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世界でたった一つの読書 三宮麻由子

4歳の時に視力を失ったという著者による本を巡るエッセイ。点字本か朗読テープがなければ読書ができないというのは大きなハンディだが、著者は一冊一冊の本を大切に読み、じっくり考察することで乗り越え、自由に本を選択できる人に負けないことを証明してみせる。また最初のうちは、本書のうち視力以外の感覚の鋭さを感じるような部分にばかり目がいっていたが、やがてそれを完全に忘れてしまうような独自の世界を構築している一冊だ。(「世界でたった一つの読書」  三宮麻由子、集英社文庫)

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