現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
コラボカフェ☕大好き❤️で2020年にブログ復帰します‼️

灼眼のシャナ Ⅲ

2006年04月30日 11時43分27秒 | アニメDVD野郎!
 『灼眼のシャナ』も第3巻を観させて頂きました。内容は、第7話「二人のフレイムヘイズ」。第8話「麗しのゴブレット」。第9話「恋と欲望のプールサイド」の3話が収録されております。
 見所は、【シャナ】対『弔詞の詠み手』である【マージョリー】との激闘ですね。【シャナ】は心強い【坂井 悠二】と一緒に戦います。

 悠二と一緒なら、何でもできる・・・。

【悠二】という存在が【シャナ】を変えた。その炎の翼の天使が舞い降りる。
それと【マージョリー】の「紅世の徒」に対する憎悪に関する過去も描かれます。
しかし『屍拾い』と呼ばれる自在法の先駆者【ラミー】は無害な存在。
【シャナ】との対峙がお互いの炎を熱くさせる。

 自分たちの使命は、この世と紅世のバランスを守ること・・・。

以前の敗北などなかった・・・暴走した【マージョリー】を倒す。
殺す気などなかった・・・【ラミー】に手を出すなと。
殺戮に、破壊に、戦闘に、またも全てを失った・・・【マージョリー】だった。
しかし、彼女にも帰る場所が有ったようだ。

 そして、第9話も面白い。【シャナ】と【吉田 一美】との【悠二】を巡る想いの描きは良かった。意外と【緒方 真竹】という女の子も可愛かったと思いますね。巨大屋内プール「御崎ウォーターランド」での水中騎馬戦での【シャナ】が良かった。【吉田さん】と【悠二】のペアを必死に追い駆ける【シャナ】と【佐藤 啓作】のペア。【佐藤】の【シャナ】をかついでの苦労も描かれる。
 水着に関して、私は【吉田さん】の恥じらいと大きな胸が良かった。若干【シャナ】の方が可愛い水着ではあったがインパクトは足りなかったと思います。【シャナ】はアイチャッチでの「スク水」でも良かったですね(笑)。【悠二】に好意を持つ【吉田さん】の悩みは続きます。【池 速人】が【マージョリー】の相手をしていたのが笑えた。

あまえないでよっ!!喝!! vol.2

2006年04月29日 12時14分20秒 | アニメDVD野郎!
 『あまえないでよっ!!喝!!』DVDの第2巻を観させて頂きました。内容は、第3話「復活(もど)らないでよっ!!」第4話「ハニワないでよっ!!」第5話「堕ちないでよっ!!」が収録されています。
 その中でも【為我井 陽】に関する放映回が気になりました。特に、4話・5話では、【陽】と姉【為我井 さくら】との姉妹関係にも深く描いていたと感じられる。【陽】の過去も若干なんですが触れられておりますし、【さくら】との幼き思い出も表現されている。やはり、アニメ劇中の古墳の発掘現場で、不安定なまま「地獄道菩薩」の力を発動した【陽】は観て欲しい。いつもお供としている【小鬼】の変貌、【陽】の表情など観ていて、正直な印象は「怖かった」ですね。「地獄道菩薩」の力で、変貌した【小鬼】の古代の邪霊を倒す時が、最もその恐怖感を演出していたと思う。霊を破壊し、その核を喰らう部分がですが・・・。【陽】の女の子としての幼き不安さ、この力に対する不安さ。様々な感情が描かれていた。
 第5話では、その不安定さが【陽】を破壊し兼ねないと賽洞宗門下 賽澄寺の住職【京(みやこ)】の元へと向かわせる。その事を決めた何気ない場面でも【河原 浄徳】の【里中 逸剛】に対する想いもちゃんと描かれている。そして、【千歳】たちの心配する想いもあります。みんなで尾行をしていたし(笑)。その夜に、「地獄菩薩本願経」の行を行なうと2人に告げた【京】は、【逸剛】の前で法衣の帯を解き、【逸剛】の「陰の力」を解き放つのだった。ただのエロリバウンドではない・・・。【陽】は、物理的な力で場を収めようとするが【京】は 「地獄菩薩本願経」の力でさせようとした。荒療治だった。【陽】は感じ取る【逸剛】の普段の優しさを・・・。【陽】は目覚めようとしていた。「陰の力」に支配された【逸剛】を救う為に心に呼びかけていた。しかし、これは序章にすぎず、更なる試練が【陽】と【逸剛】を待っているのだった。

涼宮ハルヒの憂鬱 第4話「涼宮ハルヒの退屈」  Bパート

2006年04月28日 00時37分04秒 | アニメ・映像全般
 【ハルヒ】がマウンドに立つ。大学生相手にどんなピッチングをするのだろうか?ど真ん中のストレート勝負。伸びもあり初めの打者を三球三振にしとめる。2番目のバッター。強振をしファールする【ハルヒ】は不満そうな表情だ。2球目の自慢のストレートをホールランにされる。【有希】はもともと取る気ないのか、微動だにしなかった。ストライクゾーンへの真っ向勝負。【ハルヒ】らしいが相手もそんなに甘くはない。SOS団の守備を見よ。穴だらけなのだ。特に【みくる】と【キョンの妹】が足を引っ張っている感じかな。しかし、【鶴屋さん】の活躍などにより2失点で切り抜けた。【キョン】曰く『相手チームの勝利の女神が遅刻しているからに違いない』らしい(笑)。
 2回表。【キョンの妹】からの打順。SOS団の攻撃はあっという間に終了。その裏では、5失点と追加点をゆるしてしまう。さすがの【ハルヒ】もこの状況にムッとしている。しかし、【ハルヒ】にも秘策があるようだ。審判にタイムをし、

 『やはり、あれが必要のようね・・・』と【みくる】とどこかに行く。

【みくる】の明らかな拒否の悲鳴が聞える。現れた【ハルヒ】たちは、何とチアガールの格好だった。【ハルヒ】は【みくる】の髪型をいじっていたが、あれは【キョン】の反応を見ていると感じられた。【ハルヒ】の強引な行為により、無理矢理に応援させられる【みくる】

 『みなさ~ん、打って下さ~い。お願いだから、頑張って~』

とチアガール姿の少女2人が戯れている。目のやり場に困りますね(笑)。
 【ハルヒ】はチアガールの格好のままでバッターボックスへ。周りの視線は気にしていないようだ。相手ピッチャーもあの格好じゃね・・・。そこまで計算して居た訳ではないと思うが、投げるボールがすっぽ抜けて【ハルヒ】が強振し長打コースになり一気に3塁へ。次のバッターはもちろん、チアガール姿の【みくる】。相手がまたもすっぽ抜けで投げているのにもかかわらずバットが出ない。すると、3塁にいる【ハルヒ】が身体全身を使ってのブロックサインを【みくる】に送っていた。【キョン】曰く『ありゃ、何やってんだ?相手ピッチャーのMPを減らそうとでもしているのか』と見えるらしい。まさか「ふしぎなおどり」なのか・・・。【ハルヒ】の3塁上でのへロへロとした踊りみたいなサインは女を捨てた瞬間だと思ってしまった。【ハルヒ】としては「スクイズ」を、バントをして欲しいようだ。2アウトでスリーバントとは賭けに出た。相手には、バレバレでキャッチャーの指示で内野の守備が前進する。結果は三振で、【ハルヒ】の意味不明なサインは、逆に【みくる】を混乱させてしまった。【ハルヒ】は【みくる】にお仕置きをする。頬っぺたを引っ張っていた。
 異変。ここから雰囲気が急変して行く。【一樹】は携帯を見て、【みくる】も【有希】も感じていた。一体、何が起きるだろうか?【一樹】が話し出す。

