アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

越前山旅 5.その他 山で出会ったもの

2015-11-14 00:20:24 | 越前の山旅
越前山旅 5.その他山で出会ったもの
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夜叉ヶ池
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十数年前に訪れた夜叉ヶ池は水が池の中心部以外は ほとんど無かった。そのため岸がほとんど干上がっていて
ゴミが散乱していた。時間もあったので 一つずつ拾い集めて回ったが、ふと気が付くと少しおかしい事に気が付いた。

口紅のスティック、顔に塗るパフのケース、香水のビン そのような化粧道具だけが散乱しているのだ。
ようやく「これは夜叉姫にささげたものらしい」と気が付いたが、とにかく拾い集めた者はゴミだった。

そこで 当時岸辺にあった祠に奉納してから 下山した覚えがある。
今は 池に化粧道具を投入れるようなそんな事をする人は居ないかもしれない。
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トイレ
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トレイ禁止と書いてある。

「夜叉ヶ池には絶滅危惧種の夜叉ゲンゴロウが生息しているので水質保全に取り組んでいます」と看板に書いてあったが
こんな立派な木道を作るなら トイレも作れよと言いたくなる。

トイレが無いからみんなそこらあたりで排泄をするのだ。池に影響の無い場所で トイレを作るべきだと思います。
私が住んでいる大阪府河内長野市のハイキングコース岩湧山でも 大阪府が山頂トイレを最近作ったし、
紀見峠にも最近出来ました。女性ハイカーが増えているからです。

世界遺産大峯奥駈道の弥山トイレのようにヘリコプターでトイレの汚物槽ごともって行くようなお金のかかる
環境保全まではどうかと思うが 自然浄化式のトイレは 山にも必要だと思うけど。

税金の無駄遣い、不必要な役人の給与を削れば 綺麗なトイレはいくらでも作れるよ。
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荒島岳の石楠花平から分岐する小荒島への道。これはまるでトイレ状態だった。ひどすぎる。
この道は 荒島岳メインコースの勝原登山コースからは、少しわき道の存在で マイナーなコースのようだ。

しかも この山には避難小屋もトイレも無く、そのため沢山の人がこの道に入り、
糞尿とティッシュペーパーを撒き散らす訳だ。この道を歩いて小荒島へ少し歩いてみようと思ったが
あまりのひどさに 途中から引き返した。日本人の仕業とは思えない状態だ。マナーの悪い○○半島の○○人たちと
同じ行いだ。

全く福井県も 大野市も登山道の整備はボランティア任せ、トイレも造らない、おまけに 登山口への
コンクリート道や 高速道路建設のための 登山道の迂回路を 建設業者まかせの山肌を削っただけの
ひどいデコボコ道を歩かせたり、全くイメージ悪いなあ。
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ボランティア活動
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荒島岳は 例の百名山だそうだ。しかし、沢山のボランティアの方たちの活動に支えられているようだ。
山道の整備、そしてこの案内板の設置などである。

しかし 現実は失敗したスキー場建設や高速道路建設のために ずたずたにされた登山道に驚いた。

またトイレを作るつもりもなく、案内標識を設置するつもりも無く 環境省や地方自治体は 全く
知らん顔の姿勢にまたもやびっくりである。

そして山自体も ブナの原生林はあるものの、全く普通の山で なぜここが百名山なのか理解できない。
寧ろ昨日昇った夜叉ヶ池のほうがよほど綺麗で、伝説ロマンに溢れていて 私なら絶対夜叉ヶ池を選ぶ。

やはりあの「百名山のおじさん」と私は 感性が全く異なると思う。
まあ百人居れば百通りの百名山があるのは当たり前なのだから。

※もっとも世界文化遺産「大峯奥駈道」の整備はほとんど「新宮山彦ぐるーぷ」の方たちで行われていて
国や自治体は知らん顔。

同じく世界遺産の「高野山町石道」をゴルフ場の中を歩かせたり、熊野古道小辺路など9割がたは 
アスファルト舗装された林道を歩かせるのだから、福井県のみならず 日本は文化程度が
あまりにも低すぎるなあ。
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改造車
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荒島岳登山口駐車場に車を止めた私の隣に たまたま止まっていたワゴン車。運転席周りには
楽しそうな小物や装置があり、思わず覗き込んでしまった。
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私が荒島岳から下山したら その車のオーナーが丁度 下山したところで車で着替え中だった。
そこで中を見せていただいた。

