現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
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地獄少女 第八話「静寂の交わり」

2005年11月27日 01時14分33秒 | アニメ・映像全般
 第8話の物語は「病院のベットの上で昏睡状態の【木戸祐子】。親友の【田沼 千恵】は地獄通信にアクセスした。【祐子】のかたきを取る為に…。地獄少女が動くが、そんな彼女の気配を察する者が現れる。」という展開になっております。今回の最も注目は、地獄少女【閻魔 あい】の精神と同調する霊感少女【柴田 つぐみ】とその父親で地獄少女について独自に調査を続けていくライター【柴田 一】が登場した放映回。この【柴田】親子のインパクトが強かったので、依頼人の【千恵】などの他の登場人物の影が薄くなった印象はありますが、その分【つぐみ】ちゃんがかなり可愛くて、ミステリアスで観ていて飽きなかったです。冒頭の【あい】と【つぐみ】の夕陽の踏み切りシーンでは、警告音がこだまする中で2人で対峙します。この場面では2人の運命的な出会いが表現されている。【あい】も赤の支配する家の軒先で藁人形を倒して遊ぶシーンでの「おばあちゃん」との会話でも【あい】「あのねぇ・・・おばあちゃん、女の子に会ったの・・・何だか、凄く懐かしかった・・・」と言う所があります。このセリフの意味に準ずる【つぐみ】を懐かしい存在とは何のことなのだろうか・・・気になります。一方、父親の【一】は喫茶店で雑誌の「地獄通信」に関する記事を読み、この「地獄通信」に興味を持って行動する姿が描かれています。作品内では「名前 GBC39」のネットの書き込みに注目し、ハンバーガーショップまでたどり着きます。この場面で店内に入ろうとする【一】と店内から出てきた【あい】がすれ違う演出が好きです。もう【あい】は【一】に迫っているかもしれないですね。【柴田】親子の朝の一コマでのやり取りでは【一】が「地獄通信」の事を記事にしようとするのを、【つぐみ】が「やめた方がいいよ・・・」と呟く。その後、突然【つぐみ】の息づかいが激しくなり「いっぺん、死んでみる?」と【つぐみ】が言って倒れてしまう。もしかしたら【あい】からの近づけば死ぬとの警告とも取れるが、しかし【一】はさらに興味を持ってしまうのだった。
 また、後半パートでの夜になった【柴田】親子のシーンでは、【つぐみ】「まだ調べているんだね。地獄少女・・・まあ、そこまで調べたいんならば良いけどさぁ・・・気をつけてねぇ」と言って、【一】は「いや、違う違う。もう調べてねえよ・・・本当だって」とお互いを心配して、気を遣っている所が良かった。そして【一】の飲みかけていた牛乳を飲もうとすると、【つぐみ】が震え出し、パックを落としてしまう。再び【あい】と同調をする【つぐみ】は「見える・・・ハンバーガー屋さん・・・」と言い出す。その場所へ向う車中には【一】の事が心配で一緒について行く【つぐみ】の姿があった。彼女の不安そうな表情が印象的に感じた。結局は、間に合う事はできず、【千恵】は「黒藁人形」の赤い糸を解いてしまう展開になり、そして【石津 吾郎】は地獄に流されます。朝になり、車で待っている【千恵】と【つぐみ】の元に【一】が帰って来ます。【千恵】を家まで送ろうとすると【つぐみ】「あの子・・・地獄少女よ」【千恵】「閻魔 あい・・・」【一】「えっ!・・・何!」と今後の展開を予感させる表現があります。
 私が今作で最も好きなのが【柴田】親子の会話なんですよ。前半では、ノートPCを見ながらトーストを食べる【一】の顔面に容赦なき「ゆでタマゴ」を投げて「パソコン、やりながら食べるな!行儀悪い」と言い、それでも止めないともう一つ投げようとする仕草が可愛いし、後半では、「おいちい牛乳」を飲みながらパソコンに向う【一】。そこへお風呂上りの【つぐみ】が入って来るシーン。「牛乳残して置いたぞぉ」「いらない」「飲め。乳がでかくならんぞ」「セクハラ」「親心だよ・・・」と2人の何気なく遠慮のない親子の会話も良かったし、2人で現場に車で向う車中では「今度、遊園地に連れてってやる・・・」「えっ?・・・」「遊園地だよ」と言われて、微笑んでしまう【つぐみ】の表情も可愛かった。うーん【あい】の妖艶さに【つぐみ】のツインおさげの活発少女の登場で、また『地獄少女』が楽しみな作品になりました。

舞-乙HiME 第8話「運命の軛」

2005年11月26日 10時42分33秒 | アニメ・映像全般
 第8話では、舞闘の授業をサボったため、【アリカ・ユメミヤ】は罰当番として霊廟の掃除をさせられる。【ニナ・ウォン】、【エルスティン・ホー】、【イリーナ・ウッズ】の差し入れに感謝する【アリカ】だったが、なぜ授業をサボったのかを問われ、しどろもどろに。【ニナ】はそんな【アリカ】の様子を【セルゲイ・ウォン】に頼まれて観察する事にする。その後【アリカ】は、先日自分の身に起こったことについて図書室で調べる。その帰り道、突然黒い影がアリカの目の前に現れ・・・。」との展開になって行きます。アニメ劇中では【アリカ】の知り合いらしい【ミユ】が登場して来た。何と【アリッサ】が小鳥として出て来ておりました。まあ【ミコト】みたいに擬人化しないと思いますが・・・。その【ミユ】でも【アリカ】と【マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム】との「青い貴石」の契約解除の方法は分からなかった。しかし「霊廟内の禁書庫」の探索により色々な事が分かるかもしれないとの期待から【ジュリエット・ナオ・チャン】の手引きにより内部に侵入する事に成功する。【アリカ】の「開け~イワシ!」ってのも笑えた。しかし、その場所には「マイスターオトメ」達が祀られ、様々な想いが込められた場所でもあった。そこに現れた【マリア・グレイスバート】に見つかってしまう。そして【ミス・マリア】の口から「オトメ」としての大戦での役割、親友でも戦う事になる悲運なる運命とその現実を語られたが、【アリカ】は「戦争を起こさせない」との趣旨の発言をするのだった。実に【アリカ】らしい言葉だったと思いますね。逆に【ニナ】は「そんな戦争状態でも戦える」と言うのも彼女らしいとは感じます。もう一つは、「ハルモニュウム」に関する事ですね。【ナツキ・クルーガー】【シズル・ヴィオーラ】の2人はかなり知っている感じを受けた。それに十二王戦争の頃から暗躍する謎の武侠集団「アスワド」の頭領【ミドリ】の登場も今後に見逃せないキャラの一人ですね。やはり【杉浦 碧】は敵側なのか・・・。カルデア帝国の【アルゴス十四世】との会話シーンでも意味深だった。たぶん、国家間の戦争になって行くのであろうと考えられる。後、アニメ劇中の街の酒場での【ナギ・ダイ・アルタイ】の行動も気になる所ではありますね。

ARIA 第8話 「その 憂鬱な社長ったら…」「その イケてるヒーローってば…」

2005年11月26日 10時07分26秒 | アニメ・映像全般
 第8話のストーリーは「「アクア」では、青い瞳の猫は幸運の守り神と言われています。水先案内店では、そんな猫たちを店の社長にして、仕事の安全を祈願しているんです。ARIAカンパニーの【アリア】社長も、そんな猫のひとり。日頃から、とっても大切にしてもらっています。だから、今日はお手伝い。大掃除に忙しい【アリシア】さんや【水無 灯里】を少しでも助けようと、洗濯物に、机の整理、夕飯の支度だってしちゃいます。出来が良いかどうかは、わかりませんけどね」といった感じに展開されます。そうですね。今回は【アリア】社長がほとんどメインですね(笑)。大掃除を手伝っていなくて仕事を増やしていたり、食事の準備も素材を丸ごと鍋に入れて、調味料も全部入れちゃうし・・・でも、さすがは【アリシア】さんです!ちゃんと【アリア】社長特製シチューを食せるまでにするとは(笑)。非常食のおにぎりと人形を持って家出する【アリア】社長も可愛かった。後半では、ヒーローに扮して人形を落とした女の子に届ける為に奮闘したり、【まぁ】社長に「もちもちぽんぽん」を噛まれたりと大忙しでした。アニメ劇中で面白かったのが【ヒメ】社長です。ヒーロー姿の【アリア】社長を見て、好感を抱いたのに【藍華】の一言で撃沈する所が良かったですね。今回は【アリア】社長がメインなので仕方がないですが・・・【藍華】と【アリス】をもっと観たかった。

