アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

年の瀬の岩湧山 2012年12月29、30日

2012-12-30 09:59:49 | 岩湧山の四季
自宅裏山の岩湧山(大阪府河内長野市 標高899m)を今年もよく歩いた。

計算してみたら、今年は120回ほど登っていた。何回も猪に威嚇され、ブヒブヒ

吼えられもした。山でよくお会いして、いろいろお話をするOさんやNさんは

膝の故障や靭帯の故障でしばらくお顔を見なかったが、最近復活された。

まあ我々の年代(60過ぎ)はあちこちこしょうが出てきて、当然かもしれない。

私より20歳も若いNさんは、剱岳で滑落し、足の甲を剥離骨折し、

18時間かかって早月尾根を 激痛に耐え一人で下山された。

2ヶ月の休養のあと今は毎日岩湧でお会いする。

私よりちょうど10歳年上のAさんは、相変わらずダンベルを両手に持って

岩湧山ふもとの住宅地から走って、岩湧中腹の岩湧寺まで往復されている。

私も10年後はあのように元気でいたいものだ。

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いつもの「行者の道」や「見晴らしの道」と違い、

今日は岩湧寺横の「急坂の道」を登る。



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約50分で山頂だ。今日はとても暖かい。


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春霞のように もやがかかっていて、大阪湾の方向はほとんど見えない。



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北摂の方向も霞んでいる。
よく晴れていれば見える 京都清滝の愛宕山も隠れている。


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奈良県のほうは 煤煙が少ないせいか、世界遺産
「大峰奥駈道」がよく見える。しかし二千メートル級の
弥山八経明星の山塊は、雪がすっかり溶けて黒黒している。



ちなみに下の写真は二日前の27日の奥駈の写真。
白く輝く弥山八経明星の峰々。



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「岩湧の道展望台」でいつものように湧き水を汲んで
四季彩館へ降りる。



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四季彩館は今日からお休みだ。
玄関の門松は職員さんの手作りだ。
年末に「門松つくりの講習会」をして、沢山の方が参加していた。



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30日の岩湧は朝から雨。昼からは晴れの予報も
見事に外れて、雨が降り続く。いつものように
岩湧へ散歩と、水汲みに出かけた。
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行者の道の滝は、雨のため勢いがいい。


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雨が降り、薄暗い森の道を歩いていると案の定猪に出会う。
行者の道遊歩道を登っていると、突然「ブヒブヒ」と威嚇の声。
立ち止まると、親子連れが道から谷へ飛び込んだ。
小さい子供を3つ連れた母親だ。とっさに写真を撮るが写っていなかった。


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中腹の雨の展望台で、いつものように水を汲んで下山した。





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今年も沢山の方にこのブログを見ていただきありがとうございました。
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来年もこのブログ、ウエブのホームページともによろしくお願いします。

「ウエブページ自然の中へ」
http://www17.ocn.ne.jp/~hase-you/
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それではよいお年をお迎えください。
     
                 2012年年末
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京都の四季 師走の京の風物詩カボチャ供養 12月23日

2012-12-27 21:12:43 | 京都の四季
寺町通り商店街 矢田寺

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師走に入ると千本釈迦堂や妙満寺をはじめ市内各寺で「大根供養」が行われ

参拝者に御接待として振舞われる。

ちなみに 嵯峨野大覚寺塔頭覚勝院では「大根供養」が行われて

大根の御接待が行われる(12月23日)。

一方 二十四節気「小雪」のあたりに、カボチャ供養をして カボチャを頂くと

無病息災、元気に一年が過ごせると 「カボチャ供養」で有名な 矢田寺へ

カボチャの御接待を頂きに行った。

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寺町通り商店街の一角にこじんまりとした矢田寺。

行列がなければ 通り過ぎてしまいそうだ。



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通行人の邪魔にならぬよう、寺の反対側に一列に並ぶ行列。

かなり長い行列だが、進むのは早い。



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カボチャとお茶を頂いた参拝客が次々に出てくる。






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奉納された「デカカボチャ」を触り、無病息災を祈願する。






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上手に炊けていて、とても美味しかったので 売られていた

「お土産用」のパックのカボチャを買いました。




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そして夜は 「平安女学院オープンキャンパス
       真冬の夜のイルミネーション」
 
