後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「戒律が厳しくないイスラム教のインドネシアの宗教事情」

2024年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム
イスラム教は戒律が厳しいと思っていました。しかし戒律の厳しくないイスラム教の国もあるのです。インドネシアです。日本とインドネシアの関係は大変良く、1800社以上の日本企業がインドネシアで事業を展開しています。近年、日本文化がブームとなっており、日本企業の投資や、日本語を学ぶ人が増えているのです。大相撲やアニメなど日本文化のイベントも開催されているくらいです。 今日は戒律が厳しくないイスラム教のインドネシアの宗教事情を写真に従ってご紹介したいと思います。 1番目の写真は首都ジャカルタです。ジャカルタはインドネシア経済の中枢であり、東南アジア屈指の大都会です。第二次世界大戦後の独立以降、政府は主要産業を国有化し、保護政策の下で工業を発展させてきた。1989年には、戦略的対応が必要な産業として製鉄航空機製造、銃器製造などを指定し、戦略産業を手掛ける行政組織として戦略産業管理庁を発足させているのです。 2番目の写真はインドネシアの女性が本来黒いベールを色彩豊かにしてお洒落をしているマネキンです。>3番目の写真はベールでいろいろなお洒落をする方法の見本です。街頭では黒いベール姿の女性はいません。こんな調子なので人口の90%のイスラム教徒でも、お酒を飲んだりタバコを吸ったりしてます。断食もしなかったりヒジャブ(イスラム教徒の女性がかぶるスカーフ)を被っていなかったりします。<4番目の写真はバリ島の農村風景です。このプングリプラン村は、バンリ県にあります。のどかな風景がそこにはあります。 5番目の写真はバリ島の棚田です。インドネシアの農業は水稲栽培です。インドシナは基本的に農業国です。1960年代に稲作の生産力増強に力が入れられ、植民地期からの品種改良事業も強化されてきました。6番目の写真はインドネシアの美しい山と農村の風景です。ここでも水稲栽培が盛んにおこなわれています。<7番目の写真はバリ島の近海の美しい風景です。 インドネシアは5,110kmと東西に非常に長く連なる、多数の島を抱える島国です。同国は赤道にまたがる1万7,504もの大小の島により構成され国です。人口は2億7,000万人を超え、世界第4位の人口です。

さてインドネシアの宗教事情を説明します。憲法29条で信教の自由を保障しています。ここで許される宗教は唯一神への信仰を原則としています。イスラム教が事実上の国教です。2010年の政府統計によると、イスラム教が87.2%、プロテスタントが7%、カトリックが2.9%、ヒンドゥー教が1.6%、仏教が0.72%、儒教が0.05%、その他が0.5%となっています。

イスラム教徒の人口は、1億7000万人を超え世界最大のイスラム教徒(ムスリム)人口を抱える国です。そしてイスラム教はジャワ島やスマトラ島など人口集中地域に信者が多いのです。国全体でのイスラム教徒比率は高いのですが、非イスラム教徒の民族や地域も実際には多いのです。カリマンタン島やスラウェシ島ではちょうど、イスラム教徒と非イスラム教徒の割合が半々ほどです。イスラム教徒比率は一割程度の島々も多くあります。またイスラム教徒多数派地域であっても、都市部や、スンダ人、アチェ人地域のように比較的、厳格な信仰を持つものもあります。シャーマニズムを信仰している民族もいます。

以上のようにインドネシアはイスラム教国といっても中近東のイスラム教国とは非常に違うのです。魔術師呪術医と、精霊を含めた超自然的な力を信じる人や、「お化け」の存在を肯定するインドネシア人が多いのです。

今日は戒律が厳しくないイスラム教のインドネシアの宗教事情を写真まじえながらご紹介いたしました。

今日の記事は、インドネシア - Wikipedia を参考にしました。記して感謝の意を表します。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)