後部座席は改造してあり、ダブルベッドサイズの寝床が作られていて、収納スペースも沢山作ってあった。
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そして前方には、造りつけの流し台、電子レンジ、ポット、冷蔵庫、テレビ、エアコンなどが備え付けられていた。
電源は3台のサブバッテリーでそのリチウム電池へは屋根のソーラーパネルから充電するようになっていた。

キャンピングカーメーカーに内装をしてもらったらしいが、改造費用が200万くらいかかったそうだ。
「明日は白山に登るので、これからそちらへ向います」とおっしゃって 分かれた。

イヤー凄い人が居るもんだ。感心しました。

北海道では、軽のワンボックスに家財道具を積み込んで 放浪している日本各地から来た老人(私も老人ですが)
を沢山見たけど、こういうハイテクな設備を備えた人を見たのは初めてだ。
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以上で越前山旅を終わります。

山歩きトップページへは こちらから戻れます。
http://yochanh.sakura.ne.jp/yamatabi/index.html
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越前山旅 4. 山で出会った花と秋の実

2015-11-12 21:42:22 | 越前の山旅
越前山旅 4.山で出会った花と実
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サラシナショウマはあちこちで大群生していた。先々週の伊吹山、先週の尾瀬日光でも沢山咲いていた。
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深山穂ツツジはツツジの仲間。花が穂状に咲くというのですが、穂状と言うのがよく分からない。
このように雄しべが上へ反り返っているのが深山穂ツツジで まっすぐなのが穂ツツジだとか。
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紫式部のきれいな実。この綺麗な実やナナカマドの赤い実を見ると秋を実感します。
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秋の山につき物の「秋チョウジ」。私はずっと この花が ホットウイスキーに入れる丁子(クローブ)の
形に似ているからと思い込んでいたが、この花の形が丁の字に似ているかららしい。
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秋桐の花。これははじめて見ました。松江市の山や中国山地の山では「黄花秋桐」を良く見るが
同じ形の紫の花は初めて見たけど、黄花秋桐と同じ形なのですぐ「秋桐の花」と分かった。
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深山飯子菜(みやま ままこな)、飯子(ままこ)とはご飯粒のことで 種子がご飯粒の形をしているという説と
花弁の中の白い突起がご飯粒の形だという説があるらしい。
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大文字草は今年初めて見た。この花を見ると大山の夏の終わりを思い出す。
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普通の高野箒と何か違うなあと見ていたら
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後で調べたら 葉が長くて大きい「長葉の高野箒」というのだそうだ。
高野山のお坊さんが この茎を束ねて箒にしたというのだが。
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釣り舟草は今が満開であちこちで咲いていた。
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天人草(てんにんそう)は見返り草の白いバージョンで 同じ紫蘇科の植物。
この花を天女の舞に見立てたという 説があるらしいが、?????
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普通の「山路のホトトギス」の白っぽいものなのか、「白花山路のホトトギス」なのか、不明です。
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良く晴れていたので リンドウの花もあちこちで一斉に開いていた。
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コマユミのかわいらしい実、鈴のように見える。
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越前の山でもナナカマドが真っ赤な実をたくさんつけていた。
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ヤマボウシの実は良く見ると サッカーボールのように見えるらしいです。
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下野草(しもつけそう)、下野の国である栃木県の県の花は残念ながらこの花ではないそうです。
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荒島岳の山頂付近、日当たりのよい斜面で大群生していた「子赤麻(こあかそ)」は草ではなく木だそうです。
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次は 「その他 山で出会ったもの」へ
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越前山旅 3.能郷白山

