生徒指導集会
Y先生の話
最近読んでいる本から
野村監督の「弱者の兵法」 読み始めてから3ヶ月になる(なかなか読む時間がとれません)。私の読書感想文を紹介します。
『野村さんは南海ホークスにテスト生で入団。貧しい家庭で育った。その中で、両親は私を高校までやってくれた。野球で一人立ちしようと思った。ところが、1年位してからクビを言い渡された。そのとき、「自分から野球をとったら何も残らない。」とオーナーに訴えた。』
本の中から2カ所抜き出して紹介します。
『プロって何だろうか?・・仕事のプロとは?そもそもプロ野球のプロとは何をさすのか。表に見えるかっこいいところばかりクローズアップされる。野球という仕事を選んだ人は、全身全霊打ち込まなければならない。結果よりその過程を大切にすべきだ。プロとはプロセスのプロと解釈する。全知全能を使って仕事に打ち込まなければならない。』
みなさんにとって仕事とは? 勉強? 結果だけにとらわれていませんか?
『2つ目は監督としての条件は、判断することと決断すること。
判断と決断は違う。 判断は頭でする。決断は腹でする。 判断は何らかの基準に基づいて行われる。判断を実行するには決断をしなければならない。判断は必ずしも正しいとは限らない。有利だと判断してもうまく行くとは限らない。』
中体連のあと、夏休み、みなさんの人生の方向性を決める必要がある。3年生は判断できる材料を集めましょう。2年生は3年生になることを控えて・・。プロになる条件として、そのための努力をしてほしい。
『各有名選手に対抗できるようになったのは、知識を得たから。キャッチャーとして力量をえたから。それは弱者としての戦い方です。』
という野村監督の野球哲学に基づく本でした。
(熱心に話を聴いています。)
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