屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

ヤクザルによく出会った一週間 【屋久島エコツアー風景】

2015年06月28日 | 屋久島エコツアー風景

先週、ツアー中に見られた風景をご紹介いたします。

なぜかヤクザルによく出会った一週間でした。

ヤクザルは雑食なので葉っぱなども食べます。

赤ちゃんを背中に乗せています。この時は、サツキの花を食べていました。

こちらは、白谷雲水峡に向かう道路上。お腹に張り付いた赤ちゃんザルがとてもかわいかったです。

今週も雨の多い一週間でした。

足元には、サワガニがいたり。

苔のしずくが輝いていました。雨の日の美しさを感じながらのトレッキングです。

赤い木肌のヒメシャラ。雨に濡れると色艶が増してとてもきれいです。

運がよければ木漏れ日が射す時も。

時には、雨が強すぎて予定通りに行かないときもありました。そんな時は滝を見に行きます。

落差88mの大川の滝。増水した分、迫力満点です。

こちらは、千尋の滝。屋久島の滝のスケールの大きさに何度見ても驚かされます。

最後に森の中では、ヒメハルゼミが鳴き始めました。このセミが鳴き始めると梅雨明けが近いのですが・・・

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久住山・研修登山2 【日本百名山】

2015年06月27日 | 日本の名山

研修登山三日目、久住山1786mに一泊二日の登山をしてきました。

前日は阿蘇で一泊。九州横断バスを利用して、牧の戸登山口に1時間半ほど移動。

(ちなみに九州横断バスは、阿蘇、黒川温泉、湯布院など有名な観光地に行くのにも便利な交通手段です。)

牧の戸登山口(標高1333m)は、標高差の少ない最短コースで、登りはじめは整備された道がつづきます。

前日の祖母山に比べ、観光地の一つだと実感しました。

広々とした草原が広がる西千里浜。 明るく開放感のある空間は、歩いているだけで気持ちが良かったです。

さすがは火山の山容。道沿いには時々、大きな岩がゴロゴロしています。

久住山には、2時間かからないぐらいで着いてしまいましたが、周りは真っ白。

今日も展望が望めませんでした。

申し訳なさそうにポツリポツリとミヤマキリシマが咲いていて私を慰めてくれました。

下りは、ホワイトアウト状態。 慎重に歩かないと遭難します・・・道沿いには黄色のペンキの道しるべ。

最初は多すぎて景観を損ねると思っていましたが納得!助かりました。

今回の一番のお気に入りポイント北千里浜。すぐ横の硫黄山は、今でも活動していてガスが噴気しています。

今年は各地で火山活動が活発になっているのでなんとなくソワソワ、岩と砂の荒涼とした大地は異なる惑星のようです。

北千里浜を抜けると、そこには緑の世界が広がっており、なんだか一安心。

背後には、活火山の山があるとは思えません。

明治15年から温泉場として営業している法華院温泉山荘で一泊。大きくて立派な建物です。

一泊二食付きで9000円。山小屋としては、高いかなと思いましたが6畳ほどの部屋を貸切で使うことができて快適でした。

温泉で疲れを癒すことができます。

各部屋には、テレビはありませんが、食事室には山に関する本や漫画がたくさん置いてあります。

野菜が多く、ボリュームもあり満足の夕食でした。 

広大な高層湿原、坊がつる。山の中だと思えない風景です。

この日の夕方から大雨、次の日は大船山まで行く予定でしたが諦めて、早々と長者原まで下山しました。

今年の九州の梅雨は例年にない大雨が多く、あいにく天候には恵まれませんでしたが、それぞれの山の良さを垣間見ることができました。

「来年は、どこの山に登ろうか・・・」早くも次の山行を想いながら帰路につきました。

 

