yamadyの徒然日記

3年余のロンドン生活を終えて帰国したyamadyが,カウンターカルチャーショックにめげずがんばっている様子を書いてます。

ロンドン

2008-04-26 08:19:10 | 日々の生活

ロンドンそしてヨーロッパでの生活も、ついに今日が最後の日となりました。
明日、飛行機に乗って日本に帰ります。

 

思い起こせばこの3年と3ヶ月あまり、色々なことがありました。

 

地下鉄のテロで地下鉄が止まってしまい歩いて帰ったり、

使ってもいない2500ポンドを銀行からいきなり引き落とし請求されたり、

公営プールの駐輪場でmy自転車の後輪+サドルを盗まれたり、

駐車OKなはずのところで駐禁とられたり、

チェックインしたはずのホテルで従業員部屋に泊まらされたり、

回送の電車に閉じ込められそうになったり、

想像を絶する、ロシア国内線に乗って命がけでプレゼンに出かけたり、

言葉の通じないロシア人とイヤというほどウォッカを酌み交わしたり、

ロンドン地下鉄はしょっちゅう遅れたり、どんどん値段が上がったり、

旅行先で財布をすられたり(泣)、

話しかけられた英語がわからなくてへこんだり、

話しかけた英語が発音の悪さのせいで通じなかったり…

 

…なんだか羅列してみるとろくなことがなかったようにも見えますが(苦笑)、日本では経験できないことばかりで、少しは逞しくなれたかな?って気がします。
上に書いたちょっとしたトラブルにしても今となってはいい思い出だし、そんなことには負けないくらいのいっぱいいっぱい楽しい経験をさせてもらったと思います。

ロンドン在住のみなさま、今までホントにお世話になりました。何かと不慣れな海外生活をなんとか過ごせたのも、皆様のいろいろなサポートがあった賜物と思います。願わくば頭の片隅に「こんな奴いたなぁ」くらい覚えておいていただけると幸いです。

住めば都とはよく言ったもので(実際都だし)、住み慣れたロンドンを離れるのは非常に寂しいものがありますが、これからまた新しい環境で心機一転がんばろうと思います。

…でも日本の風はきっと冷たいだろうなぁ…(←帰国した友人がよく言ってる)


引越し#2

2008-04-24 15:23:10 | 日々の生活

ついに引越しの日がやってきました。

1回目のほとんど大部分の荷物は送ってしまったとはいえ、改めて荷物を集めてみると出るわ出るわ。こまごましたものを送ろうか、後任にあげようか、捨てようか迷いながらの作業は、やはり時間がかかりました。

今日は荷物を出したらホテルに移動し、2泊してあさっての飛行機で帰国です。

…それにしても未だに生活のベースが日本に戻る、ってのが実感として湧いてこないんだよなー。。。


さよならマイカー…

2008-04-22 19:34:11 | 日々の生活

ついにわが愛車を手放す日がやってきました。

わが愛車は、同じ会社で日本に帰国する方から譲り受けた(ただじゃないよ)BMW。

 ちょっぴり型は古いけど、腐っても鯛、古くってもBMW。良く走ってくれました。100マイル(=160km/h)なんて、日本の道、日本の車じゃなかなか出ませんからね。
この車も、業者に売り払うことはせず、僕の後任においていくことにしました(これまたただじゃないよ)。

それにしてもBMWのオーナーなんていい思いをさせてもらいました。ロンドンに住まなければBMWなぞ選択肢の俎上にあがることなど決してなかったでしょうから。

さよなら、マイBMW…。新しいご主人様の許でもしっかり走れよ。。。

 


ラスト週末

2008-04-20 09:14:52 | 日々の生活

いよいよ帰国が1週間後に迫った最後の週末。

特に何をするでも、どこに行くでもなく、淡々とお片付けに勤しんでおります。

ゴミ御殿か、っちゅーくらい出てくるゴミの山、山。
まあ普通に暮らし続けるのならゴミとはならない使いかけの調味料とか、日本に持って帰っても使い物にならない電気スタンド等々、貧乏性のyamadyとしては「まだ使えるのに…」なんて思ったりもするわけですが、いちいち悩んでたらいつまで経っても片付かない。