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京都御所前の校舎の外壁や塀に付けられたライト。



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玄関前の光の庭。



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青く光るツリーは空のペットボトルだ。



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光る教会。



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光るキノコ。



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同キャンパスには沢山の方が次々に訪れていた。

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新設の大山その2 下山 2012年12月19日

2012-12-25 17:57:34 | 冬の山歩き
6合目から上は、誰も歩いていないので、トレースが全くない。
ここから上は コースを一歩はずれると、雪の深みにはまり込み
一人では抜け出ることが出来ないこともあり、とても危険だ。
と言うことで、ここで下山することにした。

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結局この青年一人が ここに残りテント泊するそうだ。

明日登頂するというので、今までの事故例など話し、

決して無理しないように伝えて、下山する。

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下山開始だ。



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のぼりでは気にならなかったが、くだりでは木の枝が

顔の高さに来て、とても歩きにくく危険だ。



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大又で すべるように降りるから早い。






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元谷分岐点から少し元谷へ下り、谷を見に行った。

しかし三鈷峰などの峰は全く見えなかった。






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下りはとても早い。吹雪も少し収まって「宝珠山」らしい

峰もうっすらと見えてきた。



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阿弥陀堂まで降りてきた。阿弥陀さんに無事を感謝。



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登山口の道路まで下りてきた。



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駐車場の除雪が始まっていた。




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この人が乗っているのは、「大山牛乳」、「大山ヨーグルト」

の配達だそうだ。とてもスピードが出る乗り物だ。



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道路の除雪も急ピッチだ。



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大山道路は朝よりもきれいに 除雪されていた。



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山を降りても、田んぼや畑はごらんの通りの雪の原だった。



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コースタイム 

登り(情報センター駐車場から六合目避難小屋) 3時間

下り                    1時間 

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新雪の大山は6合目で敗退 その1 2012年12月19日

2012-12-24 14:21:58 | 冬の山歩き
本格的な寒波到来で、あちこちの山で雪の便りや、雪崩のニュースが聞こえてくる。

そんななか久しぶりに大山へ登った。

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実際に歩いた記録と高度記録。
高度は750mの駐車場から1350mの六合目まで標高差600メートルだった。





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米子市から大山道路に入るあたり、田んぼも真っ白だ。



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大山道路は除雪してあるが、降り積もった雪が木の上から

ドサドサと落ちてくる。




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駐車場はどこも除雪が間に合わず入れない。



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情報センターに駐車して 歩き出す。



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南光河原は雪に埋まっている。



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登山道入り口からいきなり膝くらいの雪だ。



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先行者がいて、大いに助かる。ふみ跡をたどって歩く。

先頭の人はかなり体力的に大変だと思う。



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30分くらい歩いて 前を行く人に追いつく。

このあたりでようやく 雪道歩きに体が慣れてきた。



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三合目で、右の女の人が下山するという。地元の方だ。

左の人は少し休憩するというので、私は一人で歩き出す。



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先程の女性の話だと、二人の人が登っていったという。

ラッセルしなくていいので とても助かる。



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相変わらず 雪が吹き付けてくる。



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やっと五合目に到着。



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先行者が「山ノ神さん」を掘り出してくれた。



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上を行く二人連れに追いついた。



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元谷への分岐点まで来た。もう少しで六合目だ。



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六合目到着。吹雪いているので回りはよく見えない。



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六合目からよく見える「三鈷峰」はおろか、元谷も

吹雪でぜんぜん見えない。



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六合目から上は、全くふみ跡も無い「ノートレース」状態だ。

これ以上上には一人では進めない。コースも分からない。





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六合目の避難小屋で、お昼ご飯。中は私を入れて四人だ。



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大山2へ続く
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島根半島出雲北山縦走路の弥山に登る 12月18日

