屋久島エコツアーガイドのブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーを開催している屋久島自然学校のブログです。

ツルリンドウが見頃だった黒味岳登山【屋久島ガイドツアー】

2019年10月24日 | 屋久島黒味岳ツアー

兵庫県から来られたMさんと屋久島黒味岳ガイドツアーに行ってきました。テレビでご覧になり行ってみたいと思ったようです。

実は非常におすすめの穴場スポットで九州百名山にも選ばれています。

登り始めて10分ほど。数年前に折れてしまいましたが、存在感のある大きな屋久杉。

鏡のような水面は一見の価値があります。大阪の淀川と同じ名前。

モミの大木。死んでもなお他の植物の拠りどころになっています。(他の植物が枝に着生しています。モミの葉っぱではありません)

山頂に見える面白い形の岩は通称トーフ岩。

突如現れる開けた湿原。小花之江河。

日本庭園のような趣があります。

いつも撮ってしまう屋久杉の白骨樹。私には観音様のように見えてきます。

ちょっと進むとこちらは花之江河とよばれる日本最南端の高層湿原。Mさんいまから行く黒味岳を眺めています。

休憩している間、ヤクシカのオスがずっと餌を食んでいました。あまり人間を恐れません。

前方奥に見える山が黒味岳。遠く見えるかもしれませんがここから一時間ほど。

この日はツルリンドウが見ごろを迎えていました。

その他にもヤクシマアザミ。間違って触ってしまうととっても痛いです。

ヒメウメバチソウ。屋久島の固有品種。これから高山は日に日に寒くなってきますので花を見れるのは最後になるかもしれません。

山頂部になってくると周りの樹木が小さくなってきます。この辺りは冬季は積雪1mちかくなったりもします。

黒味岳山頂に到着。私たちのほかにもう一組が山頂にいました。あまり混み合うことがないのも良いところです。

山頂からの景色。

真ん中左に見えるのは花の江河。

この日は雲が多く、白くガスっていましたがそれも雰囲気があります。

黒味岳山頂はこのようなおおきな岩の上です。

帰り道、黒味岳展望所からの眺め。気持ちのよい青空を望むことができました。

白く立ち枯れしてしまった白骨樹。

この日は何といってもツルリンドウがとてもきれいでした。景色やお花との出会いも一期一会ですね。

Mさんは前日、第2の屋久杉大和杉コースに行ってきました。

二日間に渡り、屋久島自然学校のツアーにご参加いただきありがとうございました。


ヤクシマシャクナゲを求めて【屋久島黒味岳登山】

2019年06月29日 | 屋久島黒味岳ツアー

久しぶりに屋久島の黒味岳に登ってきました。

例年であればヤクシマシャクナゲを目当てに登りに行くのですが、今年は道路の通行止めや休みがなかなか合わず登りに行くことができませんでした。

歩き始めてすぐに巨木に出会えるのが屋久島のすごいところ。

清々しい朝の大気を吸いながらのトレッキングはとても気持ちが良いです。

足元を見ながら歩いているとフタリシズカの花が咲いていたり。

屋久杉の実生を見つけたり、いろいろな発見があったりします。

時には見上げてみるのも面白く、こちらはツガの大木。

35分ほど歩くと世界自然遺産登録地域の中に入っていきます。屋久島全部が世界自然遺産ではなく、屋久島の約5分の1ほどです。

ちなみに今回の黒味岳コースは約8割が世界自然遺産のエリアですが、有名な縄文杉コースは最後の30分が世界自然遺産のエリアとなっています。

山と森を楽しむのであれば実は縄文杉コースより黒味岳登山コースがおすすめです。

淀川。まるで川が流れていないような透明度です。

1000年以上は生きているであろう屋久杉。まだ名前はありません。屋久島以外の場所にあればご神木ですが、屋久島の人は大きな木を見慣れてしまっているようです。