2015-11-11 09:00:59 | 越前の山旅
越前山旅 3.能郷白山
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今日の天気予報は福井県大野市は「午前中晴れ、午後雨」なので予定通り御前6時に福井市内を出発。
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大野市内で国道158号線と分岐した国道157号線に入る。麻那姫伝説で有名な真名川沿いの麻那姫湖に立ち寄る。
麻那姫の像があった。
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国道157号線は 別名酷道157号線と呼ばれる山岳道路で狭く曲がりくねった道だ。
こういうヤカラの群れがあちこちに居て、クラクションを鳴らしても逃げなくて危ない。轢きそうだ。
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福井市内を出たときは確かに晴れていたのに ここ温見峠に着くころは雨が降っている。
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国道に面して登山口標識が建っていた。
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しばらく様子を見る事にしたが、能郷白山の山の上は雨雲に覆われて何も見えない。
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周りの山々も雲に覆われてほとんど見えない。
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ちょうど 岐阜県側から上ってこられたご夫婦がしばらく様子を見られていたが
「この山の登山道は雨が降ると濁流になり 凄い事になります。
雨が止む様子もないから今日は温泉でも入ってから帰ります」
と山を降りていかれた。

午後からは荒模様の天気になると予報で言っていたので、私は急遽大阪へ帰ることにしました。
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岐阜県側へ降りたのだが、これがまた凄い道で 福井県側のほうがまだ少しましだった。
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国道の所々に「自動タイヤ洗浄装置」があり、山道で汚れたタイヤの土を綺麗に落としてくれる。
福井県側には無かったが岐阜県側に4箇所ありました。
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なにやら たて看板があるので車を止めて見たら「蝿帽子峠へ」と書いてある。
あの有名な峠はこんなところにあったのだ。

諸国巡礼中の僧侶が 峠で倒れていた。村人たちが近寄ると頭に帽子を被っていたが良く見ると
びっしりと頭にたかった蝿(アブの事)だったそうだ。昔からこの峠は有名だがどこにあるのか知らなかった。
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峠から20キロくらい走ると、ようやく民家が見えてきた。
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この国道が通るのは根尾谷と書いてある。あの有名な「根尾谷の薄墨桜」にちょっと立ち寄る事にした。
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雨の中、巨大な体で全身の葉っぱを支えていた。残念ながら紅葉は 一部ではじまっていたがまだ少し早かった。
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能郷白山 は終わり。次は「山で出会った花と秋の実」へ
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越前山旅2015秋 2.荒島岳 その2

2015-11-08 08:31:14 | 越前の山旅
荒島岳 その2
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今まではほとんどブナの森を歩いて、見通しが全く無かったが ここに来て初めて見晴らしが効くようになる。
ピークが見えてきた。
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ピークに到達するとそこは「前荒島」だそうだ。
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このピークからサミットまで後高さ100mほど登るらしい。
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やがてサミットが見えてきた。あの左のピークがそうらしい。
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登っていくとなんか標識が建っているのが見える。
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やはり先ほど見えた左側のピークがサミットだった。あと100mの距離らしい。
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祠が見えた。山頂だ。歩き始めて3時間15分だ。
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まず無事に登れた事を感謝する。
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やる気の無い割りには、山頂標識が立ててある。おそらくボランティアの方たちの仕事だろう。
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ボランティアの方たちが設置した 説明看板によると 御嶽山だ。
剣が峰の右手付近から白い噴煙が上がっているのが見える。
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こちらは乗鞍岳だ。御嶽山の左に見える。
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白山の右手には別山が見える。いつか登りたい山だ。
荒々しい山肌も見えて凄い迫力だ。
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ケルンの左先に見える山が明日登山予定の「能郷白山」だ。
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山の西側は深い谷に急激に落ち込んでいて、草紅葉が始まっている。
その中に所々白山風露のピンク色の花が覗いている。
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黄色く見えるのは大野市の穀倉地帯だ。もう刈り取りはほとんど終わっていた。
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お弁当を食べてからさあ下山だ。低木の紅葉が始まっていて綺麗だ。
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あの標識のところまで戻って来た。上から見下ろすと人が立っているようだ。
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石楠花平から小荒島へ行ってみることにする。
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しばらく道を下っていくと 木の間から小荒島が見えてきた。

