山代町には、「佐代姫神社」(山代町浦ノ崎)、「佐代姫塚」(浦ノ崎病院敷地内)があり、佐代姫にまつわる伝説が伝えられています。
唐津地方にも佐代姫伝説がありますが、伊万里地方に伝わる伝説では、以下のように語られています。
「6世紀ごろ、朝鮮半島へ出征していった、恋人の大伴狭手彦(おおとものさでひこ)を追って、小舟で船出した佐代姫の舟が、嵐にあって山代町浦之崎に流れ着きました。そのときはもう佐代姫は亡くなっていたので、浦之崎の人びとは墓をつくって大切におまつりしたということです。次の年の浦ノ崎は大変な豊漁になりました。そこで、村人は、海から流れてきた天女のおかげと佐代姫を祭ったということです。」(「伊万里ふるさと読本第8集」より)
この佐代姫伝説について、2006年に伊万里わくわく映像塾の活動の一環で、山代中2年生が動画を作成しています。3分ちょっとの面白いものに仕上がっています。どうぞご覧ください。
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