「インドネシアのバリ島の花と果物の写真」

2024年08月26日 | 写真

インドネシアのバリ島の花の写真をお送り致します。
バリ島を訪れると、色とりどりの花が咲き乱れていて南国らしさを感じるそうです。まさに南国です。その中でも多いのはプルメリアの花です。
そこでいろいろな色のプルメリアの写真をお送り致します。
写真の出典は、https://bali-no1.com/post-610/ です。 インドネシアの人々の日常生活の実態を知りたいと思い旅行記をいろいろ見ています。そうしたらインドネシアの西の大きなスマトラ島の縦断記を見つけました。 『【バタック文化】インドネシア横断旅:前編その四:スマトラ島少数民族との出会い』(https://snowm-blog.hatenablog.com/entry/2019/02/20/214344 )というブログです。この記事はインドネシアの人々の日常生活の実態を活き活きと伝えています。 このブログからスマトラ島のプラスタキという町の果物市場の写真をお送り致します。マンゴー・パパイヤ・オレンジ・マンゴスチン・アボカド等々豊富です。


「インドネシアのバリ島の世界遺産の写真」

2024年08月26日 | 写真
バリ島は美しい海岸やレゾート用のホテルがある有名な観光地です。その上、ヒンズー教関連の世界遺産がある文化的にも興味深い島です。その世界遺産の写真をお送りいたします。写真と文章の出典は、「バリ島の世界遺産5選」、https://www.travelwith.jp/area/asia/indonesia/bali/topics/post-11110/ です。

1番目の写真は世界遺産となっているバトゥカル山の水田とスバック灌漑施設です。灌漑施設のスバックとはバリ島に1000年以上前から伝わる灌漑法と言われる伝統的な水利システムなのです。その巧妙な作り方が珍しいので世界遺産と認定されました。

2番目の写真はバリ島のキンタマーニ高原にあるウルン・ダヌ・バトゥール寺院です。バトゥール湖の湖畔に建ち、湖の守護神である水の女神デウィ・ウルン・ダヌが祀られています。バリ州の文化的景観として世界遺産に登録されています。

3番目の写真はウルン・ダヌ・バトゥール寺院のい入口です。大きなチャンディ(霊廟の意味)を挟むように両サイドに建つ割れ門や9層のメル(多重層)の建物などバリ風情のある厳かな雰囲気が漂います。

4番目の写真はバリ島北東部のキンタマーニ高原にあるバトゥール湖です。バトゥール山の巨大カルデラの中にある火山湖です。上記のスバック灌漑施設の女神、デウィ・ダヌが住んでいます。ヒンズー教の信仰です。各地の水田の水源で、「バリ島の文化的景観」として世界遺産に認定されました。バリ島で一番大きな湖です。レストランやカフェも多く用意されています。

5番目の写真はタマンアユン寺院です。バリ島6大寺院のひとつと言われており、バリ島の中西部タバナン県メングイにある寺院です。「美しい庭」という意味の名前を持ち、メングイ王国の王国のお寺として17世紀頃に建立されたと言われています。広大な敷地の中にはメルと呼ばれる茅葺きの屋根が何重にも積み重なった塔が10基あり、その周りを水の水路が囲んでいます。境内ではバリの割れ門やヴィシュヌ神やガルーダなどの石像を至る所で見ることができ、手入れのされた庭園の風情のある景色が広がります。

インドネシアは現在イスラム教の国ですがバリ島はヒンズー教の地なのです。インドネシアの文化に魅了されます。

「インドネシアのスマトラ島のバタック族の写真」

2024年08月26日 | 写真
バタック族は、主にインドネシアのスマトラ島北部の高地に居住している民族です。大都市のメダンの西にあるトバ湖周辺を故郷としています。
バタック族は、その言語や習慣が少しずつ違ういくつかの異なるグループに分けられます。
そのスマトラ島高地のバタック族の写真をお送り致します。写真の出典は、「スマトラ島少数民族との出会い」、https://snowm-blog.hatenablog.com/entry/2019/02/20/214344 とその他、バタック族に関連した資料です。









バタック族の社会は、Margaとして知られる一族に組織されている家父長社会でです。トバ・バタック族は、1人の祖先「Si Raja Bata」を起源とし、すべてのMargaは彼の子孫であると伝統的に信じられています。バタックの父と息子の関係を示した血統図は、taromboと呼ばれ大切にされています。
現代のインドネシアの中で、バタック族は教育熱心で、多くは教師、技師、医師、法律家などになっています。
トバ・バタック族は、その織物、木彫り、装飾した墓石が伝統的に有名です。彼らの埋葬と結婚の儀式は伝統をよく守っています。埋葬の伝統では、先祖の遺骨を死の数年後に再び埋葬する儀式もあります。この2回目の埋葬は、トバ人の間では「mangongkal holl」と呼ばれているそうです。
最後にバタック族の宗教について書きます。
世界最大規模のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアですが、スマトラ島の北スマトラ州の山岳地帯にあるトバ湖の周辺に住むバタック族はキリスト教徒なのです。
バタック族の人口500万人のうち約350万人がキリスト教徒(プロテスタント)というユニークな部族なのです。 バタック族に対するキリスト教の布教ははじめは順調でありませんでした。しかしドイツのプロテスタント宣教師ノメンセンの努力により、19世紀半ば頃からキリスト教が定着したのです。今も島のあちらこちらで、土着の文化とキリスト教文化が融合した独自の様式の教会を見ることができます。(http://www.asiawave.co.jp/asianview14.htm )
以上簡単にバタック族のことをご紹介致しました。

