ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

頑張らない子育て?

2006年04月21日 | Weblog
最近、「頑張らない子育て」っていう表現を時々目にする。
意味はわかるの。
ひとりで悩まないでね。ひとりで抱え込まないでね。
あなたはそれで十分だよ。
そういうメッセージなんだよね。

でもね、「頑張らずに」できる子育てなんて、ほんとはないと思う。

子どもが赤ちゃんの頃は、睡眠不足とのタタカイ、だったなぁ。

学校に行けば行ったで、宿題の面倒やら、PTАやら、学校の行事やら、
スポ少や、習い事の送り迎えやら、やっぱり忙しい。
子どもどうしの友だち関係もいろいろあるけど、
親どうしの付きあいだって、今はなかなか大変みたいだし。

「お母さん」は、子どもがいくつになっても、心配事や悩み事が尽きない。
それがどんなに小さなことでもね。

でも、日々の生活は待っちゃくれない。

  頑張らなくていいよ、って言われても、
  ワタシが頑張らないで、どうするのさ!?

それよりも、

「頑張ってるね。えらいね。」
「いつも、ありがとう。」

「お母さん」だって人間だから、こう言ってアタマを撫でてもらえるほうが、
ずっと嬉しいんじゃないかなぁ。

お父さんの子育て参加、って、子どもの世話(それも大事だけど)よりも、
お母さんの心のサポートのほうが、もっと大事じゃないかと思う。

じゃあ、お父さんのサポートは?
やっぱり、お母さんからの「ありがとう」かな。

う~ん、子育て、って、奥が深い・・・。