スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(NHKの尖閣は中国領土発言)

2024-08-23 10:39:30 | 日記
8月23日(金)
 19日(月)午後1時の、ラジオ国際放送と第2ラジオ放送でこの発言が放送された。どちらも中国語番組であるが、ラジオ第2放送は国内向けの番組である。NHKでは時間帯によっては、国際放送をそのままラジオ第2でも流しているようだ。
 当初NHKは20秒にわたって「尖閣は中国領土」とアナウンサーが述べたと、説明していた。しかし妻がそれはおかしいと言った。20秒は結構長いのだ。それ以外の事も述べているに違いないと、言うのだ。
 そうしたら門田隆将さんのXで、この他に、「NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルでない業務に抗議する」と中国語で述べ、「南京大虐殺を忘れるな、慰安婦を忘れるな、彼女らは戦時の性奴隷だった、731部隊を忘れるな」と英語で述べたのだと出ていた。
 この問題で一番おかしいのはNHKの謝罪文が未だに、「ニュースとは無関係の発言が放送されたことは不適切であり、深くお詫び申し上げます」と、ある事だ。問題はそこではなくアナウンサーの発言内容(中国のプロパガンダをした)にあるとは、誰しも思う所である。ニュースとは無関係の世間話をしただけなのなら、規律違反だがまあ例えれば万引き犯である。しかし中国のプロパガンダを流したのなら、傷害罪くらいにはなるだろう。万引きと障害では罪の重さが全然違う。NHKの謝罪文はその自覚が全くないものである。
 当初はNHKの当事者意識のなさに憤ったのだが、よく考えるに現行の法規では、NHKの電波を使いアナウンサーが勝手に中国のプロパガンダを流しても、それは思想信条の自由の表明だとして、先の例の傷害罪相当には問えないのかも知れない、と思うようになった。アナウンサーは局の指示に従わなかったとの、単なる形式犯にしか問えないのが実情なのかも知れない。発言の内容にまで踏み込んで追及したら、個人の思想の自由の侵害だと、野党とマスゴミと人権派弁護士どもがここに金の成る木があるぞと押し寄せてきて、とても面倒くさい訴訟事件に発展してしまうのかも知れない。
 それでNHKが怯んでいるのだとすれば我が国の司法は、一般の人々の考えとは、相当乖離したものに、育ってしまっていると言わざるを得ない。選挙演説の妨害者を排除した北海道警が、逆に人権侵害で有罪になってしまった現実に見るように、我々は左翼の司法・マスゴミへの長年の浸透工作を、軽視していたのかも知れない。加藤克也という人のXに出ていたが、例えばTBSでは1968年から在日枠を3人設定し、それが1985年には10人に増加し、今に続いているという。そして「経営陣」の半数が在日だという。恐らくほかの民放、そしてNHKも似た状況なのではないかと推量する。
 そして問題なのはなぜこのアナウンサーが、中国のプロパガンダを言ったのかという、理由である。このアナウンサーは12年前からNHKの子会社とアナウンサー契約をしているとのことである。今回この騒動で子会社とのアナウンサー契約が切られたとのことだが、あんなプロパガンダを言えば彼にもそうなる事は分かっていた筈である。今後の就職の目途は在るのだろうか。確実に日本での生活が苦しくなるだろうに、何故やったのか、私には疑問なのである。
 ひとつにはこの男が実に能天気な男で、叱られるくらいで済んでまさか契約が解除されるとは思わなかったと、簡単に捉えていたのかも知れないという疑いだ。しかしサッキ―とか言う元テレビ制作会社の人間によると、NHKの国際放送には政府からの補助金が入っていて、従って番組スタッフの政府に対する忖度度には凄いものがあるとの事なので、日本政府の見解と真反対の事を述べて、軽く済むと考えていたとはとても思えない。
 となるとアナウンサー本人が本気で尖閣は中国領土だと考えていたから言ったのかとの話になるが、日本に12年も住んでいて彼が本気でそう思っているとは、これもとても思えない。馬鹿アカ学生でもあるまいに日本に12年も住んで社会の真実に至れないとは、考えられないからである。
 残る想定は中国政府に言われたから、というものでしかない。この男の個人的背景について全く情報がないが、大陸に親や親戚が居て、「どうなるか分からんぞ」と脅されたのかも知れない。或いは国防動員法とかで中国人(外国に居ようが何処に居ようが)はすべて政府の指示に従う義務を負うそうだから、「お前に命令する」と、政府から言われてやったのかも知れない。しかし何故中国は今、手の内を晒すようなこと(この種の在日中国人が居ることがバレてしまったではないか)をしたのかとの疑問が残るが、たとえ手の内を晒そうが、在日中国人に何か示しをしておく必要が、あったのだろうと思う。
 こういう中国人が100万人くらい日本に居るそうだ。あなたが一般人であっても、俺の暮らしには関係ないと、のほほんと胡坐をかいていて良い話ではない。今回の中国人はプロパガンダ放送をしただけだが、仮に中国政府から暴力行為を命じられてそれに及んだら、胡坐なんてかいていられないぞ。我々は真剣に対策を考えなければ、我々の暮らしが危ういと考える。