屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

水の島・屋久島を体感!【白谷雲水峡ツアーと里の観光】

2018年06月20日 | 屋久島ガイドツアー

先日、二日連続で白谷雲水峡に行ってきました。一日目は大雨、本当のなら一日コースだったのですが、半日で切りあげて屋久島の里の観光に行ってきました。

このような時でも、貸切ツアーですので柔軟に対応させていただきます。

白谷雲水峡ではあまりの増水っぷりに驚くほどだったのですが、カメラが壊れるのが怖くて写真は撮れませんでした。残念。

しかし、あら不思議、屋久島の南側に行ってみるとほどんど雨は降っていませんでした。このような天気の日は滝巡りです。

こちらはトローキの滝。川から海に直接落ちるめずらしい滝。ちなみに下のほうは海なのですがよく分かりませんね。

トローキの滝の少し、上流に行くとこちらは竜神の滝。山が急峻で雨の多い屋久島は滝が非常に多い所です。

こちらは千尋の滝、展望所。大雨がうそのように青空まで見えます。 天気がコロコロと変化していく面白い島です。

振り返ると千尋の滝。あまりの水量で水しぶきが舞い上がっています。

こちらからは翌日の写真。この日は梅雨の中日で曇り空。遠くには竹島、開聞岳、大隅半島が見えていました。 

昨日よりは少し水量は減ったようですが、まだまだ増水気味です。

飛流おとしの滝。

雨上がりなのでカエルが現れてくれました。

こちらは沢ガニ。雨だとどうしても外に出るのがおっくうになるのですが、いざ出てみるとこのような生き物とも出会うことができるので悪くありません。

水の島・屋久島を体感した二日間の屋久島白谷雲水峡ツアーでした。

 

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念願?の屋久島太忠岳登山

2018年06月13日 | 屋久島太忠岳ツアー

6月は閑散期ということで時間があったので子どもたち念願?の屋久島太忠岳登山に行ってきました。

子供たちの小学校の校庭からよく見えるシンボル的な山(高さ40mほどの天柱石が見える)なので前々から連れて行ってあげたいと思っていました。

少し揺れるつり橋を渡るとあっという間に整備された道が終わり、いよいよ本格的な登山となっていきます。

大きな屋久杉の切り株の中でひょっこりはんの真似をしています。

ヤクシマザルが近くにいてびっくり! 登山道のすぐ横です。

 驚かさないようにそっと観察、ゆっくりその場を去っていきます。

有名な観光名所ヤクスギランドの中を通っていきます。名のとおり、至る所に大きな屋久杉が見られます。 

こちらは花穂が一本ですがフタリシズカの花。

大きすぎてよく分からないかもしれませんが切株の中です。

こちらは屋久杉の倒木。屋久杉はなかなか腐らないので数百年まえの倒木かもしれません。

屋久杉以外の樹木も巨木で大変見ごたえがあります。右の赤茶色の木はヒメシャラ。 

二本の杉が合体してしまった屋久杉。合体木と呼ばれます。

小田杉。先の方は折れてしまっていますが、他の植物が着生しているのがよく分かります。

サクラツツジの花びらが沢山落ちていました。もちろん標高の高い所ではまだ咲いているものもあります。

いよいよ世界自然遺産登録地域に入っていきますが、特別おおきな変化があるわけではありません。世界遺産の地域でなくても十分見応えのある自然です。

 

キノコ発見! 

山頂が近くなってくると大きな岩がゴロゴロ。子供たちはこのようなものの方がアスレチックのようで楽しいようです。

後ろ姿の天柱石。とっても大きいのですが、写真だと伝わりきりません。

だんだん近づいていくと大きさを実感できます。

無事、天柱石に到着。小学3年生の娘の体力が心配でしたが、ずっとおしゃべりをしながら歩いていました。一番元気だったかもしれません。 

天柱石から見える眺望です。遠くには安房の集落。大きな湖のようなものは荒川ダム。 

少し南側の景色。 

このような景色を見ながらのお昼ご飯、最高ですね。遠くは雲海のようになっていました。

帰り道、登山道上でヤクシカがこちらを見つめています。真ん中奥の方です。 

山頂付近ではヤクシマシャクナゲの花も結構咲いていました。

こちらは看板はありませんが、釈迦杉と呼ばれています。

タツナミソウがいっぱい咲いていました。

最後つり橋で記念撮影。まだジャンプする元気があるようで良かったです。

屋久島と言えば縄文杉や白谷雲水峡が有名ですが、山登りが好きな方には太忠岳登山や黒味岳登山もお勧めです。

 

