現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ARIA The NATURAL 第2話 「その 宝物をさがして・・・」

2006年04月10日 18時23分02秒 | アニメ・映像全般
 今回の【灯里】の出会いは、【藍華】と【アリス】とのネオ・ヴェネツィアの街中での宝物探しを通して出会った、歴史の長い『カフェオレ』ではなく『カフェラテ』発祥の老舗喫茶店の前で会った【老紳士】とかつて、3人と同様にその宝探しをして、ネオ・ヴェネツィアの風景を一望できる場所まで行けた人たちのこの風景を伝えたいとの想いだと感じ取れました。この宝探しをして【灯里】は、まだまだネオ・ヴェネツィアの知らない良い所を発見し、ますます好きなってしまう魔法にかかるのでした。いつもの何気ない所にも凄い発見があるかもしれないですね(笑)。
 【アイ】ちゃんは地球(マンホーム)に帰ったようです。しかし、アクア並びにネオ・ヴェネツィアは、まだまだ寒い日が続いているようですが、今日は春みたいな陽気で【灯里】も夢見み心地な感じです。いつもの【藍華】と【アリス】との合同練習中です。今のゴンドラの漕ぎ手は【藍華】です。今、海辺のあたりを漕いでいるのでしょうか?3人の前をたくさんの海鳥たちが青空をゆうゆうと飛んでおります。そして、一枚の花びらが【アリア社長】とみんなの前にひらひらと舞い落ちて来ました。どこからと見ると上空に浮ぶ島からのようです。【灯里】も空に手をかざしています。すると【アリア社長】が寂しく泣きながら、飛んで行く花びらに手を振ってバイバイをしています。
 どうやら、見慣れたマリア像の前で【アリス】に漕ぎ手を交代するようですね。今度は【アリス】がオールを手に持ち漕ぎ始めます。【藍華】はマリア像の方を気にしています。『ちょいっ!ストップッ!』とゴンドラを停止させ、後ろに下るように言います。【藍華】がマリア像の台座に小さな扉を見つけました。その扉を開けると、ほこりをかぶった小さな箱を見つけ、そのほこりを払うと【灯里】と【アリス】の心配をよそに箱を開けてしまう。箱の中には一枚の紙が入っています。【藍華】がその地図らしきものに書かれた文章を読むと、これは宝の地図のようらしい。その地図には暗号らしき文章も書かれてあった。【灯里】は、その暗号にも似た文章を読んでみるが、イタリア語がまだよく分からない為か理解できない様子。すると【アリス】に『小道』という意味だと教えて貰うのだった。その文面にある『長ぐつ小道』はこの近くにあるらしい。しかし【藍華】はゴンドラでの合同練習を続けると言うが、【アリア社長】【灯里】【アリス】たちは『宝の地図だよ~』『でっかい気になりますよね』と【藍華】を説得する。【藍華】も好奇心のかたまりの2人と一匹に負けたようで、一緒に探す事にします。
 3人で『長ぐつ小道』へ向う事にします。【灯里】は地図に書かれた文章にリズムをつけて歌にしている。すると【灯里】が【藍華】と【アリス】にキャンディーを1つずつあげます。もちろん【アリア社長】も食べています。【灯里】も【藍華】も【アリス】も嬉しく楽しい気分になるのでした。3人の表情を見れば一目瞭然ですよね。
 3人は目的の場所に到着し、手分けをして地図に記された宝物を探しますがなかなか見つからない。さて【アリス】がこういった裏道などがかなり詳しいのは、彼女の趣味が『散歩』だからなのです。【藍華】からは『年寄りくさい』と言われてしまうが、【灯里】は『私も、とっても良い趣味だと思うよ~』と今度【アリス】と一緒に案内して貰える事になりました。【アリス】は【灯里】に趣味を同調してもらって少し照れているでしょうか?嬉しい事にはかわりないですよね。
