一般社団法人EIGC(エイジック) ♪♪ニュース英語・ビジネス英語の部屋

一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

リプロダクションのコツ

2014-08-28 10:25:09 | ニュース英語・英語学習
先日、C1では、ワールドカップで日本のサポーターが観客席でゴミ集めをしていて世界を驚かせている
というニュースがありましたね。(^_^)
日本チームのサポーターがチームカラーのブルーのポリ袋を持参して、試合中はそれを膨らませて応援し、
試合後にその袋で観客席のゴミ集めをしていたという話です。
このニュースの一節をとりあげて、これを例にリプロダクションの話をしておきたいと思います。

They were seen cleaning up their end of the stadiums where the Japanese eleven played.

They は、日本チームのサポーターです。
読めばわかるけれど理解するのに少し時間がかかるかな、という場合は、構文をしっかり理解しておいてくださいね。
このセンテンスには、今ちょうどPreC1とC1で学習中の分詞、それに以前学習した関係副詞が使われています。

ちょっとわかりにくいと感じるのは、この分詞の前が受動態だからです。
教本には同じパターンの例文があったのでピンと来た方もいると思います。
これを以下のように能動態に変えると理解しやすいと思います。

People saw them cleaning up their end of the stadiums....
Peopleは、観客席でゴミ集めをしている日本のサポーターを見ていた人たちです。
これはあえて言う必要がないので主役であるサポーターを主語にする受動態で表現されてたわけです。

このセンテンスは15ワードです。長い文には、たいてい分詞や関係詞、接続詞などが使われています。
こういったセンテンスを一気に読んでスムーズに理解できる力をつけるために、構文を理解したうえでリプロダクション練習をしてください。
リスニング力も比例して伸びていきます。


繰り返しお伝えしているかもしれませんが、
リプロダクションするときは、日本文を見ながらではなく英文を聞いたときに意味も同時にイメージできていて、その後、自分で同じように発声します
意味を同時にイメージできる、ということは、構文が完全に自分のものになっていて英語のまま理解できている状態です。
そういう練習をすることで、スピーキング力にもリスニング力にもつながっていきます。

つまり、リプロダクション練習でまず英文を聞いたときに、

 1.They were seen /
   2. cleaning up their end of the stadiums / 
             3. where the Japanese eleven played.


1.を聞いたら、(サポーターたちは見られた)
2.を聞いたときに、(スタジアムの自分たちの側の観客席を掃除してるところを)
3.を聞いたときに、(日本代表チームがプレーしたスタジアム) と頭の中でイメージできるように聞く練習をしてください。
そのうえでリプロダクションします。

聞えてくるアナウンサーが言っていることが、構文とともにしっかり意味をイメージできたら、それをそのままオウム返しします。それがリプロダクションです
和文英訳ではなく、この方法で練習してくださいね。


ところで、リスニングのスピードは、アナウンサーによって違いますが、
このC1のワールドカップのニュースのノーマルスピードはかなり速いですが非常にクリアな発音です。
小さい音、短い音、語と語がくっつくリエゾンを聞き取る練習をすれば、音を聞き分ける力が伸びるので
音をとるのが弱い方は、毎週1センテンスか2センテンスでいいので、繰り返し聞いて一語も漏らさず完璧に聞き取る(書き取る)練習をしてくださいね。


授業でリプロダクションしてるときに、英文を聞いてもらってからリプロダクションしているにもかかわらず、
英文とは違う単語を発声される方がときどきおられます。
英文を聞いたときに意味をイメージして、同じ意味を表現している別の表現が脳裏に浮かんで発声した、ということならそれでOKです。
ただし、自分で練習されているときに、日本文を見て英訳されているためにそういうことが起きているのであれば、
耳を鍛えるためにも、これからは日本文を見るのではなく、英文を聞いて、聞き取ってそれをそのままマネる、という練習をしてくださいね。


ところで、みなさん、授業に来る前にエネルギー補給できていますか?
ニュース英語は、どのレベルであれ、かなり難しい内容を扱っています。
授業では1時間半、ゆっくりする時間もなく学習が進んでいきます。疲れると頭に入らなくなります。
特に、お仕事帰り、学校やクラブ活動の後の学生さんなど、クラスに来るときは、おにぎりや高カロリーのおやつなどで
せっかくの学習を充実した時間にするために、エネルギーと元気を補給してお越し下さい。

頭を使うと糖分が失われますから、疲れた状態でくると学習に身を入れるのはたいへんです。
私など、糖分が切れると頭がまわらなくなるので、仕事の合間にチョコレートやようかん(←最近のマイブーム笑)を食べたりしています。
授業の前も、今日はちょっと疲れているなというときには、教室に甘いコーヒーを持ち込んでいます。
教室で食事はできませんが、飲み物など遠慮なく持ち込んでくださいね。


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Green-eyed and diminutive,...分詞構文です

2014-08-13 21:39:43 | ニュース英語・英語学習
みなさん、暑い夏もお盆を過ぎれば、あともう少しですよ~。

NEWS英語COMで、昨日、ソフトバンクの人型ロボット、Pepperに関する記事(英インディペンデント)を紹介しました。

少し前に、C3(上級)クラスでこの新型ロボットのニュースを扱いました。
ソフトバンクのロボット、Pepperは、フランスのアルデバラン・ロボティクス社が開発したのですが、
この会社は、ソフトバンクが、2年前に株式の70%以上をを取得して大株主になっています。
孫社長は鉄腕アトムのような、人に寄り添う humanoid -- 人型ロボットを創ろうと考えたそうです。
現在、テレビCMやお店に出ているのは試作品で、来年2月から一般に販売されるとのこと。