ぱにぽにだっしゅ!第二拾一話 「鬼に衣」

2005年11月26日 09時55分41秒 | アニメ・映像全般
 『ぱにぽにだっしゅ!』 第二拾一話 「鬼に衣」
日々、激闘を繰り広げる演劇部・ロボ子(中身は【芹沢 茜】)と映研・ドジラ(中身は【来栖 柚子】)の誇りをかけた戦い。その撮影現場?に乱入して来たのはD組の【ベホイミ】と【メディア】、B組の【白鳥 鈴音】と【秋山 乙女】。ロボ子を鈴音チョップで気絶させて連れ去った感じに展開されます。【芹沢】が気付くとなぜか椅子の上に縛られていた。そして目の前には【レベッカ 宮本】(以下、ベッキー)に扮したC組の面々が立っていた。まだ事態を呑み込めない【芹沢】に【橘 玲】が事の真相を話し始める。それでも、強固に拒否をする【芹沢】だったが、【玲】の役者魂をくすぐる口車に乗り【ベッキー】の影武者を引き受ける事にした。【芹沢】は【ベッキー】になりきる特訓を受けるのだった。このシーンでのカーテンに隠れて、アウアウと泣く【ベッキー】のマネが上手く出来ないのが可愛かった。それに、扮した【芹沢】の頭にもちゃんとネコミミっぽいのはねっ毛があったのも特徴的で良かった。かなり今回は【芹沢】がメインだったと思います。【ベッキー】に関しては、朝から行方知れずだったが、ラストで【6号さん】に変装していたのがオチだった。でも、あの怪人みたいなPTAの前で必死に授業をしようとする【芹沢】には好感を持ちますね。さすがは、演劇部の期待エースです(笑)。実際に授業で解答を間違えたり、しどろもどろになってPTAに突っ込まれて授業になっていないと文句を言われてしまうが、【芹沢】の「外野は黙っていろ」的な発言と生徒達の後押しで何とか危機を脱する。私が好きなのが、最後の【芹沢】と【来栖】の会話シーンですね。2人ともお互いが「ロボ子」「ドジラ」である事を正体を知らないでの会話が良いです。不意に【芹沢】が演劇部に【来栖】を誘おうとして【五十嵐先生】の車の爆音でかき消される演出が特に良かった。

舞-乙HiME 第7話「蒼の舞/乙女の契り」

2005年11月19日 21時11分15秒 | アニメ・映像全般
 第7話の物語は「支援者のことを「おじ様」と呼ぶことにした【アリカ・ユメミヤ】は、少しでも援助金を返済できればと、風華宮の修復工事現場でのアルバイトを始める。一方、城内を視察する【マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム】は、昨晩に見た過去の夢を思い出し、城を元に戻すのでなく、完全に造り直すと言いはじめる。その言葉を聞きつけ、これまで現場のみんなでやってきたことがムダになってしまうと怒る【アリカ】。すると【マシロ】は、衝動的に【アリカ】の頬をたたき、泣きながら走り去ってしまうのだった。」といった感じに展開されます。今作は【アリカ】と【マシロ】のキャラクターの心情的な内面と2人の心の距離を埋めて行く姿がよく表現されていた。相手がどこの王様だろうが、王妃様だろうが身分など関係なく話してしまう【アリカ】。不器用でなかなか素直になれない【マシロ】。そんな2人の会話シーンも面白く観る事ができる放映回だった。アニメ劇中では、2人の名前に関する生い立ちを話す場面、『蒼天の青玉』に導かれし【アリカ】と【マシロ】。その事に伴う主とオトメとしての秘密の契約などが作品内では描かれています。今回の内容で気になった所は、【セルゲイ・ウォン】と【ナギ・ダイ・アルタイ】の2人がよく触れる「偽物のお姫様」に関する事。14年前の風華宮の悲劇での【レナ・セイヤーズ】が逃がした赤ちゃんは誰なのか?あの子守唄「星が奏でるものがたり」がキーポイントかもしれないですね。今回は【マシロ】も歌っていた。【アリカ】も【ニナ・ウォン】も歌えるし・・・。もう一つは、300年もの古き風華宮に眠る遺産(謎の機械)と現れた人影・・・あれは【美袋  命】なのか?今後に【ミコト】の人としての登場を予感させる描きだと感じた。
 前半では、【マシロ】の心情面がよく表現された印象を受けております。初めの【マシロ】の見ていた悪夢。幼き頃の「欲しい物は全て手に入る」「言う事は叶う」「若き日のサコミズ・カージナルを馬にしたり(笑)」としての正統なる後継者としてこの国の全てはあなたの物として教えられて来た・・・。幼年期になり【マシロ】は女官2人の会話を聞いてしまう。「先王とお妃様と似ても似つかぬ」「やっぱり、本物のお姫様はあの時・・・」など、そして【ナギ】との出会いで言われた「じゃあ、君が噂の偽物のお姫様か・・・」の言葉。夢から覚めて寝ている【ミコト】に語りかける【マシロ】「なあ・・・ミコト・・・わらわは王じゃ・・・ヴィントブルームの・・・そうであろう・・・」このセリフから「偽物のお姫様」の噂に感じる日々のプレッシャーと常に闘っている姿、その裏返しであのわがままな性格を演じて虚勢を張っている姿、一人でいる時はいつも孤独感を感じていた【マシロ】の姿が痛く伝わります。そんな彼女を理解できるのは【ミコト】だけだったが・・・そんな彼女の前に【アリカ】が現れた。【アリカ】は援助してくれる「おじ様」へお金を少しでも返したいと風華宮の修復のバイト(【ジュリエット・ナオ・チャン】の紹介らしい)を始める。自室とバイト先で手紙を書いている【アリカ】。その現場に【マシロ】が視察にやって来る所から物語が展開される。【マシロ】を見た【アリカ】の「ゲッ・・・」ってヤバイって感じと【マシロ】に見られて、顔を隠す仕草と【マシロ】に「ほ~そうか、そうか、しっかり働けよ!わらわの為にな~」と高笑いするのを見て、こぶしを握りしめて悔しがる【アリカ】の表情も可愛かった。舞台は、風華宮の中庭になり【アオイ・セノー】と【マシロ】との会話シーンになる。【アオイ】が話し掛けているのに【マシロ】は怖い表情で見つめていた。【ナギ】の言葉を再び思い出し、その言葉を払拭するかの様に「工事をやり直し、城を改築するぞ!」と言い出す。その事を聴いた【アリカ】と言い合いになってしまう。【アリカ】「悪いに決まってるじゃん!そんな自分勝手、あんたそれでも、本当に王様ー!」と言った瞬間に【マシロ】に頬を叩かれ「当たり前じゃ・・・そなたなんか・・・大っキライじゃー!」と目に涙をためて走り去るのだった。そこへ、今の出来事を見て笑みを浮べる【ナギ】と【セルゲイ】に会う。【マシロ】は一人で「玉座の間」へ向う、涙を拭っている様に見える後ろ姿・・・「父上・・・母上・・・」と肖像画を見ながらあの歌を歌うのだった。その【セルゲイ】から語られる「偽物のお姫様」に関する話を聴いて【アリカ】は「そんなぁ・・・」と厳しい表情をし、あの涙を意味を知り【マシロ】を捜して走り出す。その【アリカ】も王と王妃の肖像画を見上げて「うわ~すごぃいって、そんな場合じゃない。えっと、どこに行けばと・・・」周囲を見回すと【レナ】の描かれた絵を見つける。その絵の【レナ】の耳に「青いジェム」をしているのに気付く「あれは・・・青い石・・・うん・・・まさか、だよね」と自分の胸に手をやる。そこへ【ミコト】が鳴いて来る。後をついて行くと【ナギ】に無理ありに迫られて後ずさる【マシロ】を発見して「ちょっと、待ったぁぁぁー!」と飛び込んだ。さすがの【ナギ】も退散する事になる。すると安心した【マシロ】が腰から崩れてその場に座りこんだ。【アリカ】が駆け寄り、立ち上がれない【マシロ】に「はい・・・」と手を貸す【アリカ】。「ふん・・・」と手を借りて立ち上がる【マシロ】。2人の距離が確実に縮まろうとしていた。その2人に【ミコト】が抱きついて来て、玉座の間の隠しトビラから中に入ってしまう。
 この迷ってしまって2人で「歴史上の大戦の話」「ご真祖様」を話しながら進む【アリカ】と【マシロ】の会話シーンがとても好きですね。2人とも実際に両親に会った事ないが強く生きている姿に共感できる場面だと思います。「わらわの名は、その石から父上と母上が・・・つけて下さったものなのじゃ」と悲しげに俯く【マシロ】。すると【アリカ】は「へえ~ちょっと羨ましいなぁ~あたしは物心ついた頃には父さんも母さんも居なくって「アリカ」って名前は好きだけど、2人がつけてくれたのかは分からなくって、でも、それでもあたしはあたしで「ユメリア アリカ」で、そのマシロちゃんもマシロちゃんで・・・えっと・・・だから・・・」と気遣いを見せる【アリカ】の照れている表情が可愛い。【マシロ】は「まさか、そなた、わらわを慰め様とか元気づけ様とか考えておるまいなあ?・・・そなたごときに情けを掛けられたら、わらわはもう終わりじゃ」と言われて【アリカ】はムッとして頬を大きく膨らませて怒るが、【マシロ】の安らかなる笑みの横顔が印象的だった。またも【ミコト】を追って行くと広い場所に出る2人、その真ん中には異様な存在感を示す「謎の機械」があった。2人が近づくとそれは起動し、開閉された。中はピアノ・・・それともオルガン?・・・楽譜もある。【マシロ】が「オルガンじゃろうか・・・」と弾こうと触れると・・・物凄い音の共鳴が起こり国中に響き渡った。その強力な音の振動により【アリカ】はジェムを【マシロ】は指輪の赤い石が粉々になってしまった。その天にも昇る光を見ている【ミユ】もついに登場。砕けたお互いの赤い石を見ていると【アリカ】と【マシロ】の前に人影が現れた。「足りぬ・・・足りぬ・・・まだ足りぬぞ・・・このハルモニウムの力を手に入れんとするならば、歌とつむぎ手と守人をそろえよ・・・」と消え、その機械は再び眠りにつくのだった。歌とはあの子守唄の事だろうか・・・。そこへ追って来た「シュバルツ」の刺客が襲って来る。「シュバルツ」の猛攻を【アリカ】は『蒼天の青玉』の青き光で受け止め「夢がいっぱいあるんだぁぁ!!!」と叫ぶと2つの青い石が『蒼天の青玉』から出現する。「えっ・・・これって・・・あっ・・・青い石・・・まさかっ」とあの【レナ】の絵を思い出す。【アリカ】は砕けたジェムの代わりに青い石をはめる「あ!やっぱり・・・」と【マシロ】の左手の指輪にも青い石をはめて、契約と認証を行い、「MATERIA LISE」を始動させ重厚なローブ姿になった。「シュバルツ」と互角以上の戦いをする。しかし、まだこの新しい力をコントロールできず、空を飛んでしまう。新たな力の凄さに調子に乗っていると「シュバルツ」からの反撃を受ける。【アリカ】にヒットしたのに、なぜか【マシロ】にもダメージが・・・その姿を見て、初めて【ナツキ・クルーガー】に以前言われた言葉の意味を理解した。「おねがい!お母さん!あたしに力を貸して!!!」と輝きが増して、必殺技で撃破し「あっ・・・ブイ!」と勝利のブイサインを決める。ラストの【アリカ】と【マシロ】の会話シーンも良かった。2人で舌を出してベーとして見つめ合っていると、2人で「プッ」とふき出して笑い合う姿を観た時、2人の間に友情と絆が芽生えたと感じられました。

