アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

草津白根山(本白根山)の噴火について その2

2018-02-09 13:19:49 | 山歩きと火山
草津白根山(本白根山)の噴火について その2
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
火山噴火被害で 記憶に新しいのは御嶽山の噴火です。

しかし日本中に活火山があるので 山歩きは十分に気をつけたいものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

凍りついた御嶽山剣が峰から見下ろした噴火です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは夏に御嶽山を歩いたときの写真で、雲で隠れていますが 右手下が噴火口です。
私は火山帯や岩場を歩くときはヘルメットを被りますが、小さな噴石は避けれても
10センチ以上の噴石が当たれば ヘルメットは粉々ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

阿蘇中岳から下山道を見たところです。道の所々にコンクリート製の避難小屋があり、比較的安心して歩けます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

九重連山星生山の下から噴煙が上がっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

九重連山硫黄岳は文字通り硫黄が吹き上げてものすごく硫黄のにおいがします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

過去に幾度となく噴火を繰り返して来た九州の新燃岳。私が訪れる直前に噴火警戒レベルが引き上げられました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここまで親切に 立ち入り禁止措置がしてあるのに 入るやつは馬鹿ですね。

※すみません、実は私はせっかく遥々来たのだからと勝手な理由をつけて入り込みましたが道迷いして引き返しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

九州涌蓋山の足元には 八町原地熱発電所があり、轟音とともに蒸気が噴出しているのが見えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

北海道雌阿寒岳青沼の横から 噴煙が上がっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こちらは十勝岳の噴煙です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

富良野岳の登山道は噴煙の中を歩きます。臭いし危険です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

北海道樽前山(たるまえさん)のトレッキングコースは 溶岩ドームの横を歩きます。
轟音と共に蒸気や硫黄が吹き上げて 非常に怖いので足早に通り過ごします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

旭岳の登山道も噴煙地帯を通ります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東北の安達太良山、噴火口は今でも硫黄の匂いがプンプンします。あの噴火口底の向こう側で 湯の花の採取が
今でも行われているそうです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同じく東北の岩手山。火口外輪山を歩いていると噴火口の中でお弁当を食べている人が居ました。
聞くとあそこまでは歩いてもオーケーだけど、その上のドームは立ち入り禁止だとか。
しかしあんな危険な場所でお弁当食べなくてもよさそうに思いますが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

蔵王の剣が峰から御釜へ歩く途中も硫黄が噴出しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

会津磐梯山「中の湯跡」は硫黄が噴出していてとても臭い場所です。看板に「立ち止まらないでください」
と書いてあり、足早に過ぎる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

秋田駒の雌岳は今も噴煙が上がっています。数年前に噴火したときは 夜に見ると花火のようにきれいで
沢山の人が夜に見に来たそうです。バス発着場の管理人のおじさんに聞きました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

吾妻山登山道も噴煙の横を通ります。気持ち悪いので 足早に通り過ぎました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

浅間山はここ数年噴火警戒レベルが2に引き上げられたままで、直ぐ直前の前掛け山にも立ち入り禁止です。
黒斑山から蛇骨岳へ歩いていると 前掛け山の奥に浅間山が見えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

浅間山登山道には分厚い鉄板の箱が置いてあります。噴火したときの非難シェルターです。
もう少し数があれば安心なのですが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

焼岳の噴火溶岩で堰き止められたのが 大正池なのは有名ですが、山頂付近は今も場所により
立ち入りが制限されています。私が上ったときは噴煙の横で お弁当を食べている人が居ました。
アンナ怖いところで食べなくてもよさそうに思いますが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本は全体が火山列島なので いたるところ火山です。噴石の直撃も怖いのですが、猛毒噴気も怖いのです。
各地にある「鳥地獄」といわれる場所がそれです。山道に「立ち止まらないでください」と書いてある場所は
全国のあちこちにあるので 注意したいものです。目に見えないので余計怖いですね。

北海道大雪のお鉢の環状縦走路のあちこちにもあり、島根県の三瓶山のように休火山のお鉢にもあります。
山歩きは 危険と隣りあわせなので 火山情報にも十分注意したいものです。

そして火山の山道には少しでも 噴火時の避難小屋を造ってほしいものです。

予算の問題もあるでしょうが自衛隊を海外派遣したり、ODAで気前よく 巨額の円を海外にばら撒くのを少し削れば 
十分可能だと思います。海外の事より、少しは日本人の命を守って欲しいものです。

