アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

世界遺産大峯奥駆道を歩く 夏の終わりの南奥駈 行仙岳から平治宿を往復 2017年9月3日 その1

2017-09-19 10:14:55 | 世界遺産大峰奥駈道
世界文化遺産大峯奥駈道184キロのうち前鬼から奥駈へ出たところが 「太古の辻」です。
其処から北半分は 金剛界奥駈と呼ばれ荒々しい山が多いのです。北奥駈とも呼ばれます。
太古の辻から南半分の奥駈は 胎蔵界奥駈と呼ばれ 穏やかな峰々が続きます。
南奥駈とも呼ばれます。

北奥駈は 人気の山が多く、半袖半ズボンスニーカーという ハイキング気分の若い人が多いのですが
残念な事に 山の素人が多く 遭難事故も時々起きます。

一方南奥駈は 人気(ひとけ)も少なく 歩いていてもほとんど人に会いません。

道も荒れ果てていました。その状況に危機感を抱いた 前田翁(塩爺こと塩川正十郎前財務大臣の秘書)
やその友人の新宮やまびこぐるーぷ代表 玉岡憲明氏らが 私財を投げ打って 山小屋の建設や
奥駈道のメンテナンスをしてこられました。一方 国や奈良県は何もせず それどころか山小屋建設に
反対までする始末。塩爺があちこち頼みまわってやっと 建設が出来ました。

久しぶりにその 南奥駈を歩きました。
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行仙岳から平治宿 その1
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計画図です。ピンクは奥駈道でブルーは登山道です。
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午前9時到着、自宅から130キロ約3時間かかりました。
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向こうに見えるトンネルは 国道425五号線白谷トンネルです。
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身支度整えて 9時30分スタート。あの階段が登山口です。
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関係者以外通行禁止だって。電電公社は 税金で道と施設作ってもらっておきながら何と言うことを言い出すのでしょう。
この先行き止まりなんてバカバカしい。峠から先が 千年以上前から信仰の道の始まりなんだよ。教えてあげるよアホな
電電公社の社員たちよ。まるで役人の態度ですねえ。
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鉄骨階段の急登と
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山道の急登の繰り返しです。
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鉄骨階段もジグザグの急登、
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山道もジグザグの急登の連続になりました。
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あれが峠かと思いきや、まだまだ続きます。
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5年くらい前に歩いたときから 道の修理がしてありました。電電公社がするはずもなく、奈良県がするはずもなく。
どなたが直してくれたのでしょう。新宮やまびこぐるーぷのみなさんでしょうねえ。
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歩き出して1時間、ようやく峠が見えてきました。
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奥駈出会いです。ひとまず行仙岳へ向います。
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直ぐに山頂が見えてきました。
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山頂到着ですが、まわりに鉄塔やアンテナ、建物があり とても奥駈道の雰囲気ではありません。
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アンテナの向こうに十津川の山々が見えます。南奥駈の続きはもっと右手で ここからは見えません。
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次の怒田宿、倶利迦羅岳へ向います。向こうの建物は老朽化して放棄された建物です。
ちゃんと解体して 更地にして世界遺産の視界から消してくれよ、電電公社め。
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いきなり道が不鮮明になります。
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良く見ると踏跡やテープがあります。
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この標識が無かったらどないもなりませんね。新宮やまびこぐるーぷ の皆さんのおかげです。
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行く手に倶利迦羅岳や転法輪岳が見えていますが、その奥に微かに釈迦ヶ岳の頭だけ見えています。
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行仙岳から平治宿 その2へ続く
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