 まだ見つからない宝物に【灯里】がレンガの壁に巣を作っている『鳩』さんに聞いてみると【灯里】が鳩の鳴き真似をしながら近づきます。【灯里】にとっては真剣だと思います。すると『ポッポッ・・・クックルッポ・・・奥にこれが・・・』と【灯里】の手にはあの小さな箱がのっていた。今度は【灯里】がこの箱を開けます。中にはまたも一枚の紙が入っていた。そして暗号らしい文章。その中に書かれてあった『カンポ』。【灯里】は分かりません。【アリス】の説明によれば『カンポ』とは、小道内に突然現れる中庭みたいな広場の事らしい。3人は、地図に描かれた噴水のある広場に到着する。街角には、大道芸人たちがそれぞれの芸を披露し、見ている人たちを楽しませている。この頃には【アリス】も宝探しの要領をつかめて来たようで、金物屋のやかんの看板を『魔法のランプ』に見立てて、次の宝への箱を発見する。見つけた箱を開けると同じ紙が入っていた。【藍華】はかなりガッカリしてしまうが、【アリス】は地図に書かれていた文章を読み返していた。さすがに同じ光景を何度もとなると【藍華】も飽きてしまったようで、この宝探しを止めようとするが【アリス】は、この文章から何かの答えを導き出したらしく。【灯里】と【藍華】とお茶に誘うのでした。さて『カフェの香りに、影追えば、光眩しい、石1つ』の真意とは・・・?
 なぜか、お茶をするだけでサンマルコ広場まで来る3人。【藍華】も初めは文句を言っていたが【アリス】の言葉に理解した様子。【アリス】と【藍華】には『カフェの香りに、影追えば・・・』の意味が分かっているみたいですね。【灯里】たちは、この広場でもかなりの有名で老舗のカフェの前に来る。何でも『カフェラテ』発祥のお店で、地球(マンホーム)から580年も続くと【藍華】が言う。【灯里】は『カフェオレ』の発祥のお店だと思っていたらしい。しかも『カフェラテ』も飲んだ事がなく、お店の門構えも立派な為に入った事もなかった。その事には【藍華】も【アリス】も驚いている。【灯里】は少し照れた表情をするが笑顔だった。『カフェラテ』をみんなで飲む事が嬉しいかったと思います。3人は『カフェラテ』を、【アリア社長】は『ホットミルク』を注文するのだった。初めて『カフェラテ』を飲む【灯里】。そのうっとりとした表情を見れば、感想を聞く必要はありません。すると【アリス】が『さて、灯里先輩。そろそろ、謎は解けましたか?』と聞いて来ますが、まだ分からない。すると【アリス】と【藍華】は【灯里】と【アリア社長】を席に残して探しに行く。【灯里】も美味しい『カフェラテ』を飲みながら考えていた。
 そこで【灯里】が【アリア社長】の席の向こうに座っている一人の老紳士に目線が行くのだった。【灯里】は、どこかで会った事があるのかもしれないと見ていると、その老紳士も【灯里】の視線に気づき目が合って【灯里】が少し焦り気味の笑顔をする。すると、その老紳士も笑顔で【灯里】に返して来るのだった。【灯里】は、今の笑顔が気になり【アリア社長】に『思わず、笑顔で返してしまいましたけど、変な顔になってませんでした?』と聞いてしまう。
 【灯里】と【アリア社長】のテーブルに『カフェラテ』と『ホットミルク』が運ばれて来る。もちろん【灯里】は『頼んでませんけど・・・』と言うが、その店員さんは老紳士からだと言う。【灯里】も店員さんを呼ぶと『カフェラテ』に2個のキャンディーをそえて老紳士の元へ。【灯里】の誠意は伝わったようであった。
 【灯里】は『カフェラテ』の美味しさに感動している。一方【アリス】と【藍華】は地図を頼りに探し中。すると【灯里】の周囲の席のお客さんたちが突然に立ち上がり移動を始める。何が始まったのか分からずに驚いていると、先ほどの老紳士が笑顔で話し掛けて来る。『影追いですよ』と。そして、その老紳士が太陽の光で、カフェで出すワインの味がそこなわれないように、一日に何回か店ごと少しずつ移動する事だと教えてくれた。本日は4回目の移動。【灯里】と老紳士は、席を一緒にする事にし楽しく談笑をしていた。そこで【灯里】の目に光る物が・・・。

