屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

縄文杉トレッキングを成功させるための8つのアドバイス

2020年05月27日 | 屋久島縄文杉ツアー
縄文杉と向き合う時間
屋久島といえば縄文杉が有名ですが往復22km、歩数で約4万歩、歩行時間は約10時間半(弊社のツアーでご案内した時の平均時間)の長丁場となります。

多くの方はなんとか歩き通すことができるのですが、「思ったよりも楽だった」「想像していたよりも大変だった」と人それぞれ。時には疲労困憊や足を痛めてリタイアしてしまう人もいます。

そこで、ここでは縄文杉トレッキングを成功させるためのアドバイスをご紹介いたします。

1:まずは体力・興味にあったコースを選びましょう!

屋久島といえば縄文杉が有名ですが、屋久島の魅力は縄文杉だけではありません。

一度いろいろなコースを調べていただき自分の体力・興味にあったコースを選ぶことがもっとも重要です。

「屋久島イコール縄文杉」だと決めつけていませんか? 

「なんとしても縄文杉に行きたいのか?」「きれいな苔むした森を見たいのか?」「屋久島の自然にのんびり癒されたいのか・・・」興味の対象は人それぞれです。

参考:屋久島自然学校ではいろいろなガイドツアーを揃えています

例えば、縄文杉トレッキングは「目指す山」のイメージ、達成感を味わうマラソンに近いコースです。

一方、白谷雲水峡ヤクスギランドは「楽しむ山」のイメージ、ゆっくりと自然観察をして癒されるコースです。

その他にも季節や家族構成などによっておすすめのコース・ガイドツアーは異なるかと思います。

ブログ:家族旅行や子供連れにお勧めする屋久島の観光コース

ヤクスギランド・白谷雲水峡の大きな屋久杉
ヤクスギランド・白谷雲水峡でも大きな屋久杉を楽しむことはできます
夏であれば沢登りは圧倒的に面白いです
夏であれば沢登りが圧倒的に面白いです!大人も童心にかえりますよ。

2:日程を検討しましょう!

屋久島ウィルソン株
縄文杉コースは屋久島の中でも一番混み合うコースです。GWや連休などは登山バスや各トイレでは数十分待ち、登山道も大名行列のように混み合うこともあります。

詳しくは、環境省登山情報:縄文杉快適登山日カレンダーをご覧になって日程を検討してみてください。

GWにしか休みをとれない方は、発想を転換して、ヤクスギランドの50分以上のコースがおすすめです。GWでも人が少なく屋久杉の森を楽しむことができる穴場のコースです。

仏陀杉・ヤクスギランド
推定樹齢1800年・仏陀杉・ヤクスギランドにて

3:できれば予備日があるとよい

屋久島といえば日本で一番雨が多いところです。

日本の年間平均降水量を1700mmだとすると屋久島の麓で約4000mm、山岳部では8000mm~10000mmにもなります。時には嵐のような大雨が降ることも珍しいことではありません。

その為、雨が降ることが前提、晴れればラッキー、旅行計画が予定通り行かないことも頭に入れておいたほうが良いです。

短い時間であれば雨に打たれるのも一興なのですが(一生に一度は雨に打たれることをおすすめします。意外と気持ちよくなっていったりします・・・笑)、縄文杉トレッキングの場合は時間が長すぎる為、雨の中歩き続けることが楽しいより辛いことなりまるで修行のようになってしまいます。

屋久島の川はあっという間に増水します
屋久島の川はあっという間に増水します

その為、悪天候が予想される場合には潔くあきらめるか、コースを変更するか、日程を変更することをおすすめします。

よく山の言葉では「あきらめる勇気が必要」と言われますが、山は100%安全ではありません。もちろん多くの方は大抵、大丈夫なのですが、毎年ケガや亡くなる方がいるのも事実です。

