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青木鉱泉から鳳凰山 観音岳(2840m) その1
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青いラインが歩いたコースで、往復同じコースをとった。
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青木鉱泉御前6時出発。日曜日なのでさすがに人が多い。
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昨夜は青木鉱泉に泊まったが、あまり眠れなかった。
一応個室だったが 隣の部屋の3人連れのおっさんたちが夜12時頃まで
ごそごそ荷物の整理をしていて、やっと寝たと思ったら午前3時頃に
起きだして またごそごそ。だからオッサンのグループは嫌いや。
酒飲んで煙草吸って鼾かいて、ごそごそして、うるさいわ、臭いわ。
そういう私も またオッサンの一人なのだが。
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ドンドコ沢沿いの道を歩く。このあたりは道はとてもきれいだった。
しかしすぐその後、とんでもない悪路になる。
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左手に高い峰が見える。どこの峰だろう。
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人気の山なのか、日曜日とあって人がとても多い。
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何度か沢を渡る。
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南精進が滝到着。堂々とした滝だ。水しぶきが霧のようになり
周りを覆う。歩き始めて2時間弱だ。
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道はますます険しくなる。私の背丈ほどの段差箇所が
いくつも連続して出てくる。下りが思いやられる。
※実際に下りで女性グループが何組か夕方までに下山できず夜になった。
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白糸の滝を過ぎる。この「ドンドコ沢道」は滝が幾つもあって
滝めぐりコースのようだ。悪路を除けば すばらしいコースなのだが。
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抜きつ、抜かれつを繰り返しているうち、次第に人は少なくなり
川のセセラギを聞きながら、一人静かに歩く。
前後を沢山の人が歩いていると思うと、安心だ。
7月8月に2度も熊にであっているので、熊の心配が無くありがたい。
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五色の滝到着。この滝も見事な滝だ。
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鳳凰小屋に着いた。沢山の人が休憩している。
歩き出して4時間半だ。一休みしておやつを食べる。
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小屋の隣にはテント場もある。
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昨夜青木鉱泉の女将さんに「鳳凰小屋から地蔵岳への直登は
砂すべりで危ないから、小屋の御主人に聞いて巻き道を行くように」
と聞いたので、小屋の御主人に聞くとその通りだという。
巻き道は大きな標識がありすぐに分かった。
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巻き道を行く。小屋が遠ざかる。
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時々右手に 地蔵岳の岩稜が見える。
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この巻き道も、ドンドコ沢道に劣らず 凄い道だ。
急勾配の坂が続く。四つんばいで登る箇所もある。
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紅葉が現れたが、樹林帯は相変わらず続く。
もう2千メートルを遥かに超えた稜線ちかくなのだが。
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時々振り返ると韮崎の街が見える。
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稜線に出た。花崗岩の風化砂礫層のようだ。
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このポイントは「鳳凰小屋分岐」というらしい。
6時に歩き出して今は11時半、5時間半かかった。
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北の方に高い山が見える。八ヶ岳の赤岳だろうか、雲の中だ。
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縦走尾根道を南へ、観音岳へ進む。
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あたりの巨岩には紅葉がきれいだ。その向こうは断崖絶壁だ。
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尾根道を歩いていると、紅葉の向こうに観音岳山頂が見えてきた。
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すぐ向こう側に見えるのは北岳でその間の谷底が「広河原」のはずだ。
北岳は雲が全然取れない。
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次第に観音岳が近づく。右奥が山頂で人が動くのが見える。
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鳳凰山観音岳 その2へ続く
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