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一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

IMF urged Japan to triple the consumption tax

2011-08-25 21:50:28 | ニュース英語・英語学習
今日は、今週のC2クラスで学習したニュースから一部、取り上げます。

日本の財政を立て直すために、消費税を上げるようにと、
IMF(国際通貨基金)の対日審査担当者が提言したニュースです。


The International Monetary Fund has urged Japan to triple the consumption tax
to reduce its massive public debt.

The IMF recommended in a report issued on Thursday that Japan start
a gradual increase in the sales tax in 2012
with the aim of raising it from the current rate of five percent to 15 percent by 2017.

The IMF report says an increase in the consumption tax will be
the best way to bring down the public debt
that is more than twice the country’s five-trillion-dollar gross domestic product.



では、いつものように、文頭から理解していきます。

The International Monetary Fund has urged Japan  IMFが日本に強く求めた
 to triple the consumption tax   消費税を3倍にするよう、
   to reduce its massive public debt.  巨額の公的債務を削減するため

The IMF recommended in a report issued on Thursday
  IMFは、木曜日に発表した報告書の中で勧告した。
  that Japan start a gradual increase in the sales tax in 2012

  日本は、2012年に売上税(消費税)を徐々に上げ始めるべき 
  with the aim of raising it from the current rate of five percent to 15 percent by 2017.

 現行の5%から2017年までに15%まで上げることを目標として
The IMF report says
  IMFの報告書によると
  an increase in the consumption tax will be the best way
   所費税の増税は、最善の方法となる
  to bring down the public debt
   公的債務を減らすための
  that is more than twice the country’s five-trillion-dollar gross domestic product.

   (この公的債務は)日本のGDP(5兆ドル)の2倍以上である
   

では、再度、英語だけを見て読みながら、文頭よりイメージ理解していきましょう。


---
それにしても、IMFが、かなり踏み込んだ意見を出していますね。
日本の財政に対して、相当な危機感を持っているからでしょう。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21748320110616
このことを報じたニュースです。

昨日、8月24日には、ムーディーズ(格付け機関)が、日本の国債の格付けを下げました。

震災からの復興が急がれる中、原発危機、経済危機を抱える日本。
日本の方向性をしっかり示して力強く国を引っ張っていくリーダーが求められています。

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分詞やSVOC構文に慣れましょう

2011-08-11 15:55:53 | ニュース英語・英語学習
B2クラス以外は、1週間お休みですね。
猛暑の中、外へ出ても体調くずしてしまいそうですので、
ぜひ、この機会に日頃やりたくてできていないことをしておきましょう。

C1クラスでは、ちょうど現在分詞のユニット(U16)が終わり、
お盆明けは、過去分詞のユニットです。

U16の授業のときにも言いましたが、SVOCの理解に不安がある方は、
ぜひ、再度、Unit6(目的補語)のページを復習しておいてください。

次のUnit17(過去分詞)も、現在分詞とセットです。
Unit6のSVOC構文の理解が役立ちます。


では、先週のC1ニュース(気象庁が出す高温注意報)を利用して、
現在分詞の復習、次回の過去分詞の用法の予習をしておきましょう。

The agency has decided to take the measures
as expected power shortages this summer will increase
the risk of people developing heatstroke.


気象庁は、対策を講じることを決定した。
この夏予測される電力不足により、人々が熱中症を発症する危険性が高まるため、

expected power shortages 予想される電力不足
 expected ・・・動詞を過去分詞形にして、形容詞のように使っています。(Unit17の予習)

the risk of people developing heatstroke  人々が熱中症を発症する危険性
developing ・・・動詞を現在分詞にして、名詞(people)の後ろに置き、その名詞を説明する部分を引き連れています。(Unit16)


More than 1,700 people died of heatstroke around the country last year,
when Japan experienced record-breaking hot weather.


昨年、全国で1700人以上の人が、熱中症で亡くなった。
日本が記録的な猛暑を経験した年である。

record-breaking hot weather  記録的な猛暑

 break を現在分詞にして hot weatherを修飾。
 record-breaking は、ハイフンでつないで一括りで形容詞だよ、というしるしです。


このように、分詞が使われているところは、その直前や
直後の名詞を修飾する部分になっていることが多くあります。
読んだとき、聞いたときに、文の中でそういう働きをしている部分だと
即座にピンとくるようになり、正しい速読やリスニングが可能になります。

英文のルールを理解していなければ、いつまでたっても
聞こえた単語のつぎはぎで、推測するだけになり、
それが当たっているかどうか、という運に頼ることになります。
つねに正しく早く英文を聞いたり、読んだりできるように、
英文の基本をしっかり身につけておきましょう。
そうすることで、自信をもって書いたり、話したりすることもできます。

Book1で学習して、ニュースリスニングの実践で、
こういう力を身につけていってください。

Class1は、「初級」という位置づけですが、Class1で学ぶことをしっかり習得すれば、
実用英語は完璧です。

授業内容とレベルの説明


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EPAとFTAは何の略?