 『まずい事になりましたよ・・・これまでにない規模の閉鎖空間が発生し始めました。物凄い速度で拡大中のようです。涼宮さんの機嫌が直らない限り拡大し続け、例のあれも暴れ続けるという事ですね』

【ハルヒ】の機嫌が何かの引き金になりつつある?くじで決まった偶然の4番【キョン】だが、これは【ハルヒ】の望んだ事・・・必然なのか。コールドゲームで終わった時に何かが起きるのは確実らしい。終わるのか・・・世界が・・・。0対9で2アウト、ランナー1,2塁の危機的な状況。そんな時に【みくる】の方向へボールが飛んで行く。【キョン】が必死に走りながらボールを捕球し、何とかアウトにした。ベンチに戻るとまた【一樹】が話しかけて来る。

 『あなたが前回、涼宮さんと共にあちらの世界に行った時、どうやって戻って来ました?』 あちらの世界・・・とは一体、何のことだろうか?【キョン】はその手段を使用しないと断った。【一樹】も【キョン】が断ると思っていたようで、今度は【有希】とは利害が一致すると話していた。【有希】がバットに何やら呪文を唱えている?高速で何かを言っているようだった。すると、バッターボックスの【有希】は軽く振っただけでホームランになってしまった。【キョン】がそのバットを受け取る。【有希】が小さな声で言って来る。

 『これ、属性情報を、ブースト変更、ホーミングモード・・・』

そこから始まる。SOS団のホームラン攻勢。一気に11点。確かに、でたらめにもほどがある。【キョン】は【有希】にこれ以上は色んな意味で危ないと『もう、十分だ』と言う。試合状況も、1回戦には時間制限があり、この回を守り通せばSOS団の勝ちとなる。
 閉鎖空間の拡大は今の所、抑えられている。【ハルヒ】の機嫌しだいで世界が終わる・・・。
 【一樹】の提案で【キョン】がピッチャー、【有希】がキャッチャーとなり、事実上の最終回のマウンドに立つ。【キョン】の投げるボールはヘロヘロな投球だった。ピッチャーを代わり、守っている【ハルヒ】は負けたら全員に奢りと言っている。【キョン】の投球に世界の運命がかかっているのだ。

 『随分、安くなっちまったなあ~世界』

すると、【有希】の口元が高速に詠唱をする。

 『このミステリアスボール(命名、俺)のお陰で、どうやら破滅は免れそうだ』

打者2人を抑えて行くが、最後の打者になるはずが「振り逃げ」になってしまう。【有希】の捕球が遅れるが、ボールはホーミングモードだったのか・・・2塁を飛び越えてセンターまでグローブごと運んでしまうが【一樹】がアウトにする。
 【一樹】の言う「非常識な存在」。【有希】の使用した呪文。謎多き人たちの集まりSOS団、【キョン】だけが普通の人間なのか・・・(笑)。試合には勝つ事は勝ったが【一樹】と【キョン】は相談をし棄権をする事にする。

 涼宮さんを暇にさせてはダメらしい・・・。

【キョン】『十分楽しんだだろう。古泉は急用入ったって言うし、俺も足とか、腕とか、もうガタガタのボロボロなんだ』

【ハルヒ】『あんたが、それでいいなら、まあ、いいわ。お腹が空いたし、昼ごはん食べに行きましょう!』

2人での会話。見つめ合う、ムッとしていたけど、やっと笑ってくれました。
 相手チームに棄権の意思を伝えると涙を流して喜んでいた。その後、みんなでファミレスへ。【ハルヒ】は勝っても、負けても【キョン】の奢りはあるようだ。【キョン】はなぜか臨時収入が入ったらしく、奢ってくれるみたいだ。どうやら、相手のチームにバットを売ったみたいですね。
 再びSOS団の部室。【みくる】がメイド服でお茶を淹れている。

 『遅れてごっめぇぇぇん~!!!ねえ、今度はどっちがいい?サッカーとアメフトって何人でやるスポーツ?この前の人数だけで足りる~』

【ハルヒ】の満面のスマイルを見ながら、少人数で済む方を考える【キョン】。【みくる】は嫌がり。【古泉】は笑顔。【有希】は無視だった。でも、ゲートボールはないだろう(笑)。

涼宮ハルヒの憂鬱 第4話「涼宮ハルヒの退屈」  Aパート

2006年04月27日 17時06分38秒 | アニメ・映像全般
 第4話「涼宮ハルヒの退屈」を観させて頂きました。それとも第7話だったのかもしれないですが・・・(笑)。【キョン】の席の前に座っていた【古泉 一樹】は新しい部員ですよね。【長門 有希】さんは、初めは眼鏡をかけていた気がするけど・・・。この間が抜けたような演出に驚きました。今後、どう物語が進んで行くのかが楽しみではあります。それに【涼宮 ハルヒ】は観ていて飽きが来ない女の子です。彼女の活動的な行動力、傍若無人な振る舞いは面白い。振り回される【キョン】と【朝比奈 みくる】の両名は大変そうだが・・・。もしかすると【みくる】にも重大な秘密とかあるのかも。
 
 校庭では部活動をしている放課後。SOS団の部室ではナース姿の【みくる】がお茶を淹れていた。そのお茶を飲みながら和んでいる【キョン】。ナース姿の女の子がいる状態は異常ではないのか・・・。そして、激動な一ヶ月で【キョン】が体験した世界がこむら返りを起す大事件も気になる所・・・。
 部室に【ハルヒ】が入って来る。手にチラシを持ち笑顔の彼女だった。

 『みんな~野球大会に出るわよ~』と楽しそうだった。

【キョン】の平和と退屈な日常が終わりを告げる瞬間。【ハルヒ】の屈託のない笑顔は【キョン】を疲れさせるのに十分だった。野球盤をしている【キョン】と【一樹】。【キョン】に草野球大会のチラシを渡す。【ハルヒ】は【キョン】の意見などまるで聞いていない。既に頭の中は野球のメンバー集めの事でいっぱいなのだ。【ハルヒ】自身は野球部への仮入部で身をもって体験しているのでルールも知っている。【ハルヒ】はこの大会を通して、SOS団の名を世の中に知らしめる為に参加するらしい。
 これは、命令である。強引な同意を求めて【みくる】に抱きつき、耳をかんでいた。負けの許されない、優勝しかないと【ハルヒ】。【一樹】は、大会への参加には賛成している。【キョン】もあきらめたようだ。
 しかも、大会自体は今週の日曜。急な日程だが、チーム名だけはSOS団で申し込んだと胸をはる【ハルヒ】だった。足りない残りのメンバーはどうすれば良いのか?【ハルヒ】はその辺を歩いている人で暇そうなヤツを捕まえれば良いと言う。【ハルヒ】は本気言っている。【キョン】は友人の【谷口】と【国木田】を言う。『それでいいわ』と【ハルヒ】クラスメイトを「それ」呼ばわり、眼中にないのだ。
 残るメンバーは2名。すると【みくる】が手を上げた。

