現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
コラボカフェ☕大好き❤️で2020年にブログ復帰します‼️

アザディスタンの明日を見守りたい!マリナ姫の進むべき道とは!刹那は、その時に何を見るのか?

2007年12月23日 00時36分04秒 | アニメ・映像全般
 アザディスタン。寺院内では議会への反発を強める者たちがいた。神の地への異教徒。それは、国連の事だろうか?改革派と保守派。その指導者【マスード ラフマディー】はその反発の受け皿になる事を選んだ。だが、それは抑える事ができないのかもしれない・・・。そして、寺院内に銃声が響くのだった。
 石油輸出産業から宇宙太陽光発電システムにより、その存在意義は失われて行く。疲弊し、見放された中東国家。貧困と分裂。それが現実でもある。その中のアザディスタンも例外ではなかった。2つに分かれ、政治的不安は続いていた。
 王宮。【マリナ】に【ラフマディー】の拉致が【シーリン・バフティヤール】から伝えられた。超保守派。改革派。混乱を望む第3勢力。どれが真実なのか・・・全ての国民が納得していない。治安部隊が出動する。最悪の事態・・・それは【ラフマディー】の死。考えなさい・・・回避する為にも。上がる黒煙。銃声。投石。怒号・・・【マリナ】のポスターが焼かれた。
 その頃【王 留美】と【紅龍】は、ユニオン領空内を飛行していた。アザディスタンがどうなのかを見極める時期に来ていた。何かがあれば【刹那】と【ロックオン】の現行戦力で向うのだ。そこに【コーナー】から【王】に通信が入る。混乱する国内を伝えている。【王】が勧める国外退去をせずに、ここに残ると・・・見守りたいのだ。それに、ソレスタルビーイングの行動を確かめたいようだ。
 【マリナ】は何を想う。【ラフマディー】との会話がよみがえる。王女として決意した日。飾りでも良かった。ただ、私にできる事をやる為に・・・だから、あえて彼は反対の立場を取るのだった。変化を嫌う者たちの想いを受けて止める存在になると・・・。【マリナ】の苦悩は続いていた。双方の歩み寄りなどあるはずもなく・・・保守派のボイコット。改革派はユニオンからの軍事支援を選択する。ますます、混乱の色は濃くなって行く。
 太平洋上空。【グラハム・エーカー】率いるMSフラッグ3機が飛行していた。人革連への遅れを取れないと・・・【グラハム】はガンダムとの再会を待ち望んでいた。
 アザディスタンの砂漠地帯。機内では【王】に招かれた【刹那】と【ロックオン】がいた。指導者を保護し、全国民に無事を知らせる・・・【刹那】が動く。アザディスタンの出身だ・・・。そこで【ロックオン】が忠告をするが【刹那】が感情的になってしまうだろう・・・。【刹那】は町中を歩いている。脳裏にはあの時の事が・・・銃を手にした少年の頃の思い出がある。まだ続けているのか・・・【刹那】を見る人々の目が冷たかった。小国クルジス共和国。ただそれだけ・・・。そこに水売りの少年が話しかけて来た。そして【マリナ】姫を知る・・・あの時に出会った女性だと。
 【ラフマディー】は逃げる機会をうかがっていた。また動乱の世に戻したくないのだ。神はどちらを選ぶのか・・・どちらを選んでも、戦争なのか・・・そこに【アリー・アル・サーシェス】がいた。
 太陽光発電受信アンテナ施設。ユニオンも知らない・・・保守派の存在を。味方同士のMSのやり合い。どちらが裏切りなのか・・・すると、レーダーにノイズが入る。「ガンダムデュナメス」の狙撃の閃光が放たれる。まだ【サーシェス】は混乱を求めるのか・・・無数のミサイルを撃ち込むのだった。【グラハム】は【ハワード】と【ダリル】の2人のフラッグファイターに【サーシェス】を追わせ、【グラハム】自身は【ロックオン】と対峙する。フラッグを操り「デュナメス」に迫る。グラハムスペシャル。狙撃を避けた・・・いや、そのスピードで外したのだ。その動きに【ロックオン】と「デュナメス」に剣を使わせるとは・・・。お互いに決めにかかるが・・・そこに、緊急通信が入る。王宮へ向う5機のMS・・・これは、クーデターだった。街並は破壊された。そこに【刹那】と「エクシア」が向っていた。【グラハム】も首都防衛に向う。ガンダムと戦いが・・・私とて人の子だからと飛び立った。「エクシア」は次々と駆逐して行く・・・性能だけに頼った戦い方をする【刹那】・・・【王】からの通信により次の地区へ・・・【刹那】は、あの光景に重なった。転がる死体・・・銃を撃つ少年兵・・・瓦礫の中を駆け抜けた自分・・・「エクシア」はMSを駆逐する。【刹那】の震えが止まる事はなかった・・・その絶叫に似た声も。
 ニュース映像が伝える。内紛へのソレスタルビーイングの介入を・・・。首都上空を飛び交うフラッグの群れ。ユニオンに制空権を掌握された。これには【サーシェス】も今は退くしかなかった。
 【マリナ】はひとり言のようにつぶやいていた。クーデターの勃発。ソレスタルビーイングの介入を許し。国民の心に怒りの炎をともしてしまったと・・・。【マリナ】がした事が戦いに導いていたのか・・・。毅然としなさい・・・まだ終わってないわ・・・まだ。【マリナ】は泣く事も許されない・・・【ロックオン】が見た【刹那】と「エクシア」の背中・・・「俺は、ガンダムになれない」と【刹那】は言うのだった。