2012-12-21 12:02:22 | 冬の山歩き
島根半島の宍道湖、中海と日本海を隔ててる山脈が北山山脈だ。

その山脈の西側部分 出雲北山縦走路の旅伏山から鼻高山は以前歩いた。

500m前後の山並みだったが、アップダウンの連続で結構楽しめた。

全山縦走するとなると、10時間近くかかるらしいので それは日が

長くなってからの楽しみに置いといて、今回は その縦走路の西の端 

出雲大社を見下ろす、弥山に登った。

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みせん広場無料駐車場から弥山三角点まで往復した。

ブルーが往路、グリーンが復路。



実際に歩いた記録が下の図である。



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ひろい無料駐車場。トイレは道の左にある。



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薬師谷コースは分岐を直進する。右は一般登山道。



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大きな石碑のところで、小川を渡り対岸へ。(右岸へ)



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石積みの道を行く。昔から使われてきた道のようだ。

この後、道はジグザグに登っていく。


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石段を登る。
瓦も落ちている。何かの屋敷跡かもしれない。





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手作り標識に助けられる。



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次第に高度を上げていく。



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縦走路に出そうだ。



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縦走路に出た。


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縦走路にも手作り標識がある。

このあたり、地元行政がつけた看板標識は全く無い。

すべてボランティアの手作りだ。

出雲市もまるでやる気が無いのが残念だ。



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やがて海が見えてきた。大社湾だ。



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間違えてまっすぐ行きそうになった。

ここでも手作り標識に助けられる。



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やがて尖った山が見えてきた。弥山だろう。



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祠が見える。山頂だ。



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弥山山頂だ。



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山頂からは 光る神西湖の向こうに三瓶山が見える。



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縦走路を三角点まで歩いてみた。



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展望岩に出た。



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山頂に引き返した。出雲大社の向こうに稲佐の浜が見える。

神在り月に全国の神さんをお迎えするという浜だ。

ここで昼食にする。10時30分から歩き出して、今は13時だ。



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お昼ごはんを食べ終わると、海から黒い雪雲が突然やってきた。



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瞬く間にふぶきに取り囲まれる。

直ちに「一般登山道」で下山する。



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降り始めの頃は、ロープがフィックスされてありがたかった。

しかし最初だけだった。



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ひどすぎる一般登山道の倒木放置。

全く整備する意思がなさそうだ。迂回を重ねて下山する。



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やっとの事で最初の分岐点に帰着。やれやれだ。



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「薬師谷コース」は歩きやすく、危険が少なかった。

ところが「一般登山道」は大量の倒木が放置されていて、

斜面も崩れている場所が多く、危険だ。

地元ボランティアの方が取り付けたロープが

せめてもの救いだ。

行政(出雲市)は登山道の整備などやる気がまるでなさそうだ。

残念なことだ。せっかくの市民、県民の憩いの山が台無しだ。

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歩いた高度記録である。標高差ほぼ500m。



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冬の松江市散歩 2012年12月17日

2012-12-18 22:20:52 | 松江市の四季
所用で実家のある島根県松江市に行った。

冬の日の寒い半日、松江市内を散歩した。

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家の近くの大橋川。水辺に下りていくと水鳥がいっせいに飛び立った。



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たくさん繋がれたお休みの蜆舟。ブランドになった宍道湖の蜆も

乱獲がたたり、めっきり取れなくなったらしい。



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しばらく歩いていくと、ここにも水鳥達がたくさん寛いでいた。



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ほとんどが この頭のチョコレート色の頭の鳥、ホシハジロ。





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何故かウミネコが一羽混じっていた。
鴎と違って くちばしの先が黒く尻尾も黒い。

決定的な証拠は「ミャーオ」と猫のように鳴く。



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宍道湖まで来ると、嫁が島周辺に蜆舟が集まっていた。

昔は沢山の舟がひしめいていたが、蜆が取れなくなり

自主規制しているのか、舟が少ない。



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ものすごく長い柄のついた蜆かご。重労働だろうなあ。



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町を歩いていたら突然民謡が聞こえてきた。

下を見ると船頭さんが「安来節」を歌い、コタツ舟が通りかかった。
沢山の観光客を乗せている。



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宍道湖温泉まできたら、「お湯かけ地蔵さんにお参りする」

お湯の湯気でもうもうとしていた。





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お城の堀の崩れた石垣も修理が終わったようだ。

石が少し白い。



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「竹島資料館」に入ってみた。終戦後のドサクサにまぎれて

南朝鮮の李ショウバン一味が突然竹島を襲い私物化した島だ。

ソ連が終戦後のドサクサに北方四島を突然襲ったと同じだ。

戦後50年以上経っても日本政府、外務省は 領土、人(拉致被害者)

