一般社団法人EIGC(エイジック) ♪♪ニュース英語・ビジネス英語の部屋

一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

LがRより50点以上高い場合

2013-06-23 20:49:34 |  ビジネス英語・TOEIC
前回「リスニングを伸ばすには」ということを書きましたが、
今回のTOEIC IPテストの受験者の半数は、Lが、Rより50点以上高く、
中には100点以上、Lのほうがスコアが高いという人もおられました。

このような方で、トータルスコアが800点以上の方は、これからは、読解力が伸びれば
リスニングも一緒に伸びていきますから、読解力を意識して学習を進めてください。

「英語力を磨くときの重要ポイント」で書いたとおり、
精読を今までしていなかった方は、ぜひ定期的に精読練習をしてください。

最初に学習するときは、語いや構文などそこで使われている英語の表面的なものに意識が向きがちですが、
何度か同じものを読むと、読みこなすのに少し余裕がでてきます

余裕が出てくると、そのパラグラフ全体のロジックの流れや、
なぜここにこの単語が使われているのか、
ここの単語が複数なのは、こういうことを考えているからなのね、とか、
ここの前後の関係がこういうニュアンスだったんだ、
ここでこれをわざわざ言っているのは、これと比較していたんだ、
などど、新しい発見があったりします。
また、一度目には疑問に思わなかったことに疑問が生じ、調べてみて新しいことが理解できたりします。

精読でついた語い力やセンスは、確実な力です。

多読で量をこなすことも必要ですが、このように、精読で得られることは、とても有効です。

読解力をつけていくには、あせらず継続してくださいね。
コップに水がいっぱいたまるまでは、自分で実感しにくいかもしれませんが、力は着実についています。

水がいっぱいになって溢れてくると、「あれ、以前より読めるようになってる」という実感がわく時期がきます。

継続できるためにも、楽しいと感じながら読めるものを選んでください。

積み重ねていくことで、やがてBreakthroughがきます。
そのときを楽しみに!

B2以外のクラスでは今週がReviewで、一区切りになります。

学習相談などありましたら、いつでもお知らせください。

コミュニケーションフォームを作りました。(左帯のブックマークにも載せました)
http://form1.fc2.com/form/?id=848283

教室で声をかけられなかったら、いつでもご利用くださいね!

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TOEICテスト結果の見方・活用法

2013-06-20 11:03:31 |  ビジネス英語・TOEIC
6月8日、9日に行ったTOEIC IPテストを受けた方、スコアリポートが届きました!
クラスで返却していきます!
B2の土曜クラスの方は受け取るのが遅くなりますので郵送します。

今回は、TOEICをうまく活用して英語力を磨くためのヒントを書きます。

TOEICテストでは、(TOEICテストを初めて受験された方を除き)
L(リスニング)のほうが、R(リーディング)のスコアより50点前後高いという人が多いです。

たとえば、 
L480  R430  T910
L420  R370  T790
L360  R310  T670
L300  R250  T550

こんな感じです。

TOEICテストを初めて受験された方は、出題形式への慣れ不足から、
短文や異なるシチュエーションでの会話がどんどん流れてくるリスニングの問題でのペースがつかめず実力を出し切れないことがあり
リスニングパートで本来の英語力を反映した点数が出ないことが多くあります。
そういうケースでは、2,3回受験するとスコアが伸びます。

TOEICの出題形式に慣れて要領よく頭を切り替えて次々と正確に聞き取っていくことは、
いろんな場面で役立つ瞬発力にもつながります。
試験を受けるだけでそういう訓練になります。

私も最近テストを受けていないので、先日、試験監督をしながら、実は自分も受験しているつもりで皆さんと一緒に解いていました。
実力を出し切りたい場面で、冷静に平常心で集中力を持続させる。
TOEICテストって、ほんとにいい頭と心の体操になるな、と思います(^.^)

さて、
何度か受験してもリスニングスコアが低い、または、リスニングとリーディングのスコアが同じくらい(950点以上を除く)
という方は、リスニングが特に弱い可能性が高いです。

■リスニング力を伸ばすには
私は試験のスコアをとること自体には、あまりこだわるべきでない、と考えていますが、
TOEICの学習を行うのは、英語力をUPさせるのに非常に効率的なので自信を持ってお勧めします。

それは、以下のように、TOEIC問題の学習を反復することで、基礎となる英語力を効率的に伸ばせるからです。
(ここだけの話ですが、英検より効率的に伸ばせます)

1.(B2クラスでいつも行っていますが)まずは、短文を完璧に聞き取る練習をします。
パート1の短文はその練習に最適です。
Part1の短文リプロダクションをやってみてください。
聞き取ったつもりでも意外と完全には聞き取れていないことに気づきます。