ARIA The ANIMATION  第7話 「その 素敵なお仕事を…」

2005年11月17日 20時39分45秒 | アニメ・映像全般
 第7話の物語は「本日、【アリシア】さんと同じ三大妖精の水先案内人(ウンディーネ)のひとり、【晃】さんによる実地指導を受けられるんです。いついかなる時も、お客さんをもてなす心を忘れない。それが【晃】さんの心情。それを生で、【晃】さんが実際にお客さんをガイドする姿まで見学できるなんて、滅多にない機会です。【水無 灯里】だけでなく、【藍華】や【アリス】も、【晃】さんの仕草ひとつひとつに関心しながら、チェックしまくり。学ぶことは、いくらでもあるようです。」といった感じに展開して行きます。今回は【晃】さんのトップウンディーネとしての「プロ意識」とスゴイ「厳しさ」の中にある大いなる「優しさ」を押えて観る事が楽しむコツだと感じる放映回でした。それと今回の注目したのは、【晃】さんを指名した新婚さんの【アメリ】さんと【アラシ】さんです。特に【アラシ】さんが持っていた「ネオ・ヴェネツィア」の観光ガイドブックが彼の心理描写を巧みに表現したと思います。アニメ劇中ではこと有るごとにガイドブックに目をやる【アラシ】さん。トップウンディーネとしては【アラシ】さんがガイドブックで確認する姿は何とも言えないものがあったと思います。【晃】さんも「何とかしたい」感じの表情がありました。そんな【晃】さんが「お客様、少しはご自分の目で「ネオ・ヴェネツィア」を楽しまれては如何ですか?」とガイドブックを取り上げてしまう。しかも【アラシ】さんが取り返そうとしてガイドブックは、水の中に落ちてしまい、ゴンドラ上で乾かす事になる。トラブル必至の緊急事態になるかも・・・と。【灯里】【藍華】【アリス】の3人が「あっ!」と言ったのも理解出来ます。しかし、こんな事が出来るのも【晃】さんだけだと思いますね。ここで【晃】さんの凄さを感じたのが、【アラシ】さんはあまり良い表情をしていない所で「2人の馴れ初め」を聴き、ガイドブックに載っていない「マリア像」へ案内したりとお客様の気持ちを常に考え、感じ取り、良い方向へ好転させてしまうのはさすがとしか言えないです。もちろん、【晃】さんのトップウンディーネとしてのきめ細かさも見せていました。ゴンドラに乗り移る時の手の差し伸べ方、船上での会話、観光ガイド案内、水上花屋から薔薇を購入して差し上げたり、オペラのチケットの予約までもと、ただの「街のアイドル的職業」だけではない接客のプロとしての凄みを感じました。でも、「アクア」では本当に水先案内人(ウンディーネ)は人気がある職業ですね。【アメリ】さんの【晃】さんへの態度から容易に感じます。確かに【晃】さんってかなりカッコ良くて素敵ですから、女性客に人気があるのも観ていればおのずとそう思います。後、「月刊 ウンディーネ」の存在も大きいです。【アメリ】さんは購読しているので、【灯里】【藍華】【アリス】の3人を「新人指導で同乗させて・・・」と【晃】さんが説明していた時に「あなた!アリスちゃんねぇ!」と知っていたし、【アラシ】さんも表紙の【アリシア】さんが漕いで来た時には見惚れていたなど、この雑誌の存在も大きいですね。いつ【灯里】と【藍華】の2人がこの雑誌に載るかが楽しみです(笑)。この場面では【アリア社長】が自慢の「もちもちポンポン」を【まぁ社長】に噛まれていました。そして、【晃】さんの案内の途中での曲がり角で「ゴンドラ、通ります~」と2度、大きな声で言う場面がありますがこれは午後の実地訓練の布石になっております。その【晃】さんのゴンドラでの観光案内が終わりになります。「それでは、こちらのマルコポーロ広場でお別れです・・・さあ、お手をどうぞ」と言うが【アメリ】さんは名残惜しそうに降りようとしません。「あの・・・午後も案内をお願い出来ませんか?」と言います。これには【晃】さんも「はぁ・・・」ビックリした様子。【灯里】【藍華】【アリス】もどうしようって感じで見ている。もちろん、【晃】さんとしては、午後の実地訓練の予定があるので断ろうとしますが、ここで【アラシ】さんが「そんなのくだらないだけだよ。ウンディーネなんて舟が漕げて、愛想が良ければ、誰でもなれるんだから」と【灯里】【藍華】【アリス】と【晃】さんの前で言ってしまう。この発言には【藍華】と【アリス】もちょっとムッとした表情をしていたし、【晃】さんは「ほ~我々の訓練に徹底的に付き合って頂きましょう」と言う。新人ウンディーネの先輩として、プライドとしては黙ってられないって感じだったと思います。逆に【アラシ】さんのこのセリフがなければ【晃】さんはきっぱりと断っていたでしょう。
 そのアニメ劇中では、【灯里】【藍華】【アリス】に対する午後の実地訓練が開始されます。今度は新人ウンディーネへの指導者としての顔を見せる【晃】さん。この場面では、【晃】さんの真剣な指導者としての態度に好感を持ちました。例え先程まで乗っていたお客様の前でも自分を偽らずに厳しい言葉や態度で3人に接する【晃】さんは人しても本当に素敵な方だと思いますね。【藍華】は「いつもはこうですから、愛想が良いのは営業中だけです・・・」と言っていた。さすが後輩らしい発言です(笑)。実地訓練一番手は【灯里】ですが、緊張すると隣を歩く猫よりも遅い位のゴンドラと慎重なオール捌きに【晃】さんに「のろすぎだろー!」と怒られ、訓練中に通りかかった【ウッディー】さんとも挨拶を交わす【灯里】に対して「あ~か~り~。な~に仕事中に知り合いに声掛けてんの?」とこの【晃】さんの表情は面白いですが威圧感がバリバリ感じましたね。次に【藍華】が漕ぐ番になる。【藍華】は無難に観光案内をこなす。【灯里】に「説明、上手だね~」と褒められて調子に乗っていると【晃】さんが「藍華!いつも言っているだろう!お前はついスピードを出し過ぎる!制限速度を忘れるな!」指摘される。新人ラストは【アリス】。「ゴンドラ、通ります・・・」と小声。【晃】さんの目が怖い(笑)。ここで先程の【晃】さんが観光中に言っていた「ゴンドラ、通ります~」のシーンが活きて来ます。【アリス】は技量は皆が認める天才肌なのでゴンドラ同士の擦れ違いに関しても見事なオール捌きで乗り切ります。う~ん【灯里】だったら確実にぶつけているかも・・・しれない(笑)。それでも【晃】さんの指摘は容赦ありません。「漕ぎはなかなかのものだな、だが、今のような小さな声じゃ、角の向こう舟には届かないぞ。また、曲がり角だぞ・・・」と【アリス】の声出しに関してもダメ出しをする。そこへ【アリシア】さんが「そろそろ、休憩時間でしょう。ケーキを買って来たのよ」とやって来る。【晃】さんの「まぁいいだろう」の声で一同が大喜びします。このシーンでも【アリシア】さんの気配りを感じます。【アラシ】さんが「キャラメルティー」を「美味しい・・・」と言ったら「お気に召したのなら、葉っぱをおわけしますね」と言う所はさすがだと思います。休憩も終わり【アリシア】さんも仕事に戻り、再び訓練が再開される。【晃】さんが「潮が満ちて来て、水位が上がり、橋の下を通れなくなる場所が増える。プリマでも完全に把握する難しい。その一日の締めくくりとして、私を無事、目的地までに届けてみせるように」と言う。3人は輝いて良い返事をするが・・・すぐに「は~う」と立ち往生してしまう。橋の下で【灯里】「ドッドッドッ・・どうしよう・・・あわわ・・・」【藍華】「こんなに急速に塞がるなんて」【アリス】「でっかい予想外です」と3人で困っていると【晃】さん「いいか、お前らプリマになったら誰も助けてくれないんだ。自分のミスは自分でフォローするんだな」と言う。一見、突き放しているようにも見えるが、実際の一人で漕ぐ場合の現実の厳しさを教え、感じて欲しいと思って言っていると感じられる。そんな状態の中【アラシ】さんにも心境の変化が起こる「そんな事言ってないで、方法を教えてやったらどうなんだ」とガイドブックを傍らに置いた。しかし【晃】さんは「訓練に口出し無用・・・終わるまで黙って待っててくれ」と背中で語るのだった。そして【灯里】たちは、今の自分たちに何が出来るかと考えて、ベストを尽くし、この状況を脱します。でっかい脱出し「良かった!良かったよぉ!」と直後の3人の会話が良かった。【アリス】「あれ?藍華先輩・・・」【灯里】「あれれ~藍華ちゃん、泣き虫だあ~」【藍華】「うわ~泣き虫って言うなー」。それと【アメリ】さんと【アラシ】さんも色んな意味で成長したし、良い思い出になった。
 ラストの夜のシーンでは、大きなピザを前にみんなでの会話シーンも良かった。【灯里】たちは怒られると思い、ピザを食べないでいると【晃】さんが「あんた達、もう反省してるじゃない・・・本気で頑張って、反省している人を叱っても無意味っしょ。もうイイから、食え!食え!」と促すだけだった。この【晃】さんのサバサバした所も魅力ですよね。【アラシ】さんの「厳しいのは後輩たちの事を本当に心配しているからだと思うんだ」とこの言葉に【灯里】と【アリス】は「あっ・・・」と今更ながら気が付く。もちろん、「姫屋」の後輩【藍華】は「はい!晃さんは確かに、メッチャ厳しいけど、しっかり怒った分、しっかり認めてくれるんです!」と分かっているのだった。【晃】さんは厳しさの中にも、彼女たちをしっかりと受け止め、認める優しさを持ち本気で接してくれるウンディーネなのだと感じた。最後のみんなが帰る後に椅子の上に置かれたガイドブックの演出も良かった。もうガイドブックは必要ないから・・・って感じの終わり方もとても印象深かった。