『迷ったらゴミ袋!』

を合言葉に、片っ端から捨てる作業が延々と続いております。

まだ窓も拭かなきゃいかんし、伸び放題に伸びている芝も刈らなきゃいけないし、会社のデスク周りも片付けなきゃ…時間がない。。。

とかいいつつ現実逃避のようにブログ作成してしまいました。


ラスト海外(?)出張

2008-04-16 07:20:45 | 海外

ずっと続いていた出張月間も終わりに近づき、今日からいよいよ最後のマルセイユに行ってきます。昨日はマドリッド日帰りでしんどかった…(朝4時起床で帰宅は夜11時ごろ…)

なんだかその昔英語の授業で習った‘最後の一葉(the last leaf)’を思い出します。病床に臥している主人公が窓の外の枯葉がついている木をみて「あの最後の葉っぱが落ちたときにわたしの命もなくなるんだわ…」ってやつ。

…順調に葉っぱが一枚ずつ落ちてってる感じです。。。

ま、最後にマルセイユに再びいけるとは思っていなかったので、これはよしとしなければ。カメラを持ってって、いっぱい写真でも撮ってくるかな。

観光じゃありませんから、念のため(苦笑)。


バルセロナ

2008-04-12 21:41:10 | 仕事

すでにロンドンに帰ってきてからの更新ですが、木・金でバルセロナに出張に行ってきました。

とは言え、自由時間はまったくゼロ(泣)。空港に着きホテルに直行し、業界の夕食会に参加して、翌日は朝から会議、そして帰国。。。

しかも帰りの飛行機は小学生っぽいガキ達に占領されてうるさいのなんの…。

飛行機に乗った分疲れただけじゃー(怒)

まあこれも仕事だ、仕事。


パリの休日

2008-04-08 20:24:22 | 海外

実は本日はお休みを頂いてパリに滞在しております。

月曜と水曜の会議の谷間の普通の日。いつもなら当然のごとくロンドンに帰って通常業務に就くところですが、さすがに今回は最後のパリ訪問。上司も大目に見てくれました。

その最後のパリの休日を使って訪れたのは、オルセー美術館。もともとは駅だった建物を改装して作られた美術館です。

パリといえばルーブル美術館がぶっちぎり押しも押されもせぬ超有名な美術館ですが、セーヌ川をはさんだところにもうひとつ美術館があるのです。ずーっと行きたいと思いながらも機会がなく、帰国間際になってようやく無理やり時間を作って訪れることが出来ました。

むちゃくちゃ良かった。。。

以前、ルーブル美術館にも行きましたが、僕はオルセーの方が気に入りました。

モネ、マネ、ミレー、ドガ、ゴーギャン、クリムト、ゴッホ等々、美術なぞ全く疎い僕でも知っているようなビッグネームがずらりと揃っていて、「あ、これ美術の教科書で見たことある」って言うような絵がいっぱいいっぱいあり、見どころ満点だったように思います。

イーゼルを持ち込んで、絵を模写している人がいたりして、フランスを思わせました。また絵になってるんだよな~。

オルセーのあとは、これまた行こうと思って行けていなかった、凱旋門のてっぺんに行ってきました。凱旋門には行ったことはあっても、てっぺんには階段でしかアクセスできず、今まで登るまでは至ってなかった訳ですが、今回意を決して登ってきました。

意外にしんどかった。。。

しんどかった割には眺めもいまいちな感じでしたが、ま、何事も経験です。

あとは仕上げにワインを買って、満足感たっぷりの休日を過ごせました。

これでパリに来ることももうないかな…。


またブラッセル、そしてパリ

2008-04-07 22:04:19 | 海外

出張ラストスパート月間も佳境に入り、やや疲れが見え始めてきたyamadyです。

今週はずっと出張、ブラッセル→パリ→バルセロナとなっとります。
そして来週はマドリッド→マルセイユ。仕上げにブリストル(イギリスの西の方)に出かけます。日本のパッケージツアーもびっくりの訪問地の多さです。

