両方とも松江市民の憩いの山で、いつも誰かが歩いている。駐車場から山頂まで 30分から40分あれば登れてしまう。
1時間余りあれば登っておりてこれて、散歩にちょうどいい。
嵩山、和久羅山は松江市内のどこからでも見えて、しかも涅槃物のように見えるので、松江市民は昔から
「大仏の 寝たる姿や 嵩和久羅」と言ってきた。
また旧制松江高校の学生たちは 若い女性が横たわった姿に見えたらしく 「メッチェン山」と呼んだらしい。
以前島根県雲南市と鳥取県日南町の境にある、「船通山1142メートル(素戔嗚が舞い降りた山と言う言い伝えの山)」に登ったとき、山頂でお弁当を食べていると 4~5人のグループのおじさんたちが登ってきた。
駐車場に止めてあった私の車のナンバープレートを見ていて 私に「大阪から来たのか」というのでそうだと答えると、
「大阪からわざわざ島根の山を登りに来て、ほかにどんな山を登ったのか」と聞くので
「昨日は嵩山に登った」と言うと、全員が顔を見合わせて げらげら笑い出した。
「あのですねえ、嵩山は松江市では山とは言いません。あれは松江の「へそ」か 「たんこぶ」みたいなものです」
といって 再び全員で大笑い。まったく失礼な連中だった。
でもそんな嵩山和久羅山が好きでよく登る。山頂からの宍道湖や中海の眺めはすばらしく、晴れた日には大山もよく見える。それに四季折々の山野草も沢山咲いて とても楽しい。
あの船通山で 私と嵩山を散々馬鹿にしたおっちゃんたちは きっと「山は高いほど尊い」と思い込んでいるのだろう。
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涅槃佛の姿の嵩山、和久羅山
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嵩山山頂からの眺め 隣の和久羅山、宍道湖の夕日と、大山
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詳しくは 下のブログに載せています。
「島根の山を歩くー松江市民憩いの山嵩山和久羅山」
http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/shimanenoyama/2012/10/20121019_222e.html
「松江の四季ー春の花咲く嵩山」
http://yochanh.blog.ocn.ne.jp/matsuesiki/2012/04/2012426_c450.html
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