をほったらかしだ。

見ているうちに腹立たしくなってきた。






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立派で大き過ぎる「松江歴史館」

この建物は「島根原発」の電源立地交付金で建てられたものだ。





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以前は有料だったが、誰も入る人がいないので無料になっていた。

ここは喫茶コーナーで和菓子つきのお抹茶が950円だとさ。

そんな高いもん誰が注文するかなあ。



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千利休茶室も館内に 復旧されていた。



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結局沢山の職員さんが「いらっしゃいませ」、「ようこそ」

と声をかけてくださったが、客は私一人。

大いなる税金の無駄遣いだ。ここでも腹立たしくなる。

いったい誰のお金やねん。

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さらに歩き続けると立派な門構えのお寺が。



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萬寿寺とかいてあった。境内はしろ砂が掃き清められて

ゴミひとつ落ちていない。立派なお寺だった。



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帰りに立ち寄った「普門院」。この寺は「怪談」の作者

小泉八雲ことラフカディオ、ハーンがこの寺の住職から聞いたお話を元に

「小豆磨き」の妖怪話を書いたそうだ。

境内奥の茶室でお茶が飲めるらしいが、恐そうなおばさんが

うろうろしていたので入るのを止めた。



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家の近くの楽山公園。子供の頃にセミやトンボを捕まえによく来て遊んだが

今は冬枯れの景色だ。







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昼からは 嵩山を散歩。

よくこの山で出会う玉湯町のTAさんとばったり出会った。

しばしお話をしているうちに雨がぽつぽつ降ってきた。

時雨に煙る、宍道湖と松江市街地。

あの雨雲がこちらに来る前に家に帰ろう。




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雪降る中を一徳坊山から編み笠山へ

2012-12-17 07:51:44 | 新雪の山歩き
寒波襲来で 小雪ちらつく中を、加賀田横谷から関電道で一徳坊山へ登り

編笠山を回って岩湧寺へ降りた。

今日は空気がとても澄んでいて、山頂の眺めはすばらしかった。

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ピンクのラインが歩いたコース。一周約3時間だ。



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横谷入り口。橋の手前を右へ。



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ゲートの向こうの関電道を登る。



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歩いているうちに雪がちらついてきた。





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約45分ほどで一徳坊山頂三角点。541メートル。



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一徳坊から見た岩湧山。かなり吹雪いている。

雪雲がやがてこちらに来た。



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編笠山への道入り口には、何回標識を掛けても

心無い人が外してしまう。ハイキングコースで道間違いしないように

表示してもすぐ外される。多分いつも同じ日野集落の人だ。

この道は「河内長野市テクルート」というハイキングコースなのに。




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東タツガ岩到着。一徳坊から約45分だ。



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大阪湾の向こうに神戸の街。



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今日は空気が澄んでいて、明石海峡大橋の主塔や吊りロープ

まで見える。直線距離で30キロ以上あるのに ロープまで見えるのは
非常にめずらしいのではないか。




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タツガ岩から岩湧山を見る。雪は少し小降りになった。



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編笠山到着。641メートル。眺めはほとんどない。

杉の植林地帯だ。せめて山頂だけでも伐採してほしいけどなあ。



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岩湧へはひたすら下る。



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四季彩館が見えてきた。



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林道に出た。この付近は峠でまだ道は凍っている。



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葛城経塚二十八宿第十五番経塚「岩湧寺」に立ち寄る。



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その後岩湧寺によって、四季彩館へ。



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今日は月曜日で四季彩館はお休みだ。

階段を下りて「落ち葉の道」から林道へ出る。



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林道に出ると、雪はほとんど消えている。

この「縁結び地蔵さん」の祠付近で何回も猪に威嚇された。

この左手の上の「杉木立の道」でも先週でっかい猪に

出くわして ブヒブヒ吼えられた。

林道を約20分歩くと出発点の横谷入り口に帰着した。



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私財をなげうって世界遺産の道を維持している和歌山県人たち

2012-12-16 20:56:46 | 世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く
先日書いたブログで、世界遺産「高野町石道」の周りにゴルフ場建設を許可してしまい、結果的にゴルフ場の中に世界遺産の道を通している馬鹿な和歌山県職員の話を書いた。