しんどい。。。

…なんて言ってたら罰があたるな。日本に帰ったらこんなにいろんなところに出張する機会はまず、おそらく、絶対に、間違いなく訪れないでしょうから。
日本ではもといた部署に戻るわけですが、その部署にはロンドンに来る前におよそ4年在籍し、その間の出張がたった2回という、出張というものに全く無縁の部署なのです。

すっかり旅好きになってしまったyamadyに勤まるんだろうか…。

それはさておき、今日は会議で朝一のユーロスターでブラッセルに、そのまま電車でパリに来ております。仕事や観光で何度も来たパリも、ついに見納めです。

ちょっと感慨にふけりつつ夜の街並みを眺めながら、飯を食べに行きました。
yamadyのパリでの定番といったら、何と言っても、

ラーメン+餃子+ビール。

我ながら、最後のパリなんだからちっとはパリらしいもん食えよ、と自分に突っ込みつつ、サッポロラーメンでわかめラーメンと餃子を堪能しました(苦笑)。

でもやっぱうまかった…。


夏の風景

2008-04-06 22:27:56 | 日々の生活

ロンドンは(というかヨーロッパは)先週夏時間に移行し、このごろは1日あたり4~5分というすごい勢いで日が長くなっております。僕の家の庭に生えている木もすっかり花が咲き、春・夏を思わせる風景になっています。

その夏の風景の一部をアップしますと…

 

4月にこの風景はさすがに見た事がありません。。。

裏庭も、

わが愛車も・・・、

こんなに積もったのは久々に見たな。。。春はいったいいつ来るんだろう…

話は飛びますが、今日は聖火ランナーがロンドンを走る日でした。
午後からスーパーに買い物に行ったのですが、そこでスカイのニュースをやっていたのでしばし見ていると、聖火リレーの中継をやっていました。

ただ警備がハンパじゃない。
ランナーの周りをオリンピック委員会関係者っぽい人が取り囲み、その周りをさらに警官が取り囲んでたんですが、そんな雰囲気の聖火リレーなんて今まで見たことない。しかも、30人くらい逮捕者が出たらしいです。みんな中国のチベット侵攻に反対してのことで、ある一人は消火器で火を消そうとしたらしい。さすが欧米人はやることが違う。

でもまあ、こればっかりは欧米人のパワーをすごいなと認めざるを得ません。やれば逮捕されるとわかってるのにやるんだから。それでも主義主張を曲げない、ってあたりは日本(人)もちっとは見習わねばならんのかも知れません。

 


ブラッセル再び

2008-04-02 23:24:32 | 海外

実は4月1日から所属は日本の親会社に復帰しているのですが、しぶとくロンドンに居残りしているyamadyです。

ロンドンに、というか、実は出張でブラッセルに来ております。今月はラストスパート的に出張が至る所に埋まっております…。

まあ仕事の話はともかくとして、今回は何としても書いておかねばならないことがひとつ。

それはチョコレート。

ベルギーは元来おいしいチョコレートメーカーがひしめいているという事で有名なのですが、今回隙を見つけて行った新しいチョコ屋さんがあります。

その名も"Jean Philippe Darcis"(ジャン・フィリップ・ダルシー)。

元々こちらで定期購読していた読売新聞に、「商社のサラリーマンだった店主が惚れ込んで、脱サラして口説き落としたchocolatier」とか、店主いわく「このチョコを食べたら、他のチョコは食べられなくなる」というほどのチョコということで、元からすごく、すごーく気になってたんですが、今まで訪れるチャンスがありませんでした。

今回、出張にあわせてついに念願のダルシーさんのチョコを買うことが出来ました。お店では日本人の店員さんもいて、試食までさせていただきましたが、

う、うまい!!!

今まで食べてきたチョコとは次元が違います。うますぎる!お店の人といろいろ話をしたんですが、このダルシーさん、世界中で数えるほどしかいないチョコ職人の一人らしく、ベルギーではたった4人しかいないうちの1人らしいのです。そりゃ旨いはずだ・・・。

てな訳で、調子に乗って買い込んでしまいました。。。でもすぐに食べきれるのは言うまでもない。

日本にも大阪に店舗を構えてるらしいです。チョコ好きの方は是非!絶対に損はさせないクオリティーであるのは、チョコを散々食べつくしてきたyamadyが保証いたします。