現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ARIA The NATURAL 第1話 「その カーニバルの出逢いは・・・」

2006年04月03日 12時37分21秒 | アニメ・映像全般
 何も変えず、何も足さず『ARIA』が帰って来ました。もし、変わるものがあるならば【灯里】【藍華】【アリス】の3人の『心の成長』ではなかろうか・・・。
 今作のテーマは『出会い』である。毎回【水無 灯里】の笑顔とネオ・ヴェネツィアの『素敵』を描いて行くと思います。第1話は【灯里】の笑顔が印象的。またも【灯里】と【アイ】がネオ・ヴェネツィアの不思議空間へいざなわれる。今回の第1話での『出会い』は・・・人ではないようだ。そう、人だけではないのだ。出会いを求めるのは・・・。
 
 【灯里】は、キラキラの出会いを期待して【藍華】と【アリス】とカーニバルへ出かけるのだった。
ここは、ARIACOMPANY。3人と一匹の食卓がテーブルを彩っていた。【灯里】、【アリシア】さん、【アリア社長】、あと一人は・・・【アイ】ちゃんでした。【アイ】ちゃんは学校の休みを利用して、カーニバルの日までお泊りなのだ。【灯里】がテーブルのお皿にクロワッサンを置いて行く。キッチンに立つ【アリシア】さん、その足元には【アリア社長】。【アイ】ちゃんはお手伝いでミルクの入ったポットを運んでいる。【灯里】は、この幸せの光景を笑顔で見ていた。
 本日は、ネオ・ヴェネツィアで行われる最大のお祭り『カーニバル』が開催される。食事を取りながら談笑する【アリシア】さんと【アイ】ちゃん。本日は【アイ】ちゃんは『ARIAカンパニー』のお店のお手伝いをしてくれるようだ。【アイ】ちゃんとしては、泊めてもらったお礼を兼ねている。【灯里】は、またも笑顔だった。『なんだか、分からないけど嬉しくなっちゃって・・・』
 最大のお祭りなので、地球(マンホーム)からなどの観光する人がかなり訪れている。【アリシア】さんもゴンドラに乗り案内をしている。【晃】さんと【藍華】も大忙し。【アテナ】さんも舟謳を披露し、【アリス】も温かい飲み物で接客中。ARIAカンパニーでは、【アイ】ちゃんが【灯里】と同じ制服を着て、お客様に温かい飲み物を運ぶお手伝い。トレイの上でこぼさないように静かに運んでいる。
 街には、色とりどりの仮面とマントをつけた人々。もう時期、カーニバルの幕が上がる。
 すると、接客中の【灯里】と【アイ】ちゃんに【アリア社長】があの独特な鳴き声で声をかける。荷物を背にしてどこかにお出かけの様子。何でもカーニバルの前になるとどこかに行くようだ。【灯里】は【アイ】ちゃんに話す。猫の集会の事、その猫たちの王様(Cait Sith)は、大きな黒猫だと昔話をする。【灯里】は様々な出会いを人に限らず楽しんでいる。『きっと・・・ここに来る人たちは、みんな色々な素敵と出会いたいんだと思う』と・・・。【藍華】から「はずかしいセリフ禁止」と言われてしまう。【灯里】と【藍華】の2人のいつもの光景がここにある。【藍華】に【ヒメ社長】の事を聞くと、やはりどこかに出かけているらしい。そんな何気ない事でも、【灯里】と【アイ】ちゃんはお互いで嬉しいのだ。
 街の広場。【アイ】ちゃんは、沢山のお面が並ぶ屋台を見て驚いている。このカーニバルでは『仮面』と『黒いマント』が決まり事だと【灯里】と【藍華】に教えてもらう。【アイ】ちゃん「ひとつ、買おうかな~」とお面を手に取るがお似合いのお面がなく迷っている。すると【アイ】ちゃんの肩に手を置く人物が・・・お面をつけた【晃】さんだった。これには【アイ】ちゃんもビックリです。そんな【晃】さんに『お面、取ってもにらみが効いていますけど・・・』と【藍華】の鋭いツッコミ。【アテナ】さんは、いつもながらのドジっぷりを発揮し、お面を逆さにつけていた。みんなが唖然としてしまうコミカルさがある。そこに【アリシア】さんが書類整理を終えてやって来た。そして【アリシア】さんが【アイ】ちゃんにお似合いで可愛い「猫のお面」をセレクトしてくれる。あまりの可愛さに【アテナ】さんが暴走してしまって【アイ】ちゃんを撫で回してしまうのだった。【アテナ】さんの撫で撫でしたくなる気持ちは分かります(笑)。後、【暁】さんと【ウッディー】さんもやって来た。そこでの【藍華】と【暁】とのやり取りが面白い。【暁】は【藍華】をマンホームに伝わる「ガチャペン」って(笑)。【藍華】もポニーテールが似合わないから「ポニ男」と反撃するのだった。またも【灯里】は嬉しくて微笑んでいた。
