高見山から、大台ケ原まで続く縦走路である。
スタートとゴールの山名から「台高山脈」と呼ばれている。
一昨年に、奈良県東吉野村大又林道終点から歩き出し、明神平を経て
池木屋山まで往復の縦走に出かけたのだが、下山ルートを明るいうちに
降りなければ、渓流の渡渉を繰り返す危険なルートは通れない。
午前6時にスタートして、午後6時頃には帰着しなければ危険である。
2010年9月に、もう少しの地点で引き返した経験があり、今度こそはと再び
チャレンジした。
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林道終点の駐車場は標高約700m、明神平(1323m)に出て縦走を開始し、
1300メートルを超えるピークを10箇所のアップダウンを繰り返し、
標高1396mの池木屋山(いけごややま)でユーターンし12時間後の
午後6時ころに帰着する予定でスタートした。
しかし結果的に今回もあと一歩のところ、霧降山(1360m)で引き返した。
無理をすれば池木屋山まで一時間のところだったが、往復2時間を余計に使うと
駐車場帰着が午後8時になり、渡渉を繰り返す渓流下山ルートは夜間は危険すぎる。
まあ私の足では、無理だと分かった次第だ。
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去年の台風で ここの林道もズタズタだ。
明神の滝付近は以前と変わりが無い。
標高1300メートルの明神平。キャンプで賑わう場所だ。
明神岳(1432m)を過ぎると登山者はほとんどいない。みな引き返すからだ。
その道でグリーンの大きな糞が点々と落ちていて、非常に緊張した。今までに見たことの無い糞だ。
道の不鮮明な縦走路を行く。踏み跡はかすかで、ビニールテープとGPSが頼りだ。
霧降山を少し過ぎたところで12時を廻り、これ以上の縦走を断念した。
午後6時ころには帰着しないと、暗闇での下山は非常に危険だ。源流地帯の渡渉を繰り返すので、とても危ない。
往復した峰々。
これから帰ろうとする峰々。ピークはすべて1300m以上だ。
迷い道。前後左右が同じ景色で、突然右折や、左折する箇所があり、往路で取り付けたビニール紐と、GPSが頼りだが、案の定2回も間違えて引き返し、時間を更にロスする。
明神平に戻ったのは午後5時だ。いそいで下山する。
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詳しい写真レポートは「ブログ台高山脈を歩く」をご覧ください。
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