ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

一陽来復

2012年01月04日 | 東日本大震災
小学校の恩師のK先生からいただく年賀状は、毎年手作りの版画だ。

いつも、短いけれど意味深い言葉が添えられている。
今年は、「一陽来復」と書いてあった。

この熟語は「いちようらいふく」と読む。

意味は
 1 《易(えき)で、陰暦10月に陰がきわまって11月の冬至に陽が初めて生じることから》陰暦11月。
   または、冬至。《季 冬》
 2 冬が去り春が来ること。新年が来ること。「~の春」
 3 悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。「~を願う」
                             (デジタル大辞泉から)

これは、昔の中国の「易経」に出てくる言葉なのだそうだ。
だんだん日が短くなって「陽」の気が少なくなり、旧暦の11月頃に「陰」の気になる。(→これが冬至)
その後、また少しずつ日が長くなり、「陽」の気が復活する。
という意味から、2.や3.の意味にも使われるようになったのだとか。
「来復」の復は、「復活」の復 の意味なんだな~。

明日から(これを書いてる今はもう「今日」だけど)うちも仕事始め。
「福島」の復活を願いつつ、また頑張るぞ!