「インドネシアの美しい風景と驚異的な経済成長」

2024年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム
インドネシアは美しい南洋の邦です。風景写真を見ると夢幻のようです。そこで今日はまずインドネシアの風景写真をお送り致します。写真の出典は、『写真素材 - インドネシアの美しい風景、湖の景色、山、丘、滝、村の家』です。

1番目の写真は地方の湖の岸辺にある原住の民族の村の風景です。

2番目の写真は原住の民族の伝統的な家です。湖で漁をする時に使ういろいろな道具をしまっておく小屋が岸辺に建っています。

3番目の写真は夢のように美しい湖の風景です。小舟が人々の生活を暗示しています。

4番目の写真は大都会の美しい夜の風景です。インドネシアの地方には魅了されるような風景がありますが大都会の風景も美しいのです。
さて今日はこのインドネシアの経済成長をご紹介したいと思います。ジャカルタに本部のあるアセアンに関連してご説明いたします。
インドネシアの経済成長はめざましく、2020年度のGDPは世界の192ヶ国)中の16位にななっています。
1位アメリカ、2位中国、3位日本、4位ドイツ、5位イギリスでアジア諸国は以下のようになっています。

6位 インド、10位韓国、16位インドネシア、21位 台湾、26位タイ、32位フィリイン、38位ベトナム、39位シンガポール、40位マレーシア、41位バングラデシュとなっています。
以上のようにイ ンドネシアは南アジアでは1番の経済規模であるばか りでなく 経済成長率も最も高い国の一つとなっています。
この経済成長はアセアンと深い関係があるので以下ではアセアンについて簡単に説明致します。

アセアンは正式には「東南アジア諸国連合」と言います。英語では、 Association of South‐East Asian Nationsと言います。略してASEAN 〈日本語読み:アセアン〉と言います。
このアセアンは、東南アジアの10カ国からなる地域の政府間組織です。政府間協力を促進し、加盟国とアジアの他の国々の間で経済の統合を促進している。ヨーロッパのEU(ヨーロッパ連合)と同じようなものです。
加盟国は10ケ国で以下の通りです。
ブルネイ
カンボジア
インドネシア
ラオス
マレーシア
ミャンマー
フィリピン
シンガポール
タイ
ベトナム

5番目の写真はアセアン加盟国の地図です。地図は色分けされていますが、その意味は、青: ASEAN、紫: ASEAN+3、青緑: ASEAN +6です。
ここでASEAN+3には日本が含まれているので説明します。
ASEAN+3は、ASEAN10ケ国に中国、韓国、日本を加えた組織です。東アジア13ケ国の経済交流を調整役として機能しています。
ASEANは2015年末までに単一市場を確立するアセアン経済共同体(AEC)を創設することによる経済統合を模索して来ました。
1992年1月28日に設立されたASEAN自由貿易圏(AFTA)には、加盟国間の自由な商品の流れを促進するための共通効果特恵関税(CEPT)が含まれていたのです。
次のステップは、単一の市場の実現と競争力のある経済地域をアジアに作ることです。
このアセアンの本部はジャカルタにあるのでインドネシアはアセアンの牽引役をしながらアセアンを賢く利用しながら自国の経済成長をしてきたのです。現在インドネシアのGDPはアセアン加盟10ケ国の中でトップになっています。
ちなみにアセアン10ケ国に中国、日本、韓国を加えた ASEAN+3のGDPの総計は世界一になります。正しく昔の大東亜共栄圏になるのです。大東亜共栄圏を持ち出すのは私の時代錯誤ですが、感無量です。

今日はインドネシアの美しい風景と驚異的な経済成長をお送り致しました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)