アウトドアライフの記録

四季それぞれに あちこちの山に登ったり、桜や紅葉の写真、および南の島の記録を写真とともに整理して、ブログにまとめました。

四季の大山を歩く 真夏の暴風雨の大山を歩きましたが、高山植物が満開で 風雨に揺れていました 2017年8月25日 その4

2017-09-17 22:42:35 | 四季の大山を歩く
真夏の暴風雨の大山 その4実施記録とこの日出会った高山植物たち
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実際に歩いた記録です。往路は夏山登山道を行き、復路は元谷から行者谷コースを下りました。
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標高差は1000m近くあるので やはり登りは3時間近くかかります。
積雪期はうまく行って5時間くらいかかりますが 吹雪くと五合目までがやっとで
6合目から上は 低木が雪に埋り氷の山になり 非常に危険です。
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岩沙参(いわしゃじん) 本州中部の高山の岩場に生息するそうです。
桔梗科釣鐘ニンジン属ということで 釣鐘ニンジンや蕎麦菜と花がとても似ています。
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白花岩沙参(しろばないわしゃじん)高山種の岩沙参の白花朱です。
強風に揺れていましたが とてもきれいでした。
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木道の際のあちこちで 風露が満開でした。
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暴風雨に揺れる風露。大山では 四国風露と説明していますが 白山風露かと思います。
いっそ大山風露と呼べばいいのに。大山固有種は 大山伽羅木や大山黄スミレなどがあります。
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これも木道の木輪に咲き乱れていた 巴塩竈(ともえしおがま)。
花の形が 巴の形をしているというが 巴の文字にはとても見えません。どんな目をした奴が
きめたのか、興味があります。塩竃とは浜で海水を煮詰めて塩を作る釜のことですが
「葉までよい」と「浜で良い」(塩竃がなぜ浜でよいのか 理解出来ませんが)とダジャレが
命名だとか。どうも意味不明、なんのこっちゃ。
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大文字草 この花が大の字の形をしているというのは 直ぐ分かりますね。
暴風雨の山頂で 揺れていました。
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大山伽羅木の実 イチイの木が変異して大山の固有種になったそうです。この伽羅木は雌雄別株で
赤くかわいい実はメスの木に成るそうです。
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草牡丹 葉が牡丹の葉に似ているというだけで 花は似ても似つかない姿です。
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草牡丹の花がミニ変わりつつある姿です。綿毛の仙人草の実に似ていますが それもそのはず
草ボタンは キンポウゲ科仙人草属です。
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深山小米草(みやまこごめくさ)白く小さな花びらが 米粒を連想させるから 命名されたそうです。
コゴメ草の仲間にはいろいろありますが これは高山種です。大山では弥山や三鈷峰の山頂付近に咲きます。
大峯奥駈道でも標高の高い場所で良く見かけます。
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深山アキノキリンソウ アキノキリンソウの高山種です。アキノキリンソウよりも背が低く花が大きいのが
特徴ですが、なぜキリンなのかは不明だそうです。
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七竈(ななかまど)の実 7合目ふきんでは 七竈に実が付いていました。
もう少し気温がさがると葉は赤く、実も赤くなります。
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これが何か始めはわかりませんでした。
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直ぐに分かりましたが この花の蕾でした。山路の杜鵑(やまじのほととぎす)です。
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山母子(やまははこ) 花が母子草ににていて、山に生えるから 山母子というのだそうです。
なんかもっとそれらしい名前はかんがえつかなかったのでしょうかねえ。安直やなあ。
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山蛍袋 (やまほたるぶくろ)八合目付近で今頃咲いていたので 珍しいと思い後で調べると
ホタルブクロの高山種で 山蛍袋というのだそうです。花は普通の蛍袋とほとんど同じですが
愕片が上に沿って少し開くそうですが、良く分かりません。標高1600m付近に9月に咲くのですから
高山種でしょうね。
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鎌酸実(がまずみ)の実と思い 写真を撮ったのですが 後で良く見たら 葉っぱの皺が
チリメン上に見えるので これはムシカリの実かと思います。鎌酸実とムシカリは赤い実が付くと
見分けが難しくなります。
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晒菜升麻(さらしなしょうま)この植物の若葉は食べられるそうで アク抜きの為に 茹でて
水に晒して食べることから 晒菜と名前がつけられたそうです。
それにしても 良くこんな葉っぱを食べるなんて 思いますねえ。
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下野草(しもつけそう) 下野の国(今の栃木県)に多く咲いていたそうです。しかし今の栃木県の県花
は この 下野草ではなくヤシオツツジだそうです。自分のすむ国の名前が付いた花を 粗末にするなんて
馬鹿ですよねえ。
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蟹蝙蝠(かにこうもり)未だ花は開いていません。開くと花弁は5枚に分かれて外側にクルクルと
カールします。
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蟹蝙蝠の葉 名前の由来は 葉が蟹の甲羅 または 蝙蝠が羽を広げて飛んでいる様子に見えるそうです。
私には蟹にも蝙蝠にも見えないけどなあ。
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九蓋草の花が終わり 実が成りつつある姿です。大山では九蓋草を「南国九蓋草」と呼んでいます。
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四季の大山トップページはこちらです。
http://yochanh.sakura.ne.jp/shimanetotori/index.htmlーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コメント
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