先日、受講生さんからリスニングの学習方法について質問をいただきました。
よい質問をいただきましたので、これをきっかけにまとめてみようと思います。
リスニングには、大きく分けて4つのハードルがあります。
このハードルを着実に越えていくことで、聞き取れるようになります。
そのうちの最初のハードルをまずお話しますね。
(1)単語の発音
これが第一の関門です。
ほとんどの初級者の方は、センテンスにいくつか聞き取れない単語があれば、
そこで思考停止してしまいます。
上級者の人でも、読解力重点で英語力を身につけてきた人に、
意外と単語の音が聞き取れない人が多いです。
聞き取れない単語が、知らない単語なら、まずは覚えなければなりません。
単語を覚えるときには、単語とその日本語訳ではなく、
センテンスの中で覚えるようにしてください。
そうすることで、本来の使われ方が体得できます。
また、単語を見てわかる、書けるだけでなく、
必ず発音も一緒に「×覚える」のではなく「○練習」してください。
たとえば、知っている単語でも、
home これは、「ホーム」ではありません。
こんなふうに短くて簡単な単語ほど、聞こえない人が多いんです!
発音は、[ houm ] oにアクセントがあります。
アクセントは、ストレス(強勢)とも呼ばれますが、強く発音する音です。
homeのように、1音節しかない単語は、ストレスがある o が強く発音されて、
他の音は小さくなります。
最後の m は、口をつぐむので、ほとんど聞こえません。
これは、日ごろから、自分が ホウム と発音していると、センテンスの中で、聞いたときにも、
あっ home だ、と分かりますが、 home = 「ホーム」だという意識があると、
「ホー」?? 何それ? となってしまいます。
ですから、簡単な単語でも、強く発音するアクセント(ストレス)を意識して
自分で発音練習を行ってください。
また、
important im - por - tant 3音節で、por の o にアクセント
のように長い単語だと比較的聞き取りやすいのですが、
アクセントの強いところだけが聞こえて、 important ではなく、portant
だけ聞こえてしまう、リスニングの失敗パターンがよく見受けられます。
restart
impossible
unable
いずれも、第2音節にストレスが置かれるので、最初の音が聞こえず、
リスタート → スタート 再スタートなのに!
インポッシブル → ポッシブル 意味が逆!!
アンネィブル → ネイブル、エイブル これも意味が逆に!!
のように聞こえてしまいます。
これは、耳が遠いのではなく(笑)、小さい音を無意識に無視してしまうのです。
自分で日ごろからアクセントに注意して正しく発音していると、
聞いたときにも、小さい音が当たり前のように聞こえてきます。
授業でも毎回、必ず発音練習をしていますが、これを知っている単語だと
みくびらず、必ずネイティブの音について、しっかり発音してくださいね。
テキストのCDにも各ユニットのWord Testがついていますので、ぜひ活用してください。
たくさん発音練習していると、スペルと音が有機的に結びついてきて、
初めて見る単語でも、正しい発音がわかるようになります。
また、単語の覚え方については、単語を自分で正しく発音して、
音を聞いて、意味がピンとすぐに思い浮かべられるようにしてください。
そこまで、スピーディにイメージできるようになって初めて「聞いてすぐ分かる」状態になります。
ここでのポイントは、
出会った単語をセンテンスの中で覚える
簡単な短い単語の発音をあなどるな!
です。
英語は、リズムやストレスが、非常に重要です。
次は、(2)リエゾンやリダクションの話です。お楽しみに
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茅ヶ崎方式英語 北千里教室
よい質問をいただきましたので、これをきっかけにまとめてみようと思います。
リスニングには、大きく分けて4つのハードルがあります。
このハードルを着実に越えていくことで、聞き取れるようになります。
そのうちの最初のハードルをまずお話しますね。
(1)単語の発音
これが第一の関門です。
ほとんどの初級者の方は、センテンスにいくつか聞き取れない単語があれば、
そこで思考停止してしまいます。
上級者の人でも、読解力重点で英語力を身につけてきた人に、
意外と単語の音が聞き取れない人が多いです。
聞き取れない単語が、知らない単語なら、まずは覚えなければなりません。
単語を覚えるときには、単語とその日本語訳ではなく、
センテンスの中で覚えるようにしてください。
そうすることで、本来の使われ方が体得できます。
また、単語を見てわかる、書けるだけでなく、
必ず発音も一緒に「×覚える」のではなく「○練習」してください。
たとえば、知っている単語でも、
home これは、「ホーム」ではありません。
こんなふうに短くて簡単な単語ほど、聞こえない人が多いんです!
発音は、[ houm ] oにアクセントがあります。
アクセントは、ストレス(強勢)とも呼ばれますが、強く発音する音です。
homeのように、1音節しかない単語は、ストレスがある o が強く発音されて、
他の音は小さくなります。
最後の m は、口をつぐむので、ほとんど聞こえません。
これは、日ごろから、自分が ホウム と発音していると、センテンスの中で、聞いたときにも、
あっ home だ、と分かりますが、 home = 「ホーム」だという意識があると、
「ホー」?? 何それ? となってしまいます。
ですから、簡単な単語でも、強く発音するアクセント(ストレス)を意識して
自分で発音練習を行ってください。
また、
important im - por - tant 3音節で、por の o にアクセント
のように長い単語だと比較的聞き取りやすいのですが、
アクセントの強いところだけが聞こえて、 important ではなく、portant
だけ聞こえてしまう、リスニングの失敗パターンがよく見受けられます。
restart
impossible
unable
いずれも、第2音節にストレスが置かれるので、最初の音が聞こえず、
リスタート → スタート 再スタートなのに!
インポッシブル → ポッシブル 意味が逆!!
アンネィブル → ネイブル、エイブル これも意味が逆に!!
のように聞こえてしまいます。
これは、耳が遠いのではなく(笑)、小さい音を無意識に無視してしまうのです。
自分で日ごろからアクセントに注意して正しく発音していると、
聞いたときにも、小さい音が当たり前のように聞こえてきます。
授業でも毎回、必ず発音練習をしていますが、これを知っている単語だと
みくびらず、必ずネイティブの音について、しっかり発音してくださいね。
テキストのCDにも各ユニットのWord Testがついていますので、ぜひ活用してください。
たくさん発音練習していると、スペルと音が有機的に結びついてきて、
初めて見る単語でも、正しい発音がわかるようになります。
また、単語の覚え方については、単語を自分で正しく発音して、
音を聞いて、意味がピンとすぐに思い浮かべられるようにしてください。
そこまで、スピーディにイメージできるようになって初めて「聞いてすぐ分かる」状態になります。
ここでのポイントは、
出会った単語をセンテンスの中で覚える
簡単な短い単語の発音をあなどるな!
です。
英語は、リズムやストレスが、非常に重要です。
次は、(2)リエゾンやリダクションの話です。お楽しみに
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茅ヶ崎方式英語 北千里教室
ブログ参考にしていただいているようで、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、自分が苦労して身につけた英語力によって、教え方に厚みが出ますし、自分の経験が、生徒さんへのヒントになります。
教えるという仕事は、永遠に頂上に到達することができない山のようなもので、いくらでもチャレンジすることは出てきます。
お互い、がんばりましょう。
こちらこそよろしくお願いします!
高校生に英語を教えていますが、まだまだ英語力不足を感じています。
自分の研修のためにはなかなか時間が取れないのがつらいですが、自分の力をつけることが生徒たちのためになる、と思えばいいのですよね。
よろしくおねがいします。