屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

雨の中しっとりとした森を堪能【屋久島ヤクスギランドガイドツアー】

2019年12月30日 | 屋久島ヤクスギランドツアー

茨城県から来られたSさんと屋久島一日目はヤクスギランド行ってきました。

まずはヤクスギランドに向かう前に寄り道。松峯大橋からのモコモコとした照葉樹林。

前日が大雨だったので横から水が湧き出ています。

「ヤクスギランド」名前で誤解されてしまうところですが、非常にきれいな屋久島らしい森を楽しむことができる場所です。

千年杉。もちろん屋久杉もたくさん見ることができます。

この時期はリンゴツバキの花がたくさん落ちています。

河原に降りていくことも可能です。

この日は雨が降ったり止んだりのくりかえし。本来ならこの場所でゆっくりするのが癒されます。

何回見ても水の綺麗さには感動させられます。

岩が切ったように割れてしまっています。節理と言って自然にできたものです。

屋久杉だけでなく、苔も楽しむことができます。

屋久島らしい景観。

推定樹齢2600年の母子杉。長い年月過ぎて想像することができません。

こちらは推定樹齢1800年の仏陀杉。でこぼこの輪郭を見てほしいのでモノクロにしてみました。

コブの部分が人の顔に見えるとも言われます。

最後にヤクシマザルがお見送りをしてくれました。ある程度の距離を保てばおとなしいおサルさん達です。

次の日はSさんと白谷雲水峡に行ってきました。

屋久島自然学校のヤクスギランドツアーはこちら。

 

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冬でも楽しめるプチ登山で大展望!【屋久島番屋峰ガイドツアー】

2019年12月28日 | 屋久島番屋峰半日ガイドツアー

冬でも登山を楽しむことができる屋久島の低山、番屋峰に登りにいってきました。

標高はたったの166m。一時間ほどで登ることができます。(お客様を連れてだともう少し時間がかかります。)

車を止めて、登山口までの歩道で見られた植物たち。オオムラサキシキブの実。里の方は暖かいので冬らしく?はありません。この日の最高気温は20℃ちかく。

番屋峰登山口。しっかりとした看板が設置してあるので場所は分かりやすいです。

最初は鬱蒼としたジャングルチックな森を通り抜けていきますが、急登を登りきると歩きやすい稜線歩きとなります。

乾燥しやすい場所だと思うのですが、屋久島らしく苔もみることができます。いろいろと苔の感触を楽しむのも面白いですよ。

時折、木の隙間から海が見えます。

防空壕。実はこの辺りは戦争の時に防空監視所があった場所になります。

周りを観察しながら・・・木漏れ日がきれいでした。

アカケダニ。数ミリの大きさですが、赤いので目立ちます。人に害はないようです。屋久島の森の中で時々見かけることができます。

サルノコシカケの仲間。何年も生きるので固いです。毎回観察するのですが、少しひび割れてきました。

シラタマカズラの実。

山頂に到着。海を見下ろすことができる大展望です。

ラクダの形をした矢筈岬。写真中央右には海の浸食によって造られた洞窟の神社、矢筈神社があります。

写真上部にうっすらと見える島が薩摩硫黄島と竹島。

一湊海水浴場。夏でもあまり混雑しない快適な海水浴場です。

一湊集落の街並みと屋久島の山々。

手軽に展望を楽しむことができる山なのでぜひ興味のある方はツアーご参加ください。

屋久島自然学校の番屋峰半日ガイドツアーはこちら。

↓動画も作ってみました。

 

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暖冬なので12月でも快適なトレッキング【屋久島白谷雲水峡ガイドツアー】

2019年12月14日 | 屋久島白谷雲水峡ツアー

兵庫県から来られたYさん親子と屋久島白谷雲水峡のガイドツアーに行ってきました。

こちらは独特な色合いのマムシグサ。名の通り毒草なのですが、里いもの仲間でイモを作り、先日鉄腕ダッシュという番組で毒抜きをして食べていました・・・「おいしい」と言っていましたが。