 『あの・・・あたしのお友達でよろしければ』

 『じゃあ、それっ』誰でも良いらしい。

しかし、その【みくる】の友人が気になる【キョン】。『あっ・・・大丈夫です。この時間・・・クラス知り合ったお友達ですから』と、その間の咳払いの前の途中で言うのを止めた意味が気になる。
 すると、【一樹】もメンバーに心当たりがあるようだ。『では、僕も実は、我々に興味を抱いている知り合いに心当たり・・・』と言いかけたのを制した【キョン】が何とかするらしい。これ以上の苦労をしたくない【キョン】であったに違いない。すると【ハルヒ】が『そうと決まれば、早速、特訓ね!特訓』と言い出す。『どこで?』の問いに『あそこで』と指したのは、野球部が今、使用しているグラウンドだった。
 グラウンドに向う【ハルヒ】たち。そう野球をやる理由とは『つまり、ハルヒはただ、退屈だったのだ』。それだけ十分だと言われそうだが・・・。その【ハルヒ】が野球部とグラウンドの使用の交渉をするが、やはり一方的。場所も借りたい、道具も借りたい、しかも『邪魔だからどいて』と・・・言う始末。それでも、納得しない野球部員たちには、ナース姿の【みくる】は刺激が強すぎた。恥じらいの仕草は安上がりな青春を感じさせる。どうやら、グラウンドを借りたらしい。『さあっ!最初は千本ノック!いくわよ!』とバットを構えた【ハルヒ】は容赦なく【みくる】を狙う。【キョン】はボールを取れない、【一樹】は軽快な動き、【有希】は身体をかすめるボールはそのままに、身体に直接当たるボールだけをグローブで受け止めていた。
 またも、【ハルヒ】のノックが【みくる】の方へ。【みくる】は恐怖で頭を抱えて、その場から動けない状態。そんな【みくる】を見兼ねて【キョン】が助けに入る。【ハルヒ】は【みくる】と【キョン】が仲良くしている事に対して気にしているかもしれない。【ハルヒ】は戻るように言うが【キョン】が付き添い『負傷退場だ』と【みくる】をかばっていた。
 【ハルヒ】の八つ当たり。千本ノックの矛先は野球部員に向けられた。【一樹】によるとちょうど千本で終わったらしい。数えているのが凄すぎる。
 【キョン】は、大会当日を雨で中止にできないか?と【有希】に頼むが・・・。まあ、宇宙人だしね(笑)。

 『できなくはない。ただし、推奨はできない。局地的な環境情報の改ざんは、惑星の生態系に後遺症を発生させる可能性がある』

数百年から一万年先の地球を考えて断念する【キョン】であった。
 試合当日。【みくる】の友人【鶴屋さん】が【キョン】に紹介される。八重歯のある黒髪ロングの女の子である。【みくる】から【キョン】の話を聞いているらしく、本人に興味津々な様子。【谷口】と【国木田】も来ている。
 すると【キョン】が【ハルヒ】に呼び出される。その理由とは【キョン】の連れて来た参加メンバーの事だった。『何、考えてんの? あんたっあんなのに野球をやらせる気なのっ』と指した先には【みくる】と話している小学生位の女の子の姿があった。『あんなんでも、俺の妹だぞ』と【キョンの妹】。【キョン】は【ハルヒ】の事を見越してメンバーに【キョンの妹】を入れたのだ。だが、【ハルヒ】にはその事は気にしていない。本気で優勝を狙い、妹はハンディだと思っている。
 まもなく、試合が始まる。【キョン】から「打順」と「守備位置」の事で【ハルヒ】に聞くと彼女はちゃんと考えて来たようだ。『考えてきたわ。これで決めたら文句ないでしょう』とジャージのポケットから出した2枚の紙切れは「あみだくじ」。【ハルヒ】はピッチャーで1番は、すでに決まっていた。確かに、古代ギリシャの政治制度と草野球の打順を一緒にはできないですね(笑)。しかも【ハルヒ】だけ決まっているのは、とても民主的ではなかった。でも、【キョンの妹】はこの「あみだくじ」がお気に入りみたいです。
 【キョン】は、打順の適当な決め方、初戦の相手が大学生の強豪チームとの対戦なので、早く帰れる事を期待している。果たして、コールドゲームになるのか・・・。
 プレイボール。バッターボックスに金属バットを持って入る【ハルヒ】。いきなり、初球を痛烈にヒットし2塁へ。『全然、たいした球じゃないわよ。あたしに続きなさ~い』とみんなに言う。【ハルヒ】のこの発言が相手を本気にさせたようだ。2番バッター【みくる】。いきなり内角攻め。【キョン】はボールを当てたら『即乱闘だ!乱闘パーティーだ!』と憤りを隠せないでいた。
 【みくる】がバットを振る事ができない姿を見兼ねて【ハルヒ】が2塁から意味不明なバッティングに関するアドバイスをする。それは、どこかの監督ばりな擬音を交えたアドバイスだった(笑)。もちろん、【みくる】は三球三振。【有希】はバットを振る気もない。くじで決まった4番の【キョン】には『あんた、絶対に打ちなさいよ!4番でしょ!』と【ハルヒ】。【キョン】はバッターボックスで相手の投げる球の球威を感じて【ハルヒ】の凄さを感じ取った。【キョン】も意地があるがバットに当たらない。

 後半は【有希】さんの宇宙の呪文が炸裂で、超人ウルトラベースボールに・・・。

となグラ! キャラクターミニアルバム 『香月・初音』 発売。

2006年04月26日 19時25分00秒 | アニメエキスプレス
 本日は、アニメCDとDVDが多くリリースされました。『涼宮ハルヒの憂鬱』OP、『まじかる?ぽか~ん』OP、『ひまわりっ!』OPなどを購入して来ました。その中でも『涼宮ハルヒの憂鬱』OP「冒険でしょでしょ?」は、かなりのお気に入りですね。
 忘れていけないのが、私が一押しで、オススメで、チェックのアニメ作品『となグラ!』のキャラクターCDです。しかも、今月は『となグラ!』のトークイベントもあります。そのイベントではアニメのプロモがお披露目されるとの事。ついに『となグラ!』のアニメ第1話が公開されそうですね。『香月』と『勇治』との再会シーンが描かれるそうです。私はイベントへは参加できそうもないので、キャラクターアルバムで我慢しつつアニメの方でも待ちたいと思います。
 それと、本日発売の『コミックラッシュ』のコミックもチェックです。【ニーナ】の本当は寂しいはずなのに、認めない強がりが描かれています。なかなか素直になれないけど、もう今の【ニーナ】には【香月】と【勇治】たちが傍に居て一人じゃないと漫画内では表現されています。ちょっとした切ない表現が『となグラ!』の魅力でもあります。

ひまわりっ! 「其の参 死んでも口は割らぬのです」

2006年04月25日 12時40分57秒 | アニメ・映像全般
 今回は「其の参 死んでも口は割らぬのです」を観させて頂きました。劇中では【あざみ】が男子校のスパイだと分かり、悩み、かばい、必死に隠そうとする【日向 ひまわり】の姿が描かれる。それでも【あざみ】を信じようとする【ひまわり】らしさも表現されていた。仲間が敵で!敵が仲間で!後半の男子校とのカラクリバトルは、なかなか面白かった。まあ【あずみ】がスパイなのは、みんな知っていたし、しかも男の子だったとは・・・。