主語や動詞、目的語を聞き取るのはもちろんですが、時制や前置詞などしっかり聞き取る練習をしてください。
実際の場面でも、時制などをきちんととっていないと、話を誤解する場面は多々あります。
細かい部分を軽んじるクセは直しましょう。
聞き取ったことを確認するのは、リプロダクションです。

完全リプロダクションの練習をすると、次第に意識しなくても細かい部分を逃さない習慣が身についていきます。

Part1、4択x10問=40文、 公式問題集のテスト1回分でもかなりできますね(^.^)


2.1の次に行うのは、Part2の自然な短文会話で英語での会話力UP

Part1で完璧に聞き取る練習をしていたら、ここでもかなり慎重に聞く姿勢はできています。
短文は完璧に、少々長い文でもだいたい完璧に聞き取る練習をしますが、それ以上に大切なのは会話の自然なキャッチボールに慣れること。

教科書的な会話ではなく、実際の対話で行われそうな会話がここには出てきますので、
英会話学校に行くより、Part2を繰り返しリプロダクションしたほうが、効率的な練習ができます。
一通り聞きとり練習しておしまいにせずに、リプロダクションまで行って、しっかり自分のものにしてしまいましょう。

ちなみに、私はPart2が、一番難しいと感じています。
長文会話と違って、速くて短い短文会話は、細かい音を逃さない高度な聞き取り力が試されるからです。

ひとまず、ここまでにします(^.^)

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英語力を磨くときの重要ポイント

2013-06-13 16:31:18 | 英語や仕事や日々の生活のはなし
これまでたくさんの英語学習者に接してきて感じるのは、
仕事で実際に英語を使っておられる方々からは、文章の意図するところや表現方法の質問を受けることが多く、
一方、これから英語を使うために学習中の方々の場合、純粋に文法的な質問を受けることが多いという点です。

細かい文法質問は、やはり試験などの影響かなと思います。
さまざまな試験のために、細かい文法知識が必要だと思われているフシがあるようです。

しかし、文法というのは、文章を正しく理解したり、表現したりするための道具なので、
道具だけを学習するのではなく、実際文の中でその役割を自然に習得することで、うまく活用できるようになります。

ですから、大切なのは、文章を正しく読みこなすこと、そしてそのために構文を理解する、という順序です。

先月のTOEIC演習でも言いましたが、
過去にも授業で聞いた方もいると思いますし、このブログでも書いたことがありますが、重要ポイントなので、また書きますね。

使える英語力を身につけたいなら、
ある程度まとまった量の文章をしっかり読み込み、文章を正しく深く理解することを重視してください。

「読めば、だいたいわかる」と思っているものも、実は理解が浅いことが多いものです。

そういう文章を、何度も時を変えて読み込むことで、自分では使えないレベルの
単語や表現、構文、文体を、自分が使えるレベルにまで、落とし込むことができます。

借り物だったものが、イメージでストンと自分の中に落ちてくる、自分のものになる、という感じでしょうか。
文章を読んでいても、理解の深さに変化があります。


実は、これは私自身が若い頃に身をもって体験しています。
   高校時代、赤点ばかりとっていた英語でしたが(ホントです)、 
   リーダーの教科書でバートランド・ラッセルという哲学者が書いたパラグラフの内容が気に入って、
   そのパラグラフを何度も何度も読み、ついには、そのつもりはなかったのに暗唱できるようになりました。

   それ以来、そのリーダーのテキストの中で気に入ったものを何度か覚えてしまうくらい読み込んでいるうちに、
   底辺をさまよっていた(笑)英語の成績が、気が付くと驚くほどレベルアップしていました。

やはり、これだけ読み込むと、単に「勉強した」というレベルよりもっと深化し、英文を本質的に理解できるようになってきます。
単語や表現が自分のものになるのはもちろんですが、英語の文章の運び方など、センスも身についたと実感しました。

そういう感覚を受講生のみなさんにも味わっていただきたいと思っています。
そうなれば、試験対策などしなくても合格できる実力がつきます。

最初の話に戻ると、
仕事で実際に英語を使っておられる方々からは、文章の意図するところや表現方法の質問を受けることが多いと言いましたが、
その質問に答える際に、文法的な知識、構文知識を説明することで解決することがあります。
こういう場面で、「あー、なるほど!」と思えたとき、その知識が生きたものになります。
これは、文法だけ取り上げて学んだときにはなかなか得られないレベルの気づきになります。

仕事で使っている方も、まだ使っていない方も、自分の関心のあるテーマのものを選んで読み込んでみてくださいね。
関心があるものでないと、深く理解しようというモチベーションが働きません。
だから、関心のあるもの、というところがポイントです。
自分が専門とする分野の雑誌記事でもいいですし、あるいは、
関心を持ったニュースに関連するテーマのEditorialやOpinion(社説、論説など)もいい読み物です。