C3の受講生さんが、このペッパー君、本当にカワイイ!っておっしゃっていましたが、実際に見られた方いますか?
大阪では、グランフロント大阪などのSoftbankショップでペッパー君とじかにお話できるようです。

CM映像などは、Softbankサイトで見ることができます。
http://www.softbank.jp/robot/movies/
上記サイトで6種類のCM、全部見ました、堺雅人さんのファンなので。(笑)

さて、NEWS英語COMでもキーワードや解説を書いていますが、
このブログでは、Independentサイトの本文から英文をピックアップします。

まず、NEWS英語COMの解説と、リンクしているIndependentサイトの記事を見ながら、以下の文章を確認してください。

これは、リードの後の本文の第一文です。(リードの英文の訳は、NEWS英語COMに書いています。)
Green-eyed and diminutive, Pepper works the crowd hard as he sings, dances and tries out his small talk.
(文意)緑色の目をした小型のペッパーは、唄ったり、踊ったり、話しかけたりして、たくさんの人に懸命に働きかける。

意味はこういうことですが、最初の
Green-eyed and diminutive,
この部分、Book1で、ちょうど今週の土曜から学ぶ、分詞構文です。
もうちょっと分かり易く書くと、
Being green-eyed and diminutive, Pepper works the crowd hard as he sings, dances and tries out his small talk.
そう、Beingが省略された形ですね。分詞を使わずに、接続詞で文をつなぐ、ゴタゴタした文に書き直すと、
Pepper is green-eyed and diminutive, and he works the ....
となります。分詞を使えば、接続詞"and"も省略できちゃいます。
インディペンデントの記事にあるように、分詞を使って要らないところは省略してしまうのが好きなのです、英語は。
このように、英文のリズムやテンポを良くして、スピーディに読みやすくするのに、分詞は多用されます。
とても便利なものなので、今週土曜からのPreC1、C1の授業、「なるほど~」と思って楽しく学んでくださいね。

さて、記事に戻ります。

ペッパーは、歌ったり、踊ったりできるし、記者たちが、自分たちがアイルランド人だと言えば、
驚いて見せて、いつか行ってみたい、なんて言うので、まるでシェークスピアのような吟遊詩人みたいだと言っています。
彼は、回路とセンサーをつけて車輪で動く”箱”ではなくて、二足歩行動物。

さて、次にとりあげる文章は、第5パラグラフの第一文
Unveiling the robot last month, Softbank's billionaire founder and chief executive
Masayoshi Son insisted Pepper is different from his predecessors.

(文意)先月このロボットを発表したソフトバンクの創始者でCEO(社長)で億万長者の孫正義氏は、
「ペッパーはこれまでのロボット(predecessor:「前任者」の意味)とは違う」と主張する。

またパラグラフの先頭ですね。分詞を使うとコンパクトにリズムよく語り始められるので、パラグラフの最初に使われることも多いです。

Unveiling the robot last month,
ここも、分詞を使わずに、接続詞でつなぐゴタゴタ文で書き直すと
When Softbank's Son Masayoshi unveiled the robot last month,
he insisted Pepper is different from his predecessors.


そして最後のパラグラフの第一文も、分詞構文です。
Faced with a real job, however, Asimo stumbled.
(文意)実際の仕事に直面すると、アシモはつまづいた。

接続詞を使うと、こんなふうになります。
When Asimo was faced with a real job, however, he stumbled.

福島原発事故の際に、放射能汚染で人間が入るのが危険な場所にアシモを送ろうとしたのですが、
がれきなど足場の悪いところでは転んでしまったんですね。

意外とたくさん使われている分詞構文、何度か経験すれば、
文章のリズムの良さを実感し、文頭からスムーズに理解できるようになります。

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The new stadium will hold up to 80,000 people.

2014-08-03 16:35:00 | ニュース英語・英語学習
少し前に、C1、PreC1で、5月31日にあった国立競技場の改築のニュースを扱いました。

このニュースの復習の際にセンテンスでクイックレスポンスを当てると、クイックに反応できない人が続出で
スローレスポンスになっていました(^_^;)

みなさん、日頃はかなり難しい英語学習をしています。
復習では、簡単なことをクイックレスポンスで言えるようにしましょう。

せっかく単語をたくさん覚えても使えなければ、宝の持ち腐れです。
むつかしい内容を時間をかけて書く練習よりも、
短い文、簡単な文でかまわないので、いろんな語いや表現を学んだらすぐ使えるようにしましょう。

ごくシンプルな短文がたくさんクイックレスポンスで言えるようになれば、
相当な内容を書いたり、話したりできるようになります。





NEWS英語COMに関連ニュースを紹介しています。
紹介しているEurro newsのサイトでは、新しい国立競技場のデザインも動画で見れるのでぜひチェックしてくださいね。

http://newseigo.com/archives/1715/

イギリスアクセントのアナウンサーが話していることは、サイト上ですべて記事になっているので
スクリプトとして確認できます。
(途中、右側に現れる日本人女性のナレーションは、
  イントネーションが聞きづらいので、聞き流してかまいません。)


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