 蝉の鳴き声。夏も真っ盛り。【ひまわり】は【ばっちゃ】からの手紙を木陰で読んでいた。手紙と一緒にスイカと野菜も届いた。運命のご主人様【万里小路 ハヤト】との出会い、私立志能備学園にも慣れつつある【ひまわり】は、元気でやっていると心の中で【ばっちゃ】に返事をしていた。送って貰ったスイカは井戸で冷やし、後で【ハヤト】に食べてもらいたいと思っていた。野菜の方はと考えていると、桶と手ごろな大きさの石を見つけ、良い事を思いついたようだ。
 その頃【ハヤト】は【やつがしら】校長の言われて、朝から体力強化のジョギングをしていた。ヘロヘロに疲れながら、何とか学園にたどり着き見ると、地蔵の頭がなくなって、風船にすり替わっていた。驚いている【ハヤト】に【あざみ】が話かけて来る。そこへ【ゆすら】が割って入り、男子校とのカラクリ対抗試合が迫った証だと教えてもらう。同じ頃、【ひまわり】も【しきみ】と【ヒメジ】からその対抗戦の事を聞いていた。話によると、実際に戦うのは「カラクリ部」で、他の生徒は情報集めが主な作業となるらしい。【ひまわり】は【あざみ】の出番だと言うが【しきみ】はあまり期待していない感じだった。【あざみ】は、役に立たない情報や人の話を最後まで聞かない所があるようだ。
 【あざみ】は、学園の収納庫でカラクリ部の製作途中のカラクリメカを調べていた。そこに2人の話し声が聞えて来て【あざみ】が身を隠す。すると【やつがしら】校長と【ハヤト】が入って来た。【あざみ】は【ハヤト】たちの会話に耳を傾ける。内容は、カラクリ担当の先生は、新技術導入の為にカラクリ部の部員とナツハバラに視察に行っているらしいが、そこで【ハヤト】にお願いをしたいと言っていた。
 夕方。【ひまわり】は用事を済ませて学園に帰ろうとしていると、男子校の2名の生徒を見つける。情報収集を目的に後を追う事にする。2名の男子生徒は「もんじゃ屋」のお店に入る。【ひまわり】も『私もすごい情報を仕入れてみんなを驚かせるぞ』と店内に入る。すると、カウンターに見慣れた人が・・・【あざみ】。頭巾とサングラスで変装しているがバレバレだった(笑)。さすがの【ひまわり】も【あざみ】に気づく。お店のばっちゃに注文を聞かれて、慌てて「豚玉チーズ」を注文する。すると【ひまわり】は【あざみ】と男子生徒とが目で合図していると感じ取れた。そのやり取りを見て不思議に思うのだった。
 【あざみ】は、焼く前の「豚玉チーズ」の器に何か丸めた紙らしいものを投げ入れた。その注文は男子生徒のもとに行くはずだったが【ひまわり】のテーブルに運ばれてしまう。早速、焼こうと箸を持ち、ボール状の器を見ると丸めた紙らしきものを見つけ、その紙をひらき読むと・・・。

 『私の情報によれば、今年のくの一学校カラクリはナツハバラの最新技術の導入予定。ついでにいうと、やつがしら校長の足の裏にホクロが三つ』

すると、男子生徒が注文が来ないと言っているのを聞いた【ひまわり】はビックリするのだった。

 『えっっっ!!! あざみちゃんは、男子校のスパイッ!!!』

【あざみ】がスパイだと分かった時の事を考えながら歩いていた。【ひまわり】は「忍びの者たち」シリーズの拷問シーンを重ねていた。『私さえ、黙っていれば・・・』と一人で呟いていると【ハヤト】に断片的に聞かれてしまう。慌ててごまかし、逃げるようにその場を去る。何とか木の下まで来て息を整えていると【あざみ】が木の枝に逆さにぶら下って【ひまわり】に話しかける。【あざみ】は【ひまわり】と【ハヤト】とが会話しているのを見ていたらしく、話していた内容を聞いて来る。【ひまわり】は・・・

 『いいえ・・・ただ、雑談というか・・・何というか・・・その・・・』と
答えにくそうだ。

 【あざみ】はガセネタも多いが、情報通でもあるので【ひまわり】に『プロは、そういう、ただの雑談の中から、巧みに情報を引き出すもの』と言う。それと【ハヤト】の好物がお漬物で、小学校の時に好きだった女の子の家がパン屋さんとも教えてくれた。
 自室に帰り、ある巻物を見ている【ひまわり】。人生の指針。

 『其の参 忍者たるもの 死んでも 口を割らぬもの』

改めて【あざみ】の事をみんなに黙っている事を誓うのだった。それよりも【ハヤト】に用意した桶と秘伝のぬか床で漬物を作る事の方がが忙しい様子。
 朝。【ハヤト】から集まった【ひまわり】たちにナツハバラでカラクリ担当の先生が行方不明になったと知らされた。その流れで【ハヤト】がカラクリ試合の監督。カラクリ部は先生を探している為に、【ひまわり】たちに白羽の矢が立った。しかし【ひまわり】は悩んでいた。監督は【ハヤト】になり勝ちたい、けど【あざみ】の事も心配だと。【ハヤト】は来週までに完成できるのだろうか?と思っていた。その横で【あざみ】はカラクリメカの設計図を熱心に見ていた。【ひまわり】は何気ない笑顔をしながら設計図をあずかった。【しきみ】たちも【ハヤト】を助けるつもりはないが、カラクリメカに対しては興味があるようだ。設計図を見れなくなった【あざみ】は、建物内をさらに物色して、しかも伝書鳩を飛ばしていた(笑)。
 でも、【あざみ】は男子校の情報も教えてくれる。もしかしたら「二重スパイ」なのか!と【ひまわり】。【しきみ】たちは、カラクリメカを無敵の巨大戦闘ロボしていた。【ヒメジ】がドリルなどの武器。【しきみ】が調合した特製火薬。【ゆすら】は牛の糞が燃料の地球に優しい発動機を搭載しようとしていた。
 そして、もう1つの影。【お頭&わび助&さび助】も試合にじょうじて【ハヤト】の命を狙っているのだ。
 大会当日。天気は晴れ。『志能備学園 カラクリ対抗試合』が行われる。
【ひまわり】たちは巨大なカラクリメカ。対する男子校は小回りの利く小型のカラクリメカ。ここまでは【あざみ】の情報通り。それと【あざみ】の情報によると【ナナフシ】は本日は欠席の様子。【しきみ】がまっ赤な顔をしていた(笑)。
 そして、見えない観客の前での地蔵の頭を探し、元の位置に戻す事を競う試合が始まる。【ひまわり】と【ハヤト】は、カラクリ同士が戦うと思っていたようだが、実際はかなり違っていた。【あざみ】から本当のルールを教えてもらう。相手への攻撃も禁止との事。【ハヤト】『こんな馬鹿でかいの必要ないじゃないか・・・』と思っていた。【しきみ】は、てっきり2人とも知っていると思っていた。もう試合は始まっている。【ひまわり】がカラクリメカの操縦をしている。まだ操作が慣れていない為に、巨大カラクリの手が【ハヤト】に向って放たれ、地面スレスレで避けていた。
 【あざみ】が「校門の裏の茂み」に地蔵の頭を発見するが、手鏡で男子校の生徒たちに知らせるが、もちろん【ひまわり】たちにも教えてくれる。

 『どっちも、負けるな!』

【あざみ】は面白ければ良しで、どこか楽しんでいるように見えた。 
 【ひまわり】も操作が慣れて来たらしく、巨大な身体を活用して地蔵の頭をゲットして行く。
 もう1つの影。【お頭&わび助&さび助】たちも戦況を見守っていた。この息詰まる攻防に【お頭】は【ハヤト】暗殺も忘れて見ていた。【わび助&さび助】に促されて、暗殺カラクリを仕掛ける。ちょうど、喉が渇いた【ハヤト】に毒入りのお茶を入れた器を持ったカラクリ人形が近づく・・・。『お茶が入りましたよ~』と一声かける。【ハヤト】も喉の渇いているので『お茶は、どこだ・・・あれ?』と探していると、『あっ・・・今、何か踏んだ?』と【ひまわり】の操縦するカラクリメカに踏まれてしまった。おバカな3人組でした(笑)。
 【ひまわり】の頑張りで何とか地蔵の頭を死守。スコアも11-7まで盛り返していた。勝負の行方は最後の大きな頭の地蔵を手にした方の勝ちとなる。
またも【あざみ】は手鏡で合図をする。【ハヤト】も気づき出す。慌てる【ひまわり】の怪しさに【ヒメジ】【ゆすら】が詰め寄ると、モモ尻忍犬「モモ太」に押し倒されて、もんじゃ屋での手紙を落してしまう。その紙を紙を拾って見る【ゆすら】は『なん~だ、隠そうとしていたのは、あざみの事?』と意外な程に呆気らかんとしていた。【あざみ】が男子校のスパイなのは、みんなは知っていた。すると【しきみ】から『ついでに言って置くと、あざみ、男だから』と2度もビックリな【ひまわり】と【ハヤト】だった。【ひまわり】はみんなに隠していたとの心のつかえが取れて、スッキリとした。もちろん、最後の1つを目指してみんなは団結しません(笑)。
 【ひまわり】と【ハヤト】が2人で地蔵の頭を探していると森の中で食事をしている【つきよ姫】と会う。彼女は森羅万象を告げる。

