yamadyの徒然日記

3年余のロンドン生活を終えて帰国したyamadyが,カウンターカルチャーショックにめげずがんばっている様子を書いてます。

ノルウェイ(後編)

2007-03-31 02:43:38 | 海外

今日(日付的には昨日)オスロから帰ってきました。

セミナーがひとしきり終了した後フライトまで少し時間が出来たので、街中をちょっとだけふらっとしてきました。

ホテルのすぐ近くにすぐ海があり、ヨットやら客船やらが停泊していました。そういえば昨日晩ご飯を食べたレストランも船をモチーフに内装が作られていました。船関係の方がよくノルウェーに出張に来る、という話を聞いた事がありますが、何となく判った気がします。

これはオスロ大学。東大みたいな感じなのかな?

これは王宮。ノルウェーってkingdomなんですよね。王宮にを目の当たりにして初めて気づきました。建物の感じは何となくオスロ大学とかぶってますな…。

王宮の近くまで行ってみると、偶然にも衛兵の交代式をやっていました。

ロンドンでのとは比べるべくもないスケールでしたが、なかなか面白かったです。
儀式のさなか、銃剣をセットしたり、担いだりするんですが、途中でマガジンを落としたりして。儀式が終わった後に、兵隊さんが拾いに来てました。

おいおい、そんな大事なもん落とすなよ…。

王宮からオスロ中央駅まで1kmほど、オスロの目抜き通りKarl Johans Gateをふらふらしました。ちょっとした商店街って感じですかね。

オスロは2回目の訪問ですが、今回はお天気も良くて、暖かくて、いろんなところも見て回れて、十分堪能しました。あぁよかった。

仕事もちゃんとしてますよ、念のため(苦笑)。


ノルウェイ(中編)

2007-03-30 21:18:00 | 海外

引き続きノルウェーです。

今回は、前にも書いたとおりスウェーデンのお客さんに対してプレゼンを行う目的でオスロ(ノルウェーの首都)に来ています。

スウェーデン人に囲まれるときつい…。
北欧人は英語OKといえども、大勢集まったら母国語で喋るに決まってます。
スウェーデン人の中に片言の英語を喋る日本人が一人。ものすごい孤独というか寂寥感を感じずにはいられません。

そういえば前もUKで似たようなことがあったな。デジャブだ。
30人くらいのネイティブに囲まれた片言の日本人。しかも一人ずつ小噺を披露していきやがる。周りがドッカンドッカン大爆笑なのを横目に、ぽつんと一人引きつった笑いを浮かべる日本人…。

聞き取れへんっちゅーねん!
聞き取れても、どこが面白いのか分からんっちゅーねん!!

…話がそれてしまいましたが、それなりに聞き取れる(つもりの)イギリスでもそうなのに、全く何を話しているのか分からないだけ余計につらい。

ま、あきらめて聞き流しておけばいい、って考えたらむしろ楽なのかもしれませんが。
(でも時折無駄に親切な方が英語で解説してくれるから気が抜けないのよね…)

今日のランチタイムもこんなことがありました。

順番にメニューを見ながら注文していくわけですが、当然他の皆さんはスウェーデン語。何を言ってるのかさっぱり分かりません。で、僕の番。たどたどしくも無事に注文を終えてホッとした次の瞬間、ウェイトレスから一言。

「飲み物は何にしますか?」

飲み物まで頼んでたなんて知らんよ…。

こういう場での飲み物って、なかなか注文するのが難しいんです。アルコールか否か。みんながアルコールを飲んでるときに自分だけソフトドリンクってのもおかしいし、その逆も然り。

皆さんの流れに乗ろうと「皆さんは何を頼んだんですか?」と聞くと「自分が飲みたいものを頼めばいいよ。」とありがたいお言葉(泣)。

セミナーも終わりがけであとは帰るくらいだったので、みんな飲んでるに違いない、とアルコールの方に賭けてみました。「Beer Please!」 で、結果は…

みんな水かよ!

