現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ARIA The NATURAL  第3話「その 流星群の夜に・・・」 Bパート

2006年04月18日 01時32分45秒 | アニメ・映像全般
 今回は【藍華】の恋物語。ノームの【アル】と少し距離が近づいたかもね(笑)。いつもは【灯里】【アリス】のリーダー的な【藍華】ですが、やはり、それは女の子で、気になる存在の前では一人の女性なのです。そうなると【灯里】と【アリス】の2人も好きな人ができたら、どんな感じになるかが楽しみですね。

 【灯里】たちの流星群を見る為のベストスポットを探す夜の散策は続いています。夜空を見ながら【アル】は、マンホームの古典的な物言い。つまりは『ダジャレ』を言いますが、【灯里】はごく普通に返答します。気づかれないほどに寂しいものはないですね(笑)。
 暗い夜道。T路地がひらけると水路が出てきました。すると【アル】は自然と水路側に立ち歩き出す。ちょっとした気遣いができる所に・・・【藍華】は

 『アル君って、さあ、子供っぽいのか、大人っぽいのか、よく分からなくなる時があるのよね』

 『何て言うか、アル君のそういう所。ちょっと・・・反則かも・・・』と心の中で言うのだった。

 【アル】の事で頭の中がいっぱいの【藍華】。すると、目の前に【灯里】の頭があり、ぶつかってしまう。【灯里】は立ち止まっていた。どうしたのだろうか?それは、これから進み行こうとする、先の道がかなり真っ暗な為に、さすがの【灯里】も足を止めた。
 【アリア社長】も【ヒメ社長】の前でカッコ良い所を見せようと先を行くが、この薄暗い通路の天井からの水滴が【アリア社長】の顔に落ち【ヒメ社長】の後ろに隠れてしまう。またも【ヒメ社長】に良い所を見せる事ができなかった。
 しかし、【灯里】は明るく、元気に歌い出して、先に進んで行く。この暗闇さえも楽しんでいるかもしれないですね。

 『歌えば、怖くないかな~と思って・・・』

【灯里】の底抜けの明るさは、みんなの勇気になるのだった。
 すると、【藍華】が『ベストスポット、発見』と言う。【藍華】たちは、盲点だったとある建物の屋根の上へ。ハシゴを上って屋根の上に行こうとするが、【灯里】が心配していた。実は、この建物は『姫屋』関連の建物で【藍華】は『姫屋』所属でもあり、何かがあった場合の責任は【藍華】が負う事になるようなので、問題はなくなるだった。
 なぜ?【アル】が先にハシゴを上るかは・・・。

 『あたしたちからじゃ・・・パンツ丸見せになるでしょう』と【藍華】。

 【灯里】たちはハシゴを上りだす。【藍華】は下を見ないように、【灯里】はかなり楽しみながら上っているが、【藍華】から『絶対に、下を見るんじゃないわよ~』の声に誘導されたかのように、下を見てしまい『はひ~』とハシゴにしがみついて、あまりの高さにコミカルに震える【灯里】でした。でも、あの状況で言われたら、【灯里】の性格なら見てしまうと思いますね(笑)。
 やっとの思いで、屋根の上に上ると、そこにはネオ・ヴェネツィアの夜の星たちを独占できるパノラマが広がっていた。本当に、絶景とはこの事だろう。

 『素敵・・・夜の魔法がくれた。屋根のじゅうたんだね』と【灯里】。

 しばし、【灯里】たちはその夜の静けさを楽しむ事にする。この景色はネオ・ヴェネツィアの規則で「教会」よりも高い建物を建てられないお陰のようです。
 ここから、夜空に流れ星が駆け始める。【アル】は思い出したのかのように、昼間のお話の続きをしてくれます。【アル】たち「ノーム」が重力をコントロールし、そして、この「アクア」を開拓した先人の民のお陰でもある事も語られる。
 【灯里】が持って来た温かい飲み物「カフェオレ」の登場です。これならば【藍華】も【アル】も喜んでくれると思います。【アリア社長】も【ヒメ社長】と良い雰囲気に・・・。しかし【ヒメ社長】がどこかに行ってしまう。悲しみの【アリア社長】は【灯里】の入れてくれた「カフェオレ」さえも飲む事ができなかった。
 夜空では、まだまだ星たちが踊っている。そこで気がつくと【藍華】は【アル】と背中合わせに2人きりだった。

 『あれ?・・・ちょっと・・・もしかして・・・今、あたしとアル君、2人きり?』

と【灯里】の事を気にしながらも【アル】との2人きりの状況に嬉しくも、照れてしまう【藍華】。意識しないように努めるが【藍華】はどんどん気になって行く。今、心臓の鼓動が【アル】に聞えてしまいそうになる位に・・・ドキドキしていた。【藍華】は自分の素直な気持ちに気づき出していた。そんな【藍華】を呼ぶ【アル】。2人は一瞬見つめ合った。【アル】の視線の方向を見ると、そこには流星群が夜空に軌跡を描いていた。2人は立ち上がり、この雄大な天体劇場を肌で感じていたに違いない。【藍華】は「アクア」に引き寄せられる隕石と自分を重ね合わせたように見えた。

 『アル君のせい・・・ぜ~んぶ、アル君のせいよ・・・』
【藍華】の精一杯の気持ちは【アル】に伝わったのでしょうか?

 そこへ【灯里】の【藍華】たちを呼ぶ声が聞えるのだった。ここで2人きりの時間は終わります。さて【灯里】は別の色んな場所で見たくて、色々な建物の屋根を旅していたようです。
 【灯里】たちは夜道を歩いている。もう屋根からは下りています。【藍華】はあくびをしていた。かなり眠たく、遅い時間のようだ。すると【アル】が『まれにですが、流れ星の隕石が燃え尽きずにアクアにたどり着く』と言う。【藍華】の鼓動が早くなり、ますます【アル】の事が気になる存在になるのでした。

 『アイちゃん、こうして、流星群の夜は深く、静かに更けて行きました。3人とも大満足な夜だったよ』

 『灯里さん、重力の話はちょっと難しかったけど、ひかれ合う力って、なんだか素敵だね。アクアにひかれる流れ星の気持ち分かるかも・・・だって、私もアクア大好きだから・・・』