疑問が出てきたら、どうぞご質問くださいね(^.^)。

今回は文法や構文というテーマから入りましたが、実は文脈が同じように(時としてそれ以上に)大切です。
ニュースを学習していてしっくりこないときは、その背景情報を調べてみてくださいね。
ニュースの背景知識が深まると、英語の意味がもっと身近に感じられて一語一語が生きた表現に変わってきます。

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Credibility and Transparency

2013-06-08 22:41:21 | Tips for Communicati
Tips for Communication: Getting More (2)
前回と同じ、Getting More からです。
交渉上手になれば、自分も相手も喜ばせることができます。

信頼性がモノを言う

「交渉」というと、相手を出し抜くことのように感じられるかもしれませんが、そうではないとこの本では説明しています。

相手に気分の悪い思いをさせれば、交渉は成立しないし、
成立したとしても、どこかでその約束は破られたりします。

そうではなく、相手にも利益になる形で話し合いを進めながら自分の目的もきちんと達成することが
結局のところ自分のためになると説いています。

そのように交渉を進めていく上でとても大切なことは、「信頼性」 Credibility です。

The attitude you bring to a negotiation has a direct impact on the same result you get.


つまり、 あなたが交渉に臨むときの態度が、あなたが得る結果にもろに影響を与える、ということです。

The most important asset you have in any human interaction is your credibiltiy.
If people don't believe you, it's hard to convince them of anything.
Your credibility is more important than your expertise, connections, intelligence, assets, and looks.


人とのつきあいで、最も重要な資産は、あなたの信頼性です。
もしあなたが信用されなければ、人を説得することはできません。
専門性やコネ、知性、資産、外見などよりも、信頼されているかどうかが重要なのです。

そして信頼されるためには、自分のことをできるだけ開示するほうが良いのです。
著者は、Transparency(透明性)という言葉で表しています。
心を透明のガラス張りにできれば、相手は安心し、信頼してくれます。

交渉というと何だか秘密にしておかなければ、と思うかもしれませんが、実は逆なんですね。
交渉は相手を出し抜くことではなく、
互いの考えをしっかり理解して、良い結論を導き出す行為です。

著者は、たとえ相手が敵対国であっても信頼性によって得られる結果は良くなるといいます。
ましてや、家族や友人、取引先や上司・部下であれば、なおさらですね。

  

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Tips for Communication: Getting More

2013-06-05 20:44:33 | Tips for Communicati
コミュニケーションに役立ちそうなことを継続的にここで書いていきたいと思っていたのですが、
今日から始めてみますね!

今回は、今、手にしている、Getting More という本から。

プライベートであれ、仕事であれ、相手が家族であれ、
取引先あるいは他国の人であれ、誰もがいろんな場面でたくさんの交渉を経験します。
どういう話し方をすれば、その交渉がうまくいくのか、ということが、この本には書かれています。

冒頭で交渉の際に大事なポイントをいくつか紹介しています。
たとえば、

Focus on your goals, not on who is right. 目標に集中すること。誰が正しいか、にではなく。

Make human contact.    心を通わせる

Acknowledge the other party's position and power, valuing them.
If you do, they will often use their authority to help you achieve your goals.

  相手の立場と力を認め、尊重する
  そうすれば、相手は自分の権限を使って、あなたの目標達成に手を貸してくれることが多い。

これらのポイントを説明するエピソードとして、
若い男女が飛行機の乗り継ぎで、到着が遅れて次の便の飛行機の搭乗口に着くと
もう搭乗は終わってしまっていた状況が紹介されていました。

搭乗口の係員と交渉して事情を話しても、とりあってもらえなかったのですが、
気持ちを切り替えて、コックピットの真向かいのウィンドウのところに移動し、
そこに立ち尽くして目で訴えかけたそうです。
すると、パイロットの一人がそれに気づき搭乗口に連絡をとって、ゲートを開けてくれたという話でした。

乗継便に乗れなかったら二人の休暇は台無しになっていたとのこと。

よかったですね(^^)
普通は、ゲートの係員に必死で訴えて、ダメだったらあきらめてしまいそうですよね。

この若い男女は、この著者(ペンシルバニア大学ウォートン・ビジネススクールの教授)の交渉術の講義をとっていたそうです。

同じようなケース、ほかにもたくさんありそうですね。

自分に落ち度はないのに不運な目にあったときに、
自分の立場から不運を訴えるのではなく、
相手方の意思決定者に、心をこめて訴えかけるとうまくいく可能性が高まる。

困ったときこそ、冷静になって、
こんなふうに、相手の状況をよく理解して、うまく話をまとめられるといいですね。(^^)

  

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