ぱにぽにだっしゅ! 第二拾話 「君子危うきに近よらず」

2005年11月15日 23時55分31秒 | アニメ・映像全般
 注目の第二拾話のストーリーは「ある日、【片桐 姫子】の頭にキノコができてしまう。それに気付いた【レベッカ 宮本】(以下、ベッキー)たちはそのキノコに触ろうと手を伸ばす(一条さんだけは先週から気付いていた)。しかしその瞬間キノコがプルンと動き、そしてその後、【姫子】の様子もおかしくなり・・・【ベッキー】さえも拒絶したのだった・・・。ついに!地球征服までも!!!」といった感じに展開されて行きます。今作は【マタンゴ星人】という宇宙人に乗っ取られた【片桐 姫子】をメインヒロインに置き、【姫子】を元に戻そうと奮闘するC組の面々と【ベッキー】の先生としての領域を越えて立ち向かった放映回だと思います。描きたかったのは、この『ぱにぽに』らしい仲間との「絆」と「友情」を表現したかったと感じます。C組のみんなが大切な存在だからこそ【姫子】一人でも欠けてはならないし、また改めて【姫子】のC組内での存在意義に関する重要性も表した。一方、C組以外で良かったのがA組の【来栖 柚子】とD組の【芹沢 茜】ですね。演劇部と映研部の威厳をかけて睨み合いから、最後には一緒にアイスを食べに行く約束しておりますが、こちらも枠外ではありながら「友情」としての描きに関する点では好きな2人であります。それでは、アニメ劇中全体を時系列で観て行きたいと思います。
 [AM7:12 演劇部、部室内] 映研部は土に帰れ!!× [AM7:12 映研室内] 演劇部なんかポイ捨てだ!!!
ロボットの着ぐるみ・ロボ子(中身は芹沢)と怪獣の着ぐるみ・ドジラ(中身は来栖)の2人が廊下で出会ってしまう。そして、演劇部と映研部との世代を越えた永い戦いの幕が上がるのだったが・・・【芹沢】「やる気マンマン」・【来栖】「来栖は思い込みがはげしい」とお互いに対抗意識を燃やしている。そこへ【姫子】「マホ、ファイト!!」と2人の間に割って入る。【芹沢】と【来栖】は【姫子】の頭にあるキノコに気が付いた。「あ・・・なんだ?あれ?」「なんだろう?あれ?」と謎のキノコにより戦闘は回避されたのだった。
 [AM7:55 桃月学園壱年ベキ組]
C組の日常風景がそこにあった。【姫子】は「クンクン・・・クンクンクン」とみんなの身体をクンクンしていた。黒板には「くんくん探偵 参上」が(笑)。すると【姫子】「マホー!玲ちゃん、いいニオイ~」と【橘 玲】の胸に顔を埋め、大喜びの【姫子】。もちろん、【玲】の鉄拳制裁が待っているが・・・再び、胸に埋めてしまう。呆れる【玲】だった。【姫子】「実は、お腹空いてきちゃってサ~」と言って、またも【玲】をクンクンするのだった。それは【玲】がバイト先の「カニチャーハン」の香りをさせていたからだった。【上原 都】が「犬並みの嗅覚ねぇ~姫子」と言っていると【一条さん】が手を伸ばして「お手・・・」素直に応じる犬になった【姫子】だったが「おかわり・・・」「ワン!」「更に、おかわり・・・」「ワンワン!!」としていると【一条さん】の胸元から「ロボットアーム」が出て来て、それに触れた途端に【姫子】が100万ボルトの電撃で黒焦げになっていまう。思えば、ここからが物語が始まったのかもしれない。
 [AM8:52 桃月学園(旧校舎内)保健室]
ベッドで寝ている【姫子】「マーホー、マーホー」。【ベッキー】「幸い、命に別状はないそうだ」との言葉に、一同が安堵する。今は、全身ネコっぽい格好の【ベッキー】。その【ベッキー】が、眠っている【姫子】の頭に、アホ毛の代りにキノコが生えていることに気がついた。そのキノコに触ろうとすると動き出し、その場の全員が動揺する。すると、目を覚ます【姫子】?何か雰囲気がかなり違っていた。【ベッキー】が「姫子、大丈夫かぁ?」とその【姫子】が【ベッキー】を見るなり、ベッドの上で後ずさりをし、カーテンの裏に隠れてしまう。その行動に唖然とする【ベッキー】とみんな。【姫子】は「怖い・・・子供、怖い・・・」と恐怖心をあらわにする。【ベッキー】が「そうだよ、目覚めて早々悪ふざけするなよ~」と手を伸ばすと【姫子】はその手をはらって叩いてしまう「来ないで!・・・子供は嫌いです!」ときっぱりと言う。【ベッキー】は「ぁ・・・姫子」と寂しい表情をするのだった。更に追い打ちをかける様に「消えろぉー!!!!」と【ベッキー】に向って叫ぶのだった。これには、流石の【ベッキー】もかなりのショックを受け、顔を下に俯いてしまう。すると【ベッキー】も意地を張ってしまって「ぅん・・・わかったよ!!出てってやるよーそれで満足だろ!!」と保健室を後にして、そのまま研究室に閉じこもってしまった。【玲】も困惑してしまう程の状態が展開されていた。
 [宇宙船ブリッジ]
これまでの出来事を見ていて【ベッキー】を心配している【エイリアン艦長】。
【エイリアン部下】の一人が【ネコ神様】とトレードされている。
 [桃月学園 AM9:55 自販機前]
【宮田 晶】がジュース買いに来るが、お約束のドジで小銭をばらまいてしまう。
全部拾って、選ぼうとしたら自販機のドアに潰されて【晶】は天に召されました。
 [AM9:56 屋上、大田区桃月学園]
気持ちよさそうに屋上で日向ぼっこする【姫子】を、ドアの物陰から伺う【玲】と【都】、【6号さん】。
この場面では【都】が「よし!あたしが確認して来る」と凸を【姫子】に見せるが反応ナシ。【玲】と【6号さん】が呆れてしまう。【玲】と【都】がいがみ合いを始めそうになった時に、良いタイミングで【桃瀬 くるみ】が【都】の凸を押えてやって来る。【玲】「ベッキーは?」【くるみ】「研究室にこもっている」と告げた。
 [AM9:57 旧校舎宮本研究室]
【ベッキー】は事務椅子に座って行ったり来たりグルグル回っていた。【ベッキー】「ふんだふんだふ~んだ ふんだふんだふ~んだふんだふんだふ~んだ」と相当に落ち込んでいる状態だった。
 [AM9:58 再度、屋上]
【くるみ】ううん・・・一条さんが一緒。「原因の一端は自分にあるから任せてくれ」ってと聞いた【玲】も責任について自問自答するが・・・【一条さん】と一緒の危険性に気が付き。【くるみ】は「私!戻る!」と・・・
 [AM9:59 宮本研究室]
【くるみ】が走って戻ってくるが・・・【ベッキー】の姿はなかった。
 [桃月学園廊下 AM9:59]
【ベッキー】は【南条 操】のペット「象一郎」の背中に乗っていた。
その【ベッキー】は「何で・・・ゾウに乗るんだよ・・・」「うそつちゅけー!!!」「うわぁ~高い!高い!怖い!怖い!・・・いっ~いっ~・・・」と泣き叫んでいた。【一条さん】「すぐ慣れますよ。そして落ち着きます・・・」とあなたが一番に怖いですよ(笑)。天井に激突して潰される【ベッキー】だった。「象一郎」の足元に【芹沢】さんが居た!
 [AM10:52 三度、屋上]
「さあ、充電完了したら、がんばるぞ!地球征服だい!」と頭のキノコを輝かせながら、高々にポーズを決め、宣言をする【姫子】を見て、【玲】「地球征服ー!!!」と急を告げる展開に物語は進行して行くのだった。