 『漬物は、ぬか床が命・・・』

【つきよ姫】が見せるお膳の汁物に映り込む。桶の上にある地蔵の頭。【ひまわり】は思い出す。スイカを冷やした時に見つけたのが、地蔵の頭だった事を。

 『校舎の裏の井戸の中に・・・』

2人の話を立ち聞きして立ち去る【あざみ】の後ろ姿。
 急ぎカラクリメカを動かす【ひまわり】。後から男子校のカラクリも来る。最後の1つをめぐるデットヒート。果たして、先に来たのは男子校のカラクリは、買い物袋を持っていた。後をあきらめずに追う【ひまわり】『あと、一息・・・』と。しかし、男子校側の買い物袋の中身は「スイカ」だった。そのスイカを押しのけ、地蔵の頭を置く事ができた。11-12で勝つ事ができた。
 あそこで【あざみ】が最後まで【ひまわり】たちの話を聞かなかった事が、勝負の分かれ目になった。【あざみ】の隠し事が出来ず、お喋りでもあるため、スパイとしては致命的な所が勝因だったと言える。
 夕方。割れたスイカを目の前にしながら【ハヤト】たちは談笑していた。【ハヤト】『今回、俺たちが勝てたのは、ある意味「あざみ」のお陰だよな』と言う。【あざみ】は自分の情報に自信満々な様子。【ゆすら】と【ひまわり】のヒソヒソ話が気になり【あざみ】が聞いて来るが・・・。
 
 『死んでも口は割らぬのです』と【ひまわり】は微笑みながら言うのだった。

To Heart2 DVD第4巻

2006年04月24日 13時39分51秒 | アニメDVD野郎!
 【貴明】が助けた不思議な女の子【ルーシー・マリア・ミソラ】(以下、るーこ)との出会いとミステリ研の【笹森 花梨】と【貴明】【このみ】【環】など「UFO」を呼ぶ儀式を描いた第4巻。
 
 桜の花びらが舞い散る河川敷を歩く【貴明】。春の終わりを告げている。その【貴明】の前を行く一人の少女が突然、倒れてしまう。【貴明】が近づき、肩を揺すると『るー』と一言。彼女はお腹が空いて倒れた様子。公園のベンチで【貴明】が買って来た夕飯のハンバーガーをあげた。【るーこ】はただの栄養摂取の為と思われる。【貴明】が倒れた理由を訪ねると、認識できない独特な言語で話して来る。頭を軽く叩きながら『翻訳機の調子が悪い』と漏らす。【るーこ】が食べていると一匹の猫が【るーこ】の足にすり寄って来る。手にしていたハンバーガーをその猫に与える。【貴明】にお礼を言う【るーこ】。この地球とこの星に住む者を『うー』と呼ぶかなり不思議な女の子との出会いだった。すると、差し出す一本のマッチ棒、お礼のようだ。
 翌朝。【貴明】は【このみ】【環】【雄二】の4人で談笑しながら登校している。男子だけの話題はその【るーこ】の事。【雄二】はかなり気になっている様子。その事を察した【環】も何を話しているかが気になるようだ。
 すると、学校に着くと廊下で制服を着た【るーこ】に会う。【るーこ】は留学生として【貴明】のクラスに転校生として来た。HRでみんなでの自己紹介では、
『るーこ・きれいなそらだ。よろしくしろ』と言うのだった。そして【るーこ】の教室での席は【貴明】の隣になる。すると【貴明】の頭の中に語りかける【るーこ】。どうやら、テレパシーで会話をしている。本当に宇宙人らしい。
 授業中。【貴明】が見ると【るーこ】は教室の窓から空を見ていた。授業が終わり【貴明】に知的レベルの低さを指摘し、宇宙の神秘を話ししようとするが、次のチャイムが鳴り、【貴明】に促されて自分の席に座るが、とても【るーこ】は残念そうだった。
 食堂。列に並んでいる【貴明】を連れ出す【るーこ】。いきなり割り込みをすると『この店で、一番豪華な食事を用意するがいい』と【るーこ】はまたマッチ棒を一本置く。【るーこ】本人は、流通貨幣のつもりらしい。その場から逃げるように退散する【貴明】と【るーこ】だった。【貴明】たちは屋上に移動する。【るーこ】はタマゴサンドを食べているが、口には合わないらしい。どうやら【るーこ】は【貴明】に助けて貰った恩を返したいが為に頑張っている。そんな【小牧】は、【貴明】を「るーこ係」に任命する。
 4月15日。夕方。【貴明】はミステリ研に顔を出そうと考えていた。そこへ【雄二】が呼びに来る。その理由は【るーこ】が校庭に地上絵を描いて、銀河の彼方の仲間とのコンタクトをしていた。この騒ぎを聞きつけた先生を何とか誤魔化す【貴明】。またも【貴明】に迷惑をかけてしまう。そんな【るーこ】に注意をしながら階段を上がっていると『まもなく、るーこを故郷から迎えに来る】と言うが【貴明】は信じていない。すると【るーこ】は自分の父親と母親の言葉を引用する。