こんな非常識な職員がいる一方で、私財を投げ打って 世界文化遺産「大峰奥駈道」の修理と維持を黙々とやっている すばらしい和歌山県のグループが新宮市にいる。

「新宮山彦ぐるーぷ」の人たちである。私も二回直接お会いしてその活動を見聞きしたので、まさに頭の下がる活動である。

全長183キロの 世界遺産大峰奥駈道は北半分を 「北奥駈」または「金剛界奥駈」といわれ、南半分を「南奥駈」または「胎蔵界奥駈」と呼ばれる。

世界遺産登録前後に 国の税金を大量に投入して北奥駈の山上が岳から八経が岳周辺の整備がなされた。しかし前鬼御坊から登る奥駈道の「古谷の辻」から南の「南奥駈」は昔から荒れ果てていたそうである。

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北奥駈道



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南奥駈道



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修験道根本道場のひとつである、京都聖護院葉衣会の故前田勇一翁
が、南奥駆の荒廃した様子に心を痛め 「奥駆葉衣会」を結成し、私財を
なげうって「持経宿山小屋」を建設したのは今から30年以上前だそうだ。

その持経宿山小屋を拠点に、道の整備が奥駆葉衣会の前田翁を中心
として始められた。


当時の南奥駆道は、一面の熊笹や雑木に覆われ、とても歩けるような状態ではなかったのを、奥駆葉衣会全員で、笹刈りや階段付けを根気良く続けた結果、南奥駆道は次第に整備された。


しかし前田翁は不治の病にかかり、入退院を繰り返された。
前田翁は自分亡き後の南奥駆道の整備を当時親交のあった「新宮山彦
ぐるーぷ」の玉岡会長に、病室から毎日のように手紙で切々と訴えられた
ということです。
 

翁の意思を引き継いだ「新宮やまびこグループ」の玉岡会長はじめグループ諸氏の血のにじむような努力で 「平治宿山小屋」 続いて 「行仙宿山小屋」が建設され、南奥駆道も、道として次第に整備されてきたという。

※以上の話は私が山彦ぐるーぷの方に直接お聞きした話である。


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持経の宿山小屋だ。南奥駆整備の拠点として、前田勇一翁が私財を投じて
最初に建設した小屋で 奥駈道の整備の拠点となった。



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小屋に隣接した不動堂に 前田翁の写真と、その説明文が掲げられている。


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「新宮山彦グループ」による、前田翁をたたえる文章です。



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続いて建てられた「行仙宿」山小屋だ。「新宮山彦ぐるーぷ」の人たちは
聖護院、三井寺、大峯山寺、金峯山寺などの修験道根本道場に協力してもら
い、募金活動を続け、かつ私財を投入して「行仙宿山小屋」続いて「平治の宿
山小屋」を建設した。


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きれいに片付けられた行仙宿小屋内部


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以前 この小屋の前を通って、雨の奥駆を 笠捨て山から地蔵岳まで往復した帰り道、この小屋から一人の女性が出てこられた。

お話を聞くと「下の林道に停めた車から、建設工事用の砂利を運んでいるとこ
ろです。もうあと一回でお終いにします」とおっしゃいました。

やがてご主人がこられ、詳しくお話を聞く事ができました。



前田翁の意思を引き継ぎ、南奥駆の整備を引き継いだものの、道は熊笹と

雑木に覆われて、とても何処が道か分からない状態で、グループ全員で 

それこそ来る日も来る日も、道作りに明け暮れたそうです。

聖護院葉衣会、奥駆葉衣会 ともに高齢化が進み いまや有名無実。

「山彦グループも 玉岡会長が今年85歳、この先どうなることでしょうか」

と寂しく笑ってらっしゃいました。それでも最近は「自分の都合のよい時だけで

もお手伝いします」という方も、何人か現れて 一緒に道作りをしています。」

だそうです。

あの前財務大臣「塩爺」も以前砂利を運びに来られたそうです。


私にも「どうですか、たまには砂利を運んだり、笹刈りをしにいらっしゃいませ

んか?」とおっしゃいましたが、私は返答に困り

「普段は家の近くの 岩湧山の登山道の整備をしているので、なかなか時間
がとられなくて」 と言おうとしましたが、彼らのやってきた事と比べると
問題にならないくらいちっぽけな事だと思い、とても言い出せませんでした。