 そして、再び睨み合う【ロボ子・芹沢】と怪獣の着ぐるみ・【ドジラ・来栖】の2人だったが・・・「象一郎」に走り潰され終わる・・・。
 [AM11:05 B]
【白鳥 鈴音】と【秋山 乙女】の2人の会話シーン。2人の会話はいつも本当に微笑ましい程に面白いですね。【鈴音】は【乙女】のビューラーを壊しても全然反省の色ナシで、頭のツボを押しているし・・・【乙女】の「本当に殺すぅ・・・」と拳を握り締めて泣く気持ちも理解できますね。まあ【鈴音】の笑顔が可愛いので許します(萌)。
 [AM11:11 四度屋上]
寝ている【姫子】のみ
 [AM11:20 旧校舎 宮本研究室]
この場面では【ベッキー】のやる気ナシで、相手にもしない感じの態度に、【玲】がムッとしての2人の気持ちをぶつけた激しいやり取りが良かった。【ベッキー】もまだ意地になっているのだった・・・。【玲】は「まぁ、ここはベッキーより姫子だな。地球征服を食い止めねば・・・行くぞ!」と【姫子】の所へ向う。
 [PM0:10 学生食堂]
【姫子】と【玲】【6号さん】【都】【くるみ】が対峙するシーン。
一同は直接【姫子】に事情を尋ねることに。さすが【姫子】に寄生しただけのことはあり、ペラペラと無警戒に事の真相をしゃべり始める【姫子】だった。だいたい、この食堂の場面から【くるみ】が壊れ始めます。「ねぇねぇ~もう1回「ボク」って言ってみて~」「だってぇ~ボクだよ。ボク」といった感じに・・・【くるみ】って少年が好みなのかもしれないですね(笑)。
 [PM0:11 同じころ、中庭]
「くるみ」に扮した【メソウサ】と【一条妹】が仲良くおままごとしていますが・・・テーブルを引っくり返す【一条妹】。ぶつけられた【メソウサ】が痛々しいシーン。
 [PM0:12 ふたたび、食堂]
【姫子・マタンゴ星人】「前の星でも子どもにいじめられて、僕危うく食べられちゃうとこでした・・・」と表情を曇らせているが・・・【くるみ】は「ボク・・・」とヨダレが、口元も緩みっぱなしだった・・・危ないお姉さんの誕生の瞬間であった・・・。
 [PM5:25 とある公園]
この場面は【姫子】が「蜂の巣~蜂の巣~楽しいな~ぶんぶん!ぶんぶん!ぶんぶん!」と楽しげに突いていた。普段、どんな遊びをしているのか?と気になる【姫子】だった。
 [PM0:13 ミタビ、食堂]
このシーンでは【6号さん】と【都】が、トラ柄の・・・上下に・・・あの伝説キャラの格好をしております。【都】は角までありました(笑)。
もう一つは、真剣に話していると【芹沢】「世界征服ぅ~」と話に入って行きますが、この時の【芹沢】の服装がとても可愛いです。眼鏡・体操着・スパッツで現れます!う~ん、緑色のフレームがオシャレのポイントだと思いますね。
話に入ろうとしたが、【玲】に「あぁ~芹沢、悪いが取り込んでるんで後にしてくれ」と言われてしまう。それで【芹沢】も前を見ないで行こうとして、【来栖】にぶつかった、トレイの上の飲み物を制服にかけてしまった。でも、この事が2人を仲良くしたきっかけだと個人的には思っておりますね。演劇部と映研部の因縁は2人には関係ないと感じます。
そして、【エイリアン】たちは紙相撲をしながら、「M25マタンゴ星人」への対処を話し合っていた。【エイリアン艦長】はレーザービームでは【姫子】に万が一があったらどうすると使用許可を出さなかった。
 [PM1:00 レベ子の研究室]
【姫子・マタンゴ星人】を天井から吊るして捕まえていた。【ベッキー】を捜している【玲】。その【玲】の格好も・・・まさか、加速装置を使えるあの方ではないか!そして、【くるみ】の暴走も止まりません。【玲】も「もう、好きにしろ・・・」と呆れていた。すると【姫子・マタンゴ星人】の頭のキノコの成長の限界を向えようとしていた。【姫子・マタンゴ星人】が「来た!胞子の時間だ!」と言い放つ!その緊迫した状態を見ていた【エイリアン部下】たちが「艦長、危険です!」「ビームを撃ちます!」と了承を得ようとしていると・・・【艦長】は『月詠』のカプセルフィギュアを作っていた・・・(笑)。
 [桃月学園 うさぎ小屋 PM1:08]
【ベッキー】が一人で座って、「姫子・・・」と今までの思い出を回想する感動的シーンなのに・・・「ウザい・・・」の一言が感想だった。
 [PM1:16 再、宮本研究室]
更なる【姫子・マタンゴ星人】の頭のキノコの暴走により、もう抑制が効かない状態になり、みんなも逃げる事が出来ない。待ったナシになる。その時【艦長】は【葉月】フィギュアを落として壊していた・・・(笑)。
 [PM13:18 再び、宮本研究室]
このシーンでは【ベッキー】がカッコ良かったですね。「うぅぅぅ・・・」とツカツカとやって来て、【一条さん】のロボットアームを使って立ち向かいます。【ベッキー】のセリフも良かった。「何が!胞子だ!地球征服だ!ふざけたこと言ってないで!私の生徒を返せ!!」とアームをキノコへ向けた後の「姫子を・・・返せえぇぇー!!!」と泣きながら発したセリフは「姫子を返せ!!!」と心からの叫びだったと感じておりますし、【ベッキー】の【姫子】に対する気持ちがよく表現されていて、観ていて心がアツくなりました。その【ベッキー】のセリフと電撃に圧倒され、【姫子】から離れた【マタンゴ星人】へのビーム攻撃がされて消え去った。う~ん【南条】グループのCMが面白かったですね。「マホ~ホマホマホマホホホ マホホホマホマホマホホホホ~イ マホホマホホホ~イ マホ~ホマホホホ~」の懐かしいメロディーでした。本当に平和が訪れた感じがしました。その後の【芹沢】と【来栖】の会話シーンが2人の距離を縮めた感じがしてかなり好きですね。【芹沢】「そっか!じゃ今度そのアイス一緒に食べに行こう、来栖ちゃん」【来栖】「はい、芹沢さん!」そして、2人で笑い合う所もブラボーですね!!!
 [PM2:20 宮本研究室]
【ベッキー】が「おい姫子!姫子しっかりしろおい!」と呼び掛ける。すると【姫子】が目覚めた。「マっ・・・マホホ・・・ベッキー?」元に戻った【姫子】を見て【ベッキー】が涙を拭いて目元がまっ赤になって笑っていた・・・。その姿を見つめる【玲】の表情も安堵感が感じられて、とても印象深いシーンだった。それで【姫子】は「クンクンクン あぁ~!玲ちゃんいいニオイ!」と【玲】を抱き締めるのだった。怒るに怒れない【玲】であった・・・。【メソウサ】と【一条妹】もみんなと一緒に感動をしていると【一条妹】が真っ青になって逃げてしまった。それは【メソウサ】の背中にキノコが・・・。
 ラストシーンでは【ベッキー】とみんなで登校をしています。【玲】が「アホ毛」を持つと・・・取れてしまった?何とそれはカツラだった!切り過ぎてショートヘアーになっていた【姫子】。【玲】と【ベッキー】は大笑い、少年っぽいので【くみる】もお気に入りらしい(笑)。 そして【一条さん】もカツラだったのか?黒髪にネコミミが・・・最後は「変わるわよ」って、キューティーハニーなのか!