宣伝になりますが、屋久島自然学校では貸切ツアーの為、悪天候の際にはコースや日程の変更など柔軟に対応させていただいております。

4:分かっちゃいるけどできない体力づくり

縄文杉トレッキングの旅行計画が決定したら、ぜひとも体力づくりに励んでください。

体力に余裕があればそれだけ山登りも楽しむことができます。

女性の人は股関節が痛くなる方が多く、普段の運動不足から来るようです。

ストレッチやウォーキング・ランニングなどをおすすめいたします。

また、下りでは膝が痛くなる方も多いですので普段の生活では階段の上りだけでなく下りも積極的に利用してください。

登山は上りよりも下りの方が足に負担がかかり大変だったりもします。

膝がカクカクと笑うことになりますよ。

最後に気をつけたいのは登山の最低一週間前には過度なトレーニングをしないてください。

体力づくりを頑張りすぎて本番に支障をきたすこともあります。

5:服装・装備を整えよう

屋久島トレッキング装備
しっかりした装備で快適・安心

普段の生活とは異なる山登りを楽しむ場合には、それなりの装備が必要です。

トレッキングシューズとレインウェアはマストアイテム。

若者はスニーカーなどで歩いているのを見かけたりもしますが(晴天の日はそれでも大丈夫だったりもしますが)、ソールが滑りやすく、転倒・けがをするリスクが高くなります。

また、雨や泥などで汚れたりもしますので山登りの時と観光・移動の時のシューズは別に考えたほうが良いです。

ブログ:屋久島のトレッキングにおすすめの服装

トロッコ道・縄文杉コース
ちなみに縄文杉のトレッキングコースは半分以上が板の上を歩くトロッコ道(森林軌道)、登山道に入っても階段や木道などの整備された道を歩く割合が高いですので、ソールが柔らかいミドルカットのトレッキングシューズがおすすめです。ハイカットの堅いトレッキングシューズは、靴擦れの原因となりますのであまりおすすめいたしません。

もちろん、普段から山登りをさせているかたは履きなれた登山靴でOKです。ただし、数年以上経ったトレッキングシューズは加水分解でソールが剥がれることがありますので事前に必ず確認しましょう。

次にレインウェアですが、屋久島はいわゆるゲリラ豪雨のような雨が降ることは珍しくはなく、場合によってはレインウェアの良し悪しで命にもかかわってきます。

数百円のビニールカッパはまったく役に立ちませんので注意してください。(すぐに破れて、透湿性もないので蒸し暑く、雨に濡れなくても汗でびっしょりに濡れてしまいます。)

目安としては上下に分かれた一万円以上のレンインウェアが好ましいです。今後も山登りをするのであれば高価ですが、ゴアテックス製のものが良いです。よく分からない方は近くの登山用品の店員さんに聞いて購入されるのが良いでしょう。

トレッキングシューズにしてもレンインウェアもしっかりとした物は高価ですので、もし今後も登山をする可能性が少ないのであればレンタルすることをおすすめいたします。

屋久島登山用品のレンタルも取り扱っています

折りたたみ傘も意外と重宝します。ちょっとした雨やレインウェアを着ると暑いときなどトロッコ道では問題なく使用できます。また、お弁当を食べるときに傘をさしながら食べることもあります。

縄文杉近くの東屋と避難小屋は小さいので中に入れるとは限りません。

6:いざ本番。歩くペースはほどほどに。

さて、本番を迎えて気持ちも高まっているでしょう。若い方なら思わず走り出したくなるかもしれません。

しかし、はやる気持ちを抑えてゆっくりと歩いていきましょう!

話しながら無理なく歩いて行けるペースが良いとされています。

「ぜーぜーはーはー」と息を吐くペースでは長続きはしません。

疲れていないと感じても40~50分歩いたら5分~10分の休憩をとりましょう。

40~50分歩いていないのに疲れてしまう場合には、ペースが速すぎるかもしれません。

ハート型のウィルソン株
7:水分補給とエネルギー補強をこまめに

水分補給とエネルギー補給、当たり前だと思われるかもしれませんが出来ていない人が意外と多いです。

喉が渇く前にこまめに少しづつ飲むのがポイントです。たくさん飲んでも一気に体には吸収されません。

特に女性の場合、トイレを気にして水分をとらない人がいますが絶対にやめてください。

トイレはどうにかなりますが体調を壊した場合にはなかなか元にはもどりません。

次に食べ物もこまめに食べるのがポイントです。

よくある失敗が「縄文杉を見てから食べよう!」と思っていると縄文杉にたどり着くころには疲れすぎてしまい、食欲がない→あまり食べることができない→元気が出ない→集中力が落ちる→転んでけがをする。負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。