「次回、奥駆道でお会いしたときには、ぜひ砂利を運ばせていただきます」
と言って その場を後にした。


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「新宮山彦ぐるーぷ」で建てた 「平治の宿山小屋」です。





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その昔 平治の宿には、あの西行も訪れて唄をのこしています。

「こずえ洩る 月もあはれを 思ふべし

     光に 具して 露のこぼるる」と書いてあった。



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平治の宿山小屋ができてから、京都大学の 今西錦司先生も訪れている。
記念の植樹に桜が植わっていた。



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持経、平治、行仙の山小屋の位置図



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「新宮山彦ぐるーぷ」のホームページはこちらをご覧ください。

http://syamabiko.web.fc2.com/


「新宮山彦ぐるーぷ」の紹介ページです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%AE%AE%E5%B1%B1%E5%BD%A6%E3%81%90%E3%82%8B%E3%83%BC%E3%81%B7

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山岳保険のお勧め その2

2012-12-14 22:09:16 | ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

山岳保険のお勧め その2
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その剱岳で滑落したNさんの話の続きです。

私が北岳を8時間半かかって日帰り登山したあと、(Nさんはすでに5時間
強で往復していた)Nさんにそのことを報告すると

「北岳の標高差はたった1600mです。それを日帰りで往復しても健脚とは言えません。
標高差2200mのコースを往復して初めて健脚と言えます。」

と言われた。具体的には 剱岳の早月尾根コース、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根コース
の二つが標高差2200mだそうで、この二つのコースを それぞれ 日帰りで歩いて初めて「健脚」と言えるのだそうだ。

剱岳早月尾根コースの往復標準タイムは18時間だそうだ。つまり10時間で登り8時間で下る。暗いうちから歩き出し、夜遅くに帰着する。そんなコースを4時間あまりで登ってしまうなんて、やはりNさんは 健脚だ。

私もその二つのコースに 元気なうちにチャレンジしてみたいものだ。

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私が歩いた危険な山歩き箇所の写真その2
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西穂高岳に向かう「ピラミッドピーク」の奥にかすかに見える西穂。
ピラミッドピークから下へ降りれずに、引き返した。
後で西穂山荘で聞くと たくさんの人が 遭難された場所らしい。



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仙丈ケ岳から大仙丈へ向かう尾根も滑りやすいし滑ったら大変だ。


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大汝から雄山への引き返しルートもたくさんの人が平気で歩いているが
かなり危険なところもある。


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ニペソツ山も手強い山だ。天狗岳の巻き道からニペソツ山頂へ
登山者の列が続くが、小石が多く滑りやすく また石を蹴って落としやすい。


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八ヶ岳の赤岳。見るからに怖そうだった。

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同じく赤岳の文三郎下山道も危険だ。あの道を35キロのビールとか食料を
山小屋に担ぎ上げていた強力さんに出会ったが凄い人もいるもんだ。


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鳥海山の下山尾根道で伏拝岳から新山と神社をかえりみる。
よくこんなところを歩いてきたものだ。


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木曽駒が岳宝剣岳への登りの鎖場も危険だが小学生も鎖に捕まって
登っていた。


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九重連山硫黄山付近も硫黄臭が強く不気味だ。


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国東半島天念寺無明橋は足を滑らすと100m以上落ちる。あまりに危険なので
立ち入り禁止の札が立っているが、登る人が後を絶たないらしい。


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鳥取県の大山三鈷峰からユートピアに向かう道も危険だ。鎖が取り付けてあるが
若い人のグループはキャーキャー言いながらゲーム感覚で歩いていく。


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同じく大山の弥山から剣が峰を超えて、ユートピアへの縦走路はあまりにも
ナイフリッジで危険な為、立ち入り禁止のフェンスが設置された。
それでも歩く人がいて、毎年滑落事故が後を絶たない。


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山岳保険のお勧め

2012-12-14 15:48:56 | 山歩き
このところ山での遭難が相次いでいる。何人もの方が 救助されて病院へ搬送されたり
また残念なことに亡くなられた方もいらっしゃる。