登山口に会った看板によれば あの山の中腹をグルット左へ回りこんで 右手のほうから登る道があるようだ。
往復にかなり時間がかかるようなので行くのはやめて引き返す事にした。

それにこの道は糞尿だらけでくさくていやだ。トイレが無いせいだ。
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くだりの道では ブナの巨木が良く目に付く。登るときにはあまり気にならなかったけど。
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この巨木が例のトトロの木の反対側ー山の上のほうだ。かなりごつごつしているが トトロの意味は不明だ。
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紅葉した栃の木の葉があちこちに落ちている。お土産に何枚か貰った。
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あのリフト歯車残骸広場まで降りてきた。下りは早い。
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広場のススキが太陽に反射してきらきらと輝いていた。
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駐車場が見えてきた。何人か歩いているのが見える。
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あのコンクリート舗装道を降りるのがつらい。太ももにものすごく力が入る。
後ろ向きに下りたら凄く楽だった。なんとかしてほしいなあ、この道。
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山地図も GPSも車に置き忘れて記録がありません。すみません。

時間は登り3時間15分、くだりは小荒島への寄り道も含めて2時間弱でした。
先日伊吹山へ昇ったタイムとほぼ同じなので 標高差は1100m前後のように感じました。
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次は 能郷白山へ
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越前山旅2015秋 2.荒島岳 その1

2015-11-06 08:46:47 | 越前の山旅
越前山旅2015秋
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数年前になるが、私のブログ「世界遺産大峯奥駈道を歩く」をご覧になった方からメールを頂き
「昭和30年代の終わりに奥駈を縦走しました。大変懐かしく見させていただきました。

私のホームグランドの 仏法僧の声鳴き渡る 美しいブナの森の荒島岳へぜひおいでください」
というもので それ以来 いつかは荒島岳へ行こうと心に決めていた。
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2.荒島岳 その1
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登山口への侵入路は非常に分かりづらい。国道158号線勝原駅前を100mほど過ぎると大きなカーブがあり、
その途中に侵入路がある。

岐阜県から来ると見つけやすいが、福井から来ると振り返る方向だ。
人気の山なのに 標識のひとつも無いのが不思議だ。きっと来て欲しくないのだろう。
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この駐車場はもとスキー場のものらしい。綺麗なトイレもむかしのままだ。
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登山案内看板だけが新しい。
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このコンクリート舗装道路を登っていく。写真では分かりづらいが、ものすごい急傾斜でたちまち足が痛くなるほどだ。
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コンクリートの道が終わり、砂利道を歩いていると今度は突然ロープで林道がふさがれている。
なんの説明もない。どうしていいのか分からずにキョロキョロすると
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右手のほうに荒削りの道が見えている。
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何の説明も無いが、とにかくここしか歩くところはなさそうだから歩いていく。
全く不親切だ。福井県や大野市の姿勢が分かるというものだ。
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所々赤のスプレーでマーキングがしてある。明らかにこれはボランティアの仕事だと分かる。
一応これで一安心して進む。
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かなり登って来た。遠くに高原の牧場らしき者が見える。しかしここはまだ荒削りの急ごしらえの仮設の山道だ。
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国道158号線をはさんで向かい側の山と同じ高さまで上ってきた。
まだ荒削りの仮設の山道だが もう50分以上歩かされている。よほど 途中で引き返そうと思ったほどだ。
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全く面白くない仮設の山道を歩き続けること1時間ほどで 広場に出た。
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スキー場だった頃の残骸のリフトの歯車だ。撤去する気配も無い、野ざらしの恥さらしだ。
「私たちは ここにスキー場を造り、失敗しました」「撤去するお金も無いので放置しています」と言っているようだ。
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少し歩くと、やっと初めての標識「荒島岳登山口」が現れた。やれやれこれで引き返さなくてもすみそうだ。
あの突然通行止めした虎ロープの道は もともとここへ繋がっていたと思われる。