白谷雲水峡は川沿いの気持ちよい道を登っていきます。透き通った水なので川底がはっきりと見えます。

あまり紅葉しない屋久島なのですが、ナナカマドの樹が少しオレンジ色に染まっています。

苔むした渓谷では撮影タイム。

何回見てもきれいなところです。

屋久杉のひとつ「くぐり杉」。くぐることができます。どのように出来たか想像してみてください。

シカの宿と呼ばれる屋久杉の残骸。こちらも中をくぐることができます。

推定樹齢数千年の七本杉。千年以上の屋久杉が当たり前のように見られるところが屋久島のすごいところです。

苔むした道を登っていくと。(人があるく道だけ苔が生えず白くなっています)

苔むす森と呼ばれるところに到着。ここに来るまでも十二分に苔むしていました。

人が少なくガラガラなのでゆっくりと撮影することができます。

12月は人も少なく、雪の心配も少ないので穴場の時期でもあります。

屋久杉の根元にも苔がいっぱい。いろいろと触ってみるのも楽しいものです。

太鼓岩に到着。ここに来るまではガラガラだったのですが、結構人がいました。

太鼓岩から東側の景色。白く立ち枯れた白骨樹が良く目立ちます。

この日の天気予報は曇りのち雨だったのですが、なんとか天気がもってくれて展望を楽しむことができました。Yさん達が晴れ女かな。

正面には安房川の支流、南沢。映画もののけ姫にも同じような川が描かれています。(モロの岩屋からの眺め)

屋久島の一番高い山、宮之浦岳もみることができました。見えないことが多いのでラッキーです。

北の方からは雲が忍び寄ってきました。

案の定、森の中に入り下山をしていると雨がボツリ。

すぐに止みましたが周りには霧が立ち込めてきました。

屋久杉に抱き着いていただきました。屋久島では特別大きな屋久杉ではありませんが、それでも数百年は生きていると思います。

この日は天候にも恵まれ、寒すぎず、人も少なく快適なトレッキングを楽しむことができました。

Yさん達、また屋久島に遊びにきてくださいね。お待ちしております。

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アコウの大木に出会える住吉神社【屋久島観光スポット】

2019年12月07日 | 屋久島の暮らし・里の風景

ここではガイドブックには載らない地元の人しか知らないような屋久島の観光スポットをご紹介いたします。

今回は志戸子集落にある住吉神社。屋久島で一番大きな集落、宮之浦から車で10分ぐらいの所です。人口300人ほどの小さな集落ですので気をつけないと見過ごしてしまいます。

ちなみに志戸子集落ではガジュマル公園の方が有名です。ガジュマル公園に立ち寄るついでにこちらによってみるのも良いかもしれません。(専用の駐車場はありませんのご注意ください)

まずは数百メートルほどの参道を歩いていきます。周りには畑(ビワなどの果実)や草花などがあり、田舎ののどかな雰囲気が続きます。こちらはオオムラサキシキブの実。

小さな川が流れていて、「さくらばし」という名前がついていました。

道沿いにある石仏にふと興味が惹かれました。

近くでみると阿吽像の吽形ではないかと思いました。廃仏毀釈のときに壊されたのかもしれませんが、今でも大事にされているようです。

数千年の屋久杉にはおよびませんが神社らしくそこそこ大きな杉が生えています。

ちょっと変わった手水舎。

手水舎の片隅には石仏の身体の部分が置いてありました。もしかしら先ほどみた吽形の胴体かもしれません。事実は分かりませんが想像してみるのも楽しいものです。

拝殿が見えてきました。あまり訪れる人も多くないためか階段も少し苔むしています。

屋久島らしく焼酎がお供えしてあります。こちらではお神酒でも焼酎が使われたりします。お米があまりとれないので日本酒は作っていません。

オオタニワタリ(着生するシダ植物)があるのが南国らしいです。

こちらが本殿と樹齢数百年は生きているであろうアコウの木。

写真では大きさが伝わらないのですが、本当に大きいです。屋久杉を見慣れている私にとってはこちらの方が驚きました。(笑)

夜間、かがり火をつけた雰囲気もよさそうです。

今後も不定期ですが、屋久島の新たな見所をご紹介していきたいと思います。

ちなみに屋久島の里をめぐる観光ツアーも開催しております。興味のある方はぜひご参加ください。

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