「花言葉」調和、善行
【夕 風】(高田敏子作)
「夕風に コスモスの花がゆれ
垣根のそとを 口笛が流れてゆく
すばやく過ぎていった夏よ
私の胸のどこかに
熱いまなざしをやきつけまま
素足に 風の冷たい秋」
秋香を漂わせる爽やかな風が、夏の疲れた身体をいたわるように沁み込んでくる。
コスモス、私はこの花が好きだ。初めて子供が授かった秋田市(新屋寿町)に住んでいた頃、雄物川の河口に近く、その先に日本海、秋田飛行場もそのころはそこにあった。家の前は砂浜へと続き、周りにコスモスが群生して咲き乱れていた。そして月見草も。
福岡県田川郡方城町に住んでいた幼い頃、我が家に同じようにコスモスが咲き乱れていたそうだ。赤ん坊の時の写真に小さな手にコスモスを握ったものが見られる。多分、母が写真写りをよくするために握らせたのだろう。
だから、コスモスを見ると「兎おいし かのやま こ鮒つりし かの川…」
つい気がつくと口ずさんでいる。どこか郷愁を感じさせる花、優しい風のメロディー
を運んでくれる、そんな花。
【夕 風】(高田敏子作)
「夕風に コスモスの花がゆれ
垣根のそとを 口笛が流れてゆく
すばやく過ぎていった夏よ
私の胸のどこかに
熱いまなざしをやきつけまま
素足に 風の冷たい秋」
秋香を漂わせる爽やかな風が、夏の疲れた身体をいたわるように沁み込んでくる。
コスモス、私はこの花が好きだ。初めて子供が授かった秋田市(新屋寿町)に住んでいた頃、雄物川の河口に近く、その先に日本海、秋田飛行場もそのころはそこにあった。家の前は砂浜へと続き、周りにコスモスが群生して咲き乱れていた。そして月見草も。
福岡県田川郡方城町に住んでいた幼い頃、我が家に同じようにコスモスが咲き乱れていたそうだ。赤ん坊の時の写真に小さな手にコスモスを握ったものが見られる。多分、母が写真写りをよくするために握らせたのだろう。
だから、コスモスを見ると「兎おいし かのやま こ鮒つりし かの川…」
つい気がつくと口ずさんでいる。どこか郷愁を感じさせる花、優しい風のメロディー
を運んでくれる、そんな花。