 『真実とは、自分の目で見て、確めるものだと』

 そんな中【笹森】も自称・宇宙人の【るーこ】に興味を持ち始める。【るーこ】を調査するように命じる【笹森】。もちろん、拒否をする【貴明】だが【笹森】には以前のセクハラ疑惑をたてに、半ば強引にやらせる。放課後、尾行する【貴明】。嫌々ながらストーカー行為。しかし【るーこ】にはバレていた。素直に謝る姿に【るーこ】は少し微笑むとついて来るようにいう。すると、2人は買い物をして来たようだ【貴明】が買い物袋を2つ持っていた。何でもマッチ棒で買い物できる商店街があるらしい(笑)。やって来た場所は公園。七輪で猫(以下、にゃー)に魚を焼いてあげるらしい。【るーこ】は【にゃー】のグルメな所を賞していた。【貴明】は【るーこ】が本当に宇宙人かどうかを確める為に尾行した事を話す。そこで【るーこ】は【にゃー】と一緒で一人だととも言っていた。この地球に一人でいる寂しさを感じた。
 翌日。更なる確証が欲しい【笹森】は、時計型の発信機をその猫に付けるようにと言われる。もちろん、またも拒否する事はできず、仕方なく【にゃー】を捕まえて無理矢理に取り付ける。かなり【にゃー】も暴れて嫌がっていると、そこに【るーこ】が来る。気を取られ【貴明】から逃れるように飛び出すと【にゃー】が川に流されてしまう。そんな【貴明】は自分を責めて、必死に助けようとするが、川の流れは速くどんどん距離が離れて行く。その時だった。『るーに任せろ!』と両手を空に向って突き上げた。【るーこ】の『るー』がこだまする。上空が暗くなり、カミナリが落ち、木が川の中に倒されて【にゃー】を救い出すことができた。反応する小型の探知機・・・【るーこ】は本当に宇宙人なのかもしれないと・・・。【にゃー】に怖い思いさせて抱きながら【貴明】は目の前にいる【るーこ】を信じるのだった。
 4月20日。【このみ】が登校するすると校内で【貴明】と【笹森】が話しているのが見えた。天体観測会を企画し、その参加者を集めるように【笹森】から言われていた。本当の目的は、UFOを呼ぶ為のものだった。【貴明】はそれを知っていたからこそ、あえて黙ってみんなを誘っていた。【貴明】の彼らしい優しさでもある。その【貴明】は『みんなに頼みが・・・』と【このみ】と【環】【雄二】たちに。察しのいい【環】は怪しむが【このみ】の【貴明】を信じるという言葉に同調し、その天体観測の人集めと参加をする。【雄二】は当日に来る女の子たちに興味があるようだ(笑)。早速【このみ】は【ちゃる】と【よっち】に電話連絡をし、【貴明】の為に人集めを開始する。自室から窓の外は雨が降っているのを見て、夜更しをして、【このみ】特製の「照る照る坊主」を作る。当日に雨が降らないようにとの想いがこもっていた。翌日は遅刻しそうになる【このみ】だが【貴明】が起しに来てくれた。【貴明】と【このみ】は登校している。登校途中【貴明】は公園に用事があるらしい。【るーこ】と【にゃー】に用があったのかもしれないですね。そこに【十波 由真】が自転車で突進して来て【貴明】とぶつかってしまう。【由真】は【愛佳】だけを誘っている事がきになっているみたい。【貴明】が嫌がると思い観測会に参加する。逆に喜ぶ【貴明】を見て悔しがるのだった。
 昼休み。【このみ】は観測会の事で【貴明】の忙しい様子を見て頑張るのだった。【このみ】もある出会いをする。【にゃー】との出会い。【るーこ】との出会いだ。【にゃー】を追い駆けると公園の奥から泣き声がする。【このみ】が見ると同じ制服を着た【るーこ】が七輪で魚を焼いてあげていた。時折、『るー』『るー
』と上空へ両手を伸ばす姿を不思議そうに見ていた【このみ】もつられて空を見上げていた。すると【笹森】が現れる。観測会に来てくれるようにお願いに来ていた。【るーこ】は来てくれるらしい。
 当日、【このみ】【環】【雄二】の3人は集合場所へ。【雄二】はリュックに沢山のカメラを持参している。もちろん【環】にはバレバレだった。すると、そこへもう一組の【小牧】と【由真】もやって来た。【由真】は待ちきれない様子。突然のライトアップ。【笹森】と【貴明】は先に来ていた。そして、【このみ】の友人などぞくぞくと集まり出す。人数が多くなれば【小牧】の委員長ぶりも発揮されるのだ(笑)。【笹森】の目標人数には遠く及ばないが、多くの人が集まった。みんなの前で、今回の趣旨を説明する【笹森】だが、こんなに大勢の前で、かなりの緊張をしていた。そこで【笹森】から「UFO」を呼ぶとの言葉に、みんなはてっきり天体観測だと思って来ていたので驚いていた。こうなる事を考えて本当の事を言わなかった【貴明】。【笹森】もミステリ研を存続させた為に実績を上げたいとの言葉。集まったみんなに動揺がはしる。そんな中でも【環】と【このみ】は【貴明】に理解を示す。そんな重苦しい空気を【このみ】がUFOを呼ぶ方法を聞く事で払拭するのだった。【環】も子供の頃に見たUFO特番を話をし、みんなも再び興味が出て来た。みんなが1つの輪になりUFOを呼び始める。【貴明】との出会いから【由真】も【小牧】も少しずつ変わり始めていた。みんなも楽しんでいた。そこに【笹森】が呼んでいたスペシャルゲスト【るーこ】が現れた。
 さすがに飽きが来た【由真】。そこに上空に流れるひとすじの光。探知機も反応を示すが【るーこ】は見上げたまま無言だった。すると【小牧】から違うと流星群のようだと言われる。【由真】は流れ星に【貴明】に負けないと願う。【小牧】は何を願ったのでしょうか?集まったみんなもそれぞれに願うのだった。今回、一番頑張って、信じてくれた【このみ】にお礼を言う【貴明】。【るーこ】も流星群を楽しむように、上空を見上げていた。 

サンシャインクリエイション31。

2006年04月23日 18時48分35秒 | アニメイベント
 本日『サンシャインクリエイション31』に参加して来ました。だいたい、お目当てのサークルやお気に入りの作家さんを見て挨拶回りをしてました。印象的に、以前よりも来客が減ったのか?と実感しております(天候が悪かったからかな)。それでも、A23ホールあたりは凄い人でしたけどね(笑)。しかも、カタログが完売でした。当日、参加組の私にとってはかなりのショック。会場の各所に置いてあった地図のコピーとメモを頼りに徘徊してました。やはり、普段会えない作家さんなどの顔を見ながらお話などができるので、こんな機会はどんどん参加したいものですね。

大魔法峠 Ⅰ

2006年04月22日 10時00分20秒 | アニメDVD野郎!
 今回は『大魔法峠Ⅰ』を観させて頂きました。私は、主人公の【田中 ぷにえ】よりも【国 鉄子】が好きですね。でも、【ぷにえちゃん】も可愛いですよ。まず、OPのアニメが凄かった。日本の各所が燃えていた・・・。金○寺。国○議○堂。法○寺。五○塔。○庁など、とにかく、東京が火の海に包まれていました(笑)。EDは、また雰囲気がかなり変わって「劇画風」でした。カッコイイ【ぷにえちゃん】が描かれていますよ。
 初めに、悲しみにくれる父親と笑顔の母親に見送られて聖魔法王国から城を破壊して人間界へやって来る【ぷにえ】。その可愛さからすぐに学校のアイドルになるが、それを【姉御】率いる「スケバン軍団」は気に入らない様子。注意するクラス担任も殴り倒してしまう。天真爛漫に下界の自然を楽しんでいると【ぷにえ】の前に【姉御】が出て来る。【ぷにえ】は魔法のステッキを出し、大地の恵みの野菜たちを使って【姉御】たちを撃退する。それを見ている黒マントの男。実は【ぷにえ】の父です(笑)。
 学園祭。鉄道研究会の出すカレーに文句をつけて暴れているが、そこへ【ぷにえ】が来る。さすがの【姉御】もばつが悪く撤収する「スケバン軍団」。お客がいなくなってしまったのをかわいそうと【ぷにえ】がカレーを注文するが・・・。

 『店主を呼べ・・・これはカレーではない黄色い餌よ・・・素人が作りがちのくそ不味いカレーよ』と酷評を言うのだった。

 そこで、【ぷにえ】は鉄道を愛する【国 鉄子】の鉄道研究会を救う為に魔法を使う。しかし、なぜ?【姉御】たちが【鉄子】たちの邪魔をしたかというと、【姉御】たちも「乙女カレー堂」なる出し物をしていた為に、商売敵の邪魔をしていた。外見は乙女には程遠いがカレー美味いようだ。みんなで嘆いていると【マントの男】(ぷにえの父)が入って来て「アニサキスの像」をたくすのだった。【ぷにえの父親】としては、聖魔法界に帰って来て欲しいとの想いがあるようだ。
 その頃、鉄道研究会のカレーは大好評。究極側の【山岡 士郎】に似ている人。至高側の【海原 雄山】に似ている人が緊急参戦していた(笑)。もちろん、【富井副部長】に似ている人はただ食べているだけでした。
 【姉御】たちが鉄道研究会のカレーを邪魔しに家庭科室に行くと、本当に生きた野菜たちが自ら身をけずり、命をかけていた。野菜に情けなど無用なのだ!そこへ【ぷにえ】がやって来る。しかし【姉御】たちには「アニサキスの像」がある。ピンチかと思われたが、魔法を使わずとも「サブミッション」で撃破する。【姉御】には「プリンセス アキレス腱固め」が炸裂した。【ぷにえ】は、いか焼きが売れずに困っているので、大王いかを魔法で出して上げました。校舎も破壊されました。

 遅刻しそうになって走る【鉄子】。その前に痩せて、逝き倒れそうな【パタやん】の姿があった。【鉄子】は「峠の釜飯」を与える。【パタやん】は【ぷにえ】を追いかけて来た。涙を流して抱き合う感動的な出会いだが・・・。可愛く【ぷにえ】の頭の上に乗っている【パタやん】。仲が良さそうだが・・・。【鉄子】も羨ましいようで『マスコットが欲しい』という。【パタやん】がいうには「わくわくマスコット村」に行けば見つかるようだが、名前からは想像を絶する所で、荒れ果てた村だった。そこに【ぷにえ】(当時は、かなり目つきが鋭い女の子)は

