Book1で2週連続で学んだ現在分詞(-ing)、過去分詞(-ed)。
前回は現在分詞の使用例でした。今回は、過去分詞の例も見てみましょう(^.^)
分詞が使われた文章は、学習者が一番つまづきそうなものの一つですが、
何度も経験しているうちに、逆に文章がコンパクトで分かり易く感じるようになります。
ではさっそく、前回のC1の人型ロボット「キロボ」が宇宙へ旅するニュースから抜き出してみましょう。
今、介護などの分野でも人とコミュニケーションができる動物癒し系ロボットなどの活躍が期待されていますが、
今回は、身長34センチのブーツをはいた人型ロボット(これです)が、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士を
リラックスさせるのに役立つことを期待している、という話でした(^.^)。
このニュースで使われていた分詞構文の部分です。
When asked what its dream was,
the robot answered it wants to create a world where humans and robots can live together.
夢が何かと聞かれたとき、
ロボットは、人間とロボットが一緒に住むことができる世界を創りたいと答えた。
前回の説明で、
接続詞を省略できるかわりに、省略したよという証拠に、動詞を分詞の形(-ingまたは、-ed)にしているわけです。
といいました。ここでは、接続詞"when" を省略しないで残していますね。
もちろん、
Asked what its dream was, the robot answered it wants to create a world where humans and robots can live together.
でもいいですし、全部省略しないで書いてしまうと、
When Kirobo was asked what its dream was,
it(=the robot) answered it wants to create a world where humans and robots can live together.
ということです。
ここで過去分詞を使っているのは、キロボが尋ねるのではなく、キロボが「尋ねられた」ので、
was asked の asked が残っているわけですね。
もう一つ、その前の富士山が世界遺産に登録されたニュースから分詞を使ったセンテンスをみてみましょう。
Every summer, more than 300 thousand people climb the volcano,
known for its beautiful shape.
毎年、夏には30万人以上の人がその美しい姿で知られている火山(=富士山)に登っています。
これは、
Every summer, more than 300 thousand people climb the volcano,
which is known for its beautiful shape.
富士山が知っているのじゃなくて、富士山が人々に知られているわけで、
which is がとれて、known が残っているわけですね。
このセンテンスのリスニングでは、まず、
数字に弱い方は、”300 thousand”のところでひっかかり、
次に、volcano の後に、分詞がくることが想像できずに、その後の聞き取りができない、
というパターンが多く見受けられました。
構文が見えていると、まず、SVOとくるので、volcano で一応、センテンスが完結しているのが見えます。
すると、その後は、分詞がきたり、関係詞や接続詞がきたりして文章が伸びていくという心構えが
しっかりできていると、聞こえるようになってきます。
分詞の使われ方がわかると、長い文章でもスッキリ、快適に理解できるようになります。
読んだときに、こういう文体をスピーディに理解できるくらいに慣れておき、
さらに、音を聞き分ける練習を積んでいくことで、リスニングが楽になっていきます。
ちなみに、今回は、分詞の話でしたが、数字は毎回、そこで思考ストップしてしまう方がいます(笑
数字のリスニングについては以前、ブログで書いています(数字や日付)
数字も難なく理解できるほうが気持ちがいいですが、練習できていない場合は、
せめて、今回の場合など、300 thousand と聞いたときに、「あ、大きい数字」と思えるような
おおざっぱにとれる練習をしてみてください。
300にとびついて、300人といったり、thousand にとびついて、1000人と言ったり
クラスではいろいろでした。
このニュースを聞いたときに、富士山への登山者数がだいたいどれくらいなのか、ということが理解できるといいですね。(^.^)
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前回は現在分詞の使用例でした。今回は、過去分詞の例も見てみましょう(^.^)
分詞が使われた文章は、学習者が一番つまづきそうなものの一つですが、
何度も経験しているうちに、逆に文章がコンパクトで分かり易く感じるようになります。
ではさっそく、前回のC1の人型ロボット「キロボ」が宇宙へ旅するニュースから抜き出してみましょう。
今、介護などの分野でも人とコミュニケーションができる動物癒し系ロボットなどの活躍が期待されていますが、
今回は、身長34センチのブーツをはいた人型ロボット(これです)が、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士を
リラックスさせるのに役立つことを期待している、という話でした(^.^)。
このニュースで使われていた分詞構文の部分です。
When asked what its dream was,
the robot answered it wants to create a world where humans and robots can live together.
夢が何かと聞かれたとき、
ロボットは、人間とロボットが一緒に住むことができる世界を創りたいと答えた。
前回の説明で、
接続詞を省略できるかわりに、省略したよという証拠に、動詞を分詞の形(-ingまたは、-ed)にしているわけです。
といいました。ここでは、接続詞"when" を省略しないで残していますね。
もちろん、
Asked what its dream was, the robot answered it wants to create a world where humans and robots can live together.
でもいいですし、全部省略しないで書いてしまうと、
When Kirobo was asked what its dream was,
it(=the robot) answered it wants to create a world where humans and robots can live together.
ということです。
ここで過去分詞を使っているのは、キロボが尋ねるのではなく、キロボが「尋ねられた」ので、
was asked の asked が残っているわけですね。
もう一つ、その前の富士山が世界遺産に登録されたニュースから分詞を使ったセンテンスをみてみましょう。
Every summer, more than 300 thousand people climb the volcano,
known for its beautiful shape.
毎年、夏には30万人以上の人がその美しい姿で知られている火山(=富士山)に登っています。
これは、
Every summer, more than 300 thousand people climb the volcano,
which is known for its beautiful shape.
富士山が知っているのじゃなくて、富士山が人々に知られているわけで、
which is がとれて、known が残っているわけですね。
このセンテンスのリスニングでは、まず、
数字に弱い方は、”300 thousand”のところでひっかかり、
次に、volcano の後に、分詞がくることが想像できずに、その後の聞き取りができない、
というパターンが多く見受けられました。
構文が見えていると、まず、SVOとくるので、volcano で一応、センテンスが完結しているのが見えます。
すると、その後は、分詞がきたり、関係詞や接続詞がきたりして文章が伸びていくという心構えが
しっかりできていると、聞こえるようになってきます。
分詞の使われ方がわかると、長い文章でもスッキリ、快適に理解できるようになります。
読んだときに、こういう文体をスピーディに理解できるくらいに慣れておき、
さらに、音を聞き分ける練習を積んでいくことで、リスニングが楽になっていきます。
ちなみに、今回は、分詞の話でしたが、数字は毎回、そこで思考ストップしてしまう方がいます(笑
数字のリスニングについては以前、ブログで書いています(数字や日付)
数字も難なく理解できるほうが気持ちがいいですが、練習できていない場合は、
せめて、今回の場合など、300 thousand と聞いたときに、「あ、大きい数字」と思えるような
おおざっぱにとれる練習をしてみてください。
300にとびついて、300人といったり、thousand にとびついて、1000人と言ったり
クラスではいろいろでした。
このニュースを聞いたときに、富士山への登山者数がだいたいどれくらいなのか、ということが理解できるといいですね。(^.^)
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