「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

待ちくたびれて

2024年06月22日 22時16分20秒 | オリジナル作詩
 朝食を済ませた頃に沖縄から帰省している孫娘から「お爺ちゃん今日お家に居る?」ってLINEが入った。「居るよ」と返事をしたがその後の返信がない。
 来るのだろうと出かけずに居たがなかなか来ない。
 LINEの通信もないので連絡が来るまでゴロリとして待っていた。することもないのでボーーーッと考え事をしながら夏祭りのことを考えていた。そしてフト以前創った詩を手直してみた。すっきりした・・・

「太鼓たたいてお祭りだ」
■わーいわーいお祭りだ
ブルーと白のハッピ着て
頭にゃキリリと豆絞り
初めて白足袋うれしいな
ドンドンとことこドコドコドン
ドンドコドコドコとことこドン
ピーピーヒャララピーヒャララ

■青いお空にもくもく雲が
父さんおみこし担いでる
白いパッチがはちきれそう
ソーレソーレ気合をいれて
ドンドンとことこドコドコドン
ドンドコドコドコとことこドン
ピーピーヒャララピーヒャララ

■かあさん炭坑節踊ってる
妹も一緒にシャンシャンシャン
父さんみこしは汗だくだ
太鼓の僕もびっしょりだ
ドンドンとことこドコドコドン
ドンドコドコドコとことこドン
ピーピーヒャララピーヒャララ

■金魚すくいにたこ焼き屋
バナナチョコにリンゴ飴
仮面ライダーのお面もあるよ
綿菓子カステラ焼きイカも
ドンドンとことこドコドコドン
ドンドコドコドコとことこドン
ピーピーヒャララピーヒャララ
ドンドンとことこドコドコドン
ドンドコドコドコとことこドン
ピーピーヒャララピーヒャララ

 孫娘はとうとう来なかった。用事ができたのだろう。1年ぶりの帰省、友達にも会いたいのだろう。

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「ぶっきらぼう」

2024年06月15日 16時52分16秒 | オリジナル作詩
「ぶっきらぼう」
リック一つで夜明け前
何も言わずに出て行った
貴方がこの町にきたのは
小雪ちらつく二年前
人里離れた山小屋借りて
木彫りの熊を彫っていた
無口なあなたの澄んだ目が
ときおり遠くを見つめてる

気が向くと駅前フリマで
手彫りの熊を並べてた
売れようが売なかろうが
そんことは気にならず
客が来ても二言三言
気持ちだけでいいという
腹が減ったら握り飯ひとつ
ガッツリ口に放り込む

茫洋なあなたが愛おしい
ここに流れて来る前は
能登のはずれの一軒宿で
板前修業をしてたという
4年住み込みフーテンに
荷物はリックに寝袋一つ
タオルと下着を放り込み
あてもなく発ったという

ぶっきらぼうでも温かい
そんなあなたが好きだった
何も告げずに出て行った
小屋に残った彫かけの熊
二つに折れたラークの煙草
あなたが残した別れなの
待ってろよ せめて一言
言ってくれれば許せたの














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「はぐれ恋路」

2021年08月24日 00時46分24秒 | オリジナル作詩

 先日は子供向けの歌「おかあちゃん」を綴ったので、今回はまた「演歌」にしてみた。
 出来栄えはどうだかわからないが、こんなもんだろうか17作目となった。
 素人作詞家志望でもないが乗りかかった船、コツコツ勉強し満足できる詞をいつか綴れるようになりたい。

「はぐれ恋路」
風の便りを追いながら
辿り着いたこの町は
各駅停車の無人駅
踏切の先にラーメン屋
赤い暖簾が揺れている
改札口の小さな竹筒に
誰が挿したか萩の花
秋が近いと告げている

横浜発って春から夏へ
あなた探して津軽まで
はぐれ恋路の迷いみち
見知らぬ町へ来たけれど
この町にはもういない
次の汽車は2時間後
駅前宿の女将の話では
小樽へ行くと言ったという

渡り鳥が飛び立つように
春と共に去っていった
2人で暮らした短い日々
だけど私は幸せだった
慕う心は千々に乱れ
愛していると一言手紙に
残してくれればよかったの
ただそれたけでよかったの
(humming)ムゥー・・・


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「古都巡り一人宿」オリジナル曲 ギター弾き語り by じいじ (一発録り)

2021年08月17日 23時57分11秒 | オリジナル作詩
「古都巡り一人宿」オリジナル曲 ギター弾き語り by じいじ (一発録り)
 初めての作詞体験でしたが、このように素敵な楽曲に仕上げて頂きました。
 じいじさん有難うごさいます。併せて仲介して頂いたkenさんにも心より感謝申しげます。


【古都巡りひとり宿】作詞 yama1411
きっと行こうね古都巡り
春は伏見の十石舟(じっこくぶね)で
桜トンネルゆらゆらと
2人で歩んだ過ぎし日の
想いを川面(かわも)に映しましょ

