現代視覚文化研究会「げんしけん」

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練金3級 まじかる?ぽか~ん ぱか~ん1 ぽか~ん2

2006年04月08日 13時17分06秒 | アニメ・映像全般
 【平田 雄三】氏の描く魔界から来た4人のプリンセスたちが可愛い『練金3級 まじかる?ぽか~ん』を観させて頂きました。【ゆうま】【パキラ】【りる】【鉄子(あいこ)】の4人もしっかりとした個性があり、それぞれに可愛くて好きですね。ヒロインなのにトラブルメーカーで、紫外線に弱くてイイ男にも弱く、大食漢で元気で、内気で皆に振り回れスペックも低い為に世間のスピードについていけないなど、女の子たちに魅力的なコンテンツが満載で、観ていてほのぼのでのんびりしたアニメに仕上がっています。まだ、彼女たちは人間界の生活には慣れていないようですね(笑)。

  ぽか~ん1『はじめての呪文は甘い罠』
 大きな月の夜。【パキラ】が気持ち良さそうに夜空を舞っている・・・訳ではなさそうだ。おなかが空いているようであり、やる気なしでダラダラです。しかも、そんな姿を一般市民に望遠鏡で見られて、【パキラ】の下着までも・・・。見られてしまい、はずかしくて逃げ出す【パキラ】だった。
 すると、かなり怪しげな館を見つける。しかも【パキラ】好みの金髪のイイ男がベッドに寝ていた。目をハートマークにして接近し、首筋に吸血鬼で言う『口づけ』をしようとすると【パキラ】の顔に水がかかってしまう。どうやら、この男性は人形のようだ。そこに現れたのが「貴方は私が仕掛けた罠にハマったという訳!」と魔界種族の研究者【スーパーDr.K子】と助手の【本郷】の2人が現れるのだった。そのかかった水は、教会の神聖な水らしいが、私には、教会で撒いていたホースの水に見えたのだが・・・。【パキラ】は罠にはまり捕まってしまう。なぜ【パキラ】を捕まえたか?は、【Dr.K子】の第1の学説『ドラキュラ伯爵はいるのだから、ドラキュラ夫人もいるという』のを証明したかった。
 それを見ていたおにぎりうさぎの【ジュン】と【タン】。【りる】と【鉄子】にこのピンチを伝える。【鉄子】は【りる】が一人で助けに行くと思っているらしい。仕方なく【りる】は一人で【パキラ】を助けに行くと、【パキラ】がベッド上でロープでがんじがらめにされていた。すると【りる】が何か食べ物のにおいに釣られて走り出した。これも【Dr.K子】の罠だった。あの部屋に明らかに罠が仕掛けられていたが【りる】は『松坂牛~』とその原始肉にしか目が行っておらず、あっさりと捕まってしまう。【Dr.K子】の第2の学説『オオカミ男がいるのだから、オオカミ女がいるはず』。【りる】はお肉に夢中だが、捕まっているカゴは「銀メッキ仕様」で、触る事も出る事ができないのだった。
 更なる【パキラ】と【りる】のピンチを伝える【ジュン】と【タン】。ついに【鉄子】が出る。その頃【Dr.K子】は集まる魔界のサンプルに満足気な様子。だが、まだ女の人造人間を手に入れたい欲望をほっしていた。そこに不安そうな表情をした【鉄子】が玄関前にやって来る。「体重300kg以上のお客様専用」の扉から入ることにする【鉄子】。しかし、中で低周波治療器により動けなくなり【鉄子】も捕まってしまうのだった。【Dr.K子】は「人造人間には女もいるはず」との学説を証明する。意気揚々と学会に発表すると言っていると、そこに、一人の魔女の姿をした女の子が『あいちゃ~ん、おなかすいたよ~』と入って来た。その子こそが【ゆうま】なのだ。
 【Dr.K子】は、魔法に対しては否定的な態度を示すのだった。その事が【ゆうま】を怒らせる事になる。【ゆうま】の足元に魔法陣が輝き、【Dr.K子】に雷を落そうとするが、出て来たのはケーキだった。悔しくて泣きながらケーキを食べる【ゆうま】が再び『ムカムカプッチン』と詠唱を始める。その時だった。呪文詠唱で吹き荒れる風が【ゆうま】のスカートを捲ると・・・何も穿いていなかった。それを見た助手の【本郷】が興奮して暴れ出し【Dr.K子】と衝突してしまい、みんなを助ける事ができた。どうやら【ゆうま】は【鉄子】の下着を借りたらしい。【鉄子】はずっと返して貰えずに泣いているのでした。
 