 『マスコットを探しに来た・・・』と酒場でいう。

【パタやん】の同種族とのファイトをしていると、酒のとっくりを提げた【パタやん】が店に入って来る。この時の【パタやん】はカッコイイです。声も仕草も。カウンターに座り、マスターに「コーヒーミルク」を注文する。

 『ギラついた目をしていると、この村じゃ早死にするぜ・・・』

 雨の中での【ぷにえ】との決闘。しかし、【パタやん】は特異体質で関節固めが効かない身体だった。さすがの「サブミッション」も大ピンチになるが・・・。ひん死で立ち上がり【パタやん】へ「プリンセス ヘッドロック」を決める。今度は鍛えようのない「頭蓋骨の関節」を締め上げた。そして【パタやん】をマットに沈めた(笑)。

 『公開するぜ・・・寝る時、飯を喰う時、一瞬たりとも、お前に心休まる時は二度とねえぞ!!!』

 すると、笑みを浮べる【ぷにえ】

 『命を狙う家臣の一人、二人寄せずして、王と言えるかよ・・・』 

そして、【パタやん】とマスコット契約を血の刻印で結ぶのだった。
今でも【パタやん】は【ぷにえ】のタマを取る気マンマンなのだ・・・。
【パタやん】は、包丁を手に持っていた・・・。

 【ぷにえ】ちゃんの世界は、魔法の乗り物の動力源は人力(囚人)です。

ああっ女神さまっ それぞれの翼 『ああっ 星夜に捧げるこの想いっ!』

2006年04月21日 15時12分39秒 | アニメ・映像全般
 第3話は【螢一】と【ベルダンディー】の仲が進展している印象を受ける。2人は見つめ合うと自然と笑顔になり、照れてしまう関係になっているようだ。【ベルダンディー】は、綺麗な女性ですが可愛い人。あの真っすぐで澄んでいる瞳は【螢一】を信頼している証だと思います。【螢一】は【ベルダンディー】と出会って、もう1年になるが、彼氏らしい事を何もしていないと【ベルダンディー】へのクリスマスプレゼントをあげると決意をするが・・・。

 【螢一】と【ベルダンディー】はコンビニでのアルバイトをしている。【ベルダンディー】の丁寧なお客様対応はとても評判が良いようで男性客からも受けがよく上々であった。街はクリスマスの雰囲気に彩られていた。あの【ベルダンディー】の笑顔での接客はサービス業の鏡であろう(笑)。仕事も一息つき休憩をとっている。【螢一】は【ベルダンディー】が女神なのにアルバイトさせている事を気にかけているが、【ベルダンディー】は【螢一】と一緒にいる事が楽しく嬉しいようだった。
 街は、本格的にクリスマスムード。【聖ちゃん】もサンタさんから風船を貰って大はしゃぎ。【ベルダンディー】はクリスマスの行事がよく分からないようなので、【螢一】に教えて貰っていた。【螢一】の説明を聞き【ベルダンディー】はプレゼントをくれる両親がサンタクロースだと思ってしまったようですね。さすがは【ベルダンディー】です(笑)。
 【ベルダンディー】から貰った手編みのセーターを見つめながら【螢一】は彼氏らしい事を1つもしてないと思っていた。そこで【螢一】はクリスマスプレゼントを【ベルダンディー】に贈る事を考えていた。そこに、風船を貰った【聖ちゃん】が来る。早速【螢一】は【ベルダンディー】に聞えない小さな声で、女の子が貰って嬉しいプレゼントを聞くと『指輪っ!』だと答える。【螢一】たちはある宝石店の前に、ショーウインドウに飾られた指輪。値札は20万円と書かれている。【ベルダンディー】に『指輪って好きかな・・・?』とそれとなく聞いてみると【ベルダンディー】は『綺麗ですよね』【螢一】『綺麗って・・・好きって事かな・・・』『ええ・・・大好きですよ・・・』と。そこで【ベルダンディー】に改めて『今、欲しい物はあるかな・・・』と質問すると考える【ベルダンディー】は欲しい物があるようだ。それは「しょう油」のボトルだった。しょう油ボトルだけで喜ぶ【ベルダンディー】。【ウルド】も【スクルド】も少々あきれ気味だが【ベルダンディー】らしいと言えば彼女らしい。【螢一】はそこで思う。もっとしっかりと想いの伝わるプレゼントしたいと・・・。
 そこで【スクルド】もクリスマスプレゼントを【螢一】におねだりするが、【スクルド】はメカをいじる道具ばかりで、今度は【螢一】の方はあきれてしまった。そんな【螢一】の様子を見て微笑む【ウルド】だった。
 翌日。【螢一】は再びあの宝石店の前にいた。『高すぎて買える訳ないよなあ・・・』とガッカリしていると、どこからか・・・。

 『買って・・・買ってちょうだい・・・買って・・・買ってよ・・・私に買って・・・ねえ、買って・・・ウルドに買って・・・そう、買って・・・ウルドに買って・・・』

悩める【螢一】の前に恋のアドバイザー【ウルド】が現れるのだった。
 しかし、【螢一】は【ウルド】の言葉だけに動いたのではなく、【螢一】自身が【ベルダンディー】に自分という存在を感じて欲しいと願っていたに違いなかった。【ウルド】に『今すぐ、買うべき』と言われるが【螢一】はリアルな現実に直面する。財布の中身は閑古鳥状態なのだ。ショックは隠せない。気持ちはお金ではないが、実際の生活を考えると頭の痛い所ではあった。そこに【田宮】先輩と【大滝】先輩が話しかけて来る。【螢一】をアルバイトに誘って来るが・・・。それは、マグロ漁船に乗っての漁業関係で三ヶ月も帰れない。これではクリスマスが終わってしまう。あの2人には頼っていけないと感じる【螢一】だった。
 【螢一】と【ベルダンディー】はコンビニのアルバイト中。イブまで後、4日。タイムリミットは迫っていた。【ベルダンディー】に内緒で他のバイトを探そうとする。そんな【螢一】に【ベルダンディー】はいつものように話かけてくる。慌てる【螢一】。【ベルダンディー】は早番なので、先に帰って夕飯を作って待っていてくれるようです。着替えて帰ろうとする【ベルダンディー】に【螢一】は申し訳なさそうに3、4日帰りが遅くなり、【ベルダンディー】と一緒にいる時間が少なくなると言うが、【ベルダンディー】は理由を聞かずに、笑顔で。

 『はい、分かりました。信じてますから・・・』

危ない事以外なら安心していると【ベルダンディー】。
 夜の公園。ベンチに座り、短期で時給の高いバイトを雑誌から探している。目標は4日で20万円。手編みのセーターを触りながら、【ベルダンディー】の気持ちに答えようと夜空を見上げていると、いきなり【ウルド】が『腹は決まったわね。な~にグズグズしてるの、さあ仕事に行くわよ』と半ば強引に向うのだった。
 夜、11時。家では【ベルダンディー】と【スクルド】が【螢一】たちの帰りを待っている。【スクルド】は【螢一】が内緒で何をしているのかが気になって仕方がない様子。しかし【ベルダンディー】は全然心配しておらず、冷めたお味噌汁を温め直すと立ち上がる。

 『私は、螢一さんの事を信じています』

【スクルド】も【ベルダンディー】のこの言葉に安心感を持ったようで、【ベルダンディー】と一緒に家事のお手伝いをしていた。楽しい姉妹の会話も聞える。
 その頃、ほぼ強引につれて来られた先は、巨大な倉庫。中では防寒着を着て震えている【螢一】。仕事内容は「冷凍マグロ」の荷物下ろし。冷凍庫の寒さに耐えて、疲れて帰って来る【螢一】。そんな【螢一】を温かく迎える【ベルダンディー】。【螢一】がテーブルを見ると、ご飯、お味噌汁、マグロのお刺身(笑)が用意してあった。