夏は鴨川川床(かわどこ)で
鱧(はも)の湯引き(ゆびき)と鮎(あゆ)料理
あなたが好きなものばかり
東の山には燃ゆる大文字
夏の終わりを告げている

秋は紅葉の小倉山(おぐらやま)
屋形船(やかたぶね)浮かべる嵐山
岸辺に子らのはしゃぐ声
風に舞い落(お)つ赤や黄葉(きば)
そっとこの手ですくいましょ

冬は貴船(きふね)の雪景色
赤い灯籠(とうろう)の階段上がる
つなぐ手もなし私はひとり
あなたと来るはず水占(みずうらない)
そっと偲(しの)んで涙ふく

一緒に行こうと言ってた京都
あなたの写真と共に来るなんて
古都巡りは あゝ 一人宿(ひとりどやど)
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「おかあちゃん」

2021年08月16日 00時26分00秒 | オリジナル作詩
 8月16日 京都五山の送り火の日
今年もコロナの影響で昨年同様に点で灯す大文字となる。
わが夫婦、送り火は毎年、出町柳の三角州で見る事にしている。
一度だけ嵐山で灯籠流しを見ながら送り火を見たことがあるが、帰りが混雑して大変だったので以来、京阪電鉄出町柳駅で降りて三角州へ。
昨年と今年も行かずに東山方向をみて合掌する。

送り火のことを想っていると、ふとこんな詩が浮かんだ。

「おかあちゃん」
おかあちゃん ありがとう
木枯らしのふく朝だった
熱をだしてふるえるぼくを
おぶって病院へ行ってくれた
おかあちゃんの暖かな背な
その温もりが胸の奥に残ってる

おかあちゃん ごめんなさい
ちょっぴり慌て者のぼく
お弁当忘れて学校へいった日
教室までとどけてくれた
ほほ笑んで忘れちゃだめよって
だけど先生にきつく怒られた

おかあちゃん 怖かった
中学生になっても慌て者
お弁当忘れてしまったけど
もう届けてくれなかった
お腹空いたと泣いて帰ると
お兄ちゃんでしょって叱られた

おかあちゃん 寂しいよー
ぼくが高校2年の三学期
パートの帰り道に事故に遭い
ベッドで白い布をかぶってた
ぼくはすがって泣き崩れ
おかあちゃん返せとわめいてた

甘えることも叱られることも
もう出来なくなったんだね
優しかった おかあちゃん
女手ひとつで育ててくれた
ぼくが大人になるまで
おかあちゃん見守っててね



   二年前、満月と大文字を合わせて見る事ができた。珍しい光景であった。


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月下美人

2021年08月10日 10時04分16秒 | オリジナル作詩
 ブロ友のshouさんが撮られた月下美人に心を奪われ、それに添えて綴られた「詩」も素晴らしかった。
その画像を見て私も随分前に撮った月下美人があることを思い出しコメントに綴った。
ところがフィルム写真の時代でクロムフィルムだったので光線の関係で満足な写真にならなかったことだけは深く記憶に焼き付いていた。
shouさんから見せて欲しいとのリクエストがあり、USメモリーに保存してある大量の中から探すので時間を下さいと断っていたが、ようやく探し当てられた。満足いくものではなかったのでほんの数点しか保存しておらずほとんど処分していた。
 この月下美人は花の万博を開催した大阪鶴見緑地の跡地に残しある「さくやこの花館」で、夜に咲く月下美人を照明調節法で昼夜を逆転させ、昼間に花開くようにし来館者に見せてくれた特別展示だった。
 月下美人が展示されているとは知らず、サボテンやヒマラヤ芥子、睡蓮などの撮影に入館したので、なんの準備もなく携帯レフ板の用意もしていなかった。
 とにかく初めての遭遇だし喜んだ。白色の花は背景が暗くバックから透過的に光線が入ると幻想的に撮れるのだが、昼間で背景は壁面、なんとか光線を取り入れる角度で撮ったのだが、これが精一杯だった。クロムフィルムで開放で撮ったので、これで仕方ないかなというところ。
この画像にそえて「ぶっきらぼう」(仮題)の詩を。










「ぶっきらぼう」
「ぶっきらぼう」

リック一つで夜明け前
何も言わずに出て行った
貴方がこの町にきたのは
小雪ちらつく二年前
人里離れた山小屋借りて
木彫りの熊を彫っていた
無口なあなたの澄んだ目が
ときおり遠くを見つめてる

気が向くと駅前フリマで
手彫りの熊を並べてた
売れようが売なかろうが
そんことは気にならず
客が来ても二言三言
気持ちだけでいいという
腹が減ったら握り飯ひとつ
ガッツリ口に放り込む

茫洋なあなたが愛おしい
ここに流れて来る前は
能登のはずれの一軒宿で
板前修業をしてたという
4年住み込みフーテンに
荷物はリックに寝袋一つ
タオルと下着を放り込み
あてもなく発ったという

ぶっきらぼうでも温かい
そんなあなたが好きだった
何も告げずに出て行った
小屋に残った彫かけの熊
二つに折れたラークの煙草
あなたが残した別れなの
待ってろよ せめて一言
言ってくれれば許せたの
 