今建設中の高速道路のせいで 通行止めとして、何の説明も無いまま新しい荒削りの道とは言えない
単なる山の地肌を歩かせているようだ。不親切極まりない。
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しばらくは綺麗なブナの原生林を歩く。今までの不愉快な気分が次第に溶けていく。
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看板が出ていて「トトロの木」と書いてある。意味不明だ。
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こちらのほうが 妖精のようで面白いのに。
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さらに歩くと「白山ベンチ」と書いた標識があった。
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正面に白山が見える。ここは標高はまだ935mだそうだ。地元のボランティアの方たちが設置したと書いてある。

そうだわなあ、地元自治体がするわけないわなあ。
いきなり あんなコンクリートの道や仮設の赤土の道を 延々と歩かせるぐらいだもの。
自治体のやる気の無さが露骨に出ているもの。
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延々と続く丸太階段の道もボランティアの方たちだの仕事だと思い感謝しながら歩く。
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ブナの根っこの階段道も 良く手入れされているのがわかる。これもボランティアの仕事だろう。
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やがて看板が出て「私たち荒島岳愛山会がメンテしています」と書いてある。やっぱりなあ。
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やがて広場に出た。
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石楠花平というらしい。別のコースからの道とここで合流するそうだ。
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この広場からは ドンドン下っていく。
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やがて標識が現れて「もちが壁」とかいてあり、難所だから 十分注意して通行するように書いてある。
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急な階段には 鎖が取り付けてある。
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更に梯子も掛けてあり、ここで先行者のおじさんに追いついた。
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荒島岳 その2へ続く
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越前山旅 1.夜叉ヶ池 その2 2015年9月29日

2015-11-04 14:27:47 | 越前の山旅
越前山旅 1.夜叉ヶ池 その2
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最初の藪をヤットの思いで抜けて一休み。まだまだ先は長い。
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右手には 岐阜県揖斐川町の谷が突き上げてきている。こちらも険しそうだ。
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振り返ると夜叉ヶ池山が見えている。先ほどのグループは隠れて見えない。山頂付近は深い藪らしい。
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深い藪漕ぎを何回か繰り返す。あまりの激しさに次第に前進する気力が萎えてくる。
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大きな岩に突き当たる。裾を巻いて行く。
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さらに何回か藪漕ぎを繰り返すと 小さな広場に出た。
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ここから 一旦降りて藪の尾根道を歩き あの一番左が 三周ヶ岳らしい。まだ先は長いなあ。
それにしても この深い藪を下っていかなくてはならない。気力が削がれてきた。
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振り返ると夜叉ヶ池山よりこちらが少し高そうだ。
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しばらくどうするか 悩んだが、凄い藪漕ぎする気力が萎えたので ここから引き返して 
あの夜叉ヶ池山へ登る事にした。引き返すのもこの深い藪を掻き分けなければならない。

しかしこれをやらないと帰れないので決心して突き進む。
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来るときにつけた目印のテープに何回も助けられる。周りが見えないので 方向も見失いがちだ。
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時々立ち止まり、上を見るともう紅葉が始まっている。
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やっとあの回り込んだ大きな岩まで帰って来た。道はあっているようだ。