『トップをねらえ2!』 第4話「復活!!伝説のバスターマシン!」

2005年11月13日 23時11分36秒 | アニメDVD野郎!
 先程、やっと終盤戦になりつつある『トップをねらえ2!』第4話を観させて頂きました。内容としては「土星の衛星タイタンでは、異性人のバスターマシンだと噂される遺跡の発掘作戦が進行していた。発掘警護に呼ばれた【ラルク・メルク・マール】と【チコ・サイエンス】や【パシカ・ペスカ・ペルシクム】たちは観光気分。しかし、【ノノ】だけは他のトップレスたちから仲間に加えてもらえず雑用を押し付けられる毎日だった・・・。バスターマシンを持っていない事が差別の原因だと思った【ノノ】は、ひとり発掘現場に侵入して厳罰処分になってしまう。しかし、【サーペンタイン姉妹】が提案したのは、過去に会戦で破棄されたバスターマシンを入手するよう旅立ってみるのはどうか?というものだった。【ラルク】の思いを振り払うように冥王星に旅立つ【ノノ】。一方、発掘作戦が最終段階に進行したその時、木星に向かって観測史上最大数の宇宙怪獣が侵攻してきた!トップレスは宇宙怪獣の大群から木星を護れるのか?【ノノ】はバスターマシンを手に入れることができるのか?」な感じに展開して行きます。
 そうですね。言葉にするのがとても難しいのですが、今までの1巻から3巻までの雰囲気が一気に変わった印象を受けております。【ノノ】の【ラルク】対しての想いと「バスターマシン」に乗り・・・同じ仲間になりたいと願う気持ち。そして、冥王星での気づき。逆に【ラルク】の【ノノ】に対する想い。【ニコラス・バセロン】のアガリへの苦悩。【サーペンタイン姉妹】の言う「永遠のトップレス」とは・・・終わらないトップレスになろうとしたいのか?【ノノ】へ冥王星に行く様に促す本当の思惑。【カシオ・タカシロウ】のトップレスへの想い。色んな登場人物の「心の動き」が収録時間いっぱいに表現されています。
 この作品で一番の驚きは【ノノ】自身が【バスターマシン7号】だった事ですね。それと【バスター軍団】も(笑)。目覚めた【タイタン重力変動源】により次々と撃破されるトップレスたち・・・。その目覚めた悪意が【ラルク】と【チコ】に向き、もうダメだ!と思った瞬間に【ノノ】がまさに冥王星からの瞬間移動で登場します!この【ノノ】が地面の下から上がって来るシーンは凄くカッコ良く、正義の味方を感じさせるバトルスーツ、仁王立ち、【ラルク】から貰ったマフラーを装備して助けにやって来ます。そう!【ノノ】は「バスターマシン」そのものになって帰って来たのです。そして、【ノノ】が全身を使って放つ「バスタービーム」で【タイタン重力変動源】と星ごと、真っ二つにしちゃいます!!!この急激な展開と流れは良い意味でやられたって感じですね。いつも思いますが【ノノ】が言っている【ノノリリ】とは・・・誰なのか?やはり、【ノリコ】・・・なのか?