 『そろそろ、帰って来る頃だと思って・・・』と微笑む【ベルダンディー】。
 
【スクルド】から『うそっ!うそっ!ずっ~と待ってたんだから』と言われるが、【ベルダンディー】は笑顔だった【螢一】に喜んで貰う為に・・・。温かいご飯と【ベルダンディー】の笑顔は【螢一】に明日へのやる気と活力を与えるのだった。
 
 【螢一】のアルバイトの日々が始まる。解体作業。ティッシュ配り。冷凍マグロの運搬。パチンコのホール店員。土木作業。連日の慣れないきついアルバイト。【ベルダンディー】との本当は楽しいはずのコンビニのアルバイトの休憩時間さえも惜しくて寝ていた。そんな【ベルダンディー】は徐々に心配が募って来る。【螢一】の頬に冷たい飲み物をつけて起す。『あまり、無理をしないで下さいね』と言うのが精一杯だった。【螢一】は『大丈夫』と言うが、やっぱり心配な【ベルダンディー】。
 帰宅しても、ご飯をそこそこに居間のテーブルで寝てしまう【螢一】。【ベルダンディー】は【螢一】の前では決して心配な表情をしない。寝かしつけて【螢一】を見る表情はどことなく元気がなく、本当に心配しているのが伝わる。部屋を静かに出ると【ウルド】がいた。その【ウルド】に訪ねる。毎晩遅くなる理由を。【ウルド】は言う。『今、螢一を動かしているのは、自分の意志よ』と。今の【ベルダンディー】は見守る事と信じる事しかできないのが切ないです。

 『はい・・・信じていますから・・・』

 翌日。【螢一】自身も何日も【ベルダンディー】とまともに話せず、内緒にして怒ってないかとアルバイトにも集中できずにいた。そこで【ウルド】に今の気持ちと言いますが、本音を漏らす。彼女に隠し事をしている事、信じて待っている事に対する葛藤を・・・。それが、指輪という物だけで想いが伝わるのかと・・・。【螢一】はその優しさの為に、気を遣いすぎて悩んでいた。
 その姿に【ウルド】は
 
 『そう思うんならやめちゃえば、あの子はあなたを信じて待ってくれている。それに答えなきゃって思わないの?確かに、お金じゃ気持ちは買えないわ。でも、その想いでここまで来たんじゃない。決めたんなら最後まで頑張りなさい。男の子でしょ』

 【ウルド】の彼女にしかできない励ましだった。 

 再び【螢一】は【ベルダンディー】に想いを伝える為に走り出した。そして、続くアルバイトの日々。【ウルド】の応援(?)もあり、予定の金額まで後、もう少し所まで来ていた。【螢一】の頑張りに【ウルド】も嬉しそうだった。
 その頃、【ベルダンディー】は心配そうに時計を見上げていた。【スクルド】が名前を呼ぶ声も聞えない程に。そろそろ【ベルダンディー】も我慢の限界だったのかもしれない。お味噌汁を温める事も忘れてしまう位に・・・。そこへ【螢一】と【ウルド】が帰って来る。その時の【ベルダンディー】の表情は笑顔なのに、とても弱々しく、どこか寂しげな印象を受けた。
 深夜1時すぎ。食事を終える【螢一】。【ウルド】と【スクルド】は障子の間から2人を見ている為に、2人きりではないが、【螢一】と【ベルダンディー】は、今の想いを、今の気持ちを、お互いの絆を確めるように会話を重ねて行く。

 『ベルダンディー』
 『なんでしょう』
 『今まで、心配かけてごめんね。でも、それも明日までだから』
 『そうですか』
 『今まで、君に隠し事をしていたのに、何も聞かないんだね』
 『教えられる事なら、もう教えてくれていますよね。それとも、何かいけない事でもしていたんですか?』
 『とんでもないっ!』
 『毎日、それを着てくれているんですね。だから、それを着て、帰って来てくれる度に、毎日、安心できるんです。2人の気持ちは繋がっているんだって・・・だから・・・』

 久しぶりの会話を楽しむ2人。そこで【螢一】が【ベルダンディー】の気持ちに答えるかのように覚悟を決めて言う。

 『8時!・・・明日、夜8時。駅前で待っていて欲しいんだ。君に伝えたい事があるから・・・』
 
 【ベルダンディー】は『はいっ』とうなずくのだった。

 アルバイトの日々の終わり。【ウルド】にせかされて、宝石店を目指す【螢一】。しかし、ショーウインドウには、あの指輪がなくなっていた。店内では【沙夜子】がクリスマスプレゼントに一緒にいる男性に購入させる寸前だった。そこに【螢一】が飛び込んで来る。【沙夜子】も【螢一】のセーターと態度を見て、察したようだ。すると、【沙夜子】の前で指輪を譲って貰う為に土下座をしてお願いをする。【螢一】の必死さが感じ取れた。さすがの【沙夜子】もこの態度に【ベルダンディー】に嫉妬したと思う。それは【沙夜子】の表情からも見て取れた。【沙夜子】は『わかったわ』と願いを聞き入れるが、【螢一】はトナカイの格好、【ウルド】はサンタガールの格好をさせられる。まず、【ウルド】には公衆の面前での靴磨き。まだ【沙夜子】の無理難題が続く。今度は【螢一】に【聖ちゃん】が引っ掛けた風船を取って来るように言う。かなりの高い位置に風船は引っ掛かっていた。【沙夜子】も【螢一】は行かないと思ったのだろうが・・・。【螢一】は

 『わかった。けど、あれを取って来れば、指輪を譲ってくれるな』

と【螢一】は【ベルダンディー】への気持ちに答える為に一生懸命なのだ。
 駅前の時計は8時をすぎていた。【ベルダンディー】は【螢一】が来ないのでとても心配そうだ。そんな中【ウルド】の心配をよそに風船を取る為に木に登る【螢一】。【ベルダンディー】も騒ぎを聞きやって来る。
 【ベルダンディー】と【ウルド】の心配を感じながらも、【螢一】は枝を少しずつ移動し、風船へ一歩、一歩と近づき手に取るが、バランスを崩して地面に落下しかかるアクシデントが起るが【ベルダンディー】の風の法術が散らばった落ち葉をかき集めてクッションをなり助かるのだった。しかし【螢一】は自分の事よりも、手を離してしまった風船の事を気にかけていた。ここで【螢一】は【ベルダンディー】に全てを告白します。内緒でクリスマスプレゼントを買おうとした事、手作りのセーターにはかなわないけど、精一杯に頑張って、この気持ちを「形」にしようとした事、【螢一】が本当に【ベルダンディー】の事が好きで大切な存在なんだと伝わりました。
 今までの頑張りを『できなかったよ』と言う。しかし、その気持ちは【ベルダンディー】にしっかりと伝わっていた。

 『うんん、そんな事はありません。毎晩、遅くまで努力してくれた。そんな螢一さんだからこそ、私は一緒に居たいって思うんです。そんな螢一さんが好きだから・・・』

 これには【沙夜子】もあきらめるしかなさそうですね。2人に【ウルド】が近づいて来ます。手にはあの指輪を持って【沙夜子】が譲ってくれた。その代わりに【沙夜子】の家で催すクリスマスパーティーで余興をやる事になったようです。
 【ウルド】にせかされて【螢一】は【ベルダンディー】の左手の薬指に指輪を・・・。【ベルダンディー】からは抱きつきの頬へのキスでした。

 今夜は、ホワイトクリスマスになりそうですね。

 2人は見つめ合い、寄り添いながら・・・。

 『ありがとう・・・私のサンタクロースさん・・・。』