 『なんだろ、あの石だけ光って・・・あっ・・・』

【灯里】は、老紳士に失礼がないようにし宝探しに戻るのだった。【アリス】と【藍華】も一緒に広場に敷かれた光る石の所へ。【アリス】が光る石を外すと、中にはあの箱があった。今度の地図に示された場所には、『殺人』という文字があるが、決して怖い場所ではないようである。【灯里】は老紳士にお別れをして、暗めの雰囲気の小道の黒猫を探す。すぐに黒猫の像の足にあり、最後の地図に記された文章にチャレンジする。その小道にはあるはずの下る階段が見つからずに途方にくれるが【アリア社長】が突然に走り出す・・・いや、転がっている(笑)。止まるとわき道の茂みに入って行く。3人が見ると、そこには下る階段があった。【アリア社長】がかなり先を行っていた。何だか【アリア社長】がみんなを呼んでいる感じがした。【藍華】は階段の雰囲気に足が進まないが【灯里】が先頭をきって階段を下り始めた。こういう時の【灯里】の勇気には驚かされます。【灯里】本人は、いつもあっけらかんとしているが、彼女の行動力には凄さを感じております。たぶん、大丈夫だと思っているから階段を下り始めたと思います。何と言っても【アリア社長】が呼んでいるので絶対に安心だと感じ取ったのはないでしょうか。
 【アリス】と【藍華】の不安を打ち消すように、【灯里】は下りながら【藍華】に手を伸ばして握り、【藍華】は下りながら【アリス】に手を伸ばして握り、3人で一緒に手を繋ぎながら下って行きます。【灯里】の言葉と行動は、いつも自然と【藍華】と【アリス】の不安を消し去ってくれますね。
 そして、ついに光が見えて来た。出口だ。光る先には・・・。3人の目の前には・・・。

 『凄いっ・・・宝物みたいな景色』と【灯里】

春の訪れを感じさせるネオ・ヴェネツィアを一望できる場所だった。あまりの美しさに言葉はなく、身体で感じ取る【灯里】【藍華】【アリス】。そしてこの場所の壁に大きく書かれたGOAL!の文字。『今、あなたの心に宝物が刻まれました』の意味の言葉も書かれていた。ここが数々の地図が指し示した場所だと理解できた。もっと嬉しいのは、この事を【灯里】【藍華】【アリス】の3人が一緒に、この感動を共有する事ができたのが良かった。
 
 【アリス】『先輩方、これですが、元の場所に戻しましょう。宝の地図。』
 【藍華】『うん、そうだね』
 【灯里】『大賛成!』

 3人で地図を元の場所に戻していると【藍華】が気づく。置こうとした場所にたくさんの移動した箱の後があることに・・・。ちょっとした偶然を見つけて、あの景色を見て、また元の場所に戻す。優しい人々の、ネオ・ヴェネツィアの人々のみんなの想いがそこにあるのだった。
 夕方。サンマルコ広場では老紳士が座っていた。なんと【アリシア】さんも一緒にいます。そこへ3人が帰って来る。今日のゴンドラ協会の会合はこの老舗のカフェだったようです。【アリシア】さんはすでに知っていたが、このサンマルコ広場の達人の老紳士は、このカフェの店長さんだった。【灯里】【藍華】【アリス】の3人はとても驚いていた。その老紳士の問い掛けに【灯里】は『はひぃ!宝物を隠したのは、きっとネオ・ヴェネツィアの達人さんです。だって、宝探しをしているうちに、私、ネオ・ヴェネツィアがもっと、もっと、好きになる魔法にかかってしまいましたから・・・』と【灯里】は今の幸せな気分を感謝の気持ちで表していた。そんな幸せの達人の【灯里】をまたお茶を一緒にと誘う老紳士に【灯里】は夕陽に染まった顔で『はっ・・・はひぃ!喜んでっ』と言うのでした。

 『アイちゃん、今日は素敵な達人さんたちに出会って、とっても楽しかった。いつも何気なく通っている所にも、きっともっとたくさんの出会いが隠れてるんだよね』

 『ネオ・ヴェネツィアは、街全体がおっきな宝箱みたい・・・達人か・・・素敵・・・私も何の達人になれるかな~』