2011-08-04 16:48:02 | ニュース英語・英語学習
C2クラスでは、今週からテーマが「外交」になりました。
これから取り上げるニュースは外交関連になります。
C1で基本を押さえたあと、
C2では、テーマごとに語いと背景情報に慣れていきます。
テーマごとに攻めていくのは、たいへん効果的な言語習得法です。お奨めです(^.^)!

さて、タイトルに出したEPAやFTAは、何の略かご存じですか?
今後も何年にもわたってニュースで目にする言葉だと思うので、
知っておいてくださいね。
ニュースに出てくるいろいろな概念を知っているのと知らないのとでは、
リスニング力に大きな差が出ます。英語を学ぶと同時に、ニュースにも日頃から関心を
持ちましょう。

FTA = Free Trade Agreement (自由貿易協定)
EPA = Economic Partnership Agreement (経済連携協定)


この2つ、似ています。
自由貿易協定より、経済連携協定のほうが、貿易<経済と、名前が示す通り、
協定の範囲が広いと思っておけば、ざっくりと意味が掴めるでしょう。

以下、ウィキペディアの説明を引用-----
自由貿易協定(FTA)は、特定の国や地域との間でかかる関税や企業への規制を
取り払い、物やサービスの流通を自由に行えるようにする条約のことである。

一方、経済連携協定(EPA)は、物流のみならず、人の移動、知的財産権の保護、
投資、競争政策など様々な協力や幅広い分野での連携で、両国または地域間での
親密な関係強化を目指す条約であり、通商政策の基本ともいわれる。
--------------------
さて、せっかくですので、C2のニュースも復習しておきましょう。

The EU has been urging Japan to ease its non-tariff barriers and to
expand the government procurement market as conditions for
beginning EPA negotiations. Mr. Kan told the EU leaders that his
government will deal with such issues in line with a policy of opening
up the domestic market.

Japan’s economic agreement with the EU would become the nation’s
first EPA to be concluded with an advanced market area. Analysts
say the free trade agreement between the EU and South Korea,
which will take effect in July, will give South Korean firms an
advantage over Japanese companies in the European market.


では、いつものように文頭から読んでいきます。

The EU has been urging Japan / to ease its non-tariff barriers /
and to expand the government procurement market /
as conditions for beginning EPA negotiations.

EUは、日本に強く求める / 非関税障壁を緩和することを 
            そして、政府調達市場を拡大(開放)することを 
            EPA交渉開始の条件として

Mr. Kan told the EU leaders /
that his government will deal with such issues /
in line with a policy of opening up the domestic market.

菅首相がEUリーダーに言った 
   日本政府は、このような問題に取り組む 
   国内市場を開放する方針に沿って

Japan’s economic agreement with the EU /
would become the nation’s first EPA /
to be concluded with an advanced market area.

日本のEUとの経済協定は、 
  この国(日本)初のEPAとなるだろう(締結すれば)
  先進市場地域(先進国市場)との締結では
   ※このセンテンス構造、つい最近、C1でも勉強しましたね。仮定法も。
    C1の方、C2では説明しませんのでC1でしっかり理解しておきましょう。

Analysts say / the free trade agreement between the EU and South Korea,/
which will take effect in July, /
will give South Korean firms an advantage /
over Japanese companies in the European market.

アナリストによると / EUと韓国との自由貿易協定は、
    7月に発効する予定だが、
    (このことで)韓国企業が有利になるだろう
     欧州市場において日本企業に対し

※「非関税障壁」は、関税以外の貿易障壁のことで、輸入枠規制(輸入の数量を
決めて国内産業を保護)などがあります。
そのほか、日本の場合、各種申請が煩雑だったり、業界の特殊慣行があって、
外国の参入を阻んでいたりします。本文に出てくる「政府調達市場」は、たとえば
ダムや道路の建設など政府が行う大型プロジェクト市場のことで、
日本の企業間でいわゆる談合が行われて、これも外国企業が参入しにくい原因の一つと
なっています。

日本は以前から市場の閉鎖性がやり玉にあげられていて、
徐々に市場は開放されてはきたものの、
EUは、非関税障壁の緩和と政府調達市場の開放を、EPA交渉の条件としています。

さ、では内容を理解したところで、
英文、繰り返し読み直してイメージ理解につとめてみてくださいね!

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