あぁ、いつもはおいしく感じるはずのビールが妙に苦い…。

意外に長くなってしまったので後編に続く…


ノルウェイ(前編)

2007-03-29 23:02:03 | 海外

ノルウェーに来てます。オスロです。

ノルウェーといえば、ノルウェイの森。村上春樹です。ついこの間読んだばかりですが(遅っ)、中身はノルウェーと何のつながりもないんですよね…。

飛行機から下を眺めてたら、雪が積もっているところが所々あって、まだ寒いのかな…と思ったりしたんですが、意外に寒くなかった。昼間は10℃くらいあるようです。
また、今回はスウェーデンのお客さん向けのセミナーなのになぜかオスロにやってきたんですが、angelholmというお客さんの会社があるスウェーデンの街ではすでに最高気温が17.5℃もあるらしい。

北欧で17.5℃といったら、正真正銘の真夏です。どうなってるんだ一体…。

そういえば、オスロにたどり着いて真っ先に気づいたこと。それは、

通貨がユーロじゃない。

へそ曲がりの国イギリス以外の国々は、最近加盟したところは別として、当然ユーロだと思いこんでたんですが違いました。ノルウェーはクローナ(クローネ?)。どっちかがノルウェーでどっちかがスウェーデンのはず。ややこしいねん。

おとなしくユーロ圏に入っておきやがれ!

と、イギリスのポンドのことは棚に上げてつい思ってしまいました。ポンドは何だかんだ言って使い慣れちゃったんで結構愛着が沸いてきてます。ま、どの国も同じなんでしょうね。日本だって、中韓と通貨統合で仮に『アジアン』なんて単位が出来ようもんなら、皆こぞって反対しそうだし。(僕もする。)

通貨のことを言うと、クローナは世にも珍しい、穴が開いたコインがあるのです。日本以外で穴が開いたコインなんて見たことない。記念に取っておこうかな。

長すぎるので、次回に続く…かな?


明日からノルウェー

2007-03-28 00:43:44 | 仕事

明日から出張に行ってきます。今回はオスロ。ノルウェーです。
スウェーデンのお客さんのところにプレゼンしにいくんですが、なぜか会場はオスロです。こっちに来る前はスカンジナビア半島のどっちがノルウェーでどっちがスウェーデンか、はたまたフィンランドはどこなのかなど、記憶が非常に怪しかったのですが、おかげさまで間違えることもなくなりました。

北欧に上陸するのは二度目。そう言えば前回行ったのも1年前のこれくらいの時期で、まだ寒かったような気がします。

天気を調べてみると、最低0℃、最高10℃でそう悪くない。

ノルウェーといったらやはりサーモンをはじめとした海の幸か。何が食べられるかな。楽しみだな…。

いや、これも仕事、仕事ですから。(←説得力0)


THEAKSTON OLD PECULIER

2007-03-25 22:51:41 | 世界のビール

THEAKSTON OLD PECULIER. 5.6%
North Yorkshireのエールです。

つづりがちょっと違うけど、Peculiar : 独特の、ってことで古い独特のエール、ってとこでしょうか。

味はやはり濃い、重い。色はほとんど真っ黒に近いんですが、日本の黒ビールのように焦げたような苦さはなくて、カラメルっぽい味がするような気もします。

…最近どれも似たようなコメントになってきたな(苦笑)。


夏時間

2007-03-25 20:48:43 | 日々の生活

今日はひとつ大事なことを書いておかねばならなかった。夏時間。

まだ春も来てくれそうにない状態ですが、今日から夏時間が始まります。

前にも書いたような気がしますが、
"Spring forward, fall backward"ってことで、春は夏時間移行に伴い時計を1時間進めねばなりません。

1時間損した…。

1時間時計が進んだせいで、今だと日が昇っている時間帯が6時~18時だったのが、7時~19時となるので、いきなり夜が来るのが遅くなり7時まで明るくなってしまいます。真夏並です。

ま、こっちのほんとの真夏は10時、11時くらいまで明るいんですけどね。


快適PCライフ

2007-03-25 16:08:09 | 日々の生活

昨日、PCのスペックをややアップグレードしました。

とはいってもたいしたことをしたわけではなく、メモリを512MBから1GBに積み替えただけなんですけどね。
当初は512MBでも問題ないように思ってたんですが、最近どうも起動時や終了時、また複数のアプリケーションを立ち上げているときなど、反応が遅くてややイライラ気味でした。

メモリを倍にするとやっぱ違う!

起動・終了時なんか速い速い。ホンマに同じPCか?ってくらい違います。

会社で使ってるノートPCも反応がかなり遅くなってきたから、増設メモリ買ってくれないかな…。


また雪

2007-03-22 22:36:26 | 日々の生活

今日はまた雪です。寒い。

今週に入ってから4日(月~木)のうち3日降雪がありました。

今週からサマータイムになるっちゅうのに、今年はホントの真冬でもこんなに寒かったことはないような気がするのに…。変な天気です、まったく。いったい春はいつ来るんじゃー。


sorry

2007-03-22 01:48:07 | 英語

先日、地下鉄の駅で配っている無料の朝刊を読んでいると、ブレア首相が昔イギリスが行っていた奴隷取引について"sorry"と言った、ということが記事になっていました。sorryのところがチョンチョン(")で囲まれていたところをみると、相当思い切ったことを言った、というニュアンスの記事らしい。

「元々欧米人はsorryって言わないんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。実際、僕らも中学校くらいの頃に「謝るときは"I'm sorry"じゃなくて"Excuse me"だ。sorryを使ったらおかしい」と習いましたよね?

