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一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

TOEIC 試されるのは、英語力だけじゃない!?(1)

2007-07-13 15:09:29 |  ビジネス英語・TOEIC
今や、昇進や海外赴任、転職に欠かせないTOEICスコア
         試されるのは、英語力だけじゃない!?(1)

近頃はTOEICをビジネスマンやビジネスウーマン、大学生さんにお教えすることが多くなりました。

年齢のせいか、自分で翻訳の仕事をするより人サマにお教えするほうが生きがいを感じるようになりました。

さて、今日はTOEICのお話です。
私が初めてTOEICを受けたのは、遠い昔、20代後半の頃、まだそんなに知られている試験ではありませんでしたが、
翻訳や通訳の仕事をしていたこともあり、当時の職場で受験が義務付けられました。

まだ、実用英語技能検定、いわゆる「英検」が圧倒的優位を誇っていた頃です。

あれから早や17,8年。
今や、TOEICは押しも押されぬビジネスコミュニケーション能力テストとして不動の地位を確立しました。
ほとんどの大手メーカーや商社ではTOEICを社員に受けさせて、昇進や海外赴任の基準にしています。

転職や就職の際にもTOEICスコアは履歴書の「資格欄」で存在感のある項目の一つとなっています。

全部で200問もあるとはいえ、たかが、マークシートテスト。
そんなものでコミュニケーション能力を測れるものではありません。

しかし、TOEICでは、英語力の進歩を目に見えるスコアで確かめることができます。
英語学習者なら、活用しない手はありません。

しかも、さらに薦めたくなる事が最近ありました。
今年(2007年)から企業内で行われるIPテストも含め、全面的に新TOEICになりました。

新TOEICでは、以前のように分かっていてもミスを誘うような、ひっかけ問題のような誤文訂正がなくなり、
読む量もさらに充実して内容も読み応えのあるものが含まれるようになっています。

リスニングの会話問題は、少し高度で複雑になり、その結果、ビジネス英語を迅速かつ正しく
理解できる人が高得点をとれるテストとしてしっかりしてきた、と感じます。

このテスト対策の学習をすることは、使える英語を身につけたい学習者にお薦めです。

英語の勉強というと会話がもてはやされますが、会話は内容があって初めて成り立つもの。

しかし、内容のある会話をするためには、きちんとした英語の基礎力が備わっていなければ、まともな会話になりません。
基礎力を身につけずに英会話ばかり練習していても、あるところからは何年やっても先に進めなくなるでしょう。

まして、メールやレターも基礎力がなければ、典型的な英文パターンが載っている本を買ってみたところで、
ろくなものは書けません。

ひな型のビジネス文をいくら覚えても、実際のビジネスの現場でその場その場に合った文章を書くことは、とてもできません。

切羽詰ってからでは、ちょっと遅いのが語学の学習。
今すぐ何に生かすということがなくても、しっかりした英語力を身につけていて損はありません。

とりあえずは、TOEICでスコアを上げることを短期目標として取り組むのは、継続するためにも良い刺激になります。

そして、TOEICでスコアを上げると自分の英語学習の問題点がわかり、
またその先の山も見えてきます。

TOEICスコアを一つのメルクマールにして、英語学習を進めるのは効果的な方法です。