目安として2時間おきにはエネルギー補給をしましょう。私は大体2時間おきにおにぎり一個またはアンパン一個などを食べています。その分、お昼ご飯は腹7分ぐらいに抑えています。

「お昼ご飯は12時だ~」の固定概念は捨ててください。

ちなみに行動食は楽しみの一つなので飽きないように甘いものだけでなく、(熱中症対策なども含めて)塩分のあるものなどバラエティー豊かに用意するのが良いです。

また、万が一遭難やその日下山できなかった場合のことも考えて多めに用意してください。

8:天候・体調を見て、無理をしないで

最後に縄文杉に絶対にたどり着きたいという気持ちがあるかと思いますが、悪天候、体調不良、体力が足りなかったときには潔くあきらめてください。

縄文杉が逃げることはありません。気持ちがあればまた機会は訪れます。

「あきらめる勇気が必要」「帰るまでが遠足」と言われるように、無事生きて帰ることが一番大切です。

ちなみに体力不足の見極めるポイントはウィルソン株上の急登(通称地獄の三丁目と呼ばれています)です。この急登に苦労される方は、残念ながらあきらめていただいたほうが良いかもしれません。

不安になるようなことも述べてきましたが、しっかりと準備を整えたらあとは憧れの縄文杉に会いに行くだけです。

皆様に良き縄文杉トレッキングを! 屋久島自然学校の縄文杉トレッキングはこちら。

朝日のあたる縄文杉

泊りであれば朝日のあたる縄文杉が見られることもあります。 一泊二日縄文杉キャンプツアーはこちら。
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桜が開花し始めて、これから一年で一番カラフルな季節をむかえます【屋久島縄文杉ガイドツアー】

2020年03月22日 | 屋久島縄文杉ツアー

福岡から来られたFさん達と屋久島縄文杉のガイドツアーに行ってきました。

人で賑わう縄文杉(荒川)登山口
 
こちらは縄文杉へと続く荒川登山口。この日の登山者は200名ほど。
コロナウィルスの影響もあり、例年より少ないのですが海外への卒業旅行を変更して、屋久島に来てくれる人も多いようです。
 