でも実際は違うんです。

街中でちょっと肩がぶつかったり、狭いところをすれ違ったりするときは、イギリス人なら間違いなくSorryっていいます。Excuse meなんて聞いたことない。それはどうやらアメリカ人の用法らしく、アメリカ人がイギリス人の英語を聞いてると、謝ってばかりのように聞こえるらしい。

ただ、そんな気軽な、大して悪くないようなときはsorryと言いまくるくせに、本当に悪いときは絶対にsorryを言わない、ってのもまたイギリス人です。

だいぶ前に交通事故の現場を目の前で目撃してしまい、一応警察が来るまで現場に残っていたんですが、加害者のほうは絶ーっ対に"sorry"とはいいませんでした。では何と言ったか。"Are you alright?"

「謝っても実害がないのなら謝りゃーいいじゃん。でも賠償とかが絡むときは絶対に謝んないぜ」的な、外交がうまいというか二枚舌というか(実際パレスチナでは二枚舌外交を展開した、って歴史の教科書にも載ってたな)、そんな国イギリスで国家元首が謝ったんだから、相当なもんだったのでしょう。

イギリスは外交がうまいってのもうなずけます。僕なんかは短気だもんだから、イギリス人同士あーでもないこーでもないと延々と議論をしてると「どっちでもええから早よ決めろや!」と言いたくなってしまう。
議論好き、かつ真っ向から相手のことを否定するわけではないけれども、なるべく自分の意見が通るように理論を展開するってのはイギリス人の特長みたいなもんで、そんな土壌で議論の技術が磨かれたら、そりゃー外交にも長けてくるでしょうな。日本人もちょっとは見習うべきですかね。


冬到来

2007-03-20 22:27:37 | 日々の生活

今週に入って冬が到来した模様。寒い。

昨日も今日も、晴れて、曇って、雪が降って、風が吹いて、また晴れて、とイギリスの天気の本領を発揮しまくってます。まあ雪はめったに降りませんが。。。

暖冬でずっと暖かかったから、この寒さが余計に身に沁みます…。
しかも普通は風があまり吹かないロンドンなのに、最近はビュービュー吹いてる。。。

あぁ春よはやく来い…


フェアプレー精神

2007-03-19 01:25:40 | 日々の生活

今日は車でちょっと出かけ、サービスエリアで休憩していたときにふと考えさせられた事がありました。

ご存知の方も多いと思いますが、イギリスの消費税(Value Added Tax, VAT)はむちゃくちゃ高い。17.5%も取られます。日本の5%なんて目じゃありません。

が、日常の食料品についてはVATはかからないのです。

しかし、この「日常の食料品」というところが曲者なのです。

日ごろ昼飯を買いに行くサンドイッチ屋などは店内で食べられるように座席が設けてあるケースがほとんどなんですが、どこで食べるかで同じ品物でも値段が変わるのです!

税法上、Eat Inなら「外食行為=ぜいたく」とみなされ、17.5%の税金が課され、Take Awayなら「日常の食料品」ということでVATはかかりません。また、持ち帰る場合でも、トーストしたらVATがかかるとか。

両者にいかほどの違いがあるのかというと、せいぜいがラテを注文した際にマグで出されるか紙コップか、サンドイッチが皿の上に乗って出てくるか来ないか、下手すると両者に違いがまったくない場合もあります。

ただ、それでもなお、「Eat InかTake Awayか?」と店員さんに聞かれたとき、Take awayだと言って安く購入したうえで、お店のテーブルに座って食べるという人をあまり見かけた事がありません。物価の高いイギリスで17.5%といったら結構な額になるにも関わらず。安く買った場合はきちんと(?)公園のベンチで座って食べたり、歩きながら(!)食べたりしてます。(それもマナー的にどうかとは思いますがね…)

それだけこちらのほうが「フェアであること」に対して敏感であるような気がします。税金に対して、国民の義務だから払わなきゃいけないっていう意識が強いのか。

多分、日本でこんなややこしいルールを導入したら、みんな持ち帰りで買ってそこで食べる、って人が増えるだろうなー(そして僕もその一人になるだろう)、ってなことを考えちゃいました。