私がよく行く 自宅裏山の 大阪府河内長野市岩湧山で よく見かけていろいろ山の
お話をする常連さんで、Nさんは仲がいい方の一人だ。

最近あの方を岩湧で見ないなあと思っていたら、つい先日山でばったりお会いした。
そしてお話を聞いたらとんでもないことになっていたようだ。災難の詳細は以下のようだ。

先日番場島ー早月尾根ー剱岳の往復コース標高差2200メートル、標準コースタイム往復16時間のところを4時間で登り 登頂した。しかし下山中転倒し 3メートルほど落下したそうだ。幸い帽子(ロック用ヘルメット)のおかげで頭はかすり傷だったらしいのですが、足の甲を剥離骨折、激痛に耐えて早月小屋まで這うようにしておりて助けを求めた。

しかしヘリコプターを呼べば、富山県警のヘリが来れば無料で搬送してくれるが、県警のヘリが出払っていれば民間のヘリをチャーターするので その割り振りは山岳救助センターでやるのでどちらがくるのかわからないとのこと。ちなみに民間ヘリの料金を聞くと 150万から200万の間らしいと聞いて、あわてて断って、激痛と地獄の苦しみに耐えながらびっこを引いて10時間以上かかって下山したらしい。

自宅で療養中にあわてて山岳保険に加入したとのことで、私のホームページをちょくちょく見てくださっているので、「単独行の多い あなたも絶対加入するべきです」と私にも是非入るように進められ、私も入ることにした。

入会金2000円、年会費2000円プラス年間救助経費を頭割り 去年は900円程度で大きな保証が得られるので 決心した。

かれは私よりも若く、しかも鉄人、健脚なのに その彼が転倒滑落し足を骨折するなんて驚きだ。今年私が北岳に日帰りでチャレンジしたときは、往復8時間半かかり、最終バスにギリギリ間に合ったのだが、彼は5時間半で往復。しかも北岳を乗り越えて北岳山荘に降りて「北岳草」の写真をとり 景色を楽しんでまた上り返して下山したと言う健脚だ。怪我をした剱岳も日帰り予定だったそうだ。

その彼が滑落するのだから まあ私のような老人は山道で 転んでも当たり前ですなあ。

山歩きをする皆様もぜひ加入されてはいかがでしょうか。
ちなみに去年は会員数8000人程度で年間750万円の救助費用と報告され、実費負担は900円程度と書かれています。詳しくはホームページをご覧ください。

JRO 日本山岳救助機構 JapanRescueOrganization
http://www.sangakujro.com/

電話したら郵便局の振込用紙を送ってくれます。私は早速入会しました。


以下の写真は上記の文章とは全く関係がなく、私が歩いた山で危険やなあと個人的に思った山の写真です。

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真冬の大山北壁で、アイスクライミングする二人連れ。
もちろん私は登山道から見ていた。


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同じく真冬の大山6合目付近で 猛烈なブリザードに立ち往生する大学生パーティ。
佐賀大学山岳部と言っていた。これ以上無理なので彼らは 少し降りて
ビバークすると言い、私は別れて下山したが、ホワイトアウトになり
方向が分からず遭難しそうになった。


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世界文化遺産「大峰奥駈道」釈迦ヶ岳と孔雀岳の間「像の鼻」の怖いヘツリ道。
下を向いたらだめだ。足がすくんでしまう。



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トムラウシ山の「北沼」への下りガレ場。きれいな沼に見とれて
何度か転びそうになる。


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安達太良山から歩いてきて鉄山から安達太良を振り返る。
ここも滑りやすく危ない。



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御嶽山剣が峰から飛騨頂上と摩利支天を望む。
岩の表面が氷でつるつるして 怖くて歩けないので 途中で引き返した。



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甲斐駒ケ岳山頂への尾根道も滑りやすかった。


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同じく甲斐駒摩利支天への尾根道。硬い花崗岩の上に小石が散在し、
ここも非常に滑りやすかった。


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焼岳山頂直下、先行者が小石を落とすのでかなり危険だった。
おまけに硫黄が臭く、有毒ガスも怖い。


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常念乗越にたどり着くと、誰かがヘリコプターで運ばれていた。


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写真の整理をするので、危険な山の続きは次回にします。

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