山代中ブログ~伊万里市立山代中学校~

学校の日常の様子や山代の行事・歴史や自然等について、いろいろな記事を掲載しています。

山代の自然と歴史23~山代の地名⑦地名の特色~

2010年01月17日 21時22分59秒 | 自然と歴史

私たちの住む山代町は、山と海に挟まれ、谷あいには川が流れ、そして、松浦党をはじめとして、いろいろな歴史をたどってきた町です。このような地域に住んだ私たちの祖先は、それぞれの土地にどのような名前をつけたのでしょうか。

○岩・石・樹木などをあらわす地名
「岩」のありさまが地名になっているものとして、「立岩」。樹木の名前が地名になったと思われる、「楠久」があります。

○狩り・漁・牧にちなむ地名
波瀬」は、江戸時代に干拓されるまでは遠浅の入江で「竹波瀬漁」という漁が行われていたことによる地名と思われます。立岩の「牧ノ地」は、古い牧場のあとでしょう。

○人がつくった施設にちなむ地名
楠久津」は江戸時代はじめから港町として発展しました。ここは佐賀藩にとって重要な港だったので津方役所がおかれていました。

○信仰の対象がつけられている地名
昔あった寺や坊の名がそのまま地名として残ったものとして、「ぶつ尺寺」があります。

○史実や伝説に由来する地名
久原には、「御手水(おちょうず)」と「休石」というところがあり、江戸時代に平戸藩主が通るとき、いつもここで休憩していたといわれています。

○人の名前にちなむ地名
立岩の「駒次郎」、西分の「筒次郎」は開発者の名前がつけられた地名と思われます。

その他の地名には、何か言われがるのでしょうね。

「山代町」内の詳細は、『山代エンサイクロペディア』をご覧ください。

<このブログに用いた写真や地図、内容については、伊万里市教育委員会が発行している「伊万里ふるさと読本ー第7集 地名編ー」から引用しています。>

※ 関連記事:22~山代の地名⑥立岩~ /21~山代の地名⑤久原~20~山代の地名④城山~19~山代の地名③城(じょう)・峰(みね)・鳴石(なるいし)~18~山代の地名②楠久(くすく)/17 山代の地名①山代町16 石炭と地滑り15 伊万里湾総合開発計画 ② 久原北地区・久原南地区・浦ノ崎地区14 伊万里湾総合開発計画 ① 伊万里湾大橋 /13 楠久穴海岸の塩生植物 /12 霧寄(きりよせ)神社まつり /11 久原の大念仏 /10 伊万里はしぐれ、佐賀はからから天気 /9 山代町の炭鉱 その2 / 8 佐代姫伝説 /7 川南造船所 /6 山代町の炭坑 /5 伊万里県と西山代村 / 4 楠久津の漁民 / 3 城山 飯盛城址 / 2 小島古墳 / 1 城山・伊万里湾大橋

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