 
  ぽか~ん2『午後の呪文は赤いカブ』
 桜の花びらが舞うガラクタハウス。【ゆうま】はお手製のブランコで、【りる】は木々の間でお昼寝中。【鉄子】はお皿を洗い、【パキラ】は灰ならないように部屋で寝ている。のんびりした昼下がり【ゆうま】はある音で目が覚める。寝惚けまなこで見た先には、バイクが走って手紙を配達する郵便屋さんの姿。また夢の中へ・・・。
 次の日も、いつものみんなの時間が過ぎていた。またも聞えるバイクの音に【ゆうま】が目が覚める。その郵便屋さんが手紙を受け箱に入れている姿に興味津々な【ゆうま】。まだ人間界に来て一週間なので、郵便屋さんを知らないのでありました。
 みんなに集合をかける【ゆうま】。どうやら、相当気になるらしい。【パキラ】と【りる】は既に知っているようだ。【ゆうま】も知っている素振りを見せるが、【パキラ】と【りる】は説明するのが面倒らしい。【りる】は『郵便受けを置いときな』と言われ、それと【鉄子】の提案で郵便受けを一緒に作ることにする。
【ゆうま】は、大工さんばりに木片から作るようだ。【鉄子】は金属を溶接して頑丈な受け箱を作る。それを見て【ゆうま】も巨大な受け箱・・・?それは家屋だと思うが立て付けが悪く【ゆうま】と共にがれきと化してしまう。
 またも次の日。【ゆうま】と【鉄子】の2人が一生懸命に作った受け箱を、ガラクタハウスの前に置いて見ている。2人は凄くワクワクした表情で見ていたが、受け箱に手紙が入らずにガッカリしてしまう。【パキラ】はそんな2人を見ていた。その夜も【ゆうま】と【鉄子】の試行錯誤は続くのだった。【ゆうま】は、ビックリ箱に、電子レンジ、人喰い箱までも作るとは・・・。
 次の日も、期待に胸を躍らせる【ゆうま】と【鉄子】。たくさん並ぶ金属製の受け箱と今にも崩れそうな木製の巨大な受け箱を用意するが、またも入れて貰う事ができずショックを受けてしまう2人に、業を煮やした【パキラ】が郵便屋さんの前に飛び出し『あの・・・私にそれ、くださらない』と下着を見せながら、お色気で迫るが・・・『ダメ』の一言で玉砕されてしまう。【パキラ】が頭にダンボールをかぶっているのは灰にならない為だと思います(笑)。【ゆうま】は、数でも、色仕掛けでも、ダメだと悩んでいると【パキラ】に『魔法でどうにかできないの?』ともっともな言われ、次の日に今度は【ゆうま】が魔法でチャレンジする事にするが、【ゆうま】が郵便が欲しいとの魔法をかけるが、なぜか、郵便屋さんはベランダにあるパンジーへ水をあげるとの魔法がかかり走り去ってしまう。さすがは、3級の魔法使いですね(笑)。
 次の作戦は【パキラ】が郵便屋さんの血を吸って、しもべにする事だが・・・。【ゆうま】が同じ立場だったら絶対に嫌だと。自分が嫌な事を人に言う【ゆうま】は恐ろしい女の子です。何とか実行に移す【パキラ】だったが、なんと郵便屋さんは、来々軒のニンニク定食を食べていたらしく、【パキラ】の吸血鬼としての本気パワーもはじいてしまう。最後に残ったのは【鉄子】だが、できる事が少なく、すぐにフリーズしてしまうので無理のようだ。
 そんな3人の苦労を尻目に【りる】は何かを読んでいる。国際便、ダイレクトメールらしい。【りる】はテキサスの友人から送られて来た手紙を読んでいた。みんなにその手紙の内容を読んで聞かせてあげる【りる】だったが、【ゆうま】【パキラ】【鉄子】の泣いていた・・・3人ともポロポロと涙を流していた。ガラクタハウスに【ゆうま】【パキラ】【鉄子】の泣き声が響いていた。