山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

秋晴れの富士山 曲岳  令和3年11月13日

2021年11月15日 | 山梨百名山
 甲府市郊外の湯村山周辺は紅葉が見ごろになっているが、茅ヶ岳をはじめとする奥秩父の山々や御坂山塊では山上の紅葉はもう終わってしまっている。紅葉を楽しむには少し遅いが、スッキリと澄んだ富士山が朝からずっと見えているので、曲岳に富士山を眺めに行ってみる。曲岳から見る富士山は手前にある太刀岡山とのバランスが良く、紅葉の時には絶好の撮影場所である。太刀岡山に陽が差し込むのは午後のほうが良く、かつPLフィルターを効かせるには午後3時ごろが良い。その時間を狙って、午後1時ごろに北側にある八丁峠短絡路から入山する。


    もうすっかり葉が落ちて晩秋の様相を呈している八丁峠。


    曲岳に向かう前にちょっとシダを見に立ち寄る。冬の乾燥から身を守るために葉を丸めているオシャグジデンダ。


    この界隈のカラクサシダは極小のものが多い。


    カラクサシダ。個体数はそこそこにある。


    新調したRF30mmマクロレンズ。接写はこれが限界。


    裏側にはソーラスが山盛りになっていた。


    木々の向こうに聳え立つ曲岳。この先が試練の急登になっている。


    曲岳山頂到着。予定通りの3時10分前に到着。


    山頂直下の展望台からの眺望。手前のカラマツ林にはまだ紅葉が残っているのではないかと期待していたが、もうほとんど終わっていた。


    太刀岡山の周辺にまだ少し残っていた紅葉


    曲岳から見る富士山はひょうたん島のような(知らない人が多いかも・・・)太刀岡山とのバランスが良い。


    さらにズーム


    さらに秋晴れの富士山をズーム

 展望台で撮影していると下から子供連れの方が登って来る声が聞こえた。登って来た人たちを見てビックリ!先頭でこの曲岳の急登を登って来たのは赤ちゃんを抱えてやって来たお母さん、続いて4歳の男の子、そしてお父さんが登って来た。よくぞ小さなお子さん2人を連れて急登を登って来たものである。ここに来る前に黒富士も登って来たそうで、本日は山梨百名山2座を家族4人で一気に制覇である。たいしたものだ。下山は山談義しながら一緒に八丁峠登山口まで下山した。紅葉には遅かったが天候に恵まれて綺麗な富士山を眺めることが出来て、さらに元気なご家族と出会えてこちらも元気をいただいた。

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晴天の富士山とヒメウラジロ  令和3年11月13日

2021年11月15日 | シダの仲間
 朝から真っ青な青空が広がり綺麗な富士山が姿を現した。今年の富士山はこの季節にしては雪化粧していて美しい。これならばヒメウラジロと一緒に雪化粧した富士山が撮れるのではないかと出かけてみる。


    紅葉の向こうに立つ雪化粧した富士山


    ヒメウラジロが生育する石垣に到着したが・・・


    もう冬支度でヒメウラジロは葉を丸めているうえにアメリカセンダングサがはびこっていた。


    葉を丸めたヒメウラジロ。個体数は昨年よりも多そうである。


    まだ茶色くなっていないものもある。


    まだ少し青いヒメウラジロ


    こちらはほとんど冬支度のヒメウラジロ


    葉裏の辺縁に付着する胞子嚢群


    下から見上げるヒメウラジロ


    トキワトラノオ

 今回は新調したEosRP用の35㎜マクロレンズを持って行った。それなりに写ってくれそうだが、ピント合わせが難しく使いこなすには少し時間がかかりそうである。ヒメウラジロと富士山を撮るには10月中に訪問しないと難しいようである。

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