レベルの高い和歌山県は そんな気はさらさら

無いらしい。

昔の女性はここから山内へは入れなかったと言う。

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女人道は「中の橋」に出た。逆からだと全く分かりづらい入り口だ。

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中の橋には全国から来た沢山の巡礼者たちが 奥の院へ、また弘法大師の

御廟へと向い、沢山のお土産を買い求めて 故郷へ帰る。

沢山のみやげ物屋が並んでいる。

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私は熊避けのベルを外して 奥の院から出発地点へ向かう。

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奥の院から一の橋へ向かう。

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奥の院の中に 古い「町石」がある。

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世界遺産の参詣道「高野町石道」は一町(109m)ごとに町石が

立っている。この石は卒塔婆を模したものという。

空海の御母堂の眠る慈尊から壇上伽藍までの180丁でお終いだが

いつの頃からか、壇上伽藍から奥の院大師御廟までに 町石が

何箇所か増えたと言う。

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金剛峰寺前駐車場に無事帰着。

8時30分に出発して 15時30分帰着。

30分のお昼ご飯休憩を入れて7時間の山歩きだった。

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実際に歩いた記録 金剛峰寺から薄峠

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薄峠から竜神スカイラインまで

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歩いた距離と高度の記録。

薄峠から御殿川橋の急坂は凄かった。

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山岳修験の歴史道トップページはこちらから戻れます。

http://www17.ocn.ne.jp/~hase-you/okugake/index.html

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雪降る岩湧

2013-12-18 16:55:55 | 岩湧の森の四季の風景

久しぶりに岩湧の森を歩いた。

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2 

バイクを止めた登山口付近は、雨がそぼ降り冷たい空気だった。

登るにつれて道が白くなり、雨が霙になった。

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34 

急坂の道を行く。道は雨と雪でぐちゃぐちゃだ。

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49

あたりはかなり白くなってきた。

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5_2 

ダイトレ出会いに来た。

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6 

ダイトレ(ダイヤモンドトレイル)は誰も歩いた跡がない。

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7 

ダイトレを歩く。吹雪で出来た雪の縞模様がきれいだ。

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8 

東峰を下り山頂直下に来た。

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9 

最後の階段を登る。道はシャーベット状でよく滑る。

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10 

山頂付近の萱の穂は霙でシャーベット状の雫が垂れる。

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11 

界遺産「大峰奥駆道」のビューポイントに到着。

こから奥駆を見るのが楽しみだが今日は何も見えない。

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130 

はいつの間にか雪に変わった。

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15 

かなり雪が降ってきた。

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169 

山頂広場は横殴りの雪だ。

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174

周りは何も見えない。 

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186 

次第に雪が深くなる。

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19 

はあっという間に白くなる。

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2040 

明日の朝にはかなり積もるかもしれない。

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21 

山から下りると登山口付近や岩湧寺は雨だった。

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今夜雪がたくさん降れば、明日の朝が楽しみだ。

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2  

ところが今日(12月19日)の山頂付近は暖かい雨で雪はほとんど消えた。

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7

山頂には雪はまったくない。見事なくらい消えてしまった。

東京には雪が降っているというのに 大阪はきっと暖かいのだろう。

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9

雨に煙る大阪平野はか住んでほとんど見えない。近くの山に雲が

湧き上がっているのが見えるだけだ。

昨日の吹雪が嘘のようだ。

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あくる日の12月20日には、再び雪が降った。

夕方岩湧の森 「杉木立の道」を散歩した。

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1

道を登るにつれて 次第に雪が現れた。

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2

ここらあたりが「杉木立」の雰囲気だ。

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4

の道はもともと関西電力の送電鉄塔点検路をかねている。

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5

一人の先行者の足跡がついている。

上り口の第6駐車場に止めてあった昆虫写真家の白髭さんの足跡だ。

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7

中の展望岩からは 谷向こうのダイヤモンドトレイルがよく見える。

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71

ダイトレの尾根道の下に見えているのは、岩湧寺だ。

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2_2

編み笠山直下まで来た。「杉木立の道」もそろそろ終点だ。

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4_2

お寺に行き、林道を歩いて戻る方法もあるが

ここらあたりでそのまま来た道を引き返そう。

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10

葉っぱを落とした枝に積もった雪がきれいだ。

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7_2

四季彩館の屋根も真っ白だ。

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5_2

岩湧山頂の萱の原も見えている。

あ急いで降りないと日が暮れて、猪に出くわしそうだ。

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