yamadyの徒然日記

3年余のロンドン生活を終えて帰国したyamadyが,カウンターカルチャーショックにめげずがんばっている様子を書いてます。

ブラッセル考

2008-01-28 22:54:05 | 海外

前回書いたとおり、現在ブラッセルに来ております。

仕事とはいえ、おじさまたちと飲むのは辛い…

それはさておき、街中をトラムで移動中、窓の外の風景を見ながらふと初めてブラッセルに来たときのことを思い出しました。忘れもしない(というか完璧に忘れていたが)おおよそ9年前、公私ともども初めて海外に出た出張のときです。
そのときは、アムステルダムを拠点とし、1ヶ月くらいあちこちを飛び回ったもんです。

ブラッセルに来たのは仕事ではなく、休みの日にアムステルダムから車に乗せてもらい連れてきてもらいました。
初めてブラッセルに来たときは、石畳がきれいで、グランプラス(街の中心にある広場)もすごく素敵で、欧州の香り漂うおしゃれな街っていう強烈なイメージを持ち、すごくいいイメージを持っていたもんですが…

今日、みなさんと街中を散策する機会があったのですが、いたるところにあるスプレーインクの落書きの汚いこと汚いこと。。。せっかくの石造りの建物をあそこまでするっていうのは、ホントにひどいもんです。
車に乗っている人たちのマナーなんかもすごく悪いし…。今となってはブラッセルに全くといいほどいいイメージを持た(て)なくなってしまった自分に気づきます。。。

単に慣れすぎてしまっただけなのかな。それにしてもあの落書きはもったいない。

 


ブラッセルへ

2008-01-27 12:18:12 | 仕事

今から行ってきます。明日とあさっての会議に出席するため、前泊での移動となりました。

それにしても、最近、日曜から移動っていうケースが多くて参るな…
会議も日系企業の集まりで、参加者は(日本では僕なんかよりずーっと役職が上の)おじさま達ばかりだから、なんとなく気も遣うし、腰の座りも悪い。。。

あぁ憂鬱・・・

今回は移動を安く上げるために久々に飛行機にしたから、帰りに空港の免税品屋さんで、ワイン・チョコ等々を買いまくって来るとするかな。


Britishness Quiz

2008-01-23 22:57:54 | 日々の生活

クイズ、といってもテレビ番組ではありません。

イギリスに住むためにはビザが必要で、僕の場合work permit holder visa (労働許可証保有者のビザ)で住んでいます。こいつには期限があり、5年で切れてしまいますが、その期限がないのがresident visa(永住者用ビザ)で、これを取るためにはある一定の条件を満たさねばなりません。

以前は5年(学生の場合10年、不法滞在者(!)でも15年)住めば、申請すればresident visaを取ることが出来たのですが、おととし法律が改正され、一定期間住み続けた上テストに合格せねばならない、というしくみにかわりました。その試験がBritishness Quizなのです。

今日の昼ごはんに出かけたサンドイッチ屋においてあった新聞を見たらBritishness Quizの一例が載っていました。笑える問題の、原文をそのまま引用すると…

Q. What should you do if you spill someone's pint in the pub?
   (パブで誰かのビールをこぼしてしまった場合、あなたはどうすべきですか?)
A.
(a) Offer to buy the person another pint.
   (その人にもう一杯申し出る)
(b) Dry their shirt with your own.
   (その人の濡れたシャツを自分のシャツで拭いたげる)
(c) Prepare for a fight in the car park.
   (駐車場でけんかをする準備をする)
(d) Ignore it.
   (無視する)

いや、これはイギリス人度を測るっちゅーよりも、人としての常識の問題だろ…

たとえイギリスに住んでいなくても(c)を選ぶ人はおらんだろうよオイ、と新聞を読みながら突っ込みを入れたのはきっと僕だけではないはず。

しかし、ホンマにこんな問題も出るんかな…新聞に騙されてるのか?俺。 


パトロール

2008-01-22 23:01:02 | 日々の生活

今朝、会社に着いたときのこと。会社の前の通りを警察官がパトロールしていました。

おまわりさんのパトロール自体は、日本でもそんなに珍しくないとは思うんですが、日本と唯一違ったところは…

 

……

 

………

 

 

おまわりさんが馬に乗ってた、ってことくらいでしょうか。

さすが馬社会のイギリスならではです。横断歩道に乗馬者専用の押ボタン式信号があるくらいのことはある。
(うそだと思うかもしれませんが実話です。歩行者用は人の、自転車用は自転車の、そして馬用は馬の形をした信号がそれぞれ表示され、ボタンの設置高さも違うのです。)

ま、馬パトロール自体めったにお目にかかることはないですけどね。


ジーニアス+リーダース

2008-01-22 00:38:26 | 日々の生活

イギリスに住んでいる身としては、絶対に肌身離せないものがひとつあります。

それは電子辞書。

さすがに最近は街中で逐一かばんから取り出して辞書を引くことはなくなりました(英語力がついたというよりは、わからないままあきらめられるようになった)が、きたばかりの頃はスーパーの買い物ひとつにしても辞書を引き引きしていました。

僕が使っている電子辞書にはジーニアス大辞典+リーダース大辞典が入っており、ともに収録語彙数を誇るものです。これさえあれば、専門用語も含め大概の英単語はカバーできる、という代物です。

つい先日、街中をふらついていると、ふとスーパーマーケットチェーン"TESCO(テスコ)"が目に留まりました。TESCO自体はなにも珍しいものではないのですが、ふとひとつの考えが頭をよぎりました。