屋久島縄文杉トロッコ道
 
昔、屋久杉を運ぶために利用していたトロッコ道。

途中には川底を眺めることができる迫力満点の鉄橋があったりもします。

縄文杉に通じる安房川
 
川には大きな花崗岩がゴロゴロ転がっています。写真では大きさが伝わらないのが残念です。

ぜひご自分の目で確かめてください。

縄文杉ルートの屋久杉
 
必ずしも名前があるわけではないのですが、大きな屋久杉(倒木や切り株を含め)をいたるとことで見ることができます。
 
屋久島苔むした森、縄文杉コース
 
白谷雲水峡のコケの風景には負けますが、縄文杉コースでも苔むしたところを見ることができます。
 
 
ヤクシカの親子に出会うこともできました。警戒心が薄く、近くで見ることができました。
 
仁王杉、縄文杉コース
 
1000年以上は生きているであろう仁王杉。どの屋久杉もなかなか樹齢は分かりません。
 
翁岳、縄文杉コーストロッコ道にて
 
トロッコ道の途中で見られた屋久島で4番目に高い山、翁岳。
 
ウィルソン株、縄文杉コース
 
言わずと知れたウィルソン株。写真はありませんが、ちゃんとFさん達のハート写真を撮ってきました。
 
宮之浦岳を望む、縄文杉コース
 
この日は、寒の戻りで朝は寒かったのですがよく晴れてくれました。

屋久島の最高峰1936mの宮之浦岳も見ることができました。

大王杉、縄文杉コース
 
推定樹齢3000年以上とも言われる大王杉。距離があるので手前のヒメシャラの木の方が目立ってしまっていますが、とても大きいですよ。
 
大きな屋久杉、縄文杉コース
 
縄文杉の手前20分ほどの大きな屋久杉。こちらの屋久杉は抱きつくことができます。

思う存分屋久杉を感じてくださいね。

屋久島縄文杉
 
縄文杉に到着。お疲れ様でした。縄文杉を守るために少し離れて眺めることになります。

屋久杉をもっと身近で見たい方は第2の巨木?大和杉コースをおすすめします。

屋久島縄文杉
 
ごつごつした樹形は威厳たっぷり。直径はなんと5mほどあります。
 
エメラルドグリーンの川、縄文杉コース
 
帰りはエメラルドグリーンのとってもきれいな河原でほっと休憩してきました。
 
エメラルドグリーン川、縄文杉コース癒しポイント
 
ぼっ~と見ているだけで癒される観光スポットです。
 
白骨樹となった屋久杉、縄文杉コース
正面にも少し白骨樹となった屋久杉を見ることができます。

この後もがんばって最後まで歩いていただきました。帰りのトロッコ道は長くつらいです・・・。

今回は縄文杉が目当てのFさん達、屋久島には他にもいろいろな見どころがありますのでぜひまた来てくださいね。お待ちしております。

屋久島縄文杉ガイドツアー

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桜を食べるヤクシマザルと出会った二日間【縄文杉・白谷雲水峡ガイドツアー】

2019年03月23日 | 屋久島縄文杉ツアー

兵庫県から来られたIさんご夫婦と一日目は縄文杉のガイドツアーに行ってきました。

この日の夜は大雨の予報なのですが、晴れ間が見れて気持ちの良い天気です。

鉄橋からは大きな花崗岩がゴロゴロ転がっているのがよくわかります。

トロッコ道で出会ったヤクシマザルの群れ。時々触れかえりながら私たちのことを気にしていました。

ほどよい距離感で接すれば怖くはありません。

今年は暖冬でほとんど雪が降らなかったのですが、おやよく見ると屋久島の高い山々に雪が積もっています。

この時期に降るのは珍しいです。(今は雪が解けていますし、この日も縄文杉コースには雪はありませんでしたので安心してください。)

ちなみに右手に見える山が屋久島で一番高い宮之浦岳(1936m)。

コケに覆われた屋久杉の倒木。

ウィルソン株や大王杉・夫婦杉など名だたる屋久杉があるのですが、写真を撮っていなかったです。すいません・・・。

メデューサのような屋久杉の枝ぶり。 

そして縄文杉に到着。20分ほど滞在して下山をしてきました。 

エメラルドグリーンの川。この日は曇り、水面の光の反射が少なく色がきれいに見えました。

本当にこのような色ですよ。

 

最後、河原に降りて記念撮影。岩の大きさを実感します。

ゴール間近でまたまたヤクシマザルと遭遇。よく見るとヤマザクラの花を食べていました。

その他にもツバキの蜜を吸ったり、お花がお好きなようです。

二日目、ホテル行くと虹が出迎えてくれました。

屋久島は雨が降ったり日が射したりするのでよく虹を見ることができます。

山に行くと小雨がふっていたので雨具を着て出発です。実は前日の夜中は大雨警報が出るほどの雨でした。

しかし、ラッキーなことに思ったほど増水していませんでした。 

このようなしっとりとした日はコケの色がとても映えます。

苔むす渓谷を通りぬけ、

苔むす森に到着。ここまでも充分苔むしているのですが。 

緑の世界を存分に堪能してもらいました。

次は太鼓岩が目標。登山道以外は苔むしている道を登っていきます。

途中には大きな屋久杉があったりもします。屋久杉の感触を味わいましょう。 

太鼓岩に到着!風が強くあまり端には行けませんでした。

上半分は白い雲の世界。

 