舞-乙HiME 第6話「ニナ、まかれる…orz」

2005年11月12日 22時48分56秒 | アニメ・映像全般
 第6話の気になる物語は「夜、援助の手紙をくれた人への返信に頭を抱えて、うなって悩む【アリカ・ユメミヤ】。年齢も性別もわからないが、【エルスティン・ホー】は文章も字もしっかりしていると男性ではないかという。続いて【アリカ】は【ニナ・ウォン】に「どう、思う?」と意見を求めるが、つれない態度。そこで【アリカ】は【ニナ】の腰のあたりを指で突くと「あ~」と言いながら起き上がる【ニナ】。「あれ?」と【アリカ】は再び腰を一突きすると「ひやぁ~何なの」との反応に【アリカ】が調子に乗って「ムフフフ・・・ニナちゃんの弱点めっけぇ~」とくすぐり攻撃を開始。それがきっかけで、2人はいがみ合うことに。そんな【アリカ】と【ニナ】を仲良くさせるため、【ユカリコ・シュタインベルク】はパールクラスでNo.4の実力を持つオトメ【ジュリエット・ナオ・チャン】のお部屋係りを2人にさせることに。一方、逆恨みともいえるマキマキの怨念を燃やす【ニナ】と【アリカ】に向けるパールクラスでNo.3の実力を持つオトメ【シホ・ユイット】は、深夜の沼地であることを企てていた。まさか、あそこまでの緊急事態になるとは・・・。」との展開を見せる放映回になっております。作品全体としては「ガルデローベ」学園としてのオトメの女の子たちの魅力が多く表現されています。もちろん【アリカ】と【ニナ】に対する妨害もありますし、後半では、【ナオ】のパールオトメとしてのカッコイイ登場シーンと彼女の巨大化した「ゼリーアンギル」に対する華麗なる「舞闘」シーンも見逃せないですね。
 まず、初めの【アリカ】の【ニナ】に対する「くすぐり攻撃」でのやり取りが面白かった。う~ん、よりにもよって【アリカ】に弱点を見つけられるとは【ニナ】も災難だと思います(笑)。その中で見せた【エルス】の【ニナ】に対するほのかな恋心を寄せる百合的な演出も良かったですね。部屋で【ニナ】に迫る【アリカ】を顔を赤くして呆然と女の子同士の絡み合いでの【エルス】。プールの授業中では「ゼリーアンギル」が【エルス】の水着をすり抜けて、「きゃあ・・・えっ・・・何か・・・」と後ろの【ニナ】に「そっそんな、だめだよ~ニナちゃん」と指を合わせてモジモジして「あたしたち、女の子同士・・・でも、ニナちゃんならあたし・・・」と【ニナ】自身は言っている意味が分からない様子で、そんな【エルス】の額に手をやり熱を測り出す。極め付けは【ニナ】が【シホ】の策謀によりプールで溺れてしまう場面での【エルス】の人工呼吸ですね。【エルス】の恥ずかしがっている表情、【ニナ】「人工・・・」と【エルス】とキスした事には変わりない事を思い浮かべ、顔を赤くして口に手をやり押える【ニナ】。【ニナ】は起きたのに、またベットに横になってしまう態度を取る。それを見た【エルス】の悲しげな表情が気持ちを表していて良かった。この【ニナ】の溺れる場面ではもう一つの重要な事が表現されている。それは、【ニナ】が水中で意識が薄れて行く中での、幻覚か、幻か、大きな満月とヒメ星・・・そして、あれは【レナ・セイヤーズ】の影だったのだろうか?そこに助けに来た【アリカ】と重なるシーン。【ニナ】は孤児と言う事もあり、もしかすると『蒼天の青玉』の関係者なのかもしれないと考えてしまう位に、とても神秘的な演出でした。のちにどのような答えが出るのが楽しみです。本当に今作に関しては、女子ばかりの学園としての女の子らしい魅力溢れるシーンが多かったですね。【アリカ】と【ニナ】のほとんど喧嘩状態の激しい「舞闘」をし、【ユカリコ】先生の提案により【ナオ】のお部屋係りになった後のシャワールームでの着替えるシーンでは、お部屋係りの事や【ニナ】の弱点に関する事を話したり、【シホ】はランチを取りながら【ミーヤ】【リリエ】【ヤヨイ】たちとの会話など、実に女の子の学園らしい表現にリアルさを感じられて良かった。それとかなり笑えたのが、星組のプール授業場面での【アリカ】と【マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム】との会話シーンが面白かった。あの【マシロ】の格好ってどう見ても「スクール水着」なんですよね(笑)。しかも、マシロって名前も書いてあるし・・・【マシロ】の「これは、我王家に伝わる由緒ある水着じゃぞ!」と言っているけど説得力ないです。これでは【アリカ】に「変な物は変だもん」って言われても仕方のない事だと思います。しかし、あの元気が取り柄で、体育系の全般が得意そうな【アリカ】にもちゃんと「泳げない」弱点があったとは意外です。まあ、泳いだ事がまったくないなら仕方のない事で【アリカ】ならばすぐに泳げると思いますが・・・作品内では、顔を洗う位の瓶に顔を付けるのにかなり悪戦苦闘していた。しかも、逆立ちして壊しちゃうし・・・【アリカ】は本当に観ていて飽きない楽しい女の子です。憶測ですが【マシロ】と【ミコト】が見ているって意識していたから緊張して水に付ける事が出来なかったと個人的には感じておりますね。結果的には【ニナ】が溺れて、泳げないのに【アリカ】が暴走して水に飛び込んで、顔を付ける事は出来ました。でも、さすがは【アリカ】だと思います。助けに行こうとした【ユカリコ】先生よりも、先に飛び出して【ニナ】と一緒に溺れてしまうとは・・・(笑)。
 物語の展開は、プールで溺れてベッドの上で目が覚める【ニナ】。ベッド脇には【セルゲイ・ウォン】と【ヨウコ・ヘレネ】が居る場面から展開される。【セルゲイ】から【アリカ】と【エルス】に助けられた事や【エルス】から人工呼吸を受けた事を聞くシーンでもあります。そして、そこへ【ナオ】がやって来て【セルゲイ】と視線が合うと【ナオ】が「これは、これは、ウォン少佐。バージンの花園へようこそ」と笑みと皮肉を込めた言葉を言います。【セルゲイ】と【ナオ】の会話から「2人の関係」「【ナオ】も国の援助で学園にいる事」「アルタイ公国の現状」「軍事力としてのオトメ」などが次の【アリカ】と【ナオ】の会話シーンで描かれております。この場面でかなり気になったのが、【ニナ】がベッドの中で流した「涙」の意味ですね。【セルゲイ】へのお世話をかけてしまった事、恥を掻かせたなどを気持ちなのかもしれないし・・・もっと、それ以上に女の子としての重要なモノも感じる涙だと思いました。その次に【アリカ】と【ナオ】の会話シーンではお互いの良い部分をよく表した場面だと思います。【ナオ】は、一見、冷たい態度やセリフを取って関係ないって示しますが、それはちゃんと相手の見ている証拠だと思います。【ナオ】はちゃんと知っている【ニナ】が落ち込んでも必ず、立ち上がって来る事を・・・。逆に【アリカ】は言葉の表面上の意味しか感じ取っていなかったので、「そんなぁ・・・ニナちゃんは頑張ってます!ニナちゃん、凄く頑張っています!なのに、そんなにバカバカ言わなくたって良いじゃないですか!」と頬を膨らませて怒ります。その【アリカ】を見て「やっぱ、面白いね。あんた」と笑みを浮かべる【ナオ】。女性としてのも「格の違い」を感じますね。でも、そんな素直で、純粋な【アリカ】が大好きです。オトメに対しても「きれいで、カッコ良くて、強いじゃないですか!」って言ってしまう【アリカ】が好きですね。ここから、ストーリー展開は目まぐるしく変化して行きます。【シホ】はマキマキを成功させて、証拠隠滅を計ろうとしてプールに行くと【マリア・グレイスバート】に会ってしまい迫力で撤収したり、この後半では、図鑑を閉じて「砂糖」のタグを「塩」のタグにすり替える誰かの姿が描かれている。アニメ劇中では【ニナ】が自分の名誉と執念で襲った水中生物の正体「ゼリーアンギル」と「塩により水中でも視認ができる」事を調べ上げるが、そのすり替えた誰かが「ゼリーアンギル」に「砂糖(糖分)」を与えると固体が融合して、水を吸って巨大化する事まで計算に入れての行動ならば、相当な知能犯だと感じた。やはり、プールに砂糖を入れたても、変化なく【ミス・マリア】に怒られてしまう4人。【シホ】が「後は、任せて下さい」と制服と頭に木の葉を付けて表れるし、【ニナ】も名誉回復できずに落ち込んだままだった。しかも【アリカ】の持ってきたのが「砂糖」と分かると【ニナ】のキレ方は半端じゃなかった(怒)。そのプールは徐々に水位減り始め、【シホ】のマキマキも異常なスピードで回転する状態になり、巨大「ゼリーアンギル」が姿を現した!【アリカ】と【ニナ】がデッキブラシで応戦するが・・・今度は【ニナ】が捕まってしまう状況になる。【アリカ】が「ニナちゃん!!ニナちゃん!!!」と叫ぶと学園の方からひと筋の光が!ローブをまとった【ナオ】だった。圧倒的な攻撃力を見せる【ナオ】。無数の赤い閃光で目標物を八つ裂きする程の破壊力だった。凄くカッコイイ場面でしたし【ナオ】が動きまくりでしたよ!【シホ】よりも強いかもしれないですね。う~ん、パールクラスのオトメたちの「舞闘」も今後あると思うので楽しみです。夜、【アリカ】が机に向い援助してくれる「おじさま」に手紙を書いていた。【ナオ】の教えてくれた「おじさま」って何か意味が違うような気がする(笑)。【アリカ】も手紙を書きながら机に寝てしまう・・・その【アリカ】が風邪をひかないに羽織って上げる【ニナ】。手紙の書かれた字を見ての【ニナ】の一言「へったくそな字・・・」が彼女らしくって好きですね(笑)。