「果たしてTESCOは辞書に載っているのだろうか?」

固有名詞でローカルなスーパーの名前だし、普通に考えたらあるわけないわな、と思いながら引いてみると…

ありやがった。。。自分の辞書ながらすげぇ奴だ。。。

面白くなってきたので、色々と引いてみたら、出るわ出るわ。

<スーパー>
Waitrose, Marks and Spencer, Sainsbury's, TESCO, ASDA(左から高級な順)

<銀行>
HSBC, NatWest, Lloyds, Barclays

<ブランド>
Burberrys, Aquascutum, Austin Reed, NEXT

<デパート、専門店>
Harrods, Liberty, John Lewis, Debenhams, Selfridge
Argos(カタログショップ)
Dixons(家電量販店)
IKEA(スウェーデン発祥の家具屋)
Brent Cross Shopping Centre(よく行く近くのショッピングセンター)

<DIYショップ>
B&Q, Homebase

…しかし、なんでローカルなショッピングセンターまで載ってんの…
いくら「語彙数を誇る」といえども、こんな単語だれが調べるのよ…
(お前調べたじゃないか、ってつっこみはなしで。。。)

 


BA着陸失敗

2008-01-17 22:36:38 | 日々の生活

今日、お昼を食べに外に出たときのこと。

近くの会社の受付についていたテレビでskyのニュースが流れていて、ヒースロー空港でBAの飛行機が着陸失敗し、3人けがしたという事故を放送していました。

BAで事故か…

しょっちゅう使うんだけどな…

次の出張のブリュッセルも、安かったから飛行機にしようとしてたんだよな…(泣)

どうすべ、次の出張…


言い訳の天才、イギリス人

2008-01-15 23:45:42 | 日々の生活

今日ハンブルグから帰ってきました。ドイツはビールはやっぱりうまいですが、食べ物は…まあ、あえていいますまい…。

午前中のBA(ブリティッシュエアウェイズ)でロンドンに帰着する予定だったのですが、定刻どおりに飛行機に乗り込んだところで機長からアナウンスがありました。

「現在、ヒースロー空港は強風のため、48機着陸せねばならんところ、まだ30機しか着陸しておりません。よってフライトの許可が下りないので1時間ほど出発が遅れる見込みです。」

強風でヒースローの着陸が遅れるってのは珍しい話なんですが、しょうがないなーなんて思いながら聞いていました。すると続けざまにこんなアナウンスが。

「ヒースローで乗り継ぎのお客さま。乗り継ぎが間にあわないと心配しているかもしれませんがまったく心配ありません。全体的に発着が遅れているので、乗り継ぎの出発便も遅れるはずです。」

おいおい、誰がそれを保証してくれるんだよ…

しかしさすがイギリス人。言い訳というか、そんな場合の口上は天下一品です。感動すら覚えてしまった。。。

 


今年初出張

2008-01-13 13:52:26 | 仕事

今日から今年の初出張に行ってまいります。ハンブルグのお客さんとの打合せです。今回は日本からも出張者が来るということで、裏方的に話を聞いてりゃいいや、なんてお気軽に考えたりしてます。

ドイツはなかなか行く機会がないんで、仕事とはいえ楽しみです。

ドイツと言えば白ワイン。しっかり買い込んでくることにしよう。


地下鉄のポスター

2008-01-12 20:59:29 | 日々の生活

今日、地下鉄のホームで電車を待っているとき、偶然そこに貼ってあった地下鉄の広告ポスターが目に留まりました。

ポスターいわく、堂々と、自信満々げに、

 

『2007年は片道運賃を据え置きしました』

 

世界一高い地下鉄がそんなことで威張るな!(激怒)


僕がこちらにきてから、地下鉄の値段はすでに倍以上に跳ね上がってますが、日本ではたった3年で2倍以上に値段が跳ね上がるなんてあり得んよな…ポッキーとかでも何十年ぶりに値上げするくらいなんだから。

そのポスターは"Single fare freezes"の文字が凍っているような洒落た感じのものだったんですが、超高い運賃の一部からその洒落たポスターの費用が捻出されているのかと思うと余計に腹立たしい。

いらんもん作る前に運賃下げやがれ!


想像を絶する国、イギリス

2008-01-03 22:43:00 | 日々の生活

今日から出勤してます。まあ年末が長かった(長すぎた)分、いい加減に働き出さないと脳みそが腐ってしまいそうだったのでちょうどいい感じです。

うちの会社は3日からのスタートですが、UKの世間一般には2日からもうバリバリ普通の日になります。その一般的な仕事始めの2日、イギリスの国鉄(National Rail)の一部路線が工事の遅れにより不通になり、何万人もの足に影響が出た、とのニュースが流れていました。

当初の話では、工事を請け負っていた会社から「当初必要と要請していた作業者を確保してくれなかった管理部門が悪い」という声明が出ていて、あぁ、言い訳はいつものことだなぁ、なんて思いながら聞いていたのですが、作業者が十分に確保できなかった本当の原因というのが今日の新聞に出ていました。それは…

 

『作業者が新年休みに飲みすぎ、二日酔いで作業に従事できなかったため』

さすがに工事会社平謝り。

まったく、どうなってんだこの国は…。あきれ果てて苦笑すら出てきません。何万人の足を止める二日酔いって、一体どんだけ飲んでんねん!

ある意味すごい国です。


あけまして

2008-01-01 23:18:48 | 日々の生活

おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

ロンドンの大晦日は、花火があちらこちらでバンバン上がっていたりして、日本とはちょっと違って騒がしい感じでした。ラジオのニュースによると、急性アル中で救急車が出動する数が跳ね上がったらしいです。

日本の正月とは違い、どんちゃん騒ぎして過ごすってのが定番のようです。こんなところにも文化の差を感じますな。