 すると、広場の方から歓喜の声が沸き上がる。その声の方向に目を向けると『あ・・・カサノヴァ』。18世紀に実在した人物で、かなりの有名人と【アリシア】さんと【晃】さんに教わる。【灯里】は、その『カサノヴァ』と目線を合わせると不思議な感覚におそわれた。逆に【藍華】は『カサノヴァ』の中に誰が入っているのかが気になっていた。
 【灯里】【藍華】【アリス】【アイ】ちゃんは、設けられた野外のテーブルと椅子にいた。なぜか【灯里】と【アイ】ちゃんは元気がない様子。【藍華】と【アリス】が2人を心配し、気を遣っているのが分かる。【灯里】と【アイ】ちゃんの2人とも、上の空という感じだった。すると【灯里】と【アイ】ちゃんは、植え込みの影に『カサノヴァ』と一緒にいた御付の子供を見つける。見つかって逃げる御付の子供を4人で追跡するが【灯里】と【アイ】ちゃんは、【藍華】と【アリス】とはぐれてしまう。迷ってしまった【灯里】たち。【灯里】も知らない場所のようだ。しかし、【灯里】と【アイ】ちゃんは、眩しい夕陽を手でさえぎりながら歩みを進める。まるで、誰かに呼ばれたかのように・・・。
 2人が歩いて行くと、少し広い場所に出た。2人がゆっくりと周囲を見ると、目の前に『カサノヴァ』と御付の子供たちが立っていた。ただ、黙っている『カサノヴァ』。【灯里】と【アイ】ちゃんは少し不安になり『カサノヴァ』に【藍華】と【アリス】の居場所などを聞いたりするのだった。すると、いきなり2人に迫って来る『カサノヴァ』に【灯里】と【アイ】ちゃんは、一瞬緊張してしまうが、その時、御付の子供たちが踊りと楽器での演奏を始める。『カサノヴァ』も楽器を演奏しながら歩き出す。そこで、御付の子供の一人が2人に、カスタネットと鈴を差し出す。どうやら『カサノヴァ』からの招待を受けてしまったようだ。もちろん、【灯里】と【アイ】ちゃんはそのお誘いを受ける事にする。2人は『カサノヴァ』一行の後をついて行く。【灯里】と【アイ】ちゃんとも、とても楽しげに踊りと演奏をしている。あたりは、すっかり夜の姿になろうとしていた。【灯里】と【アイ】ちゃんは、何も考えず、魅せられていたのかもしれない。『カサノヴァ』がある路地に来ると2人から楽器を取ると、代わりに「ジャスミンの花」を差し上げるのだった。ここでお別れらしい。それでも【灯里】と【アイ】ちゃんは『カサノヴァ』たちの世界へ行こうとする。でも、人間が行けない世界。そんな【灯里】の制服の裾を引く一人の御付の子供。その子の招待は【アリア社長】だった。その見慣れた姿を見て、正気に戻る2人だった。【灯里】と【アイ】ちゃんは、今までの事を憶えていない様子。そこに、どこからか突風が吹くのだった。【灯里】と【アイ】ちゃんが見ると、そこには一つのドアが開いていた。その向こうには黄金色に輝く空間が広がっていた。その中に、猫の王様である大きな黒猫の姿があった。2人は驚くのだった。
 夜になり、【アル】もみんなに合流しようと歩いていると【灯里】と【アイ】ちゃんを見つける。そこに【藍華】と【アリス】もやって来た。2人は、まだあの不思議空間での出来事の余韻を楽しんでいた。【アリシア】さんも一緒に探していた。そして【アリシア】さんが、その「ジャスミンの花」に気づく。決して、幻でもない、まぎれもなく【灯里】と【アイ】ちゃんの2人が『カサノヴァ』に出会った証なのだ。【アリシア】さんが『カサノヴァ』がジャスミンの香水を愛用していたと聞くと【灯里】『新しい出会いだ・・・』と笑顔だった。そこで【藍華】と【アリス】は『カサノヴァ』の正体が気になり聞いて来るが、【灯里】と【アイ】ちゃんの2人は笑顔で見合うと『やっぱり、妖精さんでした』と2人で答えるのだった。これは【灯里】と【アイ】ちゃんとの2人だけの秘密になりそうですね。忘れていました【アリア社長】もね(笑)。
 その頃、広場と街では、カーニバルの盛り上がりが最高潮になっていた。

『アクアには、本当に色々な出会いがある。時には、ちょっとだけ勇気が必要かもしれないけど、思いきって両手を広げたら、きっと、思いがけない所に、素敵な出会いが待っている。だって、出会いを求めているのは、人間だけじゃないんだから・・・。』