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梅雨の中休み【屋久島白谷雲水峡ガイドツアー】

2018年06月07日 | 屋久島ガイドツアー

神奈川県から来られたTさんRさんと白谷雲水峡のガイドツアーに行ってきました。すでに梅雨入りしている屋久島ですが、この日は運がよく晴れ間に恵まれました。Tさん曰く、晴れ女だそうです。笑

歩き始めていきなり、憩いの大岩と呼ばれるおおきな岩を乗り越えていきます。

どこを見ても絵になる景色なので写真を撮る枚数も増えていきます。

飛流おとしの呼ばれる滝。赤いサツキの花も咲いています。

苔むした渓谷を渡っていきます。奥の方は日が射して奇麗でした。

流されてきたエゴノキの花。

この日は登山道にも沢山落ちていました。ぜひ見つけたら匂いを嗅いでみて下さい。ほのかな匂いを漂わせています。

こちらはくぐり杉。いろいろな木が巻き付いています。

ヤクシマザル発見!写真中央にいます。毛が長くもこもこです。

推定樹齢数千年の七本杉。大きすぎて写真を撮るのも一苦労?です。

少し行くと映画もののけ姫をほうふつさせる苔むした世界へ。 

苔むす森で記念撮影。 周りは苔だらけ。

 

大きな屋久杉の切り株の中にはいったり。

色々な自然現象を見ることができます。

こちらは昔伐採された屋久杉の切株の上に杉の木が生えています。このような現象を屋久島では二代杉と呼んでいます。

太鼓岩に到着!梅雨に入っているとは思えない展望です。屋久島最高峰の宮之浦岳も見えています。

遠くには高さ40mともいわれる天柱石が飛び出ています。分かりますか?(写真上部)

この日の天気は晴れでしたが、雲が多いのが屋久島です。すぐに北の方から雲が迫ってきます。

登山の苦労が報われる瞬間です。たくさん写真を撮っていってください。 

帰りは足元に何かないかと探して歩いているとキノコ発見!

こちらはユウレイタケとも呼ばれるギンリョウソウ(銀竜草)にも出会いました。光合成をしないので真っ白の姿です。 不思議ですね。

 

コケの雫などを見てもとても奇麗です。屋久島は苔の聖地とも呼ばれています。

6月はどうしても雨が多いですが、雨に濡れた屋久島の森も奇麗ですからぜひ訪れてみてください。

 Tさん、Rさん屋久島白谷雲水峡ガイドツアーにご参加いただきありがとうございました。

 

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ヤクシマシャクナゲが見頃!【屋久島黒味岳登山】

2018年06月03日 | 屋久島黒味岳ツアー

新潟県から来られたKさんと黒味岳登山ツアーに行く予定だったのですが、 大雨の為飛行機が欠航。
急遽予定が空いたので黒味岳へ登山に行ってきました。今年はお花のあたり年に期待が持てます。
こちらはフタリシズカの花。登山道わき足元に時々咲いています。

淀川。透明度が高すぎて川に見えません。 

徐々に標高をあげていくとお花もちらほら。 

 

サクラツツジの花もたくさん咲いていました。白谷雲水峡(標高600m~)ではすでに終わっているのですが、標高(標高1300~)が高いためです。 

筋骨隆々としたヒメシャラの巨木。屋久杉以外の樹木もとても大きく目を見張るものがあります。

糸のような花、チャボシライトソウ。

足元にひっそりと咲いていたツクバネソウ。 

ナナカマドの花。 

白骨樹とヤクシマシャクナゲ。

白骨樹と後方に見えるのが黒味岳。

雪のように咲き乱れるハイノキの花。今年は少なかったような気もします。

標高1600mほどのオタマジャクシ。 

小さすぎるコケスミレ。 

ヤクシマシャクナゲの蕾。一つの蕾の中にいくつもの花がはいっています。

雨上がりのヤクシマシャクナゲ。透き通るような花びらがとてもきれいです。

標高が高くなってくると樹木の背も低くなり、見通しが良くなってきます。

ヤクシマシャクナゲの株も小さくなってきます。

下の方には高層湿原の花の江河が見られます。 

山頂付近の展望を楽しんであるきましょう。

ヒメコイワカガミの花も咲いていました。名のとおりとても小さいです。 

山頂からの景色。左上にみえるのが屋久島最高峰の宮之浦岳。どうしても宮之浦岳が有名ですが体力や自然を堪能するためにはこの黒味岳がおすすめです。 
興味のある方は屋久島自然学校の黒味岳登山ガイドツアーにお申し込みください。
お待ちしております。

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