じゃがいものチーズ煮
ミニトマト
コーンポタージュスープ
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メキシコこぼれ話13(貧富の差3)
カルロス先生という英語会話の先生がいた。日本コースの中学生に教えていた。年齢が近く、通常は英語で話せるので友達になった。その先生にお願いして、知り合いのメキシコ国立自治大学(UNAM:ウナム)の教授のところに訪問した。授業を見学させてもらった。スペイン語なので、ほとんど内容が分からないが、学生たちの学問に対する熱気は伝わった。
さて、研究室に招かれ、カルロスさんの通訳(スペイン語⇔英語)でいろいろ話した。
質問:「メキシコには人種差別はありますか?」 答:「いいえ、ありません。」
質問:「貧富の差はありますか。」 答:「あります。」
質問:「貧しい人たちはどんな人たちですか?」 答:「先住民(マヤ民族など)です。」
「・・えっ?」と思いました。『じゃ、人種差別は存在するのじゃないのかな・・??』
メキシコこぼれ話12(貧富の差2)
私の家は実質3階建てのアパートだったが、3階の部分がお手伝いさん専用の部屋になっていて、その部屋に行くには外階段を上るようになっていた。主人の部屋を通らないように設計されていたのである。私のうちでもお手伝いさんを雇ったが、「通い」だった。そういう人間関係だから、そこには差別がある。ところが、お手伝いさんもその環境を当然と思っているふしもある。というのは、ある日の昼食時、「こちらで一緒に食べませんか?」と誘ったら・・小さい声で、「no(ノー)・・」と言われたのだ。「ご主人様と一緒に席を並べて食事をするなんてとんでもない。」という雰囲気だった。
メキシコこぼれ話11(貧富の差1)
メキシコは貧富の差が大きいように感じる。10パーセントの裕福な人と90パーセントの貧しい人からなる国がメキシコだ、と聞いたことがある。この貧富の差があるゆえに成り立つ職業がある。それは、お手伝いさんである。メキシコシティーの周辺部に住んでいる貧しい家庭の娘さんや奥さんが、中心部の裕福な家庭のお手伝いさんとして働き、炊事・洗濯・掃除などの家事をしている。家のつくりがそのようになっている。アパート形式の家だったら、家の内部にお手伝いさん専用の部屋があり、泊りがけで働けるようになっている。(続く)