国道1号線、洞ヶ峠交差点の大阪寄りに峠の茶屋がある。その横の細い道を数10㍍ほど入ると寺名の石柱があり、それを左に折れると山中の森の中に境内が広がる「圓福寺」は、江戸時代の天明年間(1781~88)白隠四天王のひとり斯経禅師により開創された臨済宗妙心寺末の修業道場である。山門座禅堂などを備えた伽藍は江戸時代末頃より整備され、現在も多くの雲水が修業し専門道場としての規模を誇る。洞ヶ峠は明智光秀軍と豊臣秀吉軍の熾烈な戦いが展開されたところとして歴史に残っている。
本尊の達磨大師坐像は、日本最古の木造達磨大師坐像といわれ、鎌倉時代の作で大和国達磨寺から現京都府八幡に移り石清水八幡宮社務田中家に秘蔵されていたもので、文化4年(1807)妙心寺海門和尚が譲り受け当寺に安置した。三大達磨のひとつといわれ、国の重要文化財に指定されている。
山門には素直な形の仁王尊が立ち、「江湖道場」と扁額を揚げる。方丈庫裏と改築を終え木肌は光り花頭窓の付く座禅道場が横に建っている。秋には山門前の大銀杏が黄金に彩どられ、地面の落葉はさながら散りばめられた小判のように輝いている。
参道の東側を通ると、西国33箇所の仏像が安置されている山道があり、ここでお札所すべての仏様が拝めるが、足元が悪いので、年配者には要注意。
毎年4月20日と10月20日の万人講には、達磨像が開帳され、赤膳のおときをいただくと開運厄除け中風除けの霊験あらたかと信仰されている。
当日は、達磨像と「身代わり観音」と呼ばれる摩耶夫人像が公開される。
万人講の時には露店が列を連ね賑わう。
所在地:京都府八幡市八幡禄谷153。
交通:京阪電車樟葉駅(くずは)から京阪バス、2、2A、3Aで枚方ハイツ下車、徒歩6分。
本尊の達磨大師坐像は、日本最古の木造達磨大師坐像といわれ、鎌倉時代の作で大和国達磨寺から現京都府八幡に移り石清水八幡宮社務田中家に秘蔵されていたもので、文化4年(1807)妙心寺海門和尚が譲り受け当寺に安置した。三大達磨のひとつといわれ、国の重要文化財に指定されている。
山門には素直な形の仁王尊が立ち、「江湖道場」と扁額を揚げる。方丈庫裏と改築を終え木肌は光り花頭窓の付く座禅道場が横に建っている。秋には山門前の大銀杏が黄金に彩どられ、地面の落葉はさながら散りばめられた小判のように輝いている。
参道の東側を通ると、西国33箇所の仏像が安置されている山道があり、ここでお札所すべての仏様が拝めるが、足元が悪いので、年配者には要注意。
毎年4月20日と10月20日の万人講には、達磨像が開帳され、赤膳のおときをいただくと開運厄除け中風除けの霊験あらたかと信仰されている。
当日は、達磨像と「身代わり観音」と呼ばれる摩耶夫人像が公開される。
万人講の時には露店が列を連ね賑わう。
所在地:京都府八幡市八幡禄谷153。
交通:京阪電車樟葉駅(くずは)から京阪バス、2、2A、3Aで枚方ハイツ下車、徒歩6分。