少年マガジン 問題提起コミック『15の夜~名のなき少年達の叫び~』 

2005年11月11日 10時36分29秒 | アニメ・漫画書籍
 私は「少年マガジン」の『15の夜』という漫画を読んだ時に何か書かないと思いました。最近は実感でき得る程に、事件が凶悪化している傾向が見て取れる。もちろん、これは少年犯罪だけではありません。少年犯罪では「家出」「万引き」「シンナー」などは比較的に軽微な犯罪ですが、これに輪をかけて「監禁」「暴行」「窃盗」「殺人」などの凶悪な犯罪が増加傾向にあります。しかも、その動機その物が謎と言った事件が多くあります。『神戸の児童殺傷事件』『佐世保の女児殺害事件』『板橋の両親殺害事件』・・・『自分の母親への毒物事件』など、子供達は、どこに行こうとしているでしょうか?現実と虚構の中で生きているのでしょうか?また、一方で子供達ばかりでは無く「モラルハザードの大人達」も目立ちます。道路でも「歩きタバコを注意する」看板の前を、平気で歩きタバコをしたり、電車内でも、座席にドッカリ座って微動だにしないなど、学校でも、援助交際と子供に対する買春など聖職者の域を越えたのもあります。「今の若者は・・・」とか「今の世代は・・・」とか本当に言える大人の方はどの位、居るのでしょうか?と考えますね。今の大人は本気で子供達に向って行けるのか?と問われたら・・・実は、こんな事を書いている私も本気で向き合っているとは思えないのがお恥ずかしい限りです。こんな記事もありました。「日刊ゲンダイ」の「It`s My Life」10月28日号で【千葉 眞一】さんが「なぜ?親たちや教師たちが、真剣に子供たちにぶつかっていかないのか?ニートは非常に深刻な問題です」との記事が掲載されています。今、日本ではニートは90万いるとの事、今ならまだ間に合うとも語っており、ニートの為の学校を作ろうとしているそうです。子供達も好きで「ニート」「ひきこもり」をしている訳ではないと思います。当事者の両親も迷っているし、本人も迷っていると感じております。それだけではない。家庭の崩壊した子供達は増えているのだから・・・虐待など。子供達は無言の叫びをシグナルとして発しているのが、今の凶悪犯罪に見える少年と少女の実状ではないのであろうか?
 それでは、『15の夜』の作品を見て行きたいと思います。主人公は【矢沢 悠(仮名)】です。高校も進学せず、卒業を間近にひかえる中学3年生だが・・・家庭では幼少期から父親からの「ネグレクト」を受けていた。ネグレクトの意は、無視する。放置する。子供の食事の世話をしない、衣服を替えない、病気になっても医者に見せない、教育に無関心、会話をしない心の関わりを持たないなど・・・親としての果すべき養育を怠る虐待を言うのである。作品内では【悠】は不良の仲間とミニバイクで「ひったくり」未遂を起して警察に捕まります。もちろん、一緒に居た仲間にも見捨てられて・・・。そして、少年鑑別所に送致されます。そこへ来た中学校の教師から「卒業証書」が渡されて「君が卒業してくれて、本当にうれしいよ。おめでとう」と皮肉がこもった言葉と共に卒業をした【悠】。卒業証書を見つめながら、「今後の事」「大人達に捨てられた事」など自問自答を繰り返します。「大人はみんな―オレが邪魔なのかよ!!」「オレはずっと独りだ―!!」と泣き叫びながら卒業証書を破り捨てるのだった・・・。そんな【悠】の前に「自立援助ホーム」の【藤巻】さんが現れる。【藤巻】は【悠】を笑顔でじっと見すえる大人だった。【悠】は「行ってもいいよ」と「自立援助ホーム」へ行く事にする。その「自立援助ホーム」はまだ全国に39しかなく、とても足りない状況らしい。その「自立援助ホーム ふじまき」では、ルールが3つある。「働いて稼いだうち月3万円の生活費をホーム入れる事」「TVと携帯電話は禁止」最も、一番に大事にしている事は「夜7時半までに家(ここ)に帰って夕食をみんなで食べる事」 その作品内では様々な人とも出会います。花屋勤務の【いぶき】、大工見習いの【浩平】、ペンキ店勤務の【一郎】、【藤巻】さんの妻【美代子】さんとの共同生活が描かれる。【悠】はそのみんなの笑顔と楽しげな食卓風景に戸惑いを見せます。この場面では【悠】が「ロールキャベツ」をうまく箸を使って食べられないエピソードが表現される。あの箸の握り方は独りぼっちでご飯を食べてきた証でもあった。【悠】は食事を取り、みんなとトランプをして団欒を過ごすが・・・まだ、心にはわだかまりがあるのだった。それは当たり前の事だと思う。長年、信じられる大人に会っていないからいきなり表れた【藤巻】さんを信じろって言うのがおかしいかもしれない。就寝になり、階段で【藤巻】さんが「これからは何でも僕に言ってくれよ。君の親がわりなんだからな」と言うが【悠】は「オレには親なんていらないんだ」だと、まだ受け入れる事が出来なかった・・・。次号、【悠】が再び事件を起こす!!