帰りはコケを見たり。雨が降ったのでコケも生き生きとしていました。

 

また苔むす森で写真を撮ったりしながら帰ってきました。

二日間連続の登山で疲れたことと思いますが、ツアーにご参加いただきありがとうございました。

まだまだ屋久島に見どころがありますので遊びに来てくださいね。

 

 



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貴重な晴れ間の屋久島縄文杉ガイドツアー

2018年09月13日 | 屋久島縄文杉ツアー

大阪から来られたKさん、Tさんと屋久島縄文杉ガイドツアーに行ってきました。
前日は秋雨前線の影響を受けて大雨。屋久島に無事来れるか心配するぐらいだったのですが、この日は晴れ間も見れる良い天気でした。

こちらは昔、屋久杉を運ぶために使われていたトロッコの機関車。
このコースは屋久杉の伐採の歴史を感じ取りながら歩くことができる道でもあります。

このような鉄橋を何本も渡っていきます。高所恐怖症の人は怖いかもしれません。 

苔むした森も白谷雲水峡ほどではありませんが見ることができます。

鉄橋からの展望。写真では伝わりづらいですが、石がとっても大きいです。 

午前中はこのような青空も見られ気持ちが良いです。

トロッコ道の横には大きな屋久杉の切り株がよく見られます。

人気のスポットウィルソン株はやはり混んでいましたが、ハートの写真は無事ゲットしてきました。

見上げると周りには樹齢数百年の屋久杉が立ち並んでいます。 

少しずつ秋らしくなってきて、最近はよくキノコを見かけます。そういえば途中、ヤクザルがキノコを食べているのを見かけました。 毒キノコを識別する能力がすごいなあと思うのですが、間違って毒キノコを食べてしまう奴もいるそうです。

通称メデューサ杉。他にも大王杉や翁杉、仁王杉など著名な屋久杉を何本も見ることができます。 

5時間半ほどかけてようやく縄文杉に到着しました。歩ける自信がないと言っていたTさんですが無事縄文杉に到着しました。おめでとうございます。
ちなみに本当に長いコースですので体力に自信がない人は白谷雲水峡がおすすめですよ。

帰りはきれいな河原に立ち寄ったりしながら長い道のりを歩いて帰ってきました。
翌日は白谷雲水峡に行ったのですが大雨で警報がでるほど・・・前後を大雨に挟まれた貴重な晴れ間の日の縄文杉登山でした。
Kさん、Tさん今度屋久島に来るときはきっと天気が良いはずですよ。

 

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1月16日縄文杉コースで見られた風景 【屋久島縄文杉ツアー】

2016年01月18日 | 屋久島縄文杉ツアー

今回はなんとアフリカのコンゴから一時日本に帰国しているUさん、Nさんと縄文杉に行ってきました。

この日は、冬にしては暖かく、雪もほとんどなく快適なトレッキングを楽しむことができました。

トロッコ道にはツバキの花がたくさん落ちていました。屋久島ではシカがこの花を食べます。

この日の登山者は20名程。人とたまにすれ違うぐらいでほとんど貸し切り状態です。

こちらはウィルソン株。夏などには非常に賑わう場所です。

ウィルソン株から見上げた景色。ハート形が有名ですが、あえて違うアングルで撮ってみました。

株の横に生えている屋久杉も立派ですよ。

縄文杉に到着すると小さな雪だるまが待っていてくれました。

白く霧がかかって幻想的な縄文杉でした。

帰りは時間に余裕があったので河原に立ち寄りながら下っていきました。

午後からは晴れてきたので木漏れ日が射したり、水面に反射する光がとても綺麗でした。まるで春のよう・・・

欲張ってもう一か所、河原に降りました。こちらは大きな岩の上からの景色です。

後ろを見ると真っ二つに岩が割れています。川のスケールの大きさに驚くばかりです。

次の日は、雨でしたが西部林道のトレッキングと観光を楽しんでから帰っていただきました。

仕事がらなかなか日本には帰って来れないお二人ですが、また機会があったら屋久島に来てくださいね。

お待ちしています。

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