山代中から南へ車で5分も下ったところに楠久津という場所があります。
江戸時代、伊万里湾に面した楠久津では、漁業が盛んでした。最盛期には、漁船35隻、漁民120人以上がいました。
楠久津の漁民は、鯛釣りを専門として、特に子鯛釣りの妙技は、良く知られていました。ここで釣った鯛は、そのまま活魚として売ったり、すぐ串に刺して焼いたりしました。また、五島沖など遠方で釣った鯛は、その場で塩漬けにされ、小城や佐賀まで運ばれました。これらは、「楠久鯛」と呼ばれ、新鮮さとおいしさで評判が立ちました。
そのころの漁場であった山代の海は、今では、工業団地が造成され、伊万里湾大橋が架かっています。
<この記事の絵や内容については、伊万里市教育委員会が発行している「伊万里ふるさと読本ー第6集 歴史編ー」から引用しています。>
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