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「花模様」に曲がついた

2021年07月31日 06時16分21秒 | オリジナル作詩
クシーさんにお手間をおかけしていた「花模様」の作曲ができあがり公開された。
花の撮影に行った先々の風景を絵本的に綴った詩に、クシーさんの爽やかで涼やかな歌声で弾むようなリズムをウクレレのコードにのせて創作して頂き、心から感謝しております。どうぞお時間がありましたらお聴き頂ければ幸いです。
チャンネルを共有することができました。
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「なんとかなるさ」

2021年07月28日 09時02分36秒 | オリジナル作詩
 もうだいぶ前の教え子だが、終活やら人間関係やらで悩んでいて、明日我が家に来て相談したいという。
幸い明日は編集の仕事もひと段落ついているので夕刻ということで受けた。
コロナ禍において若い子たちもそれぞれに悩みを抱えているようだ。
可愛い子たち力になれることがあればと・・・。
 
そんなことを思いつつ、若者たちに向けた応援歌を詩作してみた。
「心配するな、大丈夫、なんとかなる」とんちで知られる一休禅師の言葉だが、私は自分の娘たちにもこれを教えてきた。
「くよくよすることなんかない なんとかなるから」という言葉に置き換えて。

「なんとかなるさ」
何をくよくよしてるんだ
悩むことなんかないさ
後ろを振り返ることもないさ
まっすぐ迷わず歩もう
めざせ君の道はひとつ
走ることもないさ
焦ることもないさ
なんとかなる
そうさ、なんとかなるさ

しっかり遠くをみつめて
迷わず歩もう迷わず進もう
人がどう思ってるかなんて
つまらん つまらん
めざせ君の道はひとつ
怠けず努力しよう
笑顔で上をみよう
なんとかなる
そうさ、なんとかなるさ

青空見上げて拳を上げよ
いま出来ることに立ち向かえ
急がなくてよい諦めるな
一歩、そう一歩でいい
めざせ君の道はひとつ
泣くな 怯(ひる)むな
転んでも立ち上がれ
なんとかなる
そうさ、なんとかなるさ

止まらず進め
真っ直ぐ進め
めざせ君の道はひとつ
なんとかなるさ
きっと辿り着く夢の先
きっと辿り着く夢の先


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「けんけんぱ」

2021年07月25日 20時38分34秒 | オリジナル作詩
 台風8号がオリンピック開催地をめがけて迫っている。
7月のこの時節に関東一帯に台風が上陸横断するのは珍しい。
呪われたオリンピックなんだろうか、次から次へと災難不祥事天災に襲われる。

さて、明日から多忙な週に入るため更新を暫くお休みします。
昨夜、なんとなく出来た童歌です。


「けんけんぱ」

マー坊 隣のチーちゃんと
けんけんぱ して遊んでる
けんけんぱ けんけんぱ

プードル花ちゃん駆けてきて
ワンワン 一緒に跳ねだした
ワンワン キャンキャン

猫ちゃんミーコ 飛んできて
ニャーニャー 足にじゃれ
ニャーニャー ミャーミャー

マー坊 チーちゃん
花ちゃん ミーコ
みんな仲よし けんけんぱ
びょんぴょんぴょん 
ワンワンニャーニャー
楽しいね 楽しいな

かあさん呼んでる
“ごはんだよーっ”
マー坊 チーちゃん
花ちゃん ミーコ
おうちへ帰ろ
かあさん呼んでる
また あーしたー




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わすれじの奥嵯峨野

2021年07月24日 21時47分52秒 | オリジナル作詩
 嵐山で鮎の塩焼きがたべたいなぁーと思っているのだが、暑いしコロナだし出そびれている。
鮎料理と云えば奥嵯峨野の「平野屋」が名店で、池波正太郎の「鬼平犯科帳」にも登場する。
だけどいささか敷居が高く、羽振りが良かった時代は接待でもプライベートでも利用したものだ。
だが年金暮らしの侘しい身となると、ランチでお値打ちな鮎丼を食べさせてくれる「つたや」へ行くようになった。
この隣が「平野屋」で愛宕神社への参道につながっているし、化野念仏寺や五百羅漢の愛宕念仏寺にもほど近い。
 そんなことを考えていると、ある光景が頭に浮かんだ。
 一気に綴ってみた、まさしく演歌だ。

「忘れじの奥嵯峨野」
あなたの嘘と気づいても
騙され続てけていた私
鞍馬の火祭に燃えた夜
紅さし指の寂しさは
愛した私の未練な心
もうあの日は帰らない
ああ、忘れじの奥嵯峨野

愛宕山が茜に染まり
化野(あだしの)の鐘の音(ね)侘し
あなたとの暮らし夢見てた
思えばつのる儚さよ
もうあの日は帰らない
ああ、忘れじの奥嵯峨野

嵯峨菊かおる大覚寺
愛を信じて夢みたの
別れも告げず去った人
涙ひとすじ月見の池に
もうあの日は帰らない
ああ、忘れじの奥嵯峨野
ああ、忘れじの奥嵯峨野



                    愛宕念仏寺

                    化野念仏寺



                   落柿舎を望む

                   大覚寺嵯峨菊

                  大沢の池(観月の池)
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