戦後70年 日本政府は国民の生命や、国民の財産をあまり守ってこなかったのですから。
 
朝鮮による拉致被害者は最近になり数名の方が救出されましたが 依然として未だ多くの方が
放置されたままだし、 竹島や北方領土なども 遠吠えするだけです。大地震による原発被害も 日本政府は
自身の責任を言及すらしません。みんな日本政府のいうとおりにして走ってきたのに。

日本政府も すこしは 国民の命を考えて欲しいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草津白根山(本白根山)の噴火について その1  

2018-02-08 23:06:56 | 山歩きと火山
草津白根山(本白根山)が先日噴火しました。残念な事に自衛隊の方が 噴石で尊い命を亡くされました。

私は2016年秋に 草津白根山を歩くつもりでしたが その直前に噴火警戒レベルが1から2へ引き上げられ
駐車場が閉鎖されたのはもちろん 付近の国道292号線は「駐停車禁止」になり、山歩きを中止しました。

2017年秋に警戒レベルが1に引き下げられたので 信越山旅の帰りに立ち寄り3時間ほど歩きました。
今回の水蒸気噴火はなんの前触れもなく、全くのノーマークだったそうです。

ちなみに 御嶽山噴火で 沢山の方がなくなったときは、直前に微振動が増加していたにもかかわらず
気象庁は なんの警戒情報も出さず、大惨事を引き起こし 気象庁は言い訳に明け暮れていましたね。

なんらかの情報を出してくれていたら、もっと被害は少なくなっていたと思います。
山歩きをする人は 噴火情報に敏感ですからね。警報が出れば普通の人は入山中止します。

噴火の少し前 2017年10月28日に私が歩いた記録を再編集してみようと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

草津温泉から 国道292号線を登っていきます。道路の雪は既に除雪して有ります。
もっとも私は既にスノータイヤを履いていたので 雪があっても困らないですけど。
正面の山の上の白いところがスキー場と思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

駐車場は盛んに除雪していました。除雪が終わった場所へガードマンにより誘導されました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

登山計画ルートです。当初はぐるっと回る予定でしたが 雲と雪の為に計画を変更しました。
山歩きが終わった後 直ぐに大阪へ帰宅予定です。台風に追いかけられていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の噴火場所です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はじめに弓池の周りを歩いていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コマクサリフトの前に来て山の雪の様子をリフト係員のおじさんに聞くと
「登山道は木製階段が多く、ほとんど凍ったり圧雪状態のため ツルツルです。
朝から何人もの方が 滑り落ちて大変でした。悪いことは言わないから 往復ともこのリフトに乗った
ほうが安全ですよ」と言われたので 一応10本爪アイゼンを持っていましたがおじさんのお勧めで
リフトに乗りました。

このコマクサリフトも大きな噴石でダメージを受けたり、噴石が地面に散らばっていたのをニュースで見ました。
屋根の無いこんなリフトに乗っていて噴石が飛んできたら どうしようもないですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リフトを降りた場所に建っていた遊歩道案内図に 今回の噴火の場所を入れてみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

歩いていくと穴の縁のような場所を歩きます。噴火口跡なのでしょうか。雲と雪で良く見えません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

左手には 小さな噴火口跡なのか 池なのか 窪地が見えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

遊歩道最高地点に到着しました。標高2150mです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

周りは這い松帯と雪しか見えません。雪が絶え間なく降り続いています。直ちに引き返します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この分岐から 展望台経由鏡池へ行く周遊遊歩道です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し進みましたが 雲と雪で まわりの景色がほとんど見えません。鏡池も展望台からも何も見えないと思われます。
そこで元来た道を引き帰し、大阪へ早く帰ることにしました。台風が近づいていますし。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この分岐で右へ行くとリフト乗り場です。直進の階段は圧雪状態です。リフトのおじさんの言ったとおりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんな日はリフトに乗る人はほとんど居ません。山道でもあまり人に会いませんでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リフトを降りて今度は逢ノ峰に登ります。急登を15分ほどすると山頂です。標高は2110mです。
山頂からは スキー場の方向に リフトの鉄塔が見えますが 営業しているようには見えませんでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

階段を急降下すると 駐車場に出ました。弓池は通りません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

白根レストハウスで昼食を頂きました。まるでスキー場の雰囲気です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

歩いた記録です。今回の噴火口をプロットしました。噴火時にリフトに乗っていたら降り注ぐ噴石で体はバラバラですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リフト乗車券です。コマクサリフトも当分運休でしょうね。噴火警戒レベル2では 駐車場は閉鎖で国道は
駐停車禁止ですから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

国道292号線を信州中野へ向います。これは峠付近の景色ですが、こんな状態で噴火したら 何も見えず
目の前に突然岩石が雨アラレのように降ってきたら どうしようもありませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
草津白根山噴火その2へ続く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする