臨床推論で最も重要なことは症候学(symptomatology)を学ぶこと。
症候学は個々の症状についての鑑別診断とその鑑別方法を示す臨床学問体系です。
鑑別診断を正確に行うためには個々の症候に対する診断のアプローチ方法を症候学の枠組みで身につける必要があります。
症候学各論の知識のなかで、優れた臨床医であった先人が残したとくに重要な事項を臨床的叡智(クリニカルパール)と呼びます。
クリニカルパールは臨床研究で証明されたものと、未だに証明されていないものがあります。
例えば「リンパ節腫脹をきたした患者においてら飲酒でリンパ節が痛くなるケースではリンパ腫を考慮する」など。
これもクリニカルパールですね。
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