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祖母山・研修登山1 【日本百名山】

2015年06月23日 | 日本の名山

6月の閑散期を利用して研修登山に行ってきました。

一つ目は、大分県、熊本県、宮崎県の県境に位置する祖母山です。

まずは、熊本駅から九州横断鉄道に乗って大分県、豊後竹田まで移動。

少しレトロ調の車内は、旅行気分を盛り立ててくれます。ほとんどの人は阿蘇で下車、山に登りそうな人はひとりもいません・・・。

豊後竹田駅からは、レンタカーを利用して30分程で神原キャンプ場へ。登山口は、どこへ行っても不便な所なのでレンタカーが便利だったりします。

案の定、こちらも周りには何もないので、スーパーで食料を調達してきました。

神原キャンプ場は、残念ながら過去の遺物で寂れていました。私のような物好き以外、利用する人はいません。

ちなみにバンガローを借りて一泊なんと470円。寝袋などは持参しないといけませんが、

山小屋に泊まったりするのに慣れている方はいいかもしれません。

バンガローの中はこんな感じ。荷物が散らかっていてすいません。

ぼろぼろですが、6畳ぐらいの広さがあり、なにより電気があるのが良かったです。

翌日、深田久弥も登った神原コースより入山。

神原川沿いを登っていくので途中、滝を見る事ができます。苔なども生えていて、屋久島で言えば白谷雲水峡にどことなく似た雰囲気です。

こちらは御社の滝。昔、山に入る人たちが禊をした場所。

水の音を聞きながら、渓流沿いを歩くのは、とても気持ちが良いものでした。

五合目の小屋。大きく立派な建物です。屋久島にもこれぐらい大きな小屋がほしいなあ・・・

この後は、(分かる人には分かる屋久島の愛子岳登山道のような)急登が続きました。

いのちの水。名前のわりにはあまり、水が流れていません。

あまり水場としては期待しない方が良いのかも。

一通り登り終えると開けた空間が・・・国見峠です。山頂まであと少し。

1756m山頂到着。眺めは・・・真っ白でまったく何も見えませんでした。残念

梅雨時に登る私がいけないですね。

帰りは、霧がかかり幻想的な風景にも出会いました。

しかし、その後は大雨。石が滑りやすく、足元も泥でぐちゃぐちゃ、なかなか骨の折れる山行でした。

最後は、(行きは見つけることが出来なかったので)下社・健男社にもよって登山の無事を感謝しました。

緑の濃い原生的な山は、植物の種類も多く、登るたびに新たな発見がありそうな玄人好みの山。

本当は、5月上旬から中旬アケボノツツジの咲く頃に登ってみたいです。

あすは、久住山へ向かいます。 つづく

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白谷雲水峡で見られた一コマ 【屋久島白谷雲水峡ツアー】

2015年06月20日 | 屋久島白谷雲水峡ツアー

先週見られた白谷雲水峡の一コマをご紹介。

水気の多いこの季節、カエルがよく見られます。

周りの苔などと大きさを比べてみてください。体長2・3cmぐらいの小さなカエルでピョンピョン飛べ跳ねて逃げていきます。

数千年も生きている屋久杉もあれば・・・

このようなものも落ちていたり・・・たまには、生命の営みについて想いを馳せたり。

太鼓岩に到着! 端っこまで行って写真をパチリ。Yさんは、高いところが得意なようです。

落ちそうな怖さを表現しているのですが、写真ではなかなか伝わらないですかね・・・

この日は、ほとんど人がいなかったのでこんな事もできました。

遠くには宮之浦岳などの奥岳もよく見えます。

東側には、高さ40mの天柱石も見る事ができました。

ちなみにこの山に登る太忠岳ツアーも実施しています。興味のある方は、穴場のスポットですよ。

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今週の白谷雲水峡の景色 【屋久島白谷雲水峡ツアー】

2015年06月14日 | 屋久島白谷雲水峡ツアー

今週、白谷雲水峡で見られた景色をご紹介いたします。

屋久島も梅雨に入りましたが、前線が北上していたおかげで天気に恵まれた日も多くラッキーでした。

サツキの花がまだ咲いています。アゲハチョウが蜜を吸いに来るのがよく見られます。

警戒心が薄く、逃げないシカに出会い、近くで写真を撮ることができました。

屋久杉から琥珀色の樹液が流れていました。光の角度によって輝いて見えます。

人気スポットの苔むす森ですが、人が少ない時期なので貸切になることも度々。

ラブラブなお二人でうらやましかったです。

最後には、水辺でまったりと休憩。清流に足をつけて疲れを癒します。

 

一歩間違えると大雨に見舞われる6月ですが、運が良ければ人も少なく快適なトレッキングを楽しむことができます。

晴れ男、晴れ女の方、お待ちしていますよ。

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