後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

本物の平家の落人部落をご紹介いたします!

2013年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム
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平家の落人というものは全国のあちこちにあります。しかし記録が残っていて信用できるところは多くはありません。

栃木県日光市湯西川温泉には「平家の里」という落人の里を復元したテーマパークがあります。写真がその様子です。訪れてみると、付近は水田も作れず畑作もままならない谷間の寒々しい土地です。復元、展示されている家々は少し立派すぎるようですが、それも一興と思いご紹介します。平家一門に関する数々の品や木工の道具類が展示されています。壇ノ浦近くの赤間神社から、テーマパーク建設に関して分祀した小さな神社もあります。そのおりに贈られた長門本20巻の復刻版も展示してあります。

壇ノ浦の戦いのあと、平家の武将、平貞能(さだよし)は平重盛の妹の妙雲禅尼を助け、宇都宮まで逃げて来ました。宇都宮の領主の藤原朝網に保護されようと思ったのです。しかし朝網は困ります。そこで付近の最高峰の高原山へ一行を隠します。ところが一行のなかのある女が男の子を安産します。御祝に鯉幟をあげます。それを山裾を落人探索中の源氏方に見つかり攻められます。ここで落人の一団は二手に分かれ貞能(さだよし)は塩原へ逃げ、さらに遠く、仙台の西の作並温泉近くまで落ちて行きます。一方、貞能の一団の他の落人は塩原のさらに西の険しい山々に分け入り、現在の湯西川温泉の地に隠れました。そこまでは記録も残っているらしいです。

仙台の作並温泉近くまで行った貞能は出家して定義(じょうぎ)と名乗ります。この定義は「さだよし」とも読めます。作並から山に入りこんだ所に現在も定義温泉があります。定義和尚はそこで天寿をまっとうしました。住んでいた堂を後の人々が定義不動堂として現在に到っています。

もっと詳細は「湯西川温泉」と「定義」をキーワードにして検索するとご覧頂けます。

撮影日時:2008年12月1日午前10時頃、撮影場所:湯西川温泉1042、「平家の里」(電話:0288-98-0126)、       (終わり)

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それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

====参考資料=======================

定義温泉(じょうげおんせん)は、宮城県仙台市青葉区大倉にある温泉である。旅館は奥羽山脈・船形山南東麓の湯川(名取川水系広瀬川上流の大倉川の支流)沿いに建つ。近くには、平貞能の平家落人伝説や子授け信仰がある定義如来(西方寺)が存在し、地名の由来となっている。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E6%B8%A9%E6%B3%89

下は定義如来の山門の写真です。

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出典は、http://www.interq.or.jp/jupiter/sinku/jpmygjog.html です。


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