こちらはまた違う大きな屋久杉なのですが、大きなこぶが特徴的です。

屋久杉以外の樹木も巨木になります。こちらはモミの木。すでに枯れてしまっていますが枝先や幹には違う植物が引っ付いて生きています。このような現象を着生と言います。

ふわふわの苔を触ってみるのも気持ちが良いです。

アセビの新芽。最初は赤い色をしていたりします。

高盤岳の〇〇岩。皆さんならどのような名前をつけますか。右上には月が見えていました。

黒味岳展望台からの眺め。目指す黒味岳は左上の山です。遠く見えるかもしれませんが意外と歩けるものです。

高層湿原の小花之江河。突然、このような湿原が現れたりします。

お坊さんの頭の形に見立てたヤマボウシの花。

屋久杉の白骨樹。積雪(このあたりでは1m以上)や強風などの厳しい環境のためこのような姿になってしまいます。

数百年前に作られたであろう花之江河のほこら。屋久島では岳参りという山岳信仰がいまでもあり、山は神様の領域だったりします。

花之江河によく咲いているコケスミレ(屋久島の固有変種)。小さすぎて(花の大きさは数ミリ)気づかない人もいると思います。

こちらも小さ目の植物、コバノフユイチゴ。秋には赤い果実をつけてくれます。

今回の目的、ヤクシマシャクナゲ。時期的にはもう終わりですが出会えただけでうれしいです。

オオセンチコガネ。青緑色の光沢が美しいですが糞虫です。

パンケーキのようなキノコ。

ヒメコナスビの花。標高が高いので矮小化した植物が多いです。

ヤクシマニガナ。派手さはないですが屋久島の固有種。

ヒメコイワカガミの花。こちらも屋久島の固有品種。葉っぱが鏡のように光沢があります。本州で見られるイワカガミに比べてとても小さいです。

今回見られたヤクシマシャクナゲは数株程度でした。

山頂も近くなり、見下ろしてみると花之江河の高層湿原が良く見えます。山の真ん中にグランドのような平地があるのが本当に不思議で自然のすごさを感じます。

山頂までもうちょっと岩の上に人がいるのが、分かりますか?

無事、黒味岳山頂に到着。

遠くに見える山が屋久島最高峰の宮之浦岳1936m。知らない人も多いですが九州最高峰でもあります。屋久島は山が高いのが大きな特徴です。

山頂付近にも大きな岩が所々で見られます。ちなみに花崗岩です。

この日の登山者は数組ぐらい。人の少ない穴場のコースです。

帰り道では数センチ程度のカエルを見つけたり。


ヤクシマザルとも出会うことができました。

思わず目が合ってしまい臨戦態勢。少しドキッとしてしまいました。

多くの花や生き物にも出会うことができた見所の多い屋久島黒味岳登山でした。

ぜひ、山がお好きな方は遊びにお越しください。

 


絶景の大パノラマ【屋久島黒味岳ガイドツアー】

2018年12月01日 | 屋久島黒味岳ツアー

前日のカヌーツアーに引き続き二日目は屋久島黒味岳の登山ツアーに行ってきました。

急な坂を登っていくとモミの大木。枯れてしまっていますが枝先には違う植物がひっついて生きています。

遠く高盤岳の山頂に見えるトーフ岩。きれいな割れ目が見られます。 

日本最南端の高層湿原、小花之江河。白骨化した立派な屋久杉が立ち並んでいます。 

少し行くとさらに大きな高層湿原の花の江河。今から目指す黒味岳を眺めています。

皆さん、あんなにまだ遠いのかと思うらしいですが残り一時間ほどです。

山頂に向かってロープ場が何か所かあったりします。ガイドとしては心配なポイントなのですがFさん達は楽しかったようです。 

山頂近くになってくると見晴らしがよくなってきます。先ほどまでいた花の江河が下の方に見え、自分が歩いてきた行程を確かめることができます。 

右上、黒味岳の山頂が見えていきました。岩の横に人がいるのですが小さすぎてわからないかもしれません。 

山頂に到着。ヤッター!ここまでご苦労様でした。

 