先ほど池でお話した岐阜県の方は 「三周ヶ岳から引き返す時 気をつけないと周りが良く見えないから
とんでもないところへ降りた人が何人も居ますから気をつけてくださいね」と仰ったのが思い出される。
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テープを確認しながら来た道を戻る。
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藪を抜けてやれやれだ。
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振り返ると三周ヶ岳があんなに向こうに見える。
私が休憩した小ピークは右の山にけられて見えない。
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池が見えてきた。このままあの夜叉ヶ池山へ行こう。
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上のほうはまたしても藪だがそんなに深くない。沢山人が歩くからだろう。
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ピークに着いた。
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振り返ると三周ヶ岳と私が休憩した小ピークがチラッと見える。
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さあ池へ引き返すぞ。ウッドデッキの人もだいぶ減ったようだ。
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下山道の横にライブカメラがある。映像がネットに流れているのかもしれない。
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やれやれ これでヤットお昼ご飯だ。それにしても三周ヶ岳への藪漕ぎは凄かったなあ。
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昼食後に下山開始する。一緒にお昼の休憩をした福井市からこられた二人連れの若い女性と一緒に下山だ。
右手に見える左側の尖った山が 三周ヶ岳だ。
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下りは順調に飛ばして ドンドン降りる。
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駐車場だ。1時間くらいで下山した。
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私の車以外にも何台か増えている。
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実際に歩いた記録だ。三周ヶ岳への道は GPSの地図に載っていなかった。
残りの距離はかなりあるなあ。
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累積の標高差は820mほどだった。距離は8.4キロ歩いていた。
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次は 荒島岳へ
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越前山旅 1.夜叉ヶ池 その1 2015年9月29日

2015-11-03 17:47:57 | 越前の山旅
越前山旅は夜叉ヶ池から始めました。
もう10年以上昔になるが 愛犬のハスキー犬と岩魚釣りに良く出かけた場所だ。
久しぶりに 「夜叉ヶ池」を訪ねました。
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夜叉ヶ池 その1
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林道終点の駐車場。綺麗なトイレもあり、びっくりした。車は私一人だ。
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このような石碑は昔はなかった。
木製の看板に 泉 鏡花の小説の一文「君は夜叉ヶ池を見たか」と書いてあったのが印象的だった。
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この鳥居はむかしからあったような記憶がある。ここを潜って登り始める。
熊に注意とかいてあり、あわててベルと鈴を付ける。
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渓流の音を左に聴きながら、綺麗な森の中の急登が続く。
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深い渓谷の淵を歩くので 危ない箇所もたくさんある。
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大きな三段の滝を過ぎる。
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「仮設の橋なので注意してわたるように」と書いてある。
立派な橋だ。我が家の裏山の岩湧山の遊歩道の橋よりはるかに立派だ。
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夜叉ヶ池への標識があり、かなり歩いたつもりでも「ええ、まだそんなにあるの」とがっかりする事も。
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見返り草のなかまの天人草の群落の中を通ったり、
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サラシナショウマの群落の中を通ったり、
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ブナの木の根っこの階段を歩いたり
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親切な看板に感謝しながら歩いていると、
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やれやれもうすぐだ。
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頭上が開けて来た。
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向こうに見えるあの 尖った山が三周ヶ岳だろうか。
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いよいよ回りの木が低くなってきたと思ったら、
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藪漕ぎになった。
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藪漕ぎの後に木道が現れた。昔は無かった。
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木道を進むと池に着いた。しかし何人か休憩している。ビックリだ。

駐車場では私の車1台だけで、先行者は無し。「熊に注意」の看板に怯えて 鈴とベルを鳴らしながらやっと
山頂にたどり着いたら 人が居るではないか。

聞くと岐阜県側から登ってこられたようだ。
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久しぶりの夜叉ヶ池だ。今日はかなり水がたまっている。相変わらず神秘的だ。
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こんな石碑も昔はなかったなあ。確か木の祠があったはずだけど。
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池の淵から尾根に上がってみる。
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岐阜県川から若者のグループが ワイワイ言いながら登って来た。
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私は早速三周ヶ岳へ向う。
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歩いていると 大騒ぎの声が聞こえて来た。振り向くと先ほどの若者グループがそのまま夜叉ヶ池山へ登っている。
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誰かがスリップしたので 大騒ぎになったらしい。ここから見ても滑りやすい道だ。
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正面奥のあの尖った山が 地図で見ると三周ヶ岳らしい。
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それにしても藪漕ぎが凄すぎる。私の足元も良く見えない。
踏み外して滑落しないように慎重に歩く。
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夜叉ヶ池 その2へ続く
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