イギリスを手放しで賞賛する気は毛の先ほどもありませんが、しっかりしてるというのか、あきらめて税金を払ってるというのか、その辺はたいしたもんです。


ロシア代理店会議(後編)

2007-03-18 02:07:59 | 仕事

ロシアの思い出後半です。
たまには仕事のこともちょっとは書いておこう。

今回はロシア全土からお客さんを招待して勉強会を行うという、2年に1度の盛大な行事に参加させてもらって、新商品のプレゼンを小一時間やってきました。

お客さんの数も半端じゃなく、約250人(!)。

…そういえば、こっちに来る前とか来たばかりのときとかは、ホントに人前で喋るのが苦手で、こんな雰囲気の下で30分喋れ、なんて言われようもんなら心臓がバクバク踊ってたところですが、最近すっかりそんなことに慣れてしまった自分に気づきます。

決してプレゼン技術が向上したわけでも、よどみなく喋れるようになったわけでもなく、むしろつっかえつっかえ話すようなことが多くなりつつあるような気がしますが、それでも「多少つっかえてもいいや」みたいな妙な開き直りが出来るようになりました。
(それがいいのか悪いのかは何ともいえませんけど…)

そして勉強会が終了した後はディナー。

うちの直接のお客さんである代理店はみんなそれなりに英語をしゃべるんですが、その先のお客さんというと、ほとんど英語を話せないか、もしくは片言しかしゃべれないという方が多いんですが、それでもなんとかせっかく来たジャパニーズと仲良くなりたいという、無駄にフレンドリーな人が多いのです。
(せっかくフレンドリーに近づいてくれる人にそんなことを言っては罰が当たりますな)

 いや、ありがたい、ありがたいのですが、言葉という最大の手段を奪われたときのコミュニケーションをとる手段を、僕は一つしか知りません。

ウォッカ(涙)。そして彼らもそれを望んでいる。。。これはもう飲まざるを得ません。

ふと気づいたら、一緒に来ていたうちの会社の方々はみないなくなっていて、僕だけロシア人に囲まれてひたすら飲んでました。

まったく、仕事しに行ったんだか、ウォッカを飲みに行ったんだかわかりゃしない。


ロシア代理店会議(前編)

2007-03-17 18:38:16 | 海外

えらく更新の間が空いてしまった。

先週末から火曜日にかけて出張でモスコーに行ってました。週末ですが週末ではありません。ま、これも宿命か。

いつもはモスコーに行くときはBA(ブリティッシュエアウェイズ)に乗っているのですが、今回はちょっと趣向を変えて、最近モスクワ線を開いたばかりのBMI(ブリティッシュミッドランド航空)に乗りました。

路線開設したばかりだけあって、バーゲンチケット(往復300ポンドくらい)が売られているんで、他に乗ってるのは異様にロシア人が多い。

ロシア人だらけの飛行機ってことは…、そうです。着陸時には拍手喝采が鳴り響くのです('06/6参照)。着陸の瞬間、一瞬英国系のエアラインに乗ってることを忘れちまいました。

今回は2年に1度の代理店の一大イベントということで、痛飲の匂いがプンプンします。到着した晩御飯からさっそくきっちりウォッカが出されました。

そこで代理店の方からさらに痛恨の一言。

「ディーラーはヤマダサンと飲むのを楽しみにしてます」

その瞬間、明日の晩(ディーラーとともに取るディナー)の運命は決まったな…と思いました。

結局その日も床についたのは午前3時…

後半へ続く…


BATEMAN'S VICTORY ALE

2007-03-10 02:52:48 | 世界のビール

BATEMAN'S VICTORY ALE。アルコール6.0%

最近家で飲むビールって、エールでこんなアルコール度数の高いのばっかりです。(まあ、そんなんしか買ってきてないからなんですが…)

裏を見るとフルーティー度が高いと書いてある。
飲んでみると、確かに苦味というよりもややフルーティーな感じがしなくもないですが、いかんせん重たい。6%はやはりちときついか。

それにしても、いつもこういうエールを飲んで思うのは、

「エールはつまみを食べながら飲む飲み物じゃない」

ということです。かく言う自分はつまみを食べながら飲んでるんですが、味自体ビールのみで見事に完結してしまっていて、つまみを一緒に食べるとそのバランスが崩れてしまう気がする。

こっちのパブでは、つまみはほとんど食べずにただひたすら飲み続けるってのが普通ですが、そうなるのも分かる気がします。