周りは360度素晴らしい景色が広がっています。これだから山登りはつらいのに止められないのかもしれません。

左上が屋久島最高峰の宮之浦岳。この日は宮之浦岳の登山者は多かったのですが、黒味岳への登山者は少なく快適な登山を楽しむことができました。

 

山頂の岩の下で記念撮影。岩の大きさが伝わるかな。本当は岩の上に載っている写真も撮れるのですがこの日は風が強かったのでやめておきました。

下山後、元気なFさん達のおかげで予定よりも早く下りてくることができました。そのため、紀元杉に寄り道。本当は抱きつきたいところですね。推定樹齢3000年ともいわれています。

屋久島黒味岳登山。バリエーションのある道と適度な体力と時間、すごくおすすめのコースですので良かったら登りに来てください。

ちなみに1月2月は雪に覆われますのでご注意ください。


ヤクシマシャクナゲが見頃!【屋久島黒味岳登山】

2018年06月03日 | 屋久島黒味岳ツアー

新潟県から来られたKさんと黒味岳登山ツアーに行く予定だったのですが、 大雨の為飛行機が欠航。
急遽予定が空いたので黒味岳へ登山に行ってきました。今年はお花のあたり年に期待が持てます。
こちらはフタリシズカの花。登山道わき足元に時々咲いています。

淀川。透明度が高すぎて川に見えません。 

徐々に標高をあげていくとお花もちらほら。 

 

サクラツツジの花もたくさん咲いていました。白谷雲水峡(標高600m~)ではすでに終わっているのですが、標高(標高1300~)が高いためです。 

筋骨隆々としたヒメシャラの巨木。屋久杉以外の樹木もとても大きく目を見張るものがあります。

糸のような花、チャボシライトソウ。

足元にひっそりと咲いていたツクバネソウ。 

ナナカマドの花。 

白骨樹とヤクシマシャクナゲ。

白骨樹と後方に見えるのが黒味岳。

雪のように咲き乱れるハイノキの花。今年は少なかったような気もします。

標高1600mほどのオタマジャクシ。 

小さすぎるコケスミレ。 

ヤクシマシャクナゲの蕾。一つの蕾の中にいくつもの花がはいっています。

雨上がりのヤクシマシャクナゲ。透き通るような花びらがとてもきれいです。

標高が高くなってくると樹木の背も低くなり、見通しが良くなってきます。

ヤクシマシャクナゲの株も小さくなってきます。

下の方には高層湿原の花の江河が見られます。 

山頂付近の展望を楽しんであるきましょう。

ヒメコイワカガミの花も咲いていました。名のとおりとても小さいです。 

山頂からの景色。左上にみえるのが屋久島最高峰の宮之浦岳。どうしても宮之浦岳が有名ですが体力や自然を堪能するためにはこの黒味岳がおすすめです。 
興味のある方は屋久島自然学校の黒味岳登山ガイドツアーにお申し込みください。
お待ちしております。


九州百名山屋久島黒味岳の景色

2017年10月12日 | 屋久島黒味岳ツアー

先週見られた屋久島黒味岳の景色をご紹介します。

こちらは日本最南端の高層湿原、花の江河。正面に見える山が黒味岳。

九州百名山のひとつで屋久島の中では手ごろに登ることができる山です。

ナナカマドの実が真っ赤に実っていましたが、葉っぱはまだ紅葉していません。寒さがまだ足りないかな。

残暑が厳しく、日中は里の方では30度近い暑い日が続いています。

花の形がお気に入り、キッコウハグマ。

苦くて健胃薬として有名なセンブリ。

 

マムシグサの実。これからどんどん赤く熟してきます。ちなみに有毒植物です。

山頂付近の大きな花崗岩。

山頂からの眺め。宮之浦岳(左の山)方面。

左下に見える平地が花の江河。

種子島方面。この日は天候もよく、山登りの醍醐味、山頂からの眺めを思う存分味わうことができました。

おすすめの山のひとつです。

屋久島黒味岳登山ツアーはこちら。