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (うさみぃ~)
2007-12-22 23:16:57
今回ホント内乱へとなるや否や・・・。
現実に置き換えても中東情勢みたく宗教、宗派などの争いは厄介なものです。

マリナ姫には芯が強くなってほしいですね。
暫定的な国の象徴的代表ではなく、良き国の指導者として成長してほしい。

次回の刹那の行動が気になります。予告の刹那ガンダムとなる・・・気になりますね。
返信する
コメント、ありがとうございます! (斑目 晴信)
2007-12-23 00:13:16
 うさみぃ~さん、コメントありがとうございます!
ですね。現在の中東情勢を理解する為には、良き教材
だと思います。少年兵の現実・・・いたましいです。
 【マリナ】姫には同感ですね。泣いている場合では
ないです。王女としての決意・・・それは、覚悟。
国民の為に死んでも良いとの事・・・。だから、泣いている場合ではないのだから。
 今後【刹那】と【マリナ】がどこに進むのかが
楽しみです。【サーシェス】との決着もつけないと!
返信する
Unknown (柳宿)
2007-12-23 18:19:17
人に自分のおもいをつたえるのはむずかしいですね。
自分が良かれと思ってやっていることでもなかなか理解してもらえない、でもここであきらめたらすべてがおわる。
マリナはあきらめず自分の道を進んでいってほしいです。
刹那の「俺はガンダムにはなれない」というセリフは印象的でした。
今まで自分はガンダムだといっていた刹那がガンダムにはなれない。
信念がくずれた刹那がどうするのか楽しみです。
返信する
コメント、ありがとうございます! (斑目 晴信)
2007-12-25 00:36:37
 柳宿さん、コメントありがとうございます!
難しいからこそ言葉にしないと伝わらないと思う。
【マリナ】は、どこを目指して行くのか・・・。
この先は、更なるいばらの道が待っているだろう。
だから、進むんだ・・・光の方へ向って・・・。
 【刹那】は、たぶん自分を取り戻すだろう・・・。
その時に、過去の自分を乗り越える事になる。
それは【サーシェス】を倒した時にわかるだろうか。
返信する
Unknown (R&G)
2014-11-22 21:23:50
今晩はR&Gです。
今更ですけど、ガンダムOO12話で
登場した。マスードという男は評価してません。
私は批判的に見てます。
マスードとその子飼いの保守派の連中は過激で
排他的原理主義を口喧しく唱えるばかりで
何の解決策や打開策なと何もない、仮にマスード
がイラクとシリアで一方的にイスラム殺戮独裁国家を樹立を宣言したアルカイダより性質が悪い「イスラム国」と同じようにマスードと子飼いの保守派の連中は「アザディスタンマスードイスラム国」というイスラム独裁による殺戮国家を一方的に樹立を宣言し中東だけじゃなく世界中にその思想を撒き散らし、従わない者を容赦なく血祭りにする野望と野心がマスードにはあった筈です。
このコメントをよんだ皆様は、
「あなた、イスラム教徒の皆様に
対する差別と偏見じゃないか」という
厳しいご指摘を受けるでしょうけども、
マスードと子飼いの保守派の連中の主張と子飼いの保守派の連中を「波紋」と言って抑えようマスードの態度を見れば偏見を植えつけても
仕方がないと思いました。
(もちろん、そんなに簡単で単純